霊山寺からここ極楽寺は1kmほどの距離であるが、歩くのも中途半端なのでKLEでそのまま走った。ここは弘法大師がこの地で21日間修行し、その結願の日に化現した阿弥陀如来を刻み本尊としたという。
本尊、本堂ともに国宝に指定されている。本尊は秘仏である。弘法大師自らが彫ったという仏様であれば、一度みてみたいと思った。
境内には大師が手植えしたという長命杉があり、大門から入るとすぐに目につく。樹齢は1100年くらいだと言うが、貫禄のある杉である。この杉に願いをかけると長命が叶うという言い伝えがある。安産大師としても知られている。
御詠歌は、
「極楽の阿弥陀の浄土へ行きたくば南無阿弥陀仏を口ぐせにせよ」
で、四国八十八カ所のご詠歌は三十三カ所と違ってかなり直接的である。
西国三十三カ所のご詠歌は、周辺の景色を詠み込んでいるが、四国八十八カ所の場合は、巡礼者がしなければいけないことを具体的に詠っている。
宿坊があり、150人ほどがとまれるらしい。今後はこういうところを利用しながらいきたい。
住 所 : 徳島県鳴門市大麻町檜段の上12
電 話 : 088-689-1112
宗 派 : 真言宗高野派
本 尊 : 阿弥陀如来
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