第87番 補陀洛山 観音院 長尾寺 | ||||||||||||||
あしびきの山鳥の尾の長尾寺 秋の夜すがら御名を唱えよ | ||||||||||||||
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四国八十八ケ所逆打ちの二つ目は、長尾寺だった。 結構狭い道を曲がりくねり着いたような気がするがもはや忘れた。 やはり歩かないとダメである。 長尾寺は、明治維新以後、本坊は学校や警察、郡役所などの公共施設に提供された寺という。 地元では「長尾の観音さん」や「力餅・静御前得度の寺」として親しまれているという。 開創は聖徳太子という説もあるが、天平十一年に行基菩薩の説が一般的という。 行基がこの地を歩いていると道端に楊柳の霊夢を感じ、その木で聖観音菩薩像を彫造し本尊として安置し、法相宗を開基した。 その後、弘法大師がこの寺を訪れ、入唐が成功するように年頭七夜に渡り護摩祈祷を修法して国家安泰と五穀豊穣を祈願した。 その祈願は現在にも受け継がれ、毎年正月の七日には「大会陽」が盛大に開催されている。 唐から戻った大師は、再びこの地を訪れ「大日経」を一石に一字ずつ書写し供養塔を設立し、その時に真言宗に改宗。 長きに渡り多くの天皇から帰依された寺だったが、天正の兵火により、本堂以外は灰燼に帰した。 江戸時代に藩主松平頼重が、堂塔を整備。その時に天台宗に改めた。 (公式ホームページ参考)
住 所 : 香川県さぬき市長尾西653 電 話 : 宗 派 : 天台宗 本 尊 : 聖観世音菩薩 (2012年4月21日 参詣) |
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