たぬきのポンポコ通信
2002年11月号外
住民ネット倉橋代表特集号
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2002年11月5日

志賀町産廃施設計画問題・住民ネットワーク代表:倉橋 鉄造 様へ
公開質問状

                                               志賀町議会議員 砂川次郎
 

2002年9月11日付け倉橋様より志賀町議員砂川次郎宛へのお手紙を読ませていただき、私はあまりに驚きました。どのような意図でこのような文章を志賀町議員全員と志賀町各区長宛てに倉橋様が送られたのか、その意図が分からず、考え悩んでおりました。でも、どう考えても理解できないため、倉橋様に以下の内容の公開質問状をお送りいたします。

倉橋様よりのお手紙からは、キチンとした手続きさえ踏めば栗原に産廃焼却場を作ってもやぶさかではないと受けとれます。まるで行政側が言うような事をおっしゃっているではありませんか。
住民ネットワーク代表の倉橋 鉄造 様以下、小原 克博 事務局長様、住民ネットワークの方々は本当に栗原に産廃焼却場が作られては困ると思っておられるのかどうか、大きな疑義が生じています。したがって、以下の質問にお答えくださるようお願いいたします。

1。
焼却場は危険な施設だから反対なのではないですか?
手続きさえ踏めば許容できる施設なのですか?

2。
ごみをほとんど排出していない地域に大型の焼却炉を作る計画だから反対、というのではないのですか?

3。
栗原の土地取得経過に不明朗な取引が介在しているから反対、というのではないのですか?

4。
行政側は「整備計画委員会」で産廃焼却場建設にゴーサインが出た時点で、「キチンとした手続きを終了した」と宣言するでしょう。でも、「整備計画委員会」
 

の委員たちは、行政の選んだ人たちで、傍聴者が議事の録音を取ることにさえ反対し、委員会の終わりに傍聴人の意見を聴くことも拒否している人たちではないですか。そんな「整備計画委員会」がキチンとした手続きでこの産廃焼却場問題を検討してくれると、倉橋様はお考えなのでしょうか?

5。
行政側が地元了承の説明に使っている和邇学区区長会の決議=「和邇学区区長会が産廃焼却場建設を賛成したから推進している」の件について、現在の区長会ではどのようなことになっているのでしょうか。
倉橋様は現在その和邇学区区長会会長であるわけですから、速やかに反対決議なりを上げられるはずですが、なぜそれをなさらないのでしょうか。それとも現在の和邇学区区長会は計画中の産廃施設計画に賛成なのでしょうか。明確にお答え下さい。

以上の5点について、11月11日までに文書で砂川次郎までご回答下さるようお願いいたします。

なお、産廃焼却場問題に関する議論をオープンにして、住民ネットワークの構成員の皆様や志賀町町民の皆様にも議論していただくために、この質問状は公開質問とさせていただきます。よろしくご理解下さい。
 

志賀町議会議員各位
志賀町区長会各位
平成14年9月11日
志賀町産廃施設計画・
住民ネットワーク代表
志賀町和邇学区区長会長
志賀町和邇春日1丁目区長
倉橋鉄造

謹啓、大分秋めいて参りましたが、貴職に置かれましては益々御健勝の御事とお慶び申し上げます。日頃は地域住民の為に何かとご尽力頂きまして有難うございます。
 突然お手紙する非礼をお許しください。
先日県南部広域処理システム施設整備委員会(以下「計画委員会」と略す。)の委員各氏及び知事宛てに、同封の書簡、及び「小冊子」並びに綾昭氏の選挙用チラシの3点を送付いたしました。
 県が進めております、志賀町栗原地先処理システム設備整備計画(以下「本件」と略す。)に関し、「計画委員会」の諸氏が、県の一方的な間違った情報により、誤った判断を下す事を恐れ、また「計画委員会」の委員並びに知事に真実を知ってもらいたかったからであります。書簡及び「小冊子」に書かれている事は、全て私自身がこの2年余り、志賀町和邇学区区長として見聞きして来た事、或いは志賀町住民が行政から知ら占められた事実に基づくものばかりであります。
 私達は「本件」に関し何が何でも反対といっている訳ではありません。書簡の中でも触れておりますように、同封の寺川委員提出資料(第2回「計画委員会」で学識経験者の寺川委員が提出された資料)にありますような、理になかなった検討の結果、立地場所が栗原地先に決まったのなら、それを受け入れる事もやぶさかではないでしょう。
 始めに“栗原地先ありき”と言うまったく不条理なやり方が我慢できないのです。始めに“栗原地先ありき”を一旦白紙に戻して、道理にかなったプロセスで、立地場所から検討し直してほしいと訴えているのです。これが私達の訴え続けている“白紙撤回”なのです。これは無理な訴えなのでしょうか。
 諸兄姉におかれましては、これからありのままの事実に目を背ける事なく、又私達のいとするところをお汲み取りくださいまして、よくよく御再考下さらん事を願い、ご一報いたしました。
 ご賢察の程、切に切にお願い申し上げます。御不審の点等ございましたら、何なりとお尋ね下さい。
出来れば御目文字の上、お話させて頂きたいと思います。
なお区長様には後日、貴区公民館等で勉強会を開催させて頂きたくお願いする事になろうかと思いますが、その折はよろしくお願い申し上げます。
末筆ながら皆々様の益々の御発展と御健康を心からお祈り申し上げます。
敬白