読書録

シリアル番号 655

書名

常識の研究

著者

山本七平

出版社

文芸春秋社

ジャンル

時評

発行日

1997/5/20第1刷

購入日

2004/10/06

評価

鎌倉図書館蔵、山本七平ライブラリー

若い頃、イザヤベンダサンこと山本七平氏の「日本人とユダヤ人」をよんで感銘をうけ、その後、氏の著作「日本人とはなにか」や「徳川家康」をよんだ。

本書は氏が雑誌などの連載した時評をまとめたものである。すでに歴史上の事柄となった話題を俎上に上げているが、その事柄を越えて氏の日本人の常識の分析は今の時代のもそのまま当てはまる。常識とは思考停止、怠慢によって始まるわけで、いかに人々が性懲りもなくものを考えないかということであろう。覚醒した人を社会が持つ大切さがわかる。

本書を読んで気に入った9項目は:
小人革面淮南子エキュメニズム徳川化現象なるなる論日本の国際感覚のズレの原因1、原因2タイポロジーローマ帝国衰亡の原因変節

気に入った人の言葉は2項目:
福沢諭吉石田梅岩


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