読書録

シリアル番号 089

書名

米内光政 上下2巻

著者

阿川弘之

出版社

新潮社

ジャンル

伝記

発行日

1978/12/20発行
1979/7/15第12刷

購入日

1979/08/01

評価

山本五十六」を読んでいたのでこれも購入。

日本の存亡を賭して、自らの手で帝国海軍70余年の全てを葬り去った最後の海相。

日本が戦後分割されなかったのは氏の功績とされる。

森嶋通夫の「なぜ日本は没落するか」によれば著者の阿川弘之は西尾幹二、藤原信勝、小林よしのりを中心とする「新しい歴史を作る会」の支持者であるという。洗脳されないように用心したほうがよいだろう。

最近の新野哲也の「日本は勝てる戦争になぜ負けたのか 本当に勝つ見込みのない戦争だったのか?」占領軍は彼が終戦の貢献した恩人として戦犯指名しなかったのであるが、開戦責任者でもあるわけ。彼を陸軍と権力闘争して、無謀な太平洋戦争を開始した責任者としての見方も否定できない。


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