読書録

シリアル番号 396

書名

人間 徳川家康

著者

山本七平監修

出版社

プレジデント社

ジャンル

伝記

発行日

1982/12/10第1刷
1983/4/10第6刷

購入日

1983/05/01

評価

副題:永久政権を築いた男の生き方

1983年代は高度成長も止まり安定志向の頃だった。2006年に再読。

西上を焦る信玄が強引に駿河への攻略を開始したとき同盟者北条氏康を怒らせて甲相同盟が破れた。こうして北条、上杉同盟ができた。家康も北条、今川、徳川の三者同盟を作って信玄に対向した。信玄は慌てて上杉と講和し、関東の佐竹、里見、宇都宮をさそって北条の包囲網を作った。以上いずれも三方ヶ原(みかたがはら1572年)合戦前の状況である。1564年に北条氏と里見氏が下総の国府台で合戦をし、矢切が主戦場となったというがこういう状況にあったことがわかった。

犬山城を先取した秀吉と家康が小牧・長久手で雌雄を決する合戦をしたこと、関が原の前哨戦では家康が岐阜城は攻めたが、三成が待ち受ける大垣城は無視したことなどが紹介されている。

Rev. May 19, 2006


トップ ページヘ