レシャック監督辞任 as of 1998/09/28
本日クラブはレシャック監督、ロウラコーチ、安達ゼネラルマネージャー3氏の辞任を発表しました。また、監督代行にはエンゲルス氏が就任するとのこと。詳しくはクラブ公式HPのリリースをご覧ください。
いろいろ噂が飛び交っていて、もしやと思っていただけに、やはりという気持ちが大きいです。約半年横浜フリューゲルスを指揮したレシャック氏ですが、スペインのトップチームの元コーチらしく日本ではまだまだ不十分な速いパス回しと3−4−3システムを標榜した攻撃的なシステムサッカーを取り入れたことは大きなエポックでした。
安達GMは、チーム強化の最高責任者として一昨年ヴィッセル神戸より着任。今回の件で引責辞任されることになったようです。
選手達には、今日午前の練習前に社長より直接の経緯説明が、監督代行に就任したエンゲルス氏からも今後の説明があったようですが、詳しいことは不明です。
残念な結果ですが、先週の練習の雰囲気といい、試合内容といい、とてもなにもなくて収まるような状況ではありませんでしたから、もはや限界なのかもしれません。選手達にも動揺が走っていると思います。おまけに次は難敵ジュビロです。この難しい状況にどうチーム、選手のサポートが出来るのか。難問です。
しかし、守備に大きな負担のかかるシステムが結果としてはチームの命とりとなり、チーム状態も最悪に。26日の平塚戦での敗戦を契機に辞任を申しで、クラブも辞任を了承したものです。
平塚に3−1で敗北 as of 1998/09/26
9月26日14時から雨の国立競技場で行われた対平塚戦は、開始直後FKから失点、さらにロペスに鮮やかなヘッドを決められ、その後相手DFのミスからサンパイオがすかさず得点するものの、そのすぐ後にPKをとられ、3−1に。後半はお互いにゴールを割ることができず、結果3−1で敗北しました。
雨は夕方からという予報を信じていたのに、試合開始1時間前から結構な降りになってしまいます。今年は天候不順ですが、それにしても土曜に雨が多いような気がするのは私だけでしょうか?代表のトルシェ監督も観戦していたようです。
さて、スタメンはこんなかんじでしょうか。3−5−2という発表でしたが、本当にそうだったか最後までわかりませんでした。
後半に入ってますます運動量の落ちるフリエ。中盤でのチェックが甘く簡単に前線に放り込まれ、サイドを使ってセンタリングを上げられる局面が多くなります。センタリングの精度が低かったので助かりましたが、何度かの決定的な場面もあり、楢崎のパンチング&セーブでしのぎます。攻撃では永井の強引に持ち込むプレーが目立つ程度で散発的。平塚DFもあまりうまくなかったですが、中へ中へと切れていってしまうため、DFの厚いところに突っ込んで自滅のパターンが多かったのは残念でした。ほぼ平塚ペースのまま試合終了。点差的には3−1でしたが、内容的には6−1の試合でした。
完全に歯車が食い違ってしまっています。戦術とかなんとかというよりも、選手、スタッフ間の信頼関係とか、なんかそういったメンタルの部分での問題が大きいように思えます。選手同士でも、うまくかみ合っていないのか、フットレが出したパスに一樹が反応出来なかったり、明らかにほとんどの選手がイライラしているのがわかるなどチーム状態は最悪といっていいでしょう。
この状況をクラブはどうファンに説明するのでしょう。もう説明をするのに待ったなしの時期に来ていると思うのですが。
永井 一樹
三浦 フットレ
山口 氏家
サンパイオ
井上 原田 薩川
楢崎
試合開始0分に、いきなりFKから失点します。ゴール正面やや左からのFKは、壁に当たって角度がかわり、ゴール左隅に入ってしまいます。あっけにとられて動けない楢崎。
7分には上げられたセンタリングをほぼフリーの呂比須に決められ2−0に。このヘッド楢崎を見て逆コーナーに入れるあたりはさすがという感じです。マークは着いていたのですがやや距離を取りすぎだと思いました。#相手にとっていやなマークという感じでないんですよね。
中盤でのパスミスも目立ち全体的にバラバラな印象。選手個人個人は決して悪いプレーはしていないと思うのですが、サッカーは全体でするわけですから個々の局面打開だけではいかんともしがたいという感想です。
特に昨日の平塚DFは中央寄りで守っていたので、両サイドには広大なスペースがあるものの、縦へのパスは少ないし、さらにはサイドチェンジは無いに等しいということで、ほとんど有効な攻撃は仕掛けられません。からくも相手DFのクリアミスをサンパイオが蹴り込んで1得点し、さらに山口のループシュートもありましたが、局面を変えるにはいたらず。逆にPKをとられ、楢崎がパンチングで防ぐもののこぼれ玉を蹴り込まれて3−1とされてしまいます。
どのタイミングだったかは忘れましたが、ディフェンシブなMFで入っていたサンパイオに監督からDFに入るような指示がでていましたが、なんだったんでしょうか?前半の後半は4バックになっていましたが、はて?
今日の東戸塚 as of 1998/09/24
東戸塚の練習場に行って来ました。夕方から仕事が突発的に入ったのでサテライトの練習試合(対佐川急便戦)は見られなかったのですが、久しぶりに高田選手と会えてちょっと感激。相変わらず笑顔がすばらしい人ですね。サッカー続けていてくれて本当によかった。
さて今日の東戸塚は異様な雰囲気でした。安達GMはじめ強化部の方々、木村元監督、前田治ジュニアユース監督など強化部関係者が全員集合。レシャック監督とエンゲルスコーチも練習開始時の挨拶後はクラブハウスに戻ってしまいました。
さて、サテライトの練習の方に出てきた遠藤選手に、「昨日の2枚目、何で出たのか全然見えなかったヨ」と言うと、「(自分が)引っ張ってたの」とのこと。まあ、本人が言うんだから間違いないでしょう。
さすがに昨日の敗戦が大きく響いているようで、選手のみなさんにもほとんど笑顔がなくちょっと重たい雰囲気でした。試合翌日のいつものメニューで、ランニングとストレッチ、クールダウンと1時間ほどの練習をこなしていました。
#前田浩二選手はどちらの練習にも参加していませんでした。トレセンには来ていたので、どこか故障でしょうか?
名古屋に2−3で敗北 as of 1998/09/23
9月23日(祝)に横浜国際競技場で行われた対名古屋戦は、前半に遠藤が2枚のイエローで退場、さらに終了間際にイゴールが同じく退場。善戦したものの2−3で敗北しました。
台風一過なのになぜか曇り。おまけに時折雨までふるという天候。さらに芝もほげほげで、すごい状況です。なんでも冬芝を大事にしすぎて、夏芝がうまく定着しなかったのが原因だとのことですが、W杯の時は大丈夫なんでしょうか?最近隣にできた練習用のグランドの芝の方がいいような。#昔三ッ沢でも同じようなことがありました。あのときは長雨だったんでしたか?結局九州からブロック芝を移植して試合をしたんでしたね。
スタメンは以下の通りです。ポジションはいつも苦労するところですが、こんな感じでしょうか?
先制はフリエ。中盤からの山口のロングパスに氏家が反応し、GKと1対1。GK横を抜けるシュートがゴールします。ここのところ相手の裏への走り込みが少なかったので、この得点はドリブルでDFを切り裂かなくても点が取れるいい見本だと思ったのですが。
後半の10人での戦い方はほめるべきでしょう。中盤が薄くなる分をやや下がり気味にしてカバーし、攻撃の時にはまるでサイドバックのように攻め上がってくるサンパイオや山口。勝ち点3をとりに行きますがならず。35分頃に逆に失点します。
結局そのまま2−3で敗北しました。これでホーム5連敗。前回ホームで勝ったのは8月1日の対鹿島戦(横浜国際)ですから、2カ月近くホームで勝利がないということになります。
どこが悪いとか言う感じではなくなってきましたね。やはり重傷なのに、薬を飲んでいるだけではだめなんでしょうか。
イゴール
三浦 フットレ
氏家 遠藤
サンパイオ 山口
井上 原田 薩川
楢崎
登録上は3−4−3ですが、サンパイオ、三浦、フットレが下がり気味、逆に山口が上がり気味という感じで、4−5−1というようにも見えます。
試合としては5分5分だったと思います。中盤でもうまくボールが渡っていましたし、インターセプトされる回数もぐっと少なくなっているように思えました。DFの井上も試合に慣れてきたということもあって安定したプレーを見せてくれます。ただ相手ゴール前での遅攻が祟っているように思えます。そのままシュートで良いのに持ち替えて見たり、横にパスを出したりで、なかなかチャンスになりません。
しかし喜びもつかの間、ストイコビッチからのクロスを福田に頭で合わせられて失点します。クロスの出所にはまったく寄せがなく、福田も競り合いに勝ってのヘッドでしたから完全にやられたという感じです。
この後謎の(#ゴール裏からはなにがおきたか不明)2枚目イエローで遠藤が退場になりフリエは10人となります。前半は同点で終了します。
万事休すといった感じでしたが、選手はあきらめません。果敢に切れ込んでいく永井。相手DFがエリア内でシュートを手ではじいてPK。これを三浦が決めて同点に。しかし追いついたのもつかの間そのすぐ後に逆にゴール前の混戦から失点して、2−3になります。終了間際にイゴールが2枚目のイエローで退場。審判につかみかかろうとするイゴールを止める選手達。1試合で二人の退場者が出たのはフリエでは初めてでしょうか。
浦和に敗北 3−0で落とす as of 1998/09/20
9月19日(土)に浦和市の駒場競技場で行われた対浦和戦は、3失点し破れました。
駒場はいつものように超アウェー状態。アウェーチームのファンは完全に隔離されてしまいますが、席に座ることが出来ずに立ち見の人もかなりでるほど。フリエのファンも熱心な人が多いです。フリコミボードにもよく書き込みされているキャロルさんと会えたり、「フリエNEWS見ています」と声をかけていただける人がいらしたり、アウェーはアウェーなりの雰囲気があります。
さて、試合ですがスタメンはこんな感じでしょうか。このところスタメンのポジションについてはあまり自信がないです。試合中の流れでどんどん変わってしまうので………。まあ。一応の参考としてください。
後半開始早々に氏家に変えて永井を投入。後半に入ってもフリエはがんばっていたと思います。特に中盤では早いつぶしで浦和サポをブーブー言わせていましたから。しかし攻撃は前半よりやや単調で、中へ中へ切れ込んでいってしまうケースが多くなります。#この辺が課題でしょうか。
小野、ベリギスタインを欠く浦和から1点も上げられなかったのは苦しいです。シュートがバーまたはポストに阻まれたというのもありましたが、それだけでは説明がつきません。最後にフリエゴール裏に挨拶をしていった選手のみなさんの表情は苦渋に満ちていました。唯一の救いは、選手が最後まで試合をあきらめないことです。選手があきらめない以上、サポーターも最後まで試合をあきらめることはありません。全体的には調子は上向きだと思いますので、次の名古屋戦では良い試合を見たいです。
フットレ イゴール 遠藤
氏家
三浦 山口
サンパイオ
井上 原田 埜下
楢崎
序盤からボールを支配するフリエ。中盤の構成悪くないです。浦和の守備陣がばたつく場面もあってチャンスもありますがシュートまでなかなか持ち込めません。サイドを使っての攻撃もこの時間はありました。遠藤を使っての攻撃も惜しい。左の三浦からのセンタリングにフットレ。しかし届かず。浦和の4バックの裏に走り込めていなかったですね。イゴールもうまく足下でボールがもらえずにとられたりで。
かなり押していたと思ったのですが、自ゴール前の一瞬の隙から23分に失点します。逆サイドでよく見えなかったのですが。前半は1−0とリードを許します。
14分の失点は左サイドを破られ、センタリングされ、相手FWに付いていた遠藤がクリア。が、そのクリアが不幸にもオウンゴールになってしまいました。DFは左サイドに2枚行っていて、抜かれてしまっているのですが、チエックが中途半端だったかもしれません。遠藤のOGは責められません。ほとんどFWの位置にいながらゴール前に戻ってきて守備に入っていたのですから、そちらを評価したいです。
徐々に中盤から両サイドへ展開されるパターンが増え、28分に福田にゴールを許し(これは完全に崩されてしまいました)、結果3−0で敗北しました。
マリノスに完敗 as of 1998/09/16
9月15日(祝)に横浜国際競技場で行われた対マリノス戦は、守備陣の隙をつかれる形で2失点し、0−2で完敗しました。
後半に入っても、マリノスゴールを割れないフリエ。全くといってサイドの深いところを使わない攻撃はいかがなものでしょう。わずかに途中交代の吉田が使っただけでした。ゴールに近づくにつれてどんどん中へ入ってしまうためにダイナミックな攻撃になりません。三浦も真ん中にはたいてそのまま走り込めばいいのですが、なにか呪縛にかかっているかのように相手の裏をかく動きはせず。ミドルシュートも惜しくもポストでゴールになりません。フットレも復帰したばかりで今ひとつ精彩を欠いたという感じです。
今日は試合中の波が大きすぎました。良い時間帯も多かったのですが、悪い時間帯に失点を重ねてしまいました。DFも集中が切れて失点という形でしたし、本来的にはDFをカバーするべき中盤が機能していなかったと思います。山口のフラストレーションたるや想像を絶するはずです。さらに攻撃時の「真ん中病」。フリエの重病は自然治癒するのか?
台風5号接近中という割には高曇り。結構暑くてちょっと夏に逆戻りかな〜といったお天気。何でも今日はゴール裏は売り切れ、当日券はバックとメイン指定のみという売れ行きで、ちょっと嬉しくなります。#しかし2002年Wカップ決勝誘致ということでかなりの枚数が横浜市関係に引き取られていたようです。
スタメンはこんな感じでしょうか。サンパイオをDFに下げ、中盤に氏家を入れるといった新布陣。
イゴール 永井 フットレ
三浦 遠藤
氏家 山口
サンパイオ 原田 薩川
楢崎
試合は前半10分くらいは中盤での押し合い。徐々にフリエがボールを持つようになるのですが、ここからが苦しい。前後半通じてそうだったのですが、中盤からゴール前への工夫がたらず、中へ中へと切れ込んでいってしまい、マリノスDFの一番堅いところにつっこむということの繰り返し。また1枚ボランチになっているためにほとんどのパスが山口を通過。山口の負担は非常に大きくなります。
マリノスはカウンター気味の攻撃。さすがにサンパイオが入るとDFは安定するものの、その分前線へのパスのバリエーションは減っているので喜んでもいられません。しかしその安定したDFも1本のゴイコチエアへのパスで破られてしまいます。左サイドに出たパスをゴイコチエアがセンタリング。安永にはマークが付いていたのですが、2列目から入ってきた中村は完全にフリー。ヘッドでドンピシャで決められてしまいます。
その後、マリノスゴール前混戦から遠藤がシュート、ゴールには入るもののその前にオフサイドをとられて得点になりません。
カウンターでさらに1失点し、結果0−2で敗北しました。もっとも負けてはいけない相手に勝ち点3を与えてしまいました。
ガンバ戦はPK戦で勝利 as of 1998/09/13
9月12日(土)大阪の万博競技場で行われた対ガンバ大阪戦は、1対1のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦ではシュートが連続して枠に飛ばなかったガンバに勝利しました。
横浜を朝出発、大体6時間くらいで大阪につく予定が、断続的な東名高速の工事渋滞で、万博に着いたのは3時
近くになっていました。
後半に入り、ガンバが攻勢に出てきます。逆サイドになるので良くは見えないこともあるのですが、守り切ります。逆に攻撃ではため息の出るような場面が続きます。ガンバのDFダンブリーがうまかったです。シュートまでなかなか持っていけません。また、せっかく中盤まであがってきたボールをDF(ひどいときにはGK)まで下げてしまう場面が多く、ゴールへのエキサイティングな場面は少なかったです。レシャックの指向するサッカーが、FWのチャンスを多くすることにより得点機を多く作るということであるとすれば、ガンバ相手にはなにか考えなければいけないですね。
結局延長に。フリエも決定機があったもののものに出来ず。疲れも出てきて、双方の選手とも動きがややなくなりそのまま延長終了。2ND初のPK戦に。
勝ち点1は大切な1点ですが、どうしても勝ち点2を逃したという気持ちになってしまいます。ただここのところガンバには歩が悪かったですから、よしとしないといけないのかもしれません。#人間欲が深いですね。
#オーレの中央高速を使った別動隊は、高速では渋滞はなかったそうですが、かわりに相模原市内の「国体」渋滞で結局は同じになってしまいました。相模原市内を抜けるのに1時間半もかかったとか。
さて、スタメンですが、こんな感じでしょうか。
アンデルソン 永井 遠藤
山口
三浦 氏家
サンパイオ
薩川 原田 井上
楢崎
サブ:佐藤浩 大久保 大島 前田 吉田
しかし発表ではこうなっていますが、実際のポジションは???変幻自在といいますか、なんといいますか、特にサンパイオの守備&攻撃範囲はすさまじく広く、ディフェンシブながら比較的フリーなポジションでプレーしていたと思います。逆に遠藤は下がり気味でプレーすることが多く、事実上MFでした。
中盤を厚くして、ガンバのロングボールを押さえる作戦と見ましたが、開始早々失点します。ガンバの中盤から出たボールを、オフサイド位置のガンバ選手がセンタリングし、同じくオフサイド位置の小島がハンドで落としてシュート。本当にすばらしいゴールでした。ところで、この競技はなんの競技でしょうか?ハンドボールでしたっけか?副審も試合開始早々で足が追いついていませんでしたので、オフサイド見逃しになってしまったようです。
しかし、中盤が比較的機能し出したフリエは試合をコントロール(まあカウンター狙いのガンバはそれでいい訳なんですが)、サイドを有効に使った攻撃で揺さぶります。
フリエの得点は、ショートコーナーから三浦クロス、サンパイオヘッドでアンデルソンの前に落とし、アンデルソンシュート。ゴール裏からは良く見えなかったのですが、ボールがネットに絡み、サンパイオが喜んでるのが見えました。これで同点。
続いて井上の上がりからシュート、山口のミドルなどでチャンスを作るものの得点に至らず。DFはガンバの速攻をきっちり押さえ、失点しません。原田の安定感が頼もしくなってきました。サンパイオ、得点に絡んだと思ったらDFでも大活躍。特にパスの出所を押さえ、インターセプトという場面が何回かあったと思います。
このPK戦はあっさりとけりがつきます。ガンバ1番手は枠の遙か上に、2番手は左の枠外に蹴り、フリエが三浦、サンパイオ、永井、原田と決めて試合終了しました。
奥野誠一郎選手 大宮アルディージャへ期限付き移籍 as of 1998/09/10
クラブは、奥野誠一郎選手の期限付き移籍を発表しました。以下プレスリリース。
この度、奥野誠一郎選手(DF)が大宮アルディージャへ期限付き移籍することとなりましたので、お知らせいたします。
98シーズン成績:Jリーグ1stステージ 3試合出場、0得点
期間は98年9月8日〜99年1月31日までの5カ月間です。
■奥野誠一郎選手プロフィール
氏名:奥野誠一郎(おくの せいいちろう)
生年月日:1974年7月26日
ポジション:DF
身長/体重:180cm/71kg
出身地:福井県
経歴:1990年 福井県坂井郡丸岡町立丸岡中学校卒業
※3年生時/全国中学校サッカー選手権大会出場
1993年 福井県立丸岡高等学校卒業
※2年生時/地域ユース東西対抗戦出場
インターハイベスト16、国体3位(優秀選手)
※3年生時/インターハイ出場、全国ユース大会出場
選手権大会出場
全日空佐藤工業サッカークラブと契約
ミハイトビッチ選手の獲得を断念 as of 1998/09/08
クラブは昨日、現在イタリアセリエAのペルージャの所属するDF、ミハイトビッチ選手の獲得を断念したと発表した模様です。
もともと、中田選手のペルージャ移籍の交渉に当たっていた代理人は、現在のレシャック監督やイゴール・フットレ両選手の移籍にも関わっていたようですので、ペルージャからフリエへの移籍ということも可能性としては充分あると思っていました。
個人的には、今必要なのは外国籍選手の補強ではなく、チーム戦術の確立と徹底だと思っていますので、この発表は我が意を得たりという感じです。
#でもペルージャのホームページ(これがなんと日本語版まで出来ているのだ!すごい中田パワー!?)を見てもミハイトビッチという選手が確認出来ないんですが………。綴りが特殊なのかな?
柏に1−2で敗北 ホームで連敗 as of 1998/09/06
9月5日に、横浜国際競技場で行われた対柏戦は、ベンチーニョにヘッドで2発決められ、フリエもイゴールが得点するものの結果1−2で敗北しました。
前回ホームで負けている柏は、ストイチコフを欧州選手権で欠くなど本来の布陣ではありません、フリエも三浦、フットレ(肉離れの回復間に合わなかったですね)を欠くなどこちらもむずかしい状態でのキックオフ。スタメンはこんな感じだったでしょうか。瀬戸はFW登録でしたが、実際は下がってのプレーでした。
前半40分過ぎに前田と一樹を下げ井上と吉田を投入。一樹は全くボールに絡んでいなかったのですが、本来的には左右のウイングが機能して、相手DFの裏に出て攻撃というのだと思いますが、うまくいっていません。一樹へのパス自体も少ない気がします。
後半はフリエもチャンスを作るものの決定力不足で得点に至らず。逆にイゴールが2枚目のイエローで退場(しかしこのイエローはひどかったですね、完全にボールに行っているのに(9月10日追記:バックスタンドで観戦されていたかたからは、「やはり後ろからいっていた、やむを得ないレッドだった」とのコメントを頂きました。私のところからはボールにいって、その足が引っかかったように見えたのでこう書いてあります)。鹿島に続いての審判災難。クラブの人は伊勢山皇大神宮でお払いしてもらったほうがいいんではないでしょうか?)。またDFが裏をとられてGKと1対1で抜かれるものの、ゴール前になんとか戻ったサンパイオがクリアするなど危ない場面もありながら、結局得点も失点もぜず、結果1−2で敗北しました。
ホームで2連敗はやはりショックです。無失点試合はありません。弱いチームに当たったときは爆発的なパフォーマンスが得られますが、相手がしっかりしていると攻めあぐねて失点してしまうといったあたりが課題だと思います。
イゴール
一樹
アンデルソン 永井
山口
瀬戸
サンパイオ
前田 薩川
原田
楢崎
試合全体としてはやや押されていた戦いだったと思います。フリエも中盤ではうまい試合運びで、前線につなげるのですが、最後のシュートが決まらないというイライラの募る展開。フリエは本来の力を出し切れずに、戸惑っているような感じがしました。柏は中盤の低い位置からサイドを使っての攻撃が目立ちました。
しかしこの試合を決めたのは右サイドの(酒井?)センタリングをファーサイドにあがってきたベンチーニョに頭で合わせられての失点(17分、33分)でした。ビデオを見ると、センタリングを上げさせないように前田が寄っていって、中央のDFに原田がついているのですが、なぜかベンチーニョへのマークが2回ともはずれています。マークの受け渡しミスなのかもしれませんが、同じパターンでの失点は好ましくありません。
イゴールのゴールは、アンデルソンがお膳立てしてのもの。25分に左サイドをあがって、ライン際からゴール前に走り込んできたイゴールにパス。イゴールは簡単に足に当ててゴール。アンデルソンの上がりは鹿島戦でも得点につながっていてなかなか魅力的です。