7月号「ハムのためのVisual Communication」
しかし、この法規は現在も健在です。私たちは常に正確な時間を手元に置く必要があります。この法規にピッタリの時計は電波時計です。時計自体が自動的に標準電波を受信して校正しているからです。数年前からこの種の腕巻きや置き時計が登場してきましたが、価格が高くて一部の局しか使えませんでした。
最近になって電波時計がソフマップで安く(\2,980)販売している、との情報を得ましたので早速入手してきました。この商品は米オレゴンサイエンティフィック社製で、パノラマ・エンタープライス(株)が販売している「標準時」です。
単4乾電池を2本セットして年号を合わすと、自動的に茨城県三和町から送信されているJG2AS(40KHzの長波)を受信し始めます。数分待つと時計は校正され、正確な日付けと時間を表示します。まったく何の操作もせずに、30万年に1秒しか狂わないといわれるセシウム原子時計と同じ時刻を表示するのですから、本当に素晴らしいの一言ですね。
JG2ASの電波はほぼ日本全域で受信できるとのことですが、残念ながら筆者の住んでいる和歌山ではうまく受かりませんでした。シャックのある2階の部屋は木造なのにまったく駄目でした。あちこち動き回って、やっと廊下の隅で良好に受信できる場所を見つけました。
この時計はクオーツですので手動でも合わせられます。筆者のように特定の場所でしか受信できなくとも、ときどきそこに持っていって校正することで高精度を保つことができます。日時だけでなく曜日も表示します。またアラーム機能も2つ設定ができます。
この価格でこの性能はおすすめです。ぜひあなたのシャックにも一つ常備しませんか。ただし電波時計ですから鉄筋の家屋や送信地から遠い場所に住んでいる人は、どこでも受かるとは限らないことです。それにパソコンや無線機のすぐそばでは、ノイズのため使えないことがあります。そのことを十分に注意して使ってください。
どんな画質で写るか実際に見るのが楽しみですが、35万画素のCP-200も評判がよいだけにこのカメラは期待が持てます。2インチの液晶と4MBの内蔵フラッシュROMに、コンパクトフラッシュメモリーカードが使用可能になっています。
ますますデジカメの分野が面白くなってきましたね。詳しいことを知りたい方は、インターネットのURLhttp://wwwepson.co.jp/epson/japanese/whatsnews/1997/970428.htmをご覧になってください。
インターネットの閲覧ソフトであるプラウザでは、自分の好きなホームページを登録する機能を持っています。これは基本機能だから誰でも使っていると思っていましたら、そうでもないようです。毎回見たいホームページのアドレスを書き込んで、WWWは面倒だと嘆いて人がいます。
自分の気に入ったホームページを見つけたら、マイクロソフトの「インターネット・エクスプローラ」であれば「お気に入り」をクリックします。ここのサブメニューの一番上の「お気に入りに追加」をクリックすることで、そのページのタイトルが表示されます。そのままでよければ「OK」をクリックし、気に入らなければ「Back Space」キーを押すことで書き換えができます。
多くのホームページを登録すると、入りたいタイトルを見つけるのが難しくなってきます。そこで便利なのがフォルダを作って分類することです。今度は「お気に入り」から一番下に書いている「ほかのお気に入り」に入ります。取り込んだホームページがアイコンで表示されます。
ここで「ファイル」−「新規作成」−「フォルダ」で「新しいフォルダ」が作成されます。ここをお好みのフォルダ名に書き換えます。こうしてできあがったフォルダに、入れたいアイコンをドラッグアンドドロップ(マウスの左ボタンを押したまま移動して離す)して移動します。ちょうど散らばっていた書類を整理箱に入れることと同じです。しかし全部ここに入れると不便がありますので、常時使っているアドレスは出しておきましょう。
9)画像の収集
インターネットのプラウザーであちこちのWWWを眺めていると、きれいなものや珍しいもの、それに歴史的に価値のあるものなど、いろんな画像を見ることができます。ホームページによっては、画像が次々更新されます。あのときの画像をもう一度見たいと思って同じところに行ったのに、もうそれがもうないということがよくあります。
この画像はどうしても手元におきたいというときに便利なのが、自分のパソコンにセイブする方法です。プラウザーでは、気に入った画像を自分のハードディスクに取り込んで格納することができます。では実際にそれを実行してみましょう。
まず取り込みたい画像を表示します。その画像の上にマウスのカーソルを持って行きます。ここでマウスの右ボタンを押します。そうすると写真7のようにメニューが表示されます。ここの「名前を付けて画像を保存」をクリックしますと、画像がディスクにセーブすることができます。
10)電子メール
自分のメールアドレスはプロバイダーと契約すると割り当てられます。ユーザー名は好きな名称を選ぶことができるときは、ハムの場合はコールサインを使う人が多いようです。
例えば筆者のメールアドレスはja3cf@amsat.orgとなっています。これは特殊なもので、amsat.orgという米国のサーバーにメールボックスを置いているのではありません。ここからメール転送サービスを受けているのです。筆者は世界的な団体であるAMSATという衛星通信協会に所属しています。ここにメールが届くと、メインアドレスであるASAHIネットの筆者のボックスに転送されてくるのです。
電子メールを使うための専用ソフトがいろいろあります。有料のものがほとんどですが、ここでもマイクロソフトの「Internet Mail」は無料ですから、最初はこれを使うことをおすすめします。http://www.microsoft.co.jp/ie/からダウンロードすることができます。
最新のソフトには、送信文のスペルチェックができるものや、受信ファイルを項目別に自動分類できる機能を持ってものなどがあります。筆者が使っている「EUDORA PRO」の画面をに載せておきます。
電子メールの使うこなすには、届いたメールにすぐに返信することです。それを簡単にできる機能と、出す相手のアドレスをリストからすぐに呼び出せる機能が使いやすさの条件です。
4回に渡ってインターネットの手ほどきを述べましたが、ここまでできるともう一人前です。ネットサーフィンよし、電子メールもどんどん出すことができます。後はこの応用と展開です。これからはアマチュア無線もインターネットとドッキングして いろいろ面白い世界が開けてきそうです。皆さんもインターネットを使いこなして、この道を極めてみませんか。きっと新しい人生が開けてきますよ。
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