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 ここでは実際のPCアニメ制作を順を追って説明したいと思います。現在では、大きく分けてRetas!を使う方法と、AnimeStudioIIとPhotoshop等を併用する方法がありますが、僕はまだRETAS!は不慣れなもので、AnimeStudioIIを使った方法を紹介しております。

 AnimeStudioIIの 利点はですね、Photoshopと組み合わせる事で、いろいろ力技が使えます。創意工夫で頑張ってくださいと言う事です!

 想定するクオリティーは、半端な事は申しませんTVアニメ規格です! もちろん作画の質は制作者次第ですが、画面の解像度と再生速度は、地上波放送と同レベル。 でも、やってみればそれほど難しい話ではないので、順を追って説明しましょう。


使用ソフト
PhotoshopもしくはPhotoshopElements
AnimeStudioII

使用機材
フラッフドヘッドスキャナ(一般的なスキャナ)


原画・動画(とその準備)

 原画、動画は通常通り紙に描きます、B5のコピー用紙程度が適当でしょうか、大きさは自由です。

フレームの用意

 通常ムービーを作る際の画像サイズは640×480もしくは320×240です(以降の説明は640×480のサイズで行います)。この画面 内に正確にレイアウトを行うために、作画用のフレームを作成します。フレームは絵を描く時のガイドとなる四角い枠で、この紙を下に敷いて動画を作画します。

 PhotoShop等のグラフィックソフトで大きさが640×480の四角形を描き、プリントアウトします。dpiを変えるとプリントアウトするフレームのサイズを変更できます。B5用紙の場合90dpiが適当でしょう。このフレームをガイドに描いた絵をスキャナで取り込む時に、90dpiで取り込めば640*480の画像が取り込まれます。倍のサイズ、1280X960で取り込みたい場合は180dpiで取り込みます。

 必要であればお使いください: フレーム(640X480サイズ)


タップ穴


 業務用のアニメーション動画(作画)用紙を見ると、タップ穴と呼ばれる穴が開けられています。この穴にタップと言う突起の付いた板をはめ、複数枚の動画用紙を固定して作画を行います。

  購入は三起社がよいかと(大きな文房具屋にはひょっとしたらあるかも)。

三起社 東京目黒区碑文谷1-10-14 TEL.03-3710-3551

 文房具屋で普通に売っている2つ穴の穴開け機を使うのも手です。その場合、タップは自作します。板にて穴開け機と同じサイズの穴をあけ、そこに丸い木を通して接着剤で固定。

 ちなみにタップ穴は私の場合開けていません、それ程複雑な動画を描いていないので必要無いというのと穴開け機械タップパンチャーが高いのが理由です。とりあえず無くてもなんとかなります。

 後は描くだけです。中割り、タップ合わせ等の作画上のテクニックは本を読むと載ってます。私はその方面 のプロではないので半端な説明しか出来ません・・(気合いを入れて参考書を買ってください!!)


トレス、色トレス


 下書き動画を描いてから新しい紙にミリペン(Signoがオススメ)でトレスします(トレス台があると何かと便利、自作もできます)。あとで色トレスを行う部分は赤・黄・緑・シアン・青・マゼンダの原色ペンで描きます。それ以外の色ではトレス線の分離がうまくできません。また実際に色トレスする線と同系統の色は避けます。

 

 


 ※トレス台があると便利です(というか、無いとちゃんと描けません。)、写真の物は手製ですが、ヨドバシカメラなどで写真用の物が買えると思います。暇な人、お金のない人は半田とのこぎりを使えれば作れますので、頑張って作ってみてください。

取り込み
 スキャナを使って絵をPCに取り込みます。スキャナを購入する場合はTWAIN対応の物を選びましょう。
 AnimeStudioIIを使用する場合、取込みの機能が追加されたのでこれを利用するとこの工程をかなり省けます、後述するセル塗り工程でPhotoshopのアクション機能を使用する部分を省略できますので、PhotoshopElements(1万円ちょっとの廉価版)で作業を完結できます。
 画像つきの説明はここをクリック(暫定仕様)

彩色
 以下の処理でスキャナで取り込んだ画像を彩色に適したものに変換します。 作業はPhotoShop若しくはPhotoShopErementsで。

 画像を開いたら、レベル補正で画像を原色化(トレス線と色トレス線を黒・白・赤・黄・緑・シアン・青・マゼンダのみの中間色の無い状態)します、ハイライトとシャドウのツマミが完全に重なる状態にして調整してください。その後、ポスタリゼーションを諧調数2で行います。

原色化された段階で色トレスを行います。選択メニューの色域指定を選び、変更したい色トレス線を選択状態にします、その選択範囲を彩 色する暗い方の色で塗りつぶします。

色トレスが終ったらトレス線のゴミを削除します、赤・黄・緑・シアン・青・マゼンダ各色がまだ画面 のあちこちに散らばっているので各色について色域指定で選択してから削除します。この操作は手でやると面 倒なのでアクションに登録して自動処理を行えるようにしましょう。

いよいよ塗りの作業に入ります。ぼかしのかかったツールは使用しないでください、筆ツールは使わずに鉛筆ツールを使って描きます。選択ツール、バケツツールもアンチエイリアシングのチェックを外しておきます。まず、バケツツールで色を塗り、その後で鉛筆ツールを使って微修正を行います。

色が塗り終わったら、画像をレイヤーにします。レイヤー以外は背景を含めすべて削除します。画像の中で透明にしたい部分を選択してdeleteキーで削除すると、そこが透明になります。最後にイメージの画像解像度で解像度を640X480に変更します。ここで好みに応じてフィルタ処理を行ってもよいでしょう。デジタル的なシャープさを減らすためにガウスぼかしを軽めにかけたりします。最後にPhotoShop形式で保存して完了です。



撮影

 出来上がったPhotoshop形式の彩色済み動画と別途作成の背景を合わせて、撮影を行います。ここで、AnimeStudioIIを使用します。詳しい使い方はまた後ほど。

 Photoshpのアルファ付きレイヤーを使えるので、やり方次第で面白い演出が行えると思います。


編集

 各カット毎のムービーが出来上がったらそれを編集して一つにまとめ、同時に音も収録します。

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