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用語 竜紀  原初の神々がこの世界を去られて、最初の竜の長が就いてから始まった在位紀年。 十二竜紀の終わりがこの世界の終わりと言われている。 一つの竜紀は、竜族の内の一匹が種族をすべる長につく期間で、およそ600年から1200年ほどの期間がある。 十二竜紀の後とは、12匹の竜の長がその任期を勤め終わる頃に、という意味。 またそれらは人間族の世界共通の年号としても使われていて、 一竜紀12年、二竜紀243年といった風に使われる。 クイーンダム、クイーンズダンジョンの世界ではすでに九竜紀である。 略記はND。 魔法 複数の意味を持つ。 基本的に、世界を守り維持する物理法則を超える力のこと。 またその力の利用技術。  人間は、才能を持って生まれたものしか使う事はできない。 妖精、精霊、半神などは大概のものは使う事が出来る。 魔物はそれ自身が魔法のようなものである。 最初の神々が創った理を壊す事になるので、 世界にあまりいい影響を与えないといわれる。 魔物を倒す為の魔法は、世の理を正す類のもので、 人間や世界に悪影響を与えないらしい。 ラテの図書館にてさらに解説します。 魔法使いの杖  ラテの図書館系の魔法使いの魔具(マジックアイテム)。 魔法使いとして生きるための誓約を杖に立て、魔法を使うときに媒介に用いる。 誓約に反した魔法を行うと、その身は魔に蝕まれ、杖は堕落する。 杖を用いないで魔法を行うと、その反作用で魔物が生まれることも。 バラッド  歴史や物語を吟ずる長編詩。音楽をつけて上演される。 皆その物語によって過去を知るが、 物語が現実を正確に反映しているとは限らない。  通常は歌い手が一人で楽器を持って歌う。 もしくは、伴奏者と二人。 大きくなると、歌い手2名楽師数名の歌劇の原型的な舞台編成もある。 鬣(たてがみ)の冠 ある時期レーン・ラテ王で用いられた王冠。 皮と金糸、絹糸などで作られる。 竜の鬣を模している。 思想・信仰 原初の神々  この世界を物理的に作った神々への信仰。 彼らは世界が不完全であるが故、自らの成長のため世界を去ったらしい。 十二竜紀を経た後、この世界に戻ってきて、竜によって記録された世界の記録、 また死者の国に記録された全ての生者の記録によって世界を裁定し、 改めて作る完璧な世界の住人を選ぶと言われている。  世界の住民がなさねばならないのは、 十二竜紀の終わりまでこの世界を魔法的混乱(つまり世界の不完全性) が深まらないようセーブし、 神々の裁定に備えて正しく生きる事である。 その"正しさ"の解釈は、宗派ごとに異なる。  基本的に融合的・温厚な思想で、文明の古代紀においては優勢を保つ。 代表的なものとして、南東海の黒の戦士の一族、東のトゥケイラ帝国、 レーン・ラテ、リアティード諸国などがある。 竜信仰  原初の神々を信仰する者のうち、 道徳の規範を神々の創りたもうた半神半魔の聖獣・竜に求めるもの。  レーン・ラテでは、中興の始祖王が竜を父に持つという伝説があり、 この始祖王の信仰が現在のレーン・ラテの基礎になっている。 妖精信仰  原初の神々を信仰する者のうち、 道徳の規範を、死の森で繋がれた別世界・妖精界の住人に求めるもの。 彼らはこの世界より妖精界が上位世界(つまりこの世界が妖精界の眷属世界である)と認識している。  おもな信仰国にリアティード諸国でレスライーカ平原に接するファンファレリアがある。 ファンファレリアもまた、レーン・ラテと同じく古代帝国クエナ・ラテの子孫を名乗っている。 彼らは闇の妖精とも通じており、ラテの図書館とは敵対関係にある。 新しい神の信仰  原初の神は、もうこの世界を捨て去り、二度と戻ってこないとする思想。 神は戻ってこないので、この世界はいずれ魔法的混乱の増大によって崩壊する。 しかし、原初の神々が去った以上、この世界と死の森で繋がれた眷属世界を超えた、 更に上位の世界があるはずである。 彼らが救われるのは、世界が滅びる前に世界を脱出することであり、 そのために成長し続ける事である。  好戦的で成長意欲に富むが、これらの信仰の国々はあまり安定しない事が多い。 技術改良の末、竜紀末期にはこの勢力が優勢になる。  また、彼らは信仰心を大規模な魔法に流用し、 神のイメージを新たに作り出して、神を具現化させる魔法を 国一丸で作り上げる事がある。これらの神々は新しき神と呼ばれる。 この世界では、精霊王に次ぐほどの強大な力を持ち、 新しき神が安定していれば様々な技術、思想の発展ができる。  代表的な信仰の国々は、北方の白の戦士の一族(白の国)、機械帝国、五柱神国など。 精霊信仰  この世界の主を、世界で最も強力な力を持つ精霊族であるとみなす信仰。 精霊は人間の住めぬ極地に住んでおり、また人間を拒む性質を持つ。 よって、精霊を信仰し近付こうとするものは、人間の繁栄地から離れたところに住んでいるため、 精霊信仰者がどのような思想を持つのかは不明である。 おもな信仰地域は、西南山脈の少数民族など。 種族 魔物  魔法の歪みから発生する醜悪な存在。 既存の生き物を混ぜ合わせたような容姿を持つ。 戦争でたくさん人が死んだ地域では、 死人の魂魄が流れ込んで人型の魔物が発生したりする。 とても知能が低く、普通口をきいたり、 集団で行動したりはしない。 人間より強いこともあるが、ちゃんと対応すれば滅ぼせる。 交配できないので、生物ではない。  原初の神々によって、この世界の全てを記録する使命を 与えられた半神半魔の生き物。 物凄く長命で、あらゆる生き物に化け、 あらゆる生き物と子孫を作る事ができる。 強力な魔力も持つ。 レーン・ラテではとてつもなく巨大な、羽の生えた蛇の姿で描かれる。 手に持った水晶“竜晶球”に記録を封じているらしい。 妖精  死の森で繋がれた、妖精界からやってくる生き物。 この世界で生まれる事も死ぬ事もないらしい。 人間にとって災厄をもたらすものを闇の妖精、 幸運をもたらすものを光の妖精と便宜的に別ける事もある。 精霊 世界の原理物質の純粋存在、イデアっぽいもの。その最小単位。 緋と翠に分かれる。大半は物質を表す緋。 ごく少数に、生命を表す翠の精霊がある。 人の住まぬ自然環境の苛酷な地では、精霊が発露し、擬似生命状となる。 人間を嫌っているものが多い。 魂(物理的干渉力)を持たないが、魔法の力で二次的に可能。 なかでも強大な力を持ち、知性を有するものは精霊王と呼ばれる。 人間とはほとんどかかわりを持とうとしないので、 物語に出てくることはまずない。 神族  白の国で作られた、魔法で作られる神。 世界を作った原初の神々とは別もの。 人間の信仰の総意から出来ている。 生成過程では原理的に魔物とほとんど変わらないはずの存在。 生物  人間などの動植物。 原初の神々が世界の創造と共に正しい形で作った存在。 交配し、増大し、淘汰し、進化する。 原初の神々が世界の創造と一緒に作ったその他大勢。 原初の神々からとくにああしろこうしろと言われたわけではなく、 生まれちまったのでなんとなく生きている。 原初の神々 世界を作った創造神。形而下の、宇宙を流浪する生命集団。 そのうち帰ってくるらしい。