明るすぎる極望照明を調整する
極軸望遠鏡の明視野照明が明るすぎる・・・
スカイエクスプローラ赤道儀の極軸望遠鏡には、標準で赤色LEDによる明視野照明が内蔵されています。照明が内蔵されていること自体はありがたいのですが、これがなかなか明るすぎ、空の状態によっては肝心の北極星も見失いかねません。
もう少し照明を暗くする方法はないでしょうか?
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まずモーターカバーを外します。カバーを固定している6本のビスを外しましょう。 |
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+ドライバーを使って6本のビス全て外します。 ビスを無くさないように気をつけて下さい! |
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モーターカバーが外れました。 |
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モータカバーが外れると、新たに2個の皿ビスが見えてきます。 |
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この2個を外します。 ビスを無くさないように気をつけて下さい! |
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ちょうど反対側にも2個ビスの頭が見えます。 |
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この2つも外しましょう。 ビスを無くさないように気をつけて下さい! |
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4つの皿ビスが外れると、赤道儀のフロントを覆っていた樹脂製のカバーが外れます。 |
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フロントカバーが外れると、赤緯軸とコントロール基盤が見えるようになります。 |
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奥の方に極軸望遠鏡の明視野照明用LEDが見えます。ホットボンドのようなもので固定されているようです。 LEDを交換したり、キャップを被せたりするのは面倒臭そうですね。 LEDからコードを辿ってくると、矢印で示したコネクタにつながっていることが分かりました。コネクタを外して途中に抵抗をかませてやれば、暗くすることができるのではないでしょうか? |
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図にすると左のような感じです。 使用されているのと全く同じコネクタが手に入れば、作業は楽なのですが、近くの電子パーツ店では同じものは見つかりませんでした。 少々荒っぽくいきましょう。 |
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リード線を用意します。プラス側の線の真ん中辺りを切ります。(ここに半固定抵抗が入ります) |
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今回使用した半固定抵抗です。抵抗値は0〜50kΩ。小さな+ドライバーで調整が可能です。 脚が3本出ていますが、今回使うのは2本のみです。 |
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後の半田付けが楽になるよう、リード線には半田メッキをしておきましょう。 |
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基盤とコネクタの間に追加する部分ができました。ショート防止のためしっかりと被覆しましょう。 |
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コネクタのメス側(LED側)にリード線を差し込んでゆきます。ここもショート防止のためしっかりと被覆します。 |
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こんな感じになります。 あとは基盤側の接続ですね。基盤側は半田付けになります。 |
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コネクタの基部に半田付けしましょう。+/−を間違いないように!画像では白線が+、黒線が−です。 細かい作業です・・・(汗 半田の盛り過ぎなどでパターンをショートさせないように注意してください! |
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接続完了です! リード線を適当に納めて、半固定抵抗があっちこっち行かないよう両面テープで固定してみました。 さて、明るさの調整はできるでしょうか〜? |
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0Ω→→→50kΩと調整しますと、LEDが暗くなりました。本当はもっと暗くなるところまで調整したかったのですが、まずは良しとしましょう。 これで少しは北極星が見やすくなりますね★★★ あとは、フロントカバーとモーターカバーを元通りに固定して終了。 |