読書録

シリアル番号 872

書名

次世代ウェブ グーグルの次のモデル

著者

佐々木俊尚

出版社

光文社

ジャンル

コンピュータ

発行日

2007/1/20第1刷
2007/2/5第2刷

購入日

2007/3/31

評価

無価値

書店の店頭でWeb3.0のステージを制するのは、一体どんなビジネスモデルなのか?という帯のキャプションを読んでつい買ってしまったが、中身はなにもなかった。

ただ唯一賛同できたのは無駄な投資をすることで有名な通産省がGoogleの向こうをはって300億円を投じ、国産の検索エンジンを開発するというプロジェクトを立ち上げたが、これは成功しないだろうという予言であった。

予算を獲得する術だけには優れているが、新しい価値が何かも分からない連中にそのようなものを生み出す力などないのだということがどうして分からないのだろうか?このような無能な官僚に無駄使いを許し、税金で彼らの年金の一部を負担させてきた政治家の無能さにはほとほとあきれているということを知ってほしい。

たしかにGoogleはすばらしく便利させてもらっているが、原子力に関しては官製データに優先順位を与えすぎるために、役人が秘匿したいことを探し出すには適さない。かえってYahooが役にたつよいうことを原子炉ウエル、燃料貯蔵プール、プールゲートの構造図を探す過程で実感した。


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