読書録

シリアル番号 910

書名

国盗り物語 前編 斎藤道三

著者

司馬遼太郎

出版社

新潮社

ジャンル

小説

発行日

1991/12/20発行
1992/1/30第2刷

購入日

2007/11/07

評価

甥の蔵書

一介の油商人から身を起こし、権謀術数の限りをつくし、美濃の国守に成り上がる戦国の英雄児の波乱の生涯を描いた司馬の最後の小説。えた。これは山頂には織田信長に自分のやり方を受け継ぐ素質をみて自分の娘、濃姫を織田の正室に据えるのだ。ニコロ・マキアヴェッリの言葉(言語録No.1167、言語録No.1168)や幸若舞(こうわかまい)敦盛(あつもり)を引用しつつ、ダイナミックに描ききっている。

堪能した。

2006年4月の能登半島・若狭湾周遊ドライブ第6日に金華山(329m)山頂に白亜の天主閣を見た。これは斎藤道三が造ったものだ。


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