性能検査データと実績


対象システム名:SK式 牡蛎の蓄養処理システム(SRSV対策にも有効)

1.性能検査データ − 別添、「カキ剥き身検査結果」証明書参照
〜 宮城県南部浜田カキ処理場 と宮城県北部戸倉カキ処理場の検査結果です。

蓄養工程が、手順通り執り行われて紫外線ランプが、適確に点灯し、エアレーションブロワが適確なエアレーションを行い、畜養水槽への「殺菌濾過海水」の供給が適量充分に行われますと、 県内どこの海域のカキでも、添付証明書の通りの最高の「カキ剥き身検査結果」を得ることができます。

SK式 牡蛎蓄養処理システムの最高運転性能は
細菌数:300以下 E.coli:18以下
上記の剥き身検査結果を得ることができます。

[ 参考データ ] 蓄養水槽の中の海水の細菌・大腸菌検査結果
添付水質検査成績書−平成12年10月27日 参照
蓄養開始5時間で、一般細菌数 200/ml , 大腸菌群数 2未満/100ml
蓄養開始18時間で、一般細菌数 30未満/ml , 大腸菌群数 2未満/100ml

2.備考

(1)蓄養水槽には、絶対「塩素」を入れないで下さい。
(2)蓄養水槽に入れる牡蠣は、事前に予備洗いをして、泥を充分に除去して下さい。
(3)殺菌の主役は「紫外線ランプ」です。玉切れに注意して下さい。
(4)オゾン生成の主役も「紫外線ランプ」です。玉切れに注意して下さい。
(5)牡蛎の汚れは蓄養水槽の水面に集まります、オーバーフローで排水して下さい。
(6)牡蛎は蓄養水槽で呼吸しています、エアレーションを充分に行い酸素を供給して下さい。泡は細かい方が牡蛎の汚れも吸着するので尚良いです。
(7)継続して絶やさず、殺菌濾過海水を充分な量供給してください。
(8)貝毒を減少させる効果があります。
(9)SRSVについても、減少させる効果のあることが確認されました。昨年度の浜田カキ処理場のSRSV検査結果はずっと陰性でした。(周りのカキ処理場では時折「陽性」となり「生食出荷停止」になっておりました。)さらに最近の保健所の実験データより蓄養水槽を加温して牡蛎の新陳代謝を活発にすればSRSVをさらに減少させられることが判明しました。目下当研究チームでは燃料費のコストパフォーマンスを主体に新蓄養システムを検討しています。( → Oyster Land Project )


株式会社 サンケン 開発部 海水処理チーム

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「 画像で蓄養の様子を見る 」 

牡蛎の大アクビ−真ん中の丸いドーナッツ状のものが「カキのお口」です


  更新日: 2003/7/19