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大峰 弥山八経ヶ岳明星ヶ岳・頂仙岳・弥山川・天女の舞  川合・坪内林道・カナビキ尾根から

天川村役場〜坪内林道 坪内林道〜天女の舞・カナビキ尾根 頂仙岳・弥山・八経・明星 弥山川

I’20.09.14 熊渡〜日裏山・頂仙岳
F’16.10.12 熊渡〜弥山川〜狼平〜カナビキ尾根〜熊渡 G’19.01.30 川合〜栃尾辻〜天女の舞 H’20.02.19 川合〜栃尾辻〜天女の舞
C’11.07.13 坪内林道〜明星ヶ岳〜八経ヶ岳〜弥山 D’13.01.23 川合〜栃尾辻〜天女の舞 E’13.06.30 熊渡〜弥山〜八経ヶ岳〜明星ヶ岳
@’10.06.27 坪内林道〜狼平〜弥山 A’10.07.10 坪内林道〜明星ヶ岳〜八経ヶ岳〜弥山 B’11.05.19 坪内林道〜如来池〜河原小屋〜狼平〜頂仙岳〜天女の舞

行者還トンネルルートはこちらから

I熊渡〜日裏山・頂仙岳
日時:2020.9.14(月)  天気:晴→曇り メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法

現地まで
自宅・広陵町5:45−−高田−−橿原高田IC−−(京奈和道)−−御所南IC−−(R309)−−下市−−(R309)−−天川村川合−−天川村役場−−−7:20熊渡
走行距離 : 56.0km 所要時間 :約 1時間35分
熊渡には路肩に数台分の駐車スペースあり。
到着時、駐車は無し。

登山コースとコースタイム
熊渡・登山口7:37−−(42)−−8:19林道終点−−(91)−−9:50川合道合流10:02−−(60)−−11:09高崎横手−−(23)−−11:32日裏山(展望所)12:05−−(13)−−12:15日裏山12:18−−(15)−−12:33高崎横手12:27−−(31)−−12:58頂仙岳13:08−−(14)−−13:22登山道合流−−(31)−−13:53カナビキ尾根分岐14:07−−(62)−−15:09林道終点−−(33)−−15:42熊渡・登山口
所要時間:約8時間5分 歩行時間:約6時間55分 歩行距離 : 約15.2km 歩数
累積標高:+1302m/−1246m 山で出会った人:5人

7:37
登山口
8:19
林道終点
8:31
カナビキ尾根
8:47
カナビキ尾根
8:58
カナビキ尾根
9:26
カナビキ尾根
9:47
川合道まじか
9:52
川合道合流付近
10:32
苔が綺麗
10:58
頂仙岳南斜面
11:12
高崎横手から先は苔が美しい森
11:32
日裏山展望ポイント、展望は頂上(三角点)の方が良い
12:16
日裏山頂上

後方は弥山
12:17
八経ヶ岳(左)と明星ヶ岳
(右)
12:18
釈迦ヶ岳
12:45
頂仙岳登り
12:56
頂上直下は急傾斜
12:59
頂仙岳頂上
13:11
頂仙岳下り
13:24
頂仙岳西側の取付き、ここに下山
13:34
野生のシカ

熊渡〜カナビキ尾根〜川合道
 カナビキ尾根取り付きまでの林道は一ヶ所崩落した箇所あり、また路面も落石が増え、徐々ではあるがに荒廃が進んでいるように思う。。林道終点をそのまま進めば、登山道に入る。暫くは植林内の九十九折れで、登るに従い自然林も現われるが、植林も尾根上部まで点在している。尾根は急だが道は概ねはっきりしており、テープも随所にあって迷いそうな箇所はなかった。テープは尾根上や尾根下斜面にもあるが、どちらを辿っても大差は無いと思われる。道が尾根から外れ自然林内のトラバースに移ると、川合道に合流するのも近い。
頂仙岳
 復路、前2回と同様に東側から登り西側に下った。前回は踏み跡らしきものは無かったような記憶はあるが、あれから9年経ち、その後時々登る人が居るのか、上り下り共に一部にはっきりした踏み跡があったのは意外だった。頂上へは左右どちらでも上がれそうだったが、直下急傾斜を、右に回り込み頂上に上がる。

H川合〜栃尾辻〜天女の舞〜栃尾辻〜川合
日時:2020.2.19(水)  天気:快晴 メンバー:Iサン・私
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法
 冬の天女の舞は今回が3度目、1度目は7年も前になるが、その際は綺麗な霧氷は有ったが、青空は余り出なかった。2度目は昨年になるが、この時は素晴らしい青空だったが、霧氷は全くなかった。
3度目となる今日は、絶好の条件と思われたが、7日の明神平のことも有り、期待半ばで出発する。

現地まで
自宅5:00−−−橿原5:30−−−高取−−−大淀町−−−下市町−−(R309)−−天川村川合−−−6:30天川村役場
走行距離 : 約55.1km 時間 :1時間30分
 新川合トンネルを抜けると道路脇の木々には薄っすらと雪が付いていたが、路面には雪も無ければ凍結も無く、ほぼ予定通り天川村役場に着く。
屋外のトイレは改修工事で利用出来ないが、代わりに簡易トイレが2基設置されている。

登山コースとコースタイム
天川村役場6:39−−(4)−−−6:43登山口−−(26)−−7:09下部鉄塔−−(55)−−8:04上部鉄塔8:08−−(7)−−8:15坪内林道8:28−−(28)−−8:56林道最接近箇所−−(26)−−9:22栃尾辻9:29−−(24)−−9:53天女の舞10:12−−(9)−−10:21「P1518」10:28−−(9)−−10:37金引尾根分岐10:49−−(20)−−11:09「P1518」−−(6)−−11:15天女の舞12:02−−(12)−−12:14栃尾辻−−(23)−−12:37林道最接近箇所−−(26)−−13:03林道合流13:18−−(5)−−12:23上部鉄塔13:28−−(36)−−14:04下部鉄塔14:08−−(16)−−14:24登山口−−(5)−−14:29天川村役場
所要時間:7時間50分 歩行時間:約5時間37分 歩行距離:約14.5km
累積標高:+1326m/−1316m 山で出会った人:8人(7人は天川村役場から)

6:59
下部鉄塔までやや急な階段が続く
7:14
稲村ヶ岳
下部鉄塔から
7:32
積雪は数センチ
8:17
坪内林道
8:30
荒神岳方面を望む
林道上から
8:45
霧氷の尾根道
9:38
栃尾辻を過ぎて
9:38
栃尾辻を過ぎて
9:48
稲村ヶ岳
天女の舞から
9:49
稲村ヶ岳
天女の舞から
9:49
天女の舞
9:52
大天井岳を望む
天女の舞から
9:53
天女の舞
9:59
天女の舞
10:05
天女の舞
10:21
P1518で
10:21
P1518で
10:28
P1518で
天女の頂のプレートが
10:28
大普賢岳
P1518から
10:43
金引尾根分岐の霧氷
11:03
P1518東斜面の霧氷
12:23
天女の舞
復路から
13:07
稲村ヶ岳
坪内林道から
14:06
稲村ヶ岳とバリゴヤの頭
下部鉄塔から

林道登山口〜林道最接近箇所
 林道でも尾根道でも時間的にはあまり差は無いと思うが、今回は往復共に尾根道を利用した。
本来の登山道は1340mピークの南斜面を巻いているが昨年のことも有り、行き帰り共に1340mピークを越えた。

G川合〜栃尾辻〜天女の舞〜栃尾辻〜川合
日時:2019.1.30(水)  天気:快晴 メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法
当初、カナビキ尾根から行くつもりだったが、尾根上部の積雪量の情報が無く、もし雪が深ければ距離が短いとは言え、時間が掛かりそうだし、途中から引き返す羽目にもなりかねない。その点川合からの尾根道なら、距離は長いが少々積雪があっても急坂も少なく、なんとかなるのではと思い、川合から上がることにした。

現地まで
自宅4:50−−−高取−−−大淀町−−−下市町−−(R309)−−天川村川合−−−6:10天川村役場
走行距離 : 約52.2km 時間 :1時間20分
黒滝村まで殆ど雪は無かったが、新川合トンネルを抜けると路肩には除雪された雪が残り、少し凍結も見られたが、神経を使うような所は無く、予定通り役場に到着。
車は登山口にも近い天川村役場に停めさせていただく。
役場の建物外には清潔なトイレがあり、24時間開放されている。大変有り難い。

登山コースとコースタイム
天川村役場6:43−−(4)−−−6:47登山口−−(33)−−7:20下部鉄塔−−(69)−−8:29上部鉄塔8:31−−(10)−−8:41坪内林道8:57−−(37)−−9:34林道から尾根へ−−(38)−−10:12栃尾辻10:22−−(28)−−10:51天女の舞11:58−−(20)−−12:18栃尾辻−−(40)−−12:58林道最接近箇所−−(32)−−13:30林道合流13:38−−(7)−−13:45上部鉄塔−−(42)−−14:27下部鉄塔−−(21)−−14:48登山口−−(4)−−14:52天川村役場
所要時間:約8時間10分 歩行時間:約6時間30分 歩行距離:約12.6km
累積標高:+1102m/−1091m

6:47
登山口
6:48
登山道の注意板
7:19
稲村ヶ岳
下部の鉄塔から
7:44
倒木が連続
8:29
観音峯山(左)と稲村ヶ岳
上部の鉄塔から
8:29
観音峯展望台と観音峯山
8:40
やっと坪内林道に到着
9:04
トレースを辿って
積雪は20cm程
9:33
此処から尾根へ
9:48
植林と自然林の境を行く
積雪は20〜30cm
10:11
栃尾辻
10:30
急坂の後の快適な尾根
10:46
天女の舞目前
10:51
天女の舞と稲村ヶ岳
霧氷が有れば最高だったのだが・・
10:57
天女の舞
10:58
天女の舞
11:06
金剛・葛城も
天女の舞から
11:38
観音峯山と大天井ヶ岳(右奥)
天女の舞から
11:49
天女の舞
11:50
稲村ヶ岳アップで
天女の舞から
12:29
大普賢岳
復路で
13:29
間もなく坪内林道に合流
13:32
稲村ヶ岳とバリゴヤの頭
坪内林道から

林道登山口〜林道最接近箇所
 往路、この間は林道を歩いたが、復路では尾根道を利用。
この尾根道は全て尾根上ではなく、P1340直下は南斜面を巻いている。復路この巻道を利用したが、気温が上昇し、雪が緩んで足元が不安定となり、一部危険を感じる箇所もあった。先行者が本来の登山道を外れてトレースを付けたかも知れないが?

F熊渡〜弥山川〜狼平〜カナビキ尾根〜熊渡
日時:2016.10.12(水)  天気:晴れ メンバー:Tサン・私
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法
弥山川に初めて行ったのは39年前で、記憶として残っているのは、長い梯子が連続していたことと、綺麗とは言えない河原小屋にたった一人で泊まったことくらいだ。

今日、一緒に行ったTさんは9月1日にも弥山川に行っており、その際「紅葉シーズンにも再度訪れて見よう」と思ったとのことで・・・、今回お誘いを受け、39年振りに弥山川を訪れることとなった。


ただ弥山川コースは関西でも屈指の難コースであり、天候は勿論、体力(体調)も万全でなければならない。
・体力面では、幸いこの山行が早い時点で分かっていたので、トレーニングに時間を割けることが出来た。
 9月25日の金剛山の2度登りや、10月7日の「山上ヶ岳〜稲村岳」山行等で、この山行に備えた。
・天候面では、雨後丸々2日以上空けること、そして決行日は1日を通じて降水確率0%で、出来れば予報が晴れの日に行くこととした。


また若い頃のような速さでは歩けないことから、登山開始から下山までの休憩を含めたコースタイムは最低12時間は必要と判断(何しろ二人合わせて135歳)。そうなると下山時、暗い中を歩くことになる可能性があり、それを避けるため暗くても安全に歩ける釜滝までヘッドランプで行き、そこで明るくなるまで待つことにした。

現地まで
自宅2:30−−−高取3:25−−(R309)−−下市町−−(R309)−−天川村役場−−−4:22熊渡
走行距離 : 56.4km 所要時間 :約 1時間50分
平日で時間も早かったこともあり、熊渡到着時には先着車はなし。
他車の通行に支障ないよう、ガードレール側にギリギリ寄せ駐車する

登山コースとコースタイム
熊渡4:33−−(31)−−5:04林道分岐−−(7)−−5:11白河八丁−−(17)−−5:28釜滝5:40−−(75)−−7:05一ノ滝・二ノ滝−−(85)−−8:48双門ノ滝9:08−−(32)−−9:40ザンキ平の肩9:53−−(73)−−11:12河原小屋跡・崩壊地11:43−−(65)−−12:58鎖梯子−−(28)−−13:26狼平避難小屋13:41−−(20)−−14:01高崎横手−−(52)−−14:53カナビキ尾根分岐15:04−−(58)−−16:02林道終点−−(28)−−16:30熊渡
所要時間:12時間弱 (狼平まで約9時間弱) 歩行時間:約9時間30分 (狼平まで約7時間弱)
累積標高:+1583m/−1497m 歩行距離 : 約15.5km 歩数:約26000歩

5:28
釜滝に到着
滝は暗くて見えず、暫く待機
5:45
釜滝右岸の棧道、木部は湿っていて滑りやすい、実際はもう少し明るい
6:16
河原に降り立つ
6:33
左岸をへつるが、意外とホールド有り
6:36
へつりが終わると壊れた梯子と橋が出現
6:42
水は巨岩の間を縫って流れている
7:05
一の滝・二の滝
7:06
吊橋
7:24
三の滝
登山道から少し外れて
7:32
急な鉄梯子
この様な梯子が次々出現
8:19
急な岩場
油断は禁物、三点確保で慎重に
8:36
仙人
8:37
稲村岳と大日山が近くに見える
8:57
双門の滝
8:58
双門の滝
9:11
急な露岩部を横切る
9:29
梯子のない所は、木の根を手掛かり足掛かりにして攀じ登る
9:41
金剛・葛城・二上もクッキリと
ザンキ平(迷岳)の肩から
10:08
ザンキ平(迷岳)の肩から河原まで険しい下りが続く
10:24
再び河原に、穏やかな弥山川に流れ
此れから先、何度も渡渉を繰り返す
10:27
小さなゴミも見逃さない
岸近くは右岸、左岸共にこんな感じの中を歩く、ちょっとした高巻もあり
10:52
美しい渓谷だ、こんな所でノンビリしたいが・・・
11:10
崩落した巨岩が河原を埋める。このため流れが変わり、河原小屋が流された
11:16
左岸の崩壊現場
12:22
流れの早い箇所での渡渉

失敗すれば非常に危険
13:01
鎖の梯子
13:06
空中回廊
肩の位置に鎖が有るので安心
13:25
ようやく川合道に合流
13:25
狼平
16:35
Tさんが今日集めたゴミ、大半は双門の滝テラスで回収したもの(私も少しだけ手伝いました)

熊渡〜釜滝〜一ノ滝〜双門ノ滝
 カナビキ尾根に向かう林道は舗装はされていないが、道幅も広く傾斜も緩やかで歩き易い。白河八丁に向け林道支線に入ると、一か所路面崩壊があるが、通行には支障はない。白河八丁は石がゴロゴロした河原で、水は全く流れておらずヘッドランプの明かりを頼りに歩き易い処を進む。
釜滝からいよいよ本格的な山道になるが、まだ険しさは感じない。斜面に懸けられた棧道や橋は古く、中には崩れ落ちたものも幾つも有るが通行には支障ないのか、修復はされていない。この区間では渡渉は少なく、確か一ヶ所?だけだったように思う.。此処に限らず水量が多いと渡渉は難しい。ネットでも多くアップされている左岸のへつり箇所は、ホールドがしっかり有るので、手こずる程ではない。一ノ滝・二ノ滝は前半の見所の一つで、連続して流れ落ちる姿は見ごたえあり。
滝前の吊橋を渡ると、双門の滝に向け険しい登りが始まる。急で長い梯子が次々現れるかと思えば、高度感のある急な岩場、また木の根を手掛かり足掛かりに攀じ登ったりと、気を抜けない箇所が連続する。これら険しい登りも仙人
ーが望める小さなテラスで一段落する。此処まで来ると、今日最大の目的地、双門の滝は目前で、39年振りに見れると思うと、心がはやる。
約4時間かけ到着した双門の滝、垂直の岩壁と岩壁の狭い隙間を流れ落ちる姿は、見事としか言うことない。

双門ノ滝〜ザンキ平の肩〜河原小屋跡〜狼平
 見事な滝に対面し、何時までも留まって居たいところだが、先を思うとゆっくりして居られない。
滝から再び険しい登りが始まる。仙人ーまでの険しさと同様、急な梯子も有れば木の根の急な登りも有り、ザンキ平の肩直前まで続く。険しい登りもようやく終了し、展望が開けたザンキ平の肩で一息着く。
再び弥山川に降り立つため、最後の急な斜面を下る。鎖もある厳しい下りだ。次の目標は河原小屋跡とするが、一旦河原に着地するも、高く巻いたり渡渉したりで、小屋跡まで随分長く感じられた。
河原小屋跡が近ずくと、これまでの美し谷が一変、崩落した巨岩が谷を塞いだ荒々しい光景が目に入る。想像していた以上の荒れようだ。
この付近、右岸にもルートがあるのが確認できたが、巨岩の間を縫ってそのまま河原を進む。以降樋ノ谷出合まで何度も渡渉を繰り返す。
このコース終盤部で殆どのブログでも取り上げている鎖の梯子と空中回廊・・・、一見したぶんには恐そうだが、実際取り付いてみると、さほどでもない。この後聖門の滝左岸を高巻きし、滝落ち口の急な流れを飛び越えれば、緩やかな流れとなり、程なく河合道に合流した。

弥山川の渡渉は、流れの幅が広く比較的緩やかな箇所を飛石伝いに渡る場合と、流れが細くなった急な流れを、岩から岩に飛び移る場合が有る。前者は渡渉に失敗しても転倒しない限り、膝から下が濡れる程度ですむ。一方後者の場合、飛び移る側の岩は平らではなく、流れに向かって傾斜してるところもあって、岩が濡れていると失敗し、体ごと流される可能性が有る。この様なことからも入山は、雨が降る可能性がある日は避けるべきだと思う。

双門の滝テラスのゴミ
 Tさんが9月1日に来た際も、ここでゴミを回収されたが一回では回収し切れず、今日が2回目の回収となった。これらのゴミは以前ここでテント泊した登山者が、自ら出したゴミを持ち帰らず、土の中に埋めたもので、年数が経ち表土が雨で流されたのか、土中から顔を出していたものだ。Tさんは此処に限らず山に行く度、見つけたゴミを回収し持ち帰っている。
最近大峰山系や台高山系で、ゴミが目立たなくなっていると思いませんか
?

E熊渡〜弥山〜八経ヶ岳〜明星ヶ岳
日時:2013.6.30(日)  天気:曇り一時小雨 メンバー:単独
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法
’11年9月に大きな災害をもたらした台風12号以降、坪内林道は通行止めとなっている。そのため川合方面から弥山に行くには、川合から延々と尾根を辿るか、熊渡からカナビキ尾根を利用することになる。カナビキ尾根ルートは国土地理院の地形図には記載されていないが、結構利用されているようで、ネットでも多く見かけるようになった。
今回、初めてのカナビキ尾根から弥山・八経・明星と計画したものの、迂闊にも寝過ごしてしまい出発が大幅に遅れてしまった。どうせ天気も悪く、八経・明星まで足を延ばしても展望も無いだろうし、オオヤマレンゲもまだ見られない筈だと思い、目的地をとりあえず狼平に決め熊渡を出る。

現地まで
自宅(5:42発)−−−御所−−(R309)−−大淀町−−(R309)−−下市町−−(R309)−−天川村役場−−−登山口(7:10着)
走行距離 : 56.5km 所要時間 :約 1時間30分
出発が遅れたため、当然の事ながら熊渡の国道脇駐車スペースは塞がり、行者還トンネル方向200〜300m先の路肩に駐車する。

登山コースとコースタイム
熊渡・登山口7:33−−(30)−−8:04林道終点−−(74)−−9:18川合道合流9:26−−(50)−−10:16高崎横手−−(14)−−10:30狼平10:38−−(50)−−11:28弥山11:48−−(26)−−12:17八経ヶ岳−−(15)−−12:32明星ヶ岳−−(32)−−13:06日裏山(展望所)−−(14)−−13:28高崎横手−−(40)−−14:11カナビキ尾根分岐14:20−−(58)−−15:18林道終点−−(30)−−熊渡・登山口15:48
所要時間:約8時間15分 歩行時間:約7時間10分 歩行距離 : 約20km 歩数
累積標高:+1695m/−1596m

7:33
熊渡・登山口
8:01
カナビキ尾根は直進
左は弥山川コース
8:13
上り始めは植林内の九十九折れの道
8:43
カナビキ尾根中間付近
9:20
川合道合流地点
此処に立つのは二年振り
10:16
高崎横手
狼平(左)、明星ヶ岳(右)
10:30
狼平
10:32
避難小屋横のオオヤマレンゲはまだ蕾
10:40
長い木製階段が続く、濡れると非常に危険
11:28
弥山はガスで真っ白
12:09
意外にも、オオヤマレンゲが咲き始めていた。
八経ヶ岳の上りで
12:17
八経ヶ岳もガスの中
12:32
明星ヶ岳も当然ガスの中
12:36
奥駈道分岐(弥山辻)の案内板
13:17
日裏山を過ぎて

熊渡〜カナビキ尾根〜川合道
 カナビキ尾根取り付きまでの林道は舗装はされていないが、幅も広く急なこともなく、また路面も荒れておらず歩き易い。ただ落石には気を付ける必要がある。林道終点をそのまま進めば、登山道に入る。暫くは植林内の九十九折れで、登るに従い自然林も現われるが、植林も尾根上部まで点在している。尾根は急だが道は概ねはっきりしており、テープも随所にあって迷いそうな箇所はなかった。道が尾根から外れ自然林内のトラバースに移ると、川合道に合流するのも近い。

当初、熊渡から川合道合流点まで、少なくとも2時間30分はかかると予想していたが、実際は2時間足らずで到着した。この間で約40分短縮できたこと、また展望も無く写真撮影に時間を掛けることもないので、「少し急げば予定のコースを回っても4時には下山できるのでは」と・・・、先を急ぐことにする。

出発時は薄曇りで時折薄日も射していたが、狼平手前から霧雨となる。
天気が悪くても日曜日でもあり、トンネル西口からは多くの登山者が来ていると思われる弥山小屋前を避け、弥山頂上社前のベンチで昼食を摂る。幸いにもこの間、雨に降られることはなかった。
弥山小屋横のトイレで用を足した後は、休憩なしに一気に明星ヶ岳から日裏山まで行くつもりだったが、八経ヶ岳の上りにかかると、開花したオオヤマレンゲが目に飛び込んできた。狼平ではまだ蕾だったので、まさか咲いているとは思いもよらなかった(とは言っても全体見渡しても10数輪程度)。
この頃になると霧雨が雨に変わり、日裏山手前まで雨の中を歩く。
日裏山から先は雨にも降られず、カナビキ尾根分岐で小休止した後、熊渡まで一気に下った。

D川合〜栃尾辻〜天女の舞〜栃尾辻〜川合
日時:2013.1.23(水)  天気:曇り一時晴れ メンバー:Fサン・私
地理院地図地理院地図上にGPSデータを表示 GPSデータ: Trackデータ 使用方法
天女の舞は、天川川合から弥山に上がる尾根の途中にある栃尾辻から近く、登山道から外れた1518mピークの手前にある。これまで4回訪れており、特に新緑の頃の素晴らしさを体験し、冬の雪景色の美しい時期にも是非行ってみたいと思っていた。天女の舞に行くには、カナビキ尾根か川合道のどちらかとなるが、カナビキ尾根は一度も利用したことがなく、必然的に川合道で往復することになった。

現地まで
自宅(5:00発)−−−高取−−−大淀町−−−下市町−−(R309)−−天川村川合−−−天川村役場(6:17着)
走行距離 : 約54km 時間 :1時間17分
2・3日気温の高い日が続き、309号線も黒滝村当りから路肩に雪は残るが凍結箇所は全くなく、予想より早く天川村川合に到着。車は登山口にも近い天川村役場に停めさせていただく。
役場の建物外には清潔なトイレがあり、24時間開放されている。大変有り難い。

登山コースとコースタイム
天川村役場6:40−−(5)−−−6:45登山口−−(32)−−7:17下部鉄塔−−(60)−−8:29上部鉄塔−−(8)−−8:41坪内林道−−(36)−−9:24林道から尾根へ−−(27)−−9:51栃尾辻−−(23)−−10:24天女の舞11:23−−(10)−−11:33・P1518−−(12)−−11:45鞍部11:57−−(15)−−12:12・P1518−−(5)−−12:17天女の舞12:22−−(20)−−12:42栃尾辻−−(25)−−13:14尾根から林道へ−−(30)−−13:50林道外れ−−(6)−−13:56上部鉄塔−−(46)−−14:42下部鉄塔−−(23)−−15:10登山口−−(5)−−天川村役場15:15
所要時間:約8時間35分 歩行時間:約6時間30分 歩行距離:約14km

6:44
この突当りが登山口、役場は右手側
7:53
2箇所の鉄塔を除き、林道まで展望のない道が続く、急坂は無い
8:33
観音峯
上部の鉄塔より
8:33
稲村ヶ岳
上部の鉄塔より
9:01
坪内林道を暫く歩く
積雪約20cm
先行者1名あり
9:10
天和山
林道から
9:22
林道脇の霧氷
9:51
栃尾辻
この手前でカナビキ尾根分岐で引返してきた先行者の方とすれ違う
10:10
栃尾辻を過ぎると霧氷の尾根を歩く
先行者の足跡は巻き道へ
10:28
天女の舞
今日は我々二人だけのようだ
10:35
稲村ヶ岳
天女の舞から
10:38
天女の舞と稲村ヶ岳
10:39
天女の舞で
10:39
天女の舞
10:50
大普賢岳
天女の舞より
10:54
天女の舞
北側の尾根から
11:34
P1518
展望は無い
12:02
P1518の東側鞍部近くで

登山口〜坪内林道
 急な箇所は無いが植林が多く、2箇所の鉄塔を除き展望は期待できない。
坪内林道〜栃尾辻
 林道に出、大きく右カーブした先に再び尾根に上がる登山口があり、本来の登山道はこの尾根を上がるが、林道をそのまま進む。林道は約1300m先で下って来た尾根道と最接近し、ここから尾根に上がる。ピークを一つ越すと程なく栃尾辻に着く。
栃尾辻〜天女の舞
 栃尾辻から1518mピークに向かって緩やかに上って行くが、周囲の木々には美しい霧氷がついている。青空が出れば写真栄えするのだ・・・
途中で南斜面を巻く登山道と別れ尾根を直登、雪は40〜60cm位だが締まっていて深く沈むことはない。

天女の舞
 1518mピークの手前、標高1450〜1460mの北に開けた所が天女の舞で、真っ白な雪原と霧氷が素晴らしい。またここから見る稲村ヶ岳の眺めも見ごたえがある。

天女の舞では青空は殆ど期待できず、時折薄日が射す程度だったが、初めての冬の天女の舞はイメージしていた通り、素晴らしい所だった。

同行者F氏のヤマレコ”天女の舞【天川村】 ”もご覧ください。

C坪内林道〜明星ヶ岳〜八経ヶ岳〜弥山 日時:2011.7.13(水)  天気:晴れ
 メンバー:単独 GPSデータ:Trackデータ

現地まで
自宅(5:20発)−−−橿原−−−大淀町−−(R309)−−下市町−−(R309)−−天川村−−−坪内林道登山口(6:57着)
走行距離 : 62km
林道と川合登山道との合流地点には通行止めの柵があり、車ではここより先には進めなかった。私が着いた時点で既に2台停まっていた。

登山コースとコースタイム
坪内林道登山口(7:14発)−−(39/林道経由)−−7:53栃尾辻−−(15)−−8:10天女の舞8:15−−(34)−−8:49如来池−−(30)−−9:30高崎横手−−(70)−−10:47奥駈道−−(7)−−10:54明星ヶ岳11:25−−(20)−−11:45八経ヶ岳12:30−−(30)−−13:00弥山小屋13:20−−(40)−−14:00狼平14:15−−(15)−−14:30高崎横手−−(80)−−15:50栃尾辻−−(45/林道経由)−−坪内林道登山口(16:35着)
所要時間:約9時間20分 歩行時間:約7時間 距離:約19km

夏の天女の舞 金剛山〜生駒山遠望
天女の舞から
奥駈道手前の森 明星ヶ岳頂上
後方は八経ヶ岳
バイケイソウの花
明星ヶ岳頂上直下にて
弥山・後方に山上ヶ岳から代普賢岳の山並み
八経ヶ岳から
オオヤマレンゲの花
八経ヶ岳の下りで
八経ヶ岳
弥山との鞍部付近より
頂仙岳
弥山の下り、大黒岩手前より

B 坪内林道〜如来池〜河原小屋〜狼平〜頂仙岳〜天女の舞 日時:2011.5.19(木)  天気:晴れ
 メンバー:オーさん、、私 GPSデータ:Trackデータ
オーさんが以前から気にしていた弥山川河原小屋から弥山・川合道へ上がるルートの確認に出かける。
地図には載っていないが、かつては川合道の如来池やナベの耳付近から河原小屋へ通じるルートがあり、今でもこのルートを利用している登山者がおられるのはネットで承知していた。
このルートが利用出きれば、弥山川増水時のエスケープルートとして、また迷ヶ岳・修復山から弥山へと新たな楽しみ方が出来ると思われる。

現地まで
道の駅吉野路・大淀(6:00発)−−−下市町−−−黒滝村−−−天川村−−−坪内林道(7:05着)
走行距離 : 約32km
これまでは坪内林道と川合道が合流する地点に車を停めていたが、今回は林道を更に700〜800m程進入した路肩に駐車する。

登山コースとコースタイム
坪内林道P7:20−−(25)−−7:45栃尾辻−−(50)−−8:40如来池−−(55/30分ほどロス)−−9:50弥山川−−(5)−−9:58河原小屋−−(70)−−11:28狼平12:39−−(30)−−13:08頂仙岳−−(60)−−14:21天女の舞14:40−−(10)−−14:51栃尾辻−−(25)−−15:20坪内林道P
所要時間:約8時間 歩行時間:約6時間20分 距離:約8km(狼平まで)

如来池
ここから河原小屋へ
河原小屋 美しい渓谷 急流に咲くオオミネコザクラ オオミネコザクラ
鎖の梯子付近

鎖の梯子
高さは3〜4m程
オーさん撮影
大普賢岳と行者還岳・手前は迷ヶ岳
頂仙岳より
新緑が綺麗な天女の舞 新緑が綺麗な天女の舞 稲村ヶ岳
天女の舞より

荒れた林道を5分ほど歩き、尾根が林道近くまで下がった地点から登山道に入る。この道は昨年何度か歩いている。丁度新緑が始まったばかりで、光に輝く若葉が青空に映えてとても美しい。
河原小屋への下る起点のP1598手前の鞍部は如来池と呼ばれているようだが、池らしいものは見当たらない。事前の情報では鞍部からP1598の東斜面を緩やかに巻いた後、弥山川に下るようになっていた。ところが鞍部からのそれらしい踏み後を見つけられず、早めに弥山川に向かって下っていたようだ。川の音が大きく聞こえる地点まで下ったが、そこから川に降り立つことができるか、また強引に川に下りたところで対岸に渡れるか確信もなかったので元にもどることに。急斜面を少し左方向にかなり登り返した地点で偶然にも河原小屋に通じる道に出会う。比較的踏まれた道でどうして入り口を見つけられなかったのが不思議だ。最近付けられたと思われる緑色のテープまである。そして道は河原小屋の少し下流で弥山川に出合う。
当初河原小屋往復だけの予定だったが、天気も良かったので狼平まで行くことに。連日晴天が続いていたので水量も少なく足元が濡れることも無ない。その上なかなか見ることが出来ないオオミネコザクラを見ることもでき、短い時間だったが狼平まで楽しく歩くことができた。狼平では同じ奈良県内から来た20代前半の若い男性と出会う。朝6時過ぎに熊渡を出、弥山川を遡行し12時前狼平に、実に6時間弱で到着とは、若いとは云えなかなかの健脚だ。

狼平からは何度も歩いた道だが、昨年登った頂仙岳の頂上付近にシャクナゲの木が多くあったので寄り道したが、花どころか蕾も無い状態で期待外れに終わった。ただ北に開けた頂上からは大普賢岳や行者還岳の眺めは良い。
もう一箇所楽しみにしていた天女の舞には昨年尾根を直登したが、今日は北斜面の巻道を見つけることができこれを利用。丁度新緑が始まったばかりで青空に緑が眩しく、まさに天女の舞にふさわしい所だった。

A坪内林道〜明星ヶ岳〜八経ヶ岳〜弥山 日時:2010.7.10(土)  天気:曇り
 メンバー:オーさん、アイさん、私 GPSデータ:Trackデータ
梅雨最中の貴重な晴れ間を狙い、オオヤマレンゲを見るため弥山・八経へ。
同じ木でも既に枯れた花もあれば、丁度開花したもの、まだ蕾もあるといった状況で、時期的には丁度よかったように思う。
ただ残念なことにデジカメを忘れてしまい、携帯電話のカメラで撮影したものの画質が悪く、オーさんの写真を利用させていただいた。

現地まで
道の駅吉野路・大淀(6:00発)−−−下市町−−−黒滝村−−−天川村−−−坪内林道登山口(7:20着)
走行距離 : 31km
車は前回と同じく川合登山道との合流地点に停める。我々が着いた時点で既に2台停まっていた。

登山コースとコースタイム
坪内林道登山口(7:35)−−8:25栃尾辻−−10:00高崎横手−−11:25奥駈道−−11:30明星ヶ岳−−12:00八経ヶ岳12:45−−13:23弥山小屋13:33−−14:25狼平−−14:43高崎横手−−15:03頂仙岳−−16:16天女の舞16:30−−16:41栃尾辻−−17:23坪内林道登山口
所要時間:約9時間50分 歩行時間:約8時間 距離:約17.5km

八経ヶ岳から明星ヶ岳の稜線
(日ウラ山より

オーさん撮影
高崎横手から明星ヶ岳の間にはこんなところも
オーさん撮影
明星ヶ岳
後方は八経ヶ岳
明星ヶ岳と七面山(左奥)
八経ヶ岳から
オオヤマレンゲ
八経ヶ岳と弥山の間で
オーさん撮影
頂仙岳
P1518m手前の森
オーさん撮影
この木なんの木
天女の舞で

オーさん撮影

@坪内林道〜狼平〜弥山 日時:2010.6.27(日)  天気:曇り/ガス
 メンバー:オーさん、アイさん、私
この日、梅雨前線は一旦日本海側まで北上しているとはいえ、芳しくない空模様。だが大きく崩れることは無いだろうと判断し、次回予定している”弥山オオヤマレンゲ山行”の下見を兼ね、坪内林道から尾根ルートを歩いた。

現地まで
道の駅吉野路・大淀(7:10発)−−−下市町−−−黒滝村−−−天川村−−−坪内林道登山口(8:30着)
坪内林道(正式名称は林道殿野坪内線)は、かなり上部まで舗装されており路面状態も比較的良い。川合からの登山道との合流地点の手前約2Kmあたりから地道となるが、乗用車でも何とか通行出来る。川合登山道との合流地点から先へも進入可能だが工事中でもあり、我々は川合登山道合流地点に駐車した。

登山コースとコースタイム
坪内林道登山口(8:55)−−(9:42)栃尾辻−−(11:10)高崎横手−−(11:30)狼平−−12:40弥山13:30−−(14:10)狼平−−(14:38)高崎横手−−(16:27)栃尾辻−−(17:15)坪内林道登山口
所要時間:8時間20分 歩行時間:約6時間40分 距離:約16.6km

霧の狼平
帰りは霧も晴れていた
狼平から弥山へ
濡れると滑りやすい木製階段、まるでアイスバーン、非常に危険
まだ蕾のオオヤマレンゲ
帰りの狼平で
稲村岳・バリゴヤノ頭・行者還岳
林道駐車地点より
登山口
左の尾根を上がる
林道の約1.3Km先にもこの尾根に上がる箇所あり
観音峯山
中央の開けたところが展望台

その他・見所・関連山行
弥山・八経ヶ岳(行者還トンネルから)
天川村ホームページ

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