第88番 医王山 遍照光院 大窪寺
南無薬師諸病なかれと願いつつ詣れる人は大窪の寺をうめる
第88番 医王山 遍照光院 大窪寺
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八十八ヶ所結願の大窪寺。
ツアーで逆打ちしたので、八十八か所のうち4番目の四国巡礼となった。
この順路は、高速を抜けてただ一番近いところという感じがしたがどうだろうか?

実はこの寺に来る前に1番札所の霊山寺に立ち寄り、他のツアーの方々がめいめい巡礼グッズを買った。
私たちはすでにそろえていたので時間のある間もう一度霊山寺境内を見て回った。
そして88番の大窪寺である。

大窪寺は、徳島県の県境に近い矢筈山(標高782m)の東側中腹に位置し、縁起によると、養老元年に行基菩薩がこの地を訪れた際に、霊夢を感得し草庵を建て修行をしたと言われる。
行基はあちこちで霊夢を得ている。
弘仁7年に、唐から帰国した弘法大師が、現在の奥の院近くの胎蔵ヶ峰という岩窟で、虚空蔵求聞持法を修法し堂宇を建立。
等身大の薬師如来坐像を彫造し本尊とした。
また唐の恵果阿闍梨より授かった三国(印度、唐、日本)伝来の錫杖を納めて大窪寺と名づけ、結願の地と定めた。
本堂西側にそそりたつ女体山には奥の院がある。
大師が本尊に水を捧げるために独鈷で加持すると清水が湧き出たと伝わる。その水を薬とともに服用し、ご利益を受ける人も少なくないという。
本堂後方は多宝塔(奥殿)で本尊薬師如来が安置され、この本尊は薬壺の代わりに法螺貝を持つ珍しい姿で、この法螺貝で一切衆生の厄難諸病を吹き払ってくれると伝わる。
(公式ホームページ参考)

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第88番 医王山 遍照光院 大窪寺

女性の入山が、早くから認められ女人高野としても栄え、一時は百以上の堂宇を誇っていたという。

しかし天正の兵火や明治33年の火災などで寺勢は苦難を繰り返すが高松藩主の庇護や歴代住職の尽力により興隆。
「同行二人」を共にした金剛杖などは、大師堂脇の寶杖堂(ほうじょうどう)へ奉納される。これらは毎年春夏の「柴灯護摩供(さいとうごまく)」で供養される。

ここが結願の寺で、簡単にバスで来たのでなんとなく後ろめたい気がするが、ガイドさんもどんなに巡ってもいいということなので良しとした。
本当はきちんと歩いて一周1400qを巡るべきだし、巡りたいと思う。

住 所 : 香川県さぬき市多和兼割96
電 話 : 0879-56-2278
宗 派 : 真言宗
本 尊 : 薬師如来

(2012年4月21日 参詣)

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