CQ ham radio掲載記事

97年2月号「ハムのためのVisual Communication」

ソフト情報

Snappy のバージョンアップ

 SSTVerにおなじみのPlay社の静止画像キャプチャユニットのスナッピーの制御ソフトが、Ver2.0にアップグレードされました。

 同社のホームページでの紹介では、既に市販のパッケージは制御ソフトのほか、数点のソフトを追加したCD−ROMが添付されています。ハードの内容は変更ありませんが、電池カバー部分に印刷されているロゴの部分が変わっています。今から製品の入手を予定している方は、この点に注意すればVer2.0が入手出来るでしょう。

 また現ユーザー向けのバージョンアップはただいま問い合わせ中です。取りあえず包装についているレジストレーションカードを送付しておけば、何らかのお知らせがあるでしょう。ただ同封されている登録カードでは住所/氏名程度の記入項目だけなので、電池カバー内にあるシリアルナンバー(電池カバーを取り、電池を取り除くとシールが貼っている)を別途記入しておいたほうがよいでしょう。

 参考までに私の場合、郵便で登録カードを送るのが面倒でしたので、「Ver.2.0が欲しい」旨のe-mailにカードの項目とシリアルナンバーその他を書き、Play社のインターネットアドレスへ直接電子メールしました。次の日にPlay社から下記の返事が届きました。"Your information has been noted and I will email you as soon as it is ready!"。

 一応こちらの意思は通じたようです。価格その他はわかり次第お知らせします。(従来のようにバージョンアップソフトをホームページで公開してくれれば簡単にダウンロードもできてよいのですが)。

 Ver2.0の画面の様子やサンプル画像などの詳細は同社のホームページをご覧ください。

                              de JA6OAC(中村)

JAS−2の画像伝送

 先に打ち上げられた人工衛星JAS-2(FO-29)のBBSがいよいよ動き出しました。FO-23とちがい9600bpsのシステムも搭載されているので、画像データもアップロードできます。

 ご存じのようにここで採用されているBBSは、地上のパケット通信と同様なシステムなので、一回で一つのファイルを取る必要があります。従って大きなファイルの打ち上げはすべきでありません。せいぜい20キロバイト以内の画像データを、地上のBBSと同じく圧縮、ISH化したものを分割してアップロードするのが適当ではないでしょうか。

 筆者はずっと以前に、FO-20でNAPLPSで作った画像をアップロードした経験があります(右の画像)。これだとわずか2KB以内で作品を作ることができます。しかし残念ながら馴れないと作画に時間がかかるのと、世界的に見て普及度が高くないのが欠点です。データ量が小さくて、簡単に作れる画像形式の出現を期待しています。

 新画像通信入門 (9)・・・・・ボブのマルチメディアへの挑戦

・Windows95を使う その3 ・・・ 4.各種ファイルの登録

 最近ハムを再開したボブは、マルチメディアのDOS/Vパソコンを駆使してがんばっています。Windows95の基本的な使用方法をマスターしたところで、さらに使い勝手をよくしたいとのことで、久しぶりにボブのシャックを先輩のチャーリーが訪ねました。 (B:ボブ、C:チャーリー)

C:ずいぶんがんばっているね
B:うん、いろいろわかってきたら面白くなってね
C:画像データもいっぱい溜まってきたのと違うの
B:そうなんだよ、画像だけでなくてサウンドデータもたくさん取っているよ
C:じゃ、今日は効率よくファイルの中身を見る方法を考えてみようか

 というわけで今回は2人でファイルの管理の実習をすることにしました。見るとデータ・ディレクトリーに、いろいろごちゃ混ぜで100以上のファイルが溜まっています。画像ファイルもあれば、文字のファイルからサウンドファイルまで入っています。

 まずは種別ごとにファイルの色分けです。アイコンを見ればだいたい判断がつきますが、実際にどんなファイルかはWindows95に付属の「エクスプローラー」で見るとよくわかります。もしファイル名に拡張子が表示されていないときは、「表示」メニューの「オプション」をクリックし、「表示」タブをクリックします。全部のファイルを表示するには、「すべてのファイルを表示」をクリックします。

 その上に「登録されているファイルの拡張子は表示しない」チェック・ボックスをチェックをはずします)。もしこのようにしてもファイルの拡張子が見えないときは、「名前」のスペースが少なすぎて文字の後ろが省略されているのです。このときは「サイズ」との境界線をクリックして左に少し広げます。

 この拡張子で、ファイルにどんな種類のデータが入っているか判断できます。主なものを表1に載せておきます。まだまだいっぱいあるのですが、よく使われている画像を中心に紹介していますので、詳しくはWindowsの専門書をご覧になってください。

 ファイル名の前にも小さなアイコンがついています。「txt」となっているテキストファイルは文書の絵になっています。そこをダブルクリックすると、ノートパッドが起動してその中身の文書が読むことができます。このようにダブルクリックでその関係ソフトが起動して画像も見られるとよいですね。

 最初から登録しているものがあります。しかし、拡張子が別なのにアイコンが同じものもあります。これはたいていその拡張子が登録されていないものです。ちなみに拡張子が「BMP」となっている画像ファイルをダブルクリックするか、右ボタンを押して「開く」をクリックしてみてください。登録されてあれば画像ソフトが立ち上がって画像が表示されます。

 もし画像が表示されないのなら不便ですし、また別の表示ソフトを使いたいときがあります。ここでアイコンの変更とそのファイルの表示ソフトを登録する方法をお教えしましょう。

まずエクスプローラーの「表示」−「オプション」を表示します。次に2枚目の「ファイルタイプ」をクリップします。登録されているファイルタイプがすべて表れます。下の部分の「ファイルタイプの詳細」に拡張子が表示され、一番下にそのファイルに使うアプリケーション名が登録されています。↓キーを押しますと、カーソルが下がって行き、次々と別な拡張子が現れます。

 ではこのBMPを例にとってこの画像のソフトを登録してみましょう。「編集」をクリックすると、「ファイルタイプの編集」画面になります。ここにを参考にしてそれぞれの項目の書き込みをします。BMPの拡張子が登録されていないときは、追加をクリックして同じように書き込みます。

 それができると今度も「編集」をクリックします。ここで「参照」をクリックして表示したいソフトを探します。そのファイルまでたどり着き「開く」をクリックすると、「ファイル名」に使いたいソフトが登録することができます。最後に「OK」、「閉じる」、「閉じる」をクリックすると終了します。

 うまくできたか試してみることにしましょう。筆者は画像表示ソフトに「ACDSee95.EXE」を使いましたが、「GV.EXE」でもかまいません。エクスプローラーで「Windows」のディレクトリに入りますと、たくさんのBMP画像が現れます。そのどれかにカーソルを持ってゆき、ダブルクリックしてください。画像が表示されたでしょう。

 このように設定しておくとエクスプローラーだけでなく、どこででもBMP画像アイコンをクリックするだけで、その画像が表示されるようになります。画像ファイルだけでなく、どんな種類のファイルでもそれに関係するソフトを登録しておくことができます。

 また図4のところで一番上の「アイコンの変更」をクリックすると、アイコンも自分の好きな絵柄に変更できます。これを参考にいろいろ設定したり、変更することによって使っているパソコンがだんだん自分の使い勝手のよいものになってきます。皆さんもボブと同じようにがんばってください。

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