Oyster Land Project


高度新カキ蓄養システム
SRSV対策対応

最近の保健所の実験データより、現在の蓄養システムの蓄養水槽を加温して牡蛎の新陳代謝を活発にすれば、さらにSRSVを減少させられることが判明しました。目下当研究チームでは燃料費のコストパフォーマンスを主体に加温型SK蓄養システムを試験検討中です。12月、1月とSRSVが陽性となる季節の宮城の海水温は2度から3度まで低下しています。当然蓄養水槽の温度も同じ温度です。そしてこの時期が「牡蛎の旬」で生牡蛎の相場が最も高いのです。人間由来のSRSVウイルスが人間に戻る為の巧妙な自然の仕組みですね。年々発生する「牡蛎の安全」を脅かす「自然からの攻撃」に対して、「牡蛎を安全に美味しく食べたい、食べさせたい」と願う我々技術屋は、毎年々「浄化技術を研さん」して積み重ねて努力してまいりました。SK式蓄養処理システムは、SRSVを減少させる効果のあることが実地継続検査で確認されました。SK式蓄養処理システムを採用している、03年度、04年度の浜田カキ処理場のSRSV検査結果はずっと陰性でした。( cf. 塩素蓄養処理システムを採用している周りのカキ処理場では時折「陽性」となり「生食出荷停止」になっておりました。)

微生物生態学によるSRSV問題解明解決研究会


更新日: 2005/5/7...     since 2002/8/22