始めての韓国周遊4日間 
2010年8月6日〜8月9日
阪急トラピックス
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 今年のゴ−ルデンウイ−クは国内旅行。夏はと思っているうちに時間が過ぎ、めぼしいものはすでに満杯。阪急トラピックスに電話する。近場での韓国旅行。はじめての韓国周遊4日間。申し込む。
2000年8月6日:
 
8時過ぎにMKハイヤ−。第二京阪道路の開通で名神高速道路を利用せず、阪神高速道に。11時50分のアシアナ航空で釜山空港に。参加者23名。ガイドは姜美全さん。CHESS TOUR腺様バスで慶州に向かう。ガイドの説明によると韓国は岩山が多く朝鮮戦争の影響もあり、日本に比べて緑が少ないと。しかし、高速道路網は日本よりも密であると。最初の目的地は慶州の石窟案と仏国寺。
慶州は統一新羅の首都として発展した。古都で日本の奈良に相当する。慶州には石窟庵・仏国寺・慶州歴史遺跡地区と3つの世界遺産が指定されている。
 
石窟庵:
 石窟庵は8世紀新羅の景徳王の宰相金大成により造成だれた寺で花崗岩を積み上げ其の上に土を覆いかぶせておりド−ム型をしている。駐車場でバスを降り一柱門をくぐり山道を歩くこと10分。石窟庵は保護のためガラス越しの拝観になる。主室には高さ3.4mの釈迦如来坐像が置かれ菩薩像と十大弟子像が安置されており、前室には仁王像と四天王像などが彫刻されている。
 本尊の釈迦如来坐像は新羅芸術の代表的な傑作で。石室には湿気、温度に対しての装置が設置されている。

 仏国寺:
 仏国寺は石窟庵と同様に同じ時期に宰相金大成によって創建された寺で1592年の豊臣秀吉の文禄の役に際して(韓国では壬申倭乱という)多くの建物が焼き払われた。
一柱門をくぐり、しばらく参道を歩くと天王門に。天王門には四天王の持国天王・増長天王・広目天王・多聞天王の彫像がある。四天王門を過ぎると広い広場になり正面頭上に回廊がめぐらされている。そこに至る階段青雲橋・白雲橋(上の16石段が白雲橋、下の17石段が青雲橋)階段の上に紫霞門がありここをくぐるとお釈迦様の世界仏の国、仏国寺の境内になります。青雲橋の下は美しい曲線の虹門があり、かってはこの下に池があったとの説明。青雲橋・白雲橋の左側には同じ様式で建てられた蓮華橋・七宝橋が規模は小さいが立っており其の上には安養門。それをくぐると阿弥陀仏の極楽世界を表現する極楽殿に至る。
 階段は使用禁止であり、われわれは右に回って仏国寺の本殿の大雄殿に。釈迦三尊仏が安置されている。この建物も文禄の役の際に消失しており1695年に再建。
大雄殿を正面に周囲を回廊が囲み、其の中央の部分に左に釈迦塔 右に多宝塔.。釈迦塔は新羅時代の三層塔で塔中央部から世界最古級の木版印刷物である『無垢浄光陀羅尼経』が発見されている。多宝塔
は四面に階段が設置されまた、塔下部は四本の柱で支えられている。多宝如来が釈迦世尊の説法をまことの事であると説明したとのガイドの説明。毘慮殿には統一新羅時代の金銅毘慮遮那仏が安置されている。 舎利塔、観音殿、羅漢殿と見て回る。極楽殿では天井の彫刻の中に猪の彫刻が見つかり、建物の前には金色の猪が置かれ人々はそれに手を添えていた。
 仏国寺は最盛期の8世紀には総2000間の60余棟の木造建物があるスケ−ルの大きいものであったが、秀吉の朝鮮征伐で破壊された。
大湖レストランで韓国舞踏を見ながら壷漬豚カルビの夕食をとり、慶州現代ホテルに宿泊する。
石窟庵 一柱門 世界遺産石窟庵碑 下から見る石窟庵 石窟庵
仏国寺 一柱門 世界遺産仏国寺碑 天王門 四天王 青雲橋・白雲橋・紫霞門
仏国寺 釈迦塔 仏国寺 大雄殿
仏国寺 安養門 仏国寺 多宝塔
仏国寺 安養門より 仏国寺 慶州現代ホテル
2000年8月7日:
 
7:30 
ホテルを出る。近くのレストランでカルビ湯の朝食。アメジヅトの店による。
世界遺産慶州歴史地区のひとつ大陵苑古墳公園に。新羅時代の王や王妃、貴族などの古墳23基が整備され点在している。昔はこのあたりは民家があったが、現在では除去され整備されている。緑の丘のような古墳の連なり。1973年天馬塚が発掘され古新羅時代の天馬図や装身具、武器、馬具などの遺物。中はエアコン。
 朝食にチムチジゲをとり、伽揶山南側の深山にある海印寺に。
 

海印寺:

 海印寺は韓国華厳宗の根本道場として知られておりお寺には数百人の僧侶が修業しているとの事。八万大蔵経(世界記録遺産)と蔵経板殿(世界文化遺産)を始め多くの文化財と遺跡があり1995年世界文化遺産に指定された。
 駐車場からおよそ30分巨岩と清流の中を歩き一柱門に。
第二の山門鳳凰門、第三の山門解脱門をぐると広い広場になり正面に九光楼の建物また左側には海印寺梵鐘。右手の海印護国道場と書かれた山門をくぐる。正面に本殿大寂光院があり、多くの信徒が集まり読経の声が境内に大きく響いていた。本殿の前には石灯篭と石塔がある。
 本殿をさらにもう一段上がった場所に蔵経板殿があり中に高麗大蔵経板8万余枚が保管されている。海印寺に現存する建築物の中、もっとも古い建物。前面、後面の窓の位置と大きさが異なるように作られており室内の通風、防湿、温度管理等が工夫されている。
 八万大蔵経:蒙古の襲来に対し仏の力により、国難克服を祈願して1236年から16年間に掛けて完成された。版木は白樺の木3年海水に漬け、その後乾燥させ漆を塗った板。
八万大蔵経の見学は外から。
 海印寺観光はおよそ50分。その後、バスを水原へ。
水原華城:
 華城行宮を中心に前兆5.7kmの中国の万里の長城のような城郭と多くの門、砲台、やぐら、軍事訓練所などを配置した李氏朝鮮王朝末期に作られた建造物で世界文化遺産に1997年に指定されている。
城郭の一部をバスはくぐり街中の一部を走って、華虹門の近くに駐車する。先頭に大きな龍の頭をつけた観光列車が動いていた。
 華虹門は水原城唯一の水門で水原川はここを通って城内に流れ込んでいる。華虹門の近くには訪花隋柳亭(兵士の見張り台)という綺麗な建物があり写真撮影に絶好の場所。近くの人々が集まって談笑していた.城郭の上を歩く。役40分の観光の後、ソウルに。夕食にプルコギ焼肉。ホテルはグランドヒルトン642室。
古墳公園 天馬塚 海印寺 海印寺 蔵経板殿
海印寺 毘慮殿 海印梵鐘 海印寺 大寂光殿 海印寺への道
世界遺産海印寺碑 海印寺 一柱門 海印寺 第三の山門解脱門 水原華城
水原華城 華虹門 水原華城 訪花隋柳亭 水原華城 水原華城