〜開封済み・特別編〜



野猿撤収コンサin大阪 1日目の巻         【01年5月5日】
 
ついに行って来ました、野猿撤収コンサートin大阪城ホール。
よっさむは幸いにも2日、3日の両日に行けたんだけど、不覚にも風邪を引いてしまい、
体調が悪いまま参加することに。
5月2日(水)大阪は、あいにくの雨。気温も低く、風邪ひきさんのよっさむには少々辛い(汗)。
このコンサの為に春物の服やカバンを買ったけれど、とてもじゃないけど持って行けるような状態でもなく…。
実は、行く前日から発熱していて(前日は37度。当日は38.8度・笑)、お洒落していく余裕もなく、
気持ち的には「行けるだけ幸せ」。
会場では、小雨の降る中、グッズを購入。もちろん3日発売の「グレイテスト・ヒッツ」のビデオも購入。
会場特典で野猿クリアファイルがついてきた。わーいわーい♪
そして、会場に入るとよっさむ達の1階アリーナ席で割といいところで。買ったばかりのメガネを野猿でデビューさせる。
会場の真ん中だったので、スクリーンもばっちり見れた。少々席が後ろの方でも、よっさむはちょっと背が高めなので、
助かる♪こういう時だけ「背が高くてよかった〜〜」と自分を誉めてみる(笑)。
そして、開演前。来る前、ほとんどご飯がノドを通らなかったので、飲み慣れない栄養ドリンクを飲んで、自分自身を
なんとか万全の状態に持って行こうとする(気持ちだけでもね・笑)。
この日の為に、必死にチケットを取ったんだもん!よし!開演だ!!
しっかりとしたセット。昨年の姫路での野外コンサートとはやはり違う。
コンサートのオープニング曲は、タカさんがラジオで予告してくれていた通り「Slave」で始まった。
ステージ中央奥から銀のガウンを着て、まずダンサーチームが格闘家ヒクソンのように入場してくる。
(何人の人間がそのことに気付いたんだろ・笑)
残念ながら、ナルイは体調が間に合わなかったみたいで前回の代々木に続いての欠席となっていた。
そして、ボーカルが火薬の音と共にステージ下から飛んで登場。超かっこいい!
かっこいいキレのある振り付け。コンサ前は正直「Slaveでオープニング??」と思っていたけど、
実際見てみると、オープニングらしいノリがよくて、すごくかっこよく仕上がってた。さすがタカさん♪
「wanna be」「Move wave」と続き、1回目のMCへ。メンバー一人ひとりから挨拶♪
タカクはなぜか元気いっぱい。気合い充分!って感じで。タカさんからは「大阪に女でもいるのか?」と疑われていた。
ホッシーは「ワイルド系を全面に出せ」とタカさんに言われて、コメントしたのはいいが、大人的コメント(笑)。
とてもじゃないけど、ここには書けないわ(爆)。
前回の代々木で腰を痛め「ぎっくり腰のひどいやつ」と診断されてしまったカンちゃんも元気そうでよかった。
そして、1枚目のアルバム「STAFF ROLL」から「おまえがいれば-You are my only-」と
2枚目のアルバム「evolution」より「充実の地平線」を。「おまえがいれば」は最初のコンサートで歌ってたね。
ビデオでしか見ることの出来なかったよっさむは、まさか生で聴けるとはあの時思ってもみなかった。
「充実の地平線」は昨年の姫路で聴けたね。すごく嬉しかった。少しずつ、思い出がやってくる。
そして、こんな思いもまた思い出になるんだなぁ…と思いつつ、聴いていた。
しっとりとバラードを聴かせた後に始まったのは、なんとミュージカル(またの名を寸劇。コントかも・笑)。
ホッシー、ジェリー、タカクが水夫に、ゴテ、バカちゃ、シュウが海賊に。水夫と海賊が一つのやしのみを取り合う。
そこへ、ピーターパンになったノリさんが登場。互いを仲直りさせる。
そして始まる歌「俺たちの船出〜Adventure〜」。
ドリフやキャンディーズのフリも織り交ぜてある面白い振り付け(笑)。ノリさんデザインの青いバンダナを一緒に
振り回したりもする(よっさむは袋から出し忘れてしまった・汗)。途中でなんとノリさんが早変わり(?)で
SM女王に(爆)。もちろん、曲調も代わり、ライトアップもピンクに(笑)。ノリさんの口調も代わって、曲は止まり
ノリさんの独壇場(爆)。「“おかわり”って言いなさ〜い」とムチでゴテやジェリーを叩く(笑)。
「この時の為に、初めてわき毛を剃ってみました」と爆笑の告白。確かに、ノリさんのわきはキレイだった(笑)。
そして、曲に戻り(爆)、見事にミュージカル終了。本当に笑わせてもらいました!
タカさんによると、今回、前回代々木より長めだったらしい。大阪のファンにとっては嬉しいことです!
タカさん&カンちゃんによる「Anywhere」で、会場はまたコンサートモードに。
この曲でのカンちゃんは“矢沢”入ってて、実に楽しそう。
コンサートに来たら、やっぱりカンちゃんの“矢沢”を見ないとね(^^)。
テルリンは「STAFF ROLL」に収録されている野猿史上唯一のソロ楽曲「孤独に一番近い場所」を熱唱。
あぁぁ、この曲もビデオで見たよ。その曲が生で聴けるなんて、感動だぁぁぁ。
全員集合して始まった「野猿シングルベスト10」。なんとフルサイズで歌い、踊るというのだ。
タカさん曰く「第4位あたりから“がんばれ〜”と言う気持ちになると思います(笑)」とのこと。
まず第10位「Get down」。よっさむは生で聴くのは初めて。これで野猿は始まったんだよなぁぁぁ。
第9位「太陽の化石」。これまた生で聴くのは初めて。残念ながら、このコンサートには浅野っちの姿はなく、
シュウが立派に踊っていた。楽曲的には後藤次利さんが「今までの作曲家人生の中で1・2を争うほどのいい楽曲が出来た!」
とうなった曲だったけれど、セールスには結びつかなかったらしい。よっさむも好きな楽曲なんだけどなぁ。
セールスとはよくわからないもんだなぁ。
第8位「SNOW BLIND」。ここで「出だしを歌いたかった」というノリさんがアカペラで出だしを歌う。
ノリさん、あなたの歌声はいつもいいね〜〜(*^-^*)。そのアカペラを聴けただけでも結構満足。
第7位「夜空を待ちながら」。この曲は、やっぱり気持ち的にしっとりとさせてくれます。
撤収してしまう野猿にぴったりしていて、せつない感じ…。
第6位「star」第5位「First impression」。ここでsakiちゃんが登場。ものすごく緊張している様子。
本来なら「First impression」はCAが歌うんだけど、引退しちゃったので代わりにこの曲もsakiちゃんが。
結局、よっさむは生CAを見ることが出来なかったなぁ。
sakiちゃんには悪いけれど、やっぱりあの曲はCAが歌う方がよかった。感じといい、声もね。
でも、引退したら絶対に出て来ないっていうのが、なんともCAらしくて。
彼女は、タカさんに選ばれた立派な野猿でした。
第4位「Selfish」第3位「Chicken guys」。タカさんの言うとおり、このあたりからみんな体力の限界リミットに
来てました(笑)。もちろん、一緒に踊っているよっさむにも(笑)。
ここからはほとんどノンストップ状態で第2位「Be cool!」そして第1位は「叫び」。
ダンスナンバーが続いて、すごくしんどそうだったけれど、メンバー見事に踊りきりました!(拍手)。
しんどいとわかっていながら、フルサイズで聴かせてくれて、本当に嬉しかった。ありがとう、野猿!!
そして、アンコールは「Thank you」で始まった。曲調的には明るい別れの歌。
♪〜Thank you! Bye-Bye!〜♪のところの振りで、手を振るんだけど、カンちゃんの踊り方がなんとも
可愛らしくて、思わずカンちゃんに釘付け。そう言えば、野猿デビュー当初は、よっさむはカンちゃんファンでスタート
したっけ(今はメンバー全員好き♪)。あぁぁ、カンちゃんはやっぱかわいい♪
そして、お約束「We're the "YAEN"2001」。メンバーがそれぞれ歌っていくんだけど、ナルイのところだけ
VTRが流れる。うぅ、最後に見たかったよ。早く治して、完全撤収はみんなと一緒に迎えてほしい。
この曲は、いつも「Y・A・E・N」と手で作って踊るんだけど、これが体調不良のよっさむにはキツかった(笑)。
体力、自分が思っていた以上にへたってるのね(涙)。でも、メンバーと会場が一体化されるこの曲大好き♪
ある意味、堂々と踊れるし(爆)。もちろん、よっさむは他の曲でも踊ってるんだけどね(笑)。
バンドメンバー紹介では、コーラスの石森さんを紹介すると「アンサー」と応える石森フナティさん(笑)。
タカさんが「アンサー?」と反応して始まった「関東裸会の唄」(そう、バックコーラスをしている石森さんは
関東裸会のフナさんなのだ)。裸会のメンバーと共に、ノリさん、カンちゃんを除く野猿メンバーも上半身裸で踊る。
ちょっとぐったり来ていたよっさむも、まさか裸会の唄まで聴けるとは思ってなかったので、大はしゃぎで一緒に踊る(笑)。
裸会の唄が終わるとメンバーは急いで服を着る(笑)。生着替えだ(爆)。
そうしていると、ノリさんがカンちゃんを後ろに乗せて、自転車で登場。カンちゃんの手には、たくさんの
フナティくんが入った袋(網?)が。みんな、早速フナティくんを装着。
タカさんは「演出上、このフナティくんを白スーツを着て被らないといけないことが悔やまれる」と
言ってたけど、「結構いけんじゃないの?」とノリさん。よっさむもノリさんに同感。
スーツにフナティくんは、ある意味逆にピンポン(笑)。
そうそう。今回のコンサートは「Fish fight!」効果かすごく子供が多いのに驚いた。
子供がたくさんなのに、あのミュージカルのSM女王やホッシーのオープニングコメント(これはコンサ1日目に
行った人の特権ですな・爆)はいいのか?と思ってしまった(笑)。
お子様お待ちかねの「Fish fight!」をみんなで歌い、踊る!
続いて「TODAY」をスクリーンに映し出される歌詞を見ながら、メンバーとファンと一緒に歌う。
はぁぁぁ、いい歌だぁぁ。結構じーんと来るのよねぇぇ。
そして、メンバー一人ひとりから最後の挨拶。すでにタカクが泣いている(T_T)。うぅぅ、泣かないで。
最後は「Dear friend」で。
…が、ここでよっさむの体調が最大級のピンチ!前の曲「TODAY」あたりからちょっと立ってるのが辛くなって
きてたんだけど、この曲の始まりでのライトが目にぱーんと入って、一瞬目の前が真っ暗に。
目を閉じて開けても、目の前が薄暗い。やばい。思わず前の席に手をかける。立っていることが辛い…。
それでも、意地でも立って、最後まで見たかったんだけど、
一緒に来ていた友達が、よっさむの変調に気付き、よっさむの席の荷物をよけて座らせた。
結局しばらく目が開けられず、もちろん立つことも出来ず席についたまま最後の曲を聴いた…。
ここにきて、発熱のツケが出た…(T_T)。く、悔しい。不覚だーっっ。
よくよく考えると、ちょうどその時間は行く前に飲んだ解熱剤が切れるような時間帯で、
しかもコンサ前に「万全に近い状態に」と思って飲んだ栄養ドリンクが効き始める時間帯だったようで、
指先やなぜか唇が軽くしびれていた。友達曰く「急に血流がよくなったのかも」とのこと。
友達には「薬ギライのよっさむが野猿の為に薬を飲んだか」と開演前に笑われたけど、コンサ終了後には
「飲み慣れへんもん飲んだから、余計にしんどなったんちゃう?」と言われてしまった(汗)。
くぅ〜〜。「コンサでは絶対に座らない。一生懸命、最後まで観る!」というよっさむが最後の最後で座るなんて!
しかも野猿で!!不覚だーっっっ。本当に楽しみたいなら、体を大切に…ということを学んだわ。
体の調子が悪いと、楽しめるモノも楽しめなくなる。
野猿を見れた感動もあったけれど、最後まで見れなかったことがすごく悔しくて、
すぐに家に帰り、嫌いなお粥をしっかり食べて、薬もちゃんと飲んで、ネットもせず、すぐに寝ましたとも!
もちろん、大阪最終日に備えて。
その夜。本当に気力で…かな、滅多と汗をかかないよっさむが大量の寝汗をかいていたそうな(気がついたら
たかさむが顔を拭いてくれていた)。そのおかげで、次の日の朝にはすっかり熱は下がっていて、体も軽くなっていた。
しかしその代わりなのか、声がかすれ声になっていた(笑)。これは風邪のせいか、それとも前日のコンサで
体調不良を忘れて、思いっきり歌い踊っていたせいか(爆)。それでも、前日よりも体調がいいので、
おしゃれをする余裕もあった。そして、いざ撤収コンサin大阪、2日目へ!


野猿撤収コンサin大阪 2日目の巻             【01年5月5日】
 
2日目は、前日よりも少し暖かく、雨もすっかりと止んでいた。
この日も前日一緒に行った友達と共に参加。よっさむは開場がずーっと4:30PM。開演が5:30PMと
思っていたんだけど、会場でチケットを見るとなんと開場4:00PMで開演が5:00PMだった。
彼女と待ち合わせていたのは、4時に大阪城公園駅。あぶないあぶない。なんらかの都合でギリギリに待ち合わせてたり
遅刻してたら、…と思うとちょっとゾッとしちゃった(笑)。体調的にも昨日の今日だし…。
でも、そのおかげか、ほとんど待たずに会場に入れた。グッズは雨の中とは言え、ちゃんと買っておいたし。
2日目の席は、2階席6列目。よっさむの席はちょうど通路側で、ステージは右斜め下に見える。
ここなら思いっきり踊っても、通路側に手を出せば、誰にも迷惑かけないわ♪まさに、よっさむの席って感じぃ?(爆)
この日は体調がよかったから(まぁ、万全ではないんだけど)、開演前からすでにハイテンション(笑)。
「昨日の最後の分、今日に取り返すぞ〜〜」とものすごく気合いが入る。
しかし、「俺たちの船出〜Adventure〜」の時に一緒に振るバンダナを忘れて来たのを思い出す(汗)。
が、よっさむ的には今日ここに参加出来ただけでも嬉しくて。
そして、開演!体調がいいのと一度見ているせいか、すごく気持ち的に余裕があって、1曲目からめちゃくちゃ楽しい。
1階席から見えなかった奥の方までこの2階席からは見ることが出来たりして。自分でも大丈夫か?と
言いたくなるぐらいのハイペースで3曲踊る、踊る!それは、野猿メンバーも同じだったようで。
昨日のコンサは、前回の代々木から約1ヶ月ほど間が空いていて、タカさん自身も正直忘れているところがあると笑っていた。
背の小さい友達も、前日の1階席より雛壇になっているこの日の2階席の方が見やすかったらしい。
やっぱりコンサートは人がやるモノですね。構成は同じでもMCで喋る内容はもちろん変わっていて、それがまた面白い。
ちなみに1日目の方が全体的にMCは長かったかな(とんねるずと漫才師ちゃらんぽらんは、昔一緒にお笑いスター誕生に
出演していたという話も聞けたし、タカさんの若かりし恋愛話も聞けたし)。
2日目は、前日のコンサ後に飲み行って、朝4時頃にテルリンがカラオケで米米クラブの「君がいるだけで」を
歌っていたとタカさんが暴露(?)。もちろん「歌って!」とばかりに拍手で煽る観客。
それに応えて、テルリンが「桜坂」のさわりを歌ってくれた。あぁぁ、姫路で聴いた以来だわ〜〜〜。やっぱりかっこいい。
(ちなみに、よっさむの中では、「桜坂」と言えば本家福山雅治よりテルリンなのだ・笑)
お城好きのゴテは、朝早くから大阪城に行ったらしいし。なんかほのぼの〜〜。
それになんかこの日は、前日よりも野猿も観客もノリがよかった。やっぱり晴れてるからかなぁ〜〜。
ま、自分自身も前日よりハイテンションなんだけどね。
だから、めいいっぱい踊っちゃったわ。もちろん、かすれ声でも歌ったよ〜〜(^o^)。
あの野猿シングルベスト10。野猿は今日もしっかりと完走してくれました!感動!
sakiちゃんも、前日よりも緊張が少し和らいでいた感じだし。
「Get down」でのタカさんのダンスソロパートを任されたシュウ。…が、任されたとは本人は気付いておらず、
ただ少し前に出て、自分のポージングを取る(笑)。ずっこけるタカさん、ノリさん。
シュウのお父さんが「カエルの子はカエル」って言ってたけど、ホントそうだね。その天然、お父さんにそっくりです(笑)。
ノリさんのソロパートを任されたタカクだったけど、こちらも早く終わっちゃって(笑)。
その間奏を埋めるように、タカさんが頭を少し低くして、肩をすぼめる。するとノリさんが、そのタカさんを
馬飛びで飛び越えて、自分のソロを歌い出す。めちゃかっこええやないの!!!
タカさんの背丈って、180センチあるのに、それをすっと飛んでしまう
ノリさんもすごいけど、あうんの呼吸っての?お互いにそれが出来るってのが、長年とんねるずを
見ているファンとしては、それがすごく嬉しかったりするのね〜〜♪
そうそう、途中で、ノリさんのマイクが使えなくなっちゃったり…てのもあったね。歌前だったから、よかったけど。
みんなみんないい感じで、アンコールを迎える。
アンコールスタート曲「Thank you」では、カンちゃんがジェリーにお姫様抱っこされて登場して、それがまたなんか
かわいい♪もちろん、この日もこの曲はカンちゃんに釘付け(*^-^*)。
「We're the "YAEN"2001」も大盛り上がり。よっさむはもう前日はこの辺からへばってたけど、この日は大丈夫!
ノリさんは、足がつっちゃったみたいで、曲中にステージ上でメンバーの誰かに伸ばしてもらってた。
そして、前日同様「TODAY」はみんなで歌う。するとタカさんが感動しているようで、
「この曲でちょっときちゃいましたね」と。
そして、大阪では最後のメンバー挨拶。みんな感謝の言葉を口にしてくれる。
タカクはすでに泣いていて、カンちゃんは「大阪のみなさんの気持ち、名古屋と完全撤収へ持って行きます!」と
力強く言ってくれた。最初で最後の野猿大阪2daysは、終わろうとしている。
まだまだ。もっともっと。同じ時間を共有出来たら…。そして、野猿をずっと見ていたい。
このコンサートがものすごく素晴らしかっただけに、撤収の覚悟が出来ているとは言え、やっぱりその想いがあふれていく。
そして、大阪では本当に最後の曲「Dear friend」。
その曲で、なんとあのタカさんが泣いた。
長い間、とんねるずを見ているけれど、よっさむはタカさんが泣いているのを初めて見た。
後ろを向いて涙を拭うタカさん。
「撤収するんだ」
まさに、それが実感された瞬間でもあった。
そして、カンちゃんも泣いてしまって、歌えなくなる。
テルリンも、涙をこぼしている…。
もしかしたら、野猿メンバーにも、初めて実感として現れたのかもしれない。
会場のたくさんの観客も涙をこぼしている。
よっさむはと言うと、…なぜかこういう時、いつも泣けないのだ。気持ちがいっぱいになっているのに。
それでも、気持ちのどこかで、しっかりと見ておかなければ…と思っているのだ。
そして、あふれる感動と共に野猿は静かに大阪から撤収した…。
 
今回ほどすごく感動したコンサートはなかった。
みんなが楽しく、そして優しくなれた。
30才を過ぎた大人たちが、人目もはばからず涙することが出来る。
これは、意外とすごく素敵なことなんだと、野猿を見ていていつも思う。
この素敵な時間に、この素敵な場所に、一緒に居れて本当によかったと思う。
心の底から、野猿を好きでよかった…と思える。
 
3年間、いっぱい楽しませてくれてありがとう。
絶対に忘れない。
本当にありがとう、野猿。
 


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