第78回天皇杯に優勝 as of 1999/01/02
国立競技場には5万を越える観客が入りましたが、特に横浜フリューゲルス側は大混雑。代表の試合ほどではないのでしょうが、通路もまともに歩けないような状態です。コーヒーを買おうと思ったら長蛇の列であきらめました。
後半に入りややフリエよりの試合展開。清水はゴール前の混戦で痛んだ沢登の途中交代が痛かったのではないでしょうか。楢崎の好セーブにも恵まれて失点しません。
まず驚異的ながんばりを見せた選手の皆さんに最大の拍手を贈りたいです。みなさんはサポーターにとって最高の宝です。ほんとうにありがとうございました。
「横浜フリューゲルス」の戦いはこの天皇杯で終わりです。その意味でこの優勝は最高の幕引きであったと思います。しかし逆に、これほど悲しい優勝もなかったでしょう。例え私達からチームは奪えても、決してこの想いは消し去ることはできません。それだけは忘れないでいてほしいです。
平成11年元旦、東京の国立競技場で行われた天皇杯決勝対清水戦は、先制されるものの前半のロスタイムで久保山のゴールで同点とし、さらに後半30分過ぎに吉田のゴールで逆転。結局この吉田のゴールが決勝点となり2−1で勝利しました。なおこの天皇杯のMVPには吉田選手が選出されています。
横浜フリューゲルスの天皇杯優勝は第73回大会以来5年ぶり2回目、タイトルとしてはアジアカップウイナーズカップ優勝以来3年ぶりになります。
いつも通りのスタメンですが、警告累積で出場出来ない薩川に変わって原田をDFに起用。前半は風下ということもあり、またやや選手の動きが固い部分もあって押されます。失点は沢登によるものです。
前半もロスタイムに入りこのまま0−1で折り返しかと思っていた矢先に久保山がゴール。もう執念ですねここまでくると。1−1で折り返します。
試合を決めたのはまたしてもこの男、吉田でした。後半30分向こうサイドのゴールにボールを突っ込んできました。清水の選手の気落ちがはっきりとわかる1点でした。
この後守りに入ることなく、DFもやや下がったきらいはあるものの好守を繰り返します。吉田に変わってアンデルソンを投入。結局このままタイムアップし天皇杯に優勝しました。
そしてこの困難な状況の中チームを支えたスタッフ、サポーターの皆さんも素晴らしかったと思います。優勝報告会の席で前田選手会長が言っていたように「選手とサポーターの信頼関係」が確認できたように思えました。