ポルトガル旅行記
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リスボン
国立古美術館
<リスボン3日目>

トゥクトゥクに乗ってから大変なことに気が付いた。泥棒市でスリ泥棒にあい、財布がなかった。
お金はともかく、カードが入っていたので日本に電話し持っていたと思われるカード会社に電話をしてもらい、ガードをかけてもらった。一応カードをブロックしたので気持ちを新たに、トラムで国立古美術館に向かった。
実は、引率者である娘にくどいほど気をつけろと言われていたのだが、ユーロに換金しようと思いすぐ出せるようにとポケットにいれていた財布はノーガードであった。それを見事にやられたのである。
ベルギーやオランダでは駅近くに換金所があり、ポルトガルでもそれがあると思い、ユーロにした後は財布はカバンにしまおうと思っていたが、それができなかったのである。それにしても見事にやられた。
泥棒市で泥棒にやられたとなるとしゃれにもならない。しばらくはシュンタロウ。

さて国立古美術館1883年に建設された、ポルトガル最大の規模を誇る美術館という。国立古美術館、カシーリャス地区
17世紀の貴族のお屋敷を利用しているというその建物は、全体は美術館らしくないが、内装は情緒があり、なかなかのものであった。
12〜19世紀初頭、大航海時代の芸術品が多く収められており、豪華な芸術品とともに、日本ともつながっていたことを示す衝立や螺鈿細工の素晴らしい美術品がたくさんあった。
じっくりと、ポルトガルの歴史に触れ確認しながら行くと1日ぐらいすぐたつだろう。
おすすめの美術館である。
その美術館を出たときはすでに夕闇が迫っていた。
薄暗い路地裏を歩いて、向かったのは、船着き場であった。フェリーに乗ってカシーリャスに夕食を食べに行くことにした。フェリー乗り場に行き、少し待っているとフェリーが着いて、結構な人数がぞろぞろと降りそして乗り込んだ。リスボンカードは使えなかった

国立古美術館、カシーリャス地区
(よくわからないが) 
国立古美術館、カシーリャス地区
(200kgあるという。すごいの一言)
国立古美術館、カシーリャス地区
(仏教でいうと曼荼羅か?)
国立古美術館、カシーリャス地区
国立古美術館、カシーリャス地区
(日本に来た時の情景)
国立古美術館、カシーリャス地区
(当時の服装と日本人の驚きがよくわかる)
国立古美術館、カシーリャス地区
(この道を渡ればフェリー基地に)

(フェリーからの夕景)
国立古美術館、カシーリャス地区
(薄暗い路地を歩く)
カシーリャス地区・食事
国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区
(なんとなくさみしいが)
国立古美術館、カシーリャス地区
(レストランマルチンスの入り口)
国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区

通勤客もかなりの数乗り込んでいる感じである。
フェリーは20分間隔で来る。
乗り込んだフェリーから外を見ると、ちょうど夕暮れ時だったので夕焼けがきれいだった。
あっという間についたカシージャスは、海辺の街の雰囲気が漂っていたが、海辺独特のにおいがなくやはりここは川なのだとあらためて気づいた。
いろんなレストランや土産物売り場を通り過ぎ、マルティンスというレストランに入った。
このレストラン、日本に帰った後テレビ番組でレポーターがここに入り、私達が食べた料理を食べていた。
このレポーターは「おいしいおいしい」と言っていたが、確かにおいしかった。

料理のベースになっている魚介類のダシが美味しい。
料理を頼むにあたりやはり量がわからないので苦労した。
昔ほど食べられなくなっているので残しては悪いと気を使った。
料理を待つ間、店主と従業員らしい人たち6人くらいが店のテーブルを囲んで集まり、食事を始めた。
日本では考えられないことだが、おおらかというかマイペースというか。国立古美術館、カシーリャス地区
それがすごく自然な感じで、違和感なく、むしろほほえましかった。

料理をオーダーするとき娘が持っていたガイドブックを見せながら説明すると、おかみさんが以前来た日本人がおいていったといって同じ本を持ってきた。後から息子らしい男性がやってきて、その人は英語が話せたので、娘が、
「以前来た時には、ここが閉まっていたので入れなかった。今日やっと来ることができた」
というと、すごく喜んでいた。

とにかく言葉がわからない同士なのでオーダーが大変だった。苦労してオーダーしたかいあって料理はちょうどいい量だった。
料理はどれも、出汁はこってりしていたが、それほど重くなくいい味だった。
 
国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区
(いろんな料理を食べた)
国立古美術館、カシーリャス地区
(メニューを決めるのも一苦労)
国立古美術館、カシーリャス地区
(店主が心配そうに)

再びフェリーでリスボン市外に戻り、コメルシオ広場を抜けホテルに着いたのは日本時間で12月19日6時30分だった。
現地ポルトガルは、12月18日21時30分になる。 

国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区 国立古美術館、カシーリャス地区
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