ウェイトシャフトの交換


ウェイトシャフトの交換

私はvixenのR200SSとガイド鏡をプレートに同架させて使っているのですが、どうしてもウェイト5kg×2個では不足してしまいます。かといって更にウェイトを増やすのは、架台に負担が掛かり過ぎます。
そこで、純正のよりも長いシャフトを使ってモーメントを稼ごうと考えました。

ネットで見つけた加工業者さん(単品.com)に見積り&発注して約10日。ついに届きました!ステンレス製のロングウェイトシャフトです。
今回は3本頼みました。1本は自分用。残りはネットオークションで使ってくれそうな方にお譲りしようと考えています。

ただの棒のようで、案外高かったです・・・
1本6,000円弱でした。
オリジナルのウェイトシャフトとの比較です。
オリジナルは約28cm、新ウェイトシャフトは40cmです。
ただの棒だと赤緯軸から抜けてしまうので、引っこ抜け防止の段差をつけてもらいました。

シャフト径は18mm、抜け止め部は直径20mmです。
当然、シャフトのお尻の方にはウェイトストッパーを付けるためにM6ネジが切ってあります。
いよいよ交換しましょう

まず赤道儀を置いて、赤緯軸を水平にしましょう。
ウェイトストッパーを外します。
こんな感じになりますね。
次にアリミゾ部を外しましょう。
アリミゾ部を固定しているセットスクリューが3つありますので、すべて十分に緩めます。

セットスクリューの位置は矢印で示したとおりです。画像には写っていませんが、真下にもう1個あります。
6角レンチでクルクルと回すと・・・
こんな感じで外れます。
ウェイトシャフトのロックレバーを緩めて・・・
するする〜と元々のウェイトシャフトが抜けました!
最初にお見せしたとおり、新しいシャフトは長いですねぇ〜
ではでは、新しいシャフトと交換しましょう。
赤緯軸は中空のパイプになっていますので、その中に入れていきます。
どんどん押し込みます。
アリミゾ部に干渉しないところまでシャフトを押し込んだら、アリミゾ部を取り付けます。
セットスクリューを3本とも6角レンチでしっかり締め付けましょう。
最後にウェイトストッパーを取り付けて完了です!!
長いウェイトシャフトに換装された赤道儀です。
シャフトが長い分、少ないウェイトでバランスがとれますが、目一杯収納しても10cm少々シャフトが収まりきりません。

この赤道儀のメリットをひとつ犠牲にしてしまう形となりますが、機能を優先し目をつぶることとしましょう。


その後の顛末・・・

Longウェイトシャフトに換装したその夜、新月期かつ晴天夜の予報。早速機材チェックに出掛けて参りました!

良いです!
今まで5.1kg×2個でバランスがとれず、友人から8kgを借りたり、3.8kgを追加したりとかなりなオーバーウェイトを強いていた訳ですが、5.1kg×2個で充分バランスOKでした。(まだ余裕があります…)
収納性は少々犠牲になりましたが、とても満足な結果です(^-^)/
実際の画像は、次回遠征時に撮って来ましょう。

〔4月5日追記〕
久々に星見をしてきました。遅い到着だったので、今回は観望のみです。
フル装備でもバランスは充分とれました。
Yahoo!オークションに出品したロングウェイトシャフトは、2本とも落札していただくことができました。
使ってもらえる方がいてくれて嬉しいです。ありがとうございました。

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