インターネットでネットサーフィンして情報収集することが常識になってきました。しかし最近は自分で情報を取りに行くのではなくて、あらかじめ登録しておいた情報をメールボックスに送られてくるシステムが増えてきました。
ここに紹介する「ポイントキャスト ネットワーク」は米国で急速に発展したプッシュ情報配信の日本語版です。ソフトをダウンロードして実際に受けてみましたところ、噂に違わずたいへん素晴らしいシステムです(写真1)。
国内外のニュース、株式情報、産業、スポーツ、通信や気象などいろいろなジャンルの情報が選択できます。しかもこれらの情報は広告を掲載する企業によってサポートされていますので、ソフトウェア代金、加入料、情報購読料などは、一切無料になっています。
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総合ニュースは朝日新聞が担当しており、ニュースフラッシュでは新しいニュースが入るごとに更新されています。コンピュータを操作していない時にも、画面にはヘッドラインがスマートスクリーン(スクリーンセーバーと同じ)として自動的に表示されますので
、ユーザーは画面を見ているだけで最新情報を簡単に手に入れることができるのです。しかもその画面がカラフルな動画で洗練されているので、これを眺めているだけでも楽しい気分になります。
またコンピュータ関連の情報もインプレスと日経BPから提供されており、最新情報を素早く見ることができます。気象図も見ることができ、それも小さな画面をクリックするとフルサイズで天気図、雲写真それに予報が選択できます。 このシステムのソフトはhttp://www.pointcast.ne.jp/index.htmlからダウンロードすることができます。ただし容量は5MBもありますので、回線の空いている時間帯に取ることをおすすめします。
デジカメを効率よく使う
1 目的を考えて選ぶ
デジカメの普及が急速に進んでいます。いまや売り上げがスチールカメラを越えているカメラメーカーも現れているそうです。各社の新製品ラッシュが続いています。しかしこれはユーザーにとってはありがたい反面、思い切って買った品物がすぐに旧型になってしまうことにもなります。
最近は普及型のデジカメでも100万画素を越えるものが大半を占めるようになってきました。画素数が大きいほど画面の大きな画像を作ることができます。100万画素以上のカメラで作成される画面は最高1536×1024になり、普通のモニータでは入りきらなくなります。
この大きさが有効なのは、高性能なプリンターでA4版以上のカラープリントをするときに威力を発揮します。ですがこのような使い方をするのは通常ではごく僅かです。普通は画像アルバムを作ったり、ホームページに掲載するか、せいぜいハガキ大のプリントです。
それを考えるとむやみに高画質製品を追いかけるのはどうでしょうか。画素数が大きくなるとそれだけ書き込みに時間がかかり連写ができませんし、立ち上げの時間も遅くなりスナップショットの楽しみが半減します。
初めてに方も画素数にこだわらないで選択すると思わぬ買い物があります。例えば35万画素のカメラには連写やおもしろ機能がいっぱい付いているものが多いですし、旧型では1万円台で手に入ります。80万画素クラスでも3万円台で買えるようです。
2 画質モードを知ろう
デジカメにはフイルムは不要ですが代わりにメモリーカードが必要です。たいてい超小型の「スマートメディア」か「コンパクトフラッシュ」を採用しています。旅に出るときはメモリーをたくさん持って行かないと不安です。友人たちにお聞きすると、少ない人で2枚、多い人では5枚以上も用意しているようです。
安くなったとはいえ大容量のメモリーだと結構な価格になります。そこで自分のカメラの特性をよく調べることで、効果的に撮ることができるかもしれません。通常デジカメには同じ容量のメモリーを使っても、画質の差で記録枚数が変わってきます。画像保存の形式はほとんどのカメラでJPEGを採用しています。この形式は画像圧縮効果が大きく、自由に圧縮率を変更できます。
この特性を生かしてどの機種とも2または3段階のモードを設定しています。各社ともいろいろな名称を使っていますが、ここでは「ファイン」「ノーマル」「エコノミー」を使うことにします。このモードの差はどれだけあるのでしょうか。
各モードで同一画面を撮して調べてみました。これをご覧になると分かるようにその容量に大きな差があります。では実際にその画質がどれだけ違うのでしょうか。画像を部分拡大してファインとエコノミーを比較してみました。確かに解像度が違いますが、エコノミーモードはファインと容量で約4倍の開きがあるとは到底思えないくらい鮮明です。
これは採用している画像圧縮方式JPEGの優れたところで、高圧縮率にも関わらず、画質が大きく落ちないように作られているためです。しかし機種によってかなり差が見られますが、自分のカメラの特性を把握しておけばメモリーに不足を感じたときやたくさん撮りたいときは、安心して最小容量のモードに設定して使用することができます。