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「QsoNet」の紹介

 インターネットの普及と共にアマチュア無線でもそれを利用してQSOするシステムがいろいろ出てきました。その中でもっともアマチュア無線そっくりなシステムが最近出現しました。その名は「QsoNet」といい、交信方法は全く実際の無線機の操作と同じ要領なのです。


 上記のような疑似リグがモニータに現れます。バンドを切り替えてチューニングダイヤルを回すと周波数が変更します。しかも、CWバンドでは電信での交信となっており、SSBバンドと区別しています。送信には「PUSH TO TALK」をクリックすると、その上のランプが赤く点灯して送信となります。

 このシステムはカナダの企業が開発したもので、そこに登録する必要があります。登録には実際のアマチュア無線局の免許状を画像にして取り込み送信する必要があります。このシステムは3ヶ月間無料で使用できますが、その後は毎年32ドルを支払う必要があります。

 私も転居でシャックと住居が離れてしまってから長らくHFでの交信はしていませんでした。このQsoNetで久しぶりにその気分を味わいました。まだそんなに多くの局が出ていませんが、ワッチだけでも楽しいです。このQsoNetでSSTVの交信も面白いでしょう。詳しくは下記のURLに入り登録してください。英語に不得手な方はGoogleから入ると翻訳されますので便利です。

 URL:https://qsonet.com/index.html


アマチュア無線局の申請様式が改正される

 平成17年5月9日より、アマチュア局の申請書様式の記載項目や記載方法の改正がおこなわれます。

 これは、総務省が国のe-Japan 重点計画及び電子政府構築計画の方針に沿い、申請・届出手続の簡素化等を図るため、無線局免許手続規則(省令)で定めている無線局の申請書、事項書及び工事設計書の様式、並びに総務省告示で定めている無線局の目的を改正したためです。

 詳しくはJARLのウエブをご覧になってください。
 URL:http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-2_Regulation/new-application-form.pdf

SSTVの運用は「MMSSTV」で

「MMSSTV」の画面
 いまやSSTVの定番ソフトとなったJE3HHT森誠さんが開発した「MMSSTV」は、現在Ver.1.11にアップされています。次の機能が追加されましたので森さんのウェブより転載します。

[Ver 1.10 -> Ver 1.11履歴]
◎FSKID(コンテストNR)のバグを修正

[Ver 1.09 -> Ver 1.10履歴]
◎NVCG, JASTAコンテストの紹介をヘルプメニューに追加
◎送信画面にCWボタンを追加
- マウス右ボタンで送信するテキストを設定できる
◎FSKIDでコンテストNRを送出する機能を追加
- ログ設定画面(その他)に「FSKIDにコンテストNRを含める」
のチェックボックスを追加
◎テンプレートのカラーバーに「サウンド」の項目を追加
◎サウンド出力チャンネルを設定可能にした
- MMSSTV設定画面「その他」で入力チャンネルを「右」または「左」
にするとTxCHのチェックボックスを表示
- TxCHのチェックをONにすると、入力チャンネルと同じチャンネルにのみ
信号を出力する
◎TxID(FSKIDの送信)ボタンをメイン画面のログウインドウに表示
- 無意味なFSKIDの送出を簡単に抑止できるようにするため
◎受信画面の「消去」ボタンを廃止し「ロック」ボタンに変更
- ロックをONにすると、QRMやQSBでもスキャン(画像受信)は停止しない
◎ログのバックアップ機能を追加
- ログ設定画面(その他)に「バックアップ作成」のチェックボックスを追加
- バックアップは「xxxx_BAK.MDT」の名前で自動的に生成される
◎画像クリッパ画面の機能/操作性の改善
- ポップアップメニューを廃止しメインメニューに変更
- 「余白を作る」ボタンを追加
- 「回転」ボタンを追加
◎テンプレート「テキストと色の設定」画面の操作性を改善
- フォントサイズ拡大/縮小ボタンを追加
- 太字(B)、斜体(I)ボタンを追加
- 登録フォントボタン(F1-F4)を追加(右クリックでフォント登録)
◎テンプレートの文字展開コードの高速化
- テンプレートのポップアップメニュー(右クリック)のオプションに
「高速文字展開」を追加
◎NVCGコンテストの規約を改訂
◎Toneボタンの周波数精度を高精度に変更
◎48KHzクロック系の動作を追加
- 光デジタルI/F用(サブサンプリングしてないので重いかも...)
◎DSP計算の一部高速化
◎小さなバグの修正およびその他の細かい点の改善

 このソフトは入門者にもやさしく、デフォルトで送受信が簡単にできます。皆さんもMMSSTVで画像通信を始めてみませんか。なお、「CQ hama radio」誌2001.7月号に掲載した記事をWebに載せましたのでご覧になってください。なお、最新版を入手したい人は下記の場所からダウンロードしてください。

 URL: http://www33.ocn.ne.jp/~je3hht/mmsstv/

PSK31のすすめ

HALPSK31の画面
 いま一番ナウイモードといえばそれはPSK31です。私のHF帯での運用は最近ではこのモードが主になっています。何がいいかといえば貧弱なアンテナやローパワーでも結構楽しめることなんです。これはもう感激もので、海外局でも同じでちっちゃなバーティカルアンテナで10Wだよと得意げに言ってきます。

 文字通信といえばその代表はRTTYでした。しかし、これで楽しく運用したいとなると結構設備がよくないと挫折感を味わいます。そのような経験のある人なら、PSK31は信じられない体験をします。Sメータがまったく振れていないかすかな信号でもきれいに復調するのですから・・・・・。

 嬉しいことにいろんなPSK31のソフトが開発されています。それもすべてフリーウェアですから複数のソフトをインストールして状況に応じて使い分けるという贅沢も味わえます。なかでもお勧めは漢字が使えて日本語の表示が出る「HALPSK31」です。このソフトはJE4IVN局が作成したもので、もちろんマニュアルは日本語で書かれています。それに嬉しいことはハムログと完全に一体化していることで、運用しながら記録したり検索ができることです。

 PSK31の運用周波数は7.029MHz、10.141MHz、14.070MHz、21.070MHzなどで、かな漢字でQSOは7と10MHzがよく使われています。運用は無線機のダイアルはここに固定して、後は表示されているスペクトラムの信号のあるところをクリックするだけで同期して文字が流れてきます。空中状態のいいときは2KHzの幅に10局以上も見えて、しかもそれが混信なく復調できるのですからすごいエコモードといえるでしょう。

 HALPSK31を使いたい人は次のWebからダウンロードしてください

 URL:http://homepage2.nifty.com/je4ivn/

 「MMSSTV」などの開発で名高いJE3HHT森誠さんは、PSK31の日本語など2バイト文字の使用を適した「MMVARI」を発表されています。いろんな改良を重ねて充実したソフトに前進中です。興味のある方は森さんのWebからダウンロードできますのでご覧になってください。

 URL:http://www33.ocn.ne.jp/~je3hht/