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4月分


 

優勝!の巻       【18年4月30日】

丸藤選手、全日本・チャンピオンカーニバル優勝っっっ!
 
っとその前に。
昨日、行われたGHCヘビー戦。
小峠選手、奮闘したらしいですが、杉浦選手が雪崩式予選スラムで防衛。
小峠選手のセコンドについていた丸藤選手が、なんと挑戦表明。
杉浦選手も受諾し、5月26日・GHCヘビー戦、王者・杉浦 vs 挑戦者・丸藤が決定。
 
いやぁ、小峠選手のセコンドに、丸藤選手がついたという時点で、
「これは何かあるな」
と思いました。
小峠選手がGHCヘビーを奪取したら、丸藤選手の挑戦、あるんじゃないの?って。
でも、どっかで「チャンピオンカーニバル、終わってないしなぁ」という部分もあって、
セコンドについた“意味”を掴みきれず。
挑戦表明したということを知る瞬間まで。
 
丸藤選手は、チャンピオンカーニバル出場するとなってから、
「三冠には興味はない。NOAHの人間だからGHCを狙う」
と言っていたし(まぁ、全く興味ないわけないだろうとは思ったけれど。笑)、
優勝して、GHCに挑戦する実績をつけるつもりなんだろうな、とは思ってたけれど、
まさか、決勝戦前に挑戦表明するとは全く思っていなくて。
 
そして、チャンピオンカーニバル決勝戦の相手が、三冠王者・宮原選手となったこともあり、
チャンピオンカーニバルだけじゃなく、団体の最高峰のベルトの威信の争いまで絡んできたから、さぁ大変。
丸藤選手としては当然、GHCヘビー次期挑戦者が、いきなりシングル戦で負けるわけにはいかない。
負ければ、GHCヘビーは他団体で負けた人が挑戦するということになってしまうから。
絶対に負けられない。
 
チャンピオンカーニバル、決勝戦。
ほぼ丸藤選手が主導権を握ってたかな、という印象。
とは言え、危ない場面がなかったわけではなく。
宮原選手の膝蹴りで、丸藤選手がくにゃっと前屈状態で倒れた時は、マジでヤバイ!と思ったし。
勝利を掴めた要因としては、宮原選手の強烈な攻撃を連発で食らわなかったこと。
三角締めからのそのままのカタチでバックドロップという流れに感動。
最後は、キレイに決まったポールシフト式エメフロ。
 
優勝した丸藤選手は、
「三冠に興味はない・・・って言ってたけど、三冠王者・宮原、もう1回やろう」
と。
これは三冠挑戦も表明したようなもの。
やっぱり〜〜〜(笑)。
 
全日本でデビューした丸藤選手が、三冠に興味ないわけないし、
挑戦できるチャンスができたのなら、当然するだろうし、
“史上初”なことが大好きな丸藤選手が、GHCヘビーと三冠を同時に持つっていう、
まだ誰もしたことがないことに挑戦しないわけがない。
全日本でデビューし、馬場さんの肩からミサイルキックを放った軽量の選手が
20年後、チャンピオンカーニバル優勝者として名を刻むと
誰が想像しただろう。
それを成し遂げただけでもすごいのに、丸藤選手は本当に、自分でも言っていたけれど
「欲しがりや」さん。
出場だけで終わる人じゃないよね〜。
これからどんな展開になるか、ドキドキワクワクですが、
強行日程を無事に完走できたことがまずよかったです。
丸藤選手、チャンピオンカーニバル優勝、おめでとうございますっっ!
 
 
扉を開けての巻       【18年4月28日】
 
丸藤選手が全日本・チャンピオンカーニバルに出場すると発表されてから、
大注目の一戦となった、丸藤 vs 秋山。
チャンピオンカーニバルの公式戦の1つとはいえ、この二人がまた戦うということに
大きな“意味”を持っていると、多くの人が思った。
 
2012年末。
秋山選手がNOAH退団する際、丸藤選手と最後の対戦。
その時は秋山選手がフロントネックロックで丸藤選手を締め落とした。
それはまるで、丸藤選手を振り切るようだった。
 
先日、秋山選手の本を読んだ。
秋山選手は、体が小さい選手が大きい選手に勝つという状況は好ましくないと思っているんだな、と
本を読んで思った。
「会社(NOAH)の考えと自分の考えは違った」
というのは、NOAHヘビーが無差別級のようなことになっていくことも1つなのかな、と
端端に見える「体が小さい選手が体の大きい選手に勝つこと」に対しての否定感で、何となく想像する。
NOAHは丸藤選手がGHCヘビーを初栄冠した頃から、杉浦選手やKENTA選手がヘビー戦線に入ってきていた。
丸藤選手は秋山選手からGHCヘビーを奪取し、KENTA選手と防衛戦をやった。
体が小さくてもこれだけの試合、ヘビーに負けない試合ができると見せたかったからだ。
それは、現在、NOAHジュニアの原田選手がよく言う
「ヘビー>ジュニアの構図を変えたい」のと繋がっている。
ヘビー>ジュニアの構図は、NOAHだけの話ではない。
ヘビーのタイトル戦は常にメインイベントになるが、ジュニアのタイトル戦はメインイベントになることは少ない。
4大タイトル戦(ヘビーのシングル、タッグ、ジュニアのシングル、タッグ)だと
必ずと言っていいほど、メインはヘビーのシングルタイトル、セミファイナルはタッグタイトル、
ジュニアのシングルタイトル、タッグタイトルという試合順だ。
他団体だとジュニアのタッグタイトル戦が休憩前、ヘビーのタイトル戦の前哨戦よりも
“下”に位置づけられていることすらある。
体が小さいということだけで“下”に見られるなんてことは、本当はあってはならない。
体の大きさは武器ではあるが“正義”ではない。
勝負は、体格の大きさではない、強い者が勝つのだ。
 
そう思うと、秋山選手がNOAH退団時に、丸藤選手に勝利したことはある意味、
ヘビー級の意地、だったのかもしれないし、
丸藤選手は階級の垣根も団体の垣根も飛び越えてしまう、まさにNOAHの自由の象徴だ。
お互い、譲れない想いがあるから、離れることしかできなかったのだろう。
 
それから約5年。
あの時、閉ざされた重い扉に丸藤選手と秋山選手は手を掛けた。
誰のため、何のため、その扉を開けるのか。
その扉を開いた先には何があるのかわからない。
けれど、二人で閉ざしてしまった扉は、二人でしか開けられない。s
そして、二人は、その扉を開ける為、再びリング上で向かい合った。
 
よっさむは試合を見ていないけれど、この大きな一戦がとても壮絶で、
勝敗を越えた戦いだったことは、多くの観客の書き込みで感じた。
勝利したのは、丸藤選手。
秋山選手がNOAHを退団してからの技、“虎王”を連発。
最後は生膝虎王だったそうだ。
その前のKAI選手との公式戦で膝を痛めた様子だったのに。
それは丸藤選手の勝利への想いの強さ、だったのかもしれない。
何発も虎王を食らいながらも倒れなかったという秋山選手の強さも意地も、流石。
きっとこの二人にしかできない試合だと思うし、
仮にもう一度、対戦があったとしてもこの試合のようにはならないと思う。
それだけ、この一戦には多くの出来事、想いが積み重ねられ、ぎゅっと凝縮されていたし、
だからこそ、大きな一戦になったのだと思う。
 
 
秋山選手に勝利し、扉を開けた丸藤選手が手にしたものは、
チャンピオンカーニバル決勝の切符。
現時点で相手はまだ決まっていないけれど、誰が来ようと丸藤選手の気持ちは1つ。
 
 
完全に、丸藤選手に気持ちを持って行かれてる感あるけど、
NOAHは明日、GHCヘビー戦!
がんばれ、小峠選手っっ!

 


 

あの頃と変わらずの巻       【18年4月18日】

『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終わり、
その最終回が、何ともとんねるずらしいというか、かっこよく、その余韻なのか、
ネットニュース記事に、とんねるずの名を多く見るようになった。
そして、最近、ノリさんが映画『いぬやしき』の主演、その宣伝にいろんな番組に出演し、
これまたネットのニュース記事に頻繁に取り上げられている。
 
とんねるずファンのよっさむとしては、いい感じの記事が並ぶのは嬉しい。
さすがに、出演している番組全部を見れているわけではないけれど
(中学時代のよっさむなら全部見てただろうな〜。
 ローカル番組で見られなかったら泣いてただろうな〜)、
いろんな番組で楽しそうにしているノリさんを見るのは、やっぱ嬉しい。
 
トーク番組で、ノリさんから老化に関しての話が出るとその度に、
ちょっと驚いてしまう(笑)。
そりゃね、老けた顔つきにはなってきているけれど、しゃべり方も格好も特別、
年入った感はないし、やっぱりよっさむの中ではずっと変わらないノリさんなわけですよ。
そんなノリさんから老化の話が出ると、時の流れをびしっと見せつけられ、
そう言えば、自分も年入ったよなぁ・・・と実感させられるわけです(笑)。
よっさむなんて見た目はもうすっかりおばさんなんだけど(最近、四十肩つらい)、
中身は20代ですからね。
もっと言えば、とんねるず好き、プロレス好き、物書き好きっていうのは10代と変わらないですから(笑)。

 


 

分厚く高い壁の巻       【18年4月17日】

札幌2連戦で行われたGHCジュニアタッグ王者決定トーナメントは、
HAYATA&YO-HEY vs 大原&熊野は、HAYATA&YO-HEYが勝利し、
原田&タダスケ vs Hi69&田中稔は、Hi69&田中稔が勝利し、
HAYATA&YO-HEY vs Hi69&田中稔で決勝戦。
勝利したHi69&田中稔が、GHCジュニアタッグの新王者となりました。
 
よっさむは試合は見れていないので、結果だけ見ていうと、
今回のGHCジュニアタッグ返上に巻き込まれた二人が新王者となったわけですが、
ここでがくんとモチベーションが落ちてしまってもおかしくない状況で、
しっかりと立て直し、お互い、パートナーを替えてでもと
GHCジュニアタッグに対する想いみたいなのを証明する結果となりましたね。
田中稔選手は、今回ちゃんとベルトを巻いた姿を写真に収めることができてよかったです
(前回の返上後、写真を撮る間もなく返上となったことが、生意気ながら申し訳なく思っていたので)。
RATEL’Sとしては、1回戦で原田&タダスケ、決勝でHAYATA&YO-HEYが
Hi69&田中稔に連敗したことで、1強状態を崩されました。
背面砕者達にとっては、今回のトーナメントは大きなチャンスであったし、
周りの期待感も高まっていただけに、1回戦敗退というのは何とも残念でした・・・。
更に苦しい状況になってしまったわけですが、もうこうなったらGHCジュニアタッグ獲るまで、
諦めず、とことん大原&熊野でいってほしいです。
悔しさをため込んだ分、獲った瞬間は本当に輝くと思うから。
よっさむは泣いちゃうかもしれないですよ。
 
そして、トーナメント対戦の前哨戦、トーナメント1回戦にて原田選手に連勝したHi69選手は、
GHCジュニア挑戦表明。
原田選手もそれを受け、5月13日博多で、GHCジュニア戦が行われることに。
5月4日後楽園では、前哨戦ではありますが、なんと原田 vs Hi69、ハードコア(凶器OKってルールかな)戦も
行われることが決定。
これは、トーナメント前哨戦で、Hi69選手が場外で机の上に寝かした原田選手に
ストゥーカスプラッシュを出したことに
「前哨戦のシングルでは負けた。でも、お前は机がなかったら勝たれへんかった」
と原田選手が言い、それに対し当然、Hi69選手は
「あれがオレの戦い方。ビビってんのか?お前、ハードコアやれんのか?」
と挑発し、
「ハードコアでもなんでもやったろうやんけ」
と原田選手も乗ったようです。
原田選手としたら、昨年3月のGHCジュニアタッグ戦(王者・石森&Hi69 vs 挑戦者・原田&タダスケ)では
Hi69選手が2階からのストゥーカスプラッシュ、そして今回の前哨戦での場外ストゥーカスプラッシュと
2度やられているわけですから、相当な負けず嫌いなんでね、しっかりと倍返しをしたいところでしょう。
Hi69選手も自分の得意な分野ですから、ここはタイトル戦同様、負けたくないところ。
NOAHでハードコアな選手はあまりいないので、存在感をしっかりと植え付けるには絶好の場面になるわけですから、
これはかなり激しい試合になりそうですね。
 
GHCタッグ前哨戦は、潮崎選手の連勝、海斗選手は連敗となり、戦績としては五分五分となりましたが、
潮崎選手は勝彦選手にシングルで勝ったことで、勢いを改めて感じる結果となりました。
 
GHCヘビー前哨戦は、1日目は杉浦選手が小峠選手に予選スラムで勝利すると、
2日目はなんとタッグ戦ながら、小峠選手が約2分で杉浦選手にキドクラッチで勝利。
小峠選手は、パートナーの丸藤選手をも半ば無視した様相。
壮絶なる打撃戦が好まれる中で、序盤であろうと隙があれば丸め込んでくるという方法を取った
小峠選手の杉浦選手が「普通じゃダメ」「頭突きじゃなく、頭使え」と言ったことへの“答え”の
1つなのかもしれません。
けれど、好まれないやり方で支持率を上げるのは、やはり相当難しいです。
それは小峠選手が今、一番それを考え、苦しんでいるように思います。
杉浦選手は、NOAHの強さの象徴です。
その強さの象徴に、打撃以外で、しかも皆が納得する勝ち方をしなければなりません。
それはある意味、小峠選手のいう“NOAHらしさ”という、固定観念を壊すことでもあります。
本当に難しい課題を課せられたなぁ、と思います・・・。

 


 

北の大地で2連戦の巻       【18年4月14日】

いよいよ本日、NOAH札幌大会。
GHCジュニアタッグ王者決定トーナメントが行われます。
 
グローバル・タッグリーグ戦中は、NOAHヘビーの熱い戦いに負けないどころか、
NOAHジュニアもこのタッグトーナメントに向けて、激しい戦いを繰り広げていました。
そして、先日の後楽園大会では、
熊野 vs YO-HEY、タダスケ vs 田中稔、大原 vs HAYATA、原田 vs Hi69が
トーナメント前哨戦として行われ、
YO-HEY選手、田中稔選手、大原選手、Hi69選手が勝利しました。
よっさむ的には熊野選手がここで勝利し、トーナメントに勢いをつけるか、と思っていたのですが、
さすが元GHCジュニアタッグ王者のYO-HEY選手、強い。
大原 vs HAYATAは、GHCジュニアを戦った二人。
あの時はHAYATA選手勝利でしたが、今回は大原選手がムイビエンで勝利。
あの時封じられたムイビエンで勝利できて、
ノンタイトル戦とはいえ確実にあの時のお返しは1つしたことに。
そして、一番の衝撃は、Hi69選手が原田選手に勝利したことです。
確か、NOAHに来てからHi69選手はこれが原田戦初勝利。
しかも、GHCジュニア王者からシングル戦で勝利したということは、挑戦権も得られる
可能性は大きくなります。
まさに、一石二鳥。
GHCジュニアタッグ王者決定トーナメントに注目が行く中で、
GHCジュニア戦線にも1つ布石を打ったことで、これからまた熱さを増していきそうです。
 
札幌出発前、タダスケ選手がNOAH道場での写真を
「悩んだ時は道場」
という言葉が添えられていました。
かっこいい。
 
そう言えば、今回の札幌大会は、NOAHは3年ぶりだとか。
ということは、タダスケ選手、HAYATA選手、YO-HEY選手、Hi69選手、
海斗選手、純太選手は初の札幌大会ということになりますよね。
観戦する皆さんはもちろん、選手も札幌大会、楽しんでほしいなぁ〜。
 
 
さて、その札幌大会。
1日目は、GHCジュニアタッグ王者決定トーナメント1回戦、
そしてGHCヘビー、GHCタッグの前哨戦が行われます。
トーナメント1回戦は、HAYATA&YO-HEY vs 大原&熊野、原田&タダスケ vs Hi69&田中稔。
GHCタッグ前哨戦は、北宮 vs 海斗、勝彦 vs 潮崎。
GHCヘビー前哨戦は、杉浦&拳王 vs 小峠&丸藤。
 
GHCタッグ前哨戦ではありますが、勝彦 vs 潮崎は昨年3月のGHCヘビー戦と同カード。
熱く激しくならないわけがない。前哨戦の域は軽く越えてくる可能性大。
これはGHCヘビー挑戦者の小峠選手は当然、意識するでしょうね。
前哨戦では、目の前の杉浦選手だけではなく、拳王選手も対丸藤に強い意識を持っていて、
王者陥落しても存在感は強いので、杉浦選手、拳王選手、丸藤選手という光が強い面々の中で
一番強い光を放たなければならない上、勝彦 vs 潮崎とも戦わなくてはならない。
どんどん難題が課されていっていますよねぇ・・・。
試練は越えられない者には与えられない、という言葉はよく聞きます。
とゆことは、小峠選手にはこの難題を越えられる、越えてもらいたいという期待感があるということ。
小峠選手自身は苦しい状況だと思いますが、よっさむは応援していますっっ。
 
2日目は、タッグトーナメント決勝戦。
どのタッグがこの場に登場するのでしょうか。
GHCタッグ前哨戦は、勝彦 vs 海斗、北宮 vs 潮崎。
GHCヘビー前哨戦は、前日と同カード。
昨日も書いたけど、同じ場所で同カード連戦というのはあまりないことなので、
小峠選手の奮闘に期待大です。
そして、全選手参加の時間差バトルロイヤルが行われます。
いいな〜いいな〜。
 
札幌大会、ケガなく素晴らしい大会になりますようにっっ!

 


 

主役に躍り出たのはの巻       【18年4月13日】

NOAHグローバル・タッグリーグが終わりました。
 
最終公式戦の丸藤&小峠 vs 潮崎&海斗、杉浦&拳王 vs 勝彦&北宮の勝者が
決勝進出するという大混戦な状況の中から切符を掴んだのは、
潮崎&海斗と杉浦&拳王、でした。
 
ハッキリ言って、潮崎&海斗の決勝進出は予想してました。
が、決勝の場に立つのは、勝彦&北宮だと思っていたので、
杉浦&拳王が勝ち進んだことは予想外で驚きました。
昨年のグローバル・タッグリーグは当時のGHCタッグ王者である丸藤&マイバッハが優勝しましたが、
タッグ王者がリーグ戦を制するのは、意外にもプロレス界ではあまりないことだったので、
ある意味、ジンクスを乗り越えたわけですが、シングルの王者がタッグリーグを制するというのも
あまり記憶になく。
ってか、杉浦&拳王って、GHCヘビー王者と前GHCヘビー王者(しかも昨年のグローバル・リーグ覇者)
なんですよ。
杉浦選手はGHCヘビー王者として、タッグリーグ戦の覇者となるわけで、
拳王選手にとっては、年またぎではありますが、グローバル・リーグ戦に続き、連続優勝
(甲子園でいう春夏連覇、みたいな)になるわけです。
潮崎&海斗にはタッグリーグ戦を優勝し、GHCタッグ挑戦権を得るという目的がありますし、
両タッグ共、手にできるものがあるわけです。
 
そして、優勝決定戦。
大熱戦の末、NOAHヘビータッグの頂点に立ったのは、潮崎&海斗。
リーグ戦開幕前から、潮崎&海斗の注目と期待度は高かったです。
潮崎選手にとって、グローバル・タッグリーグを緑のコスチュームの人と出るとなれば、
連想することは1つ。
2009年、グローバル・タッグリーグを三沢さんと組んで優勝したことです。
あの時、三沢さんは潮崎選手をヘビー級のエースにするために、
自らパートナーとなり、潮崎選手を育成に乗り出しました。
それから9年。
潮崎選手はあの時の三沢さんのように、海斗選手と一緒に戦う道を進みました。
今度は自分が海斗選手を導く存在にならなければ、と。
当然、周りもあの時の潮崎選手のように、と海斗選手の活躍を期待していたでしょう。
しかし、主役に躍り出たのは、潮崎選手でした。
海斗選手と一緒にタッグリーグ戦を戦っている中で、潮崎選手はあの時のことを思い出した、と
言っていました。
そして潮崎選手は再び、緑の光に導かれるように、強さという輝きを取り戻し、
杉浦&拳王という強敵を撃破しました。
優勝記者会見で、
「“夢の続き”を、今回は叶えさせてもらおうと思っています」
と潮崎選手。
・・・あの時、できなかったこと。あの時、止まってしまった時計を、自分で動かしてみせる。
それは、丸藤選手にも杉浦選手にもできない、潮崎選手しかできないこと。
それ言われちゃあ・・・もうよっさむは、全面的に潮崎&海斗を応援しますよ。
これ聞いた時、よっさむは2009年9月のGHCヘビー戦、王者・潮崎 vs 挑戦者・彰俊を思い出しました。
彰俊選手のバックドロップを食らった潮崎選手が立ち上がり、エルボーを連打。
ローリング・エルボーを打つ姿が、三沢さんとそっくりで、
「あの時の“続き”を、潮崎選手が見せてくれたんだ」
と、涙が出ました。
三沢さんが潮崎選手を通じて、彰俊選手やみんなに“続き”を見せてくれたんじゃないか、って思うぐらい
あの瞬間の姿はそっくりで、潮崎選手の攻撃フォームが三沢さんと重なって見えたのは、あの1度きり。
しかし、この状況はジ・アグレッションにとっては、か〜な〜り厳しい。
GHCタッグ王者として、決勝に行けなかったことは残念ですけど、それ以上に
前GHCタッグ王者のヨネ&ストームには勝利したものの、
杉浦&拳王、潮崎&海斗に負け、丸藤&小峠には引き分けという結果は、
それぐらいNOAHヘビータッグ戦線は拮抗しているとも言えますが、やはりこの戦績は・・・と思ってしまいます。
グローバル・タッグリーグ覇者となった潮崎&海斗のGHCタッグ挑戦が決定しましたが、
潮崎選手の「あの時の“夢の続きを」の言葉は、追い風を潮崎&海斗に向けさせるには充分すぎるほどの力を持っています。
GHCタッグ王者でありながら、完全アウェー状態になってもおかしくない状況になる可能性が大きくなりました。
これは思う以上に、大きな一戦になりそうです。
  
それにしても、今回のタッグリーグ戦は、NOAHの所属・準レギュラーの選手で組めたことは、
よっさむはとても大きいし、同時に主役の座を誰が取ってもおかしくない状況だと思いました。
結果としては、期待値の高かった潮崎&海斗が優勝したのが多くの予想通りという面はあったものの、
そのシンプルさの中に、それぞれの可能性が多くありました。
潮崎選手と組んだことで、緑のコスチュームの海斗選手は、更に期待値が上がり、主役の座はほぼ手中だったはずだし、
「周りの支持率を上げろ」と言われたGHCヘビー挑戦者の小峠選手の奮闘、
念願のGHCタッグ王者となったジ・アグレッション、GHCヘビー再挑戦を狙う拳王選手など注目する点は多かったと思います。
そんな中で、潮崎選手が“覚醒”し、主役の座を奪ったのはよっさむ的には予想外でした。
よっさむは、グローバル・タッグリーグは毎年、その後の大きなキーポイントとなることが多いと思っています。
2009年の三沢&潮崎優勝もそうですが、2013年の小峠選手の活躍、2014、2015年の弾丸ヤンキース連覇。
2016年ヤノマルフジ優勝(からの悲願のGHCタッグをKESから奪取)、
2017年、丸藤&マイバッハ、GHCタッグ王者の初優勝
(準優勝の小峠選手はその後、GHCヘビー挑戦やGHCタッグ奪取)。
今年もまたグローバル・タッグリーグがその後のNOAHの展開に大きく作用してくるように思います。
となると・・・今年の鍵を握っているのは、潮崎選手ということでしょうかね。楽しみですね。
 
・・・よっさむ的には、小峠選手が公式戦で杉浦選手から直接フォール勝ちした以外、
更に存在感を高められるような印象がつけきれなかったのは悔しいです。
いろいろと難しい状況だったとは思っていますが、小峠選手が得意とするタッグ戦でいい意味での“らしさ”を
存分に出し切れなかったのも。
これもまた、小峠選手らしい一面ではありますが、苦しい状況になればなるほど、総受けの小峠は力を発揮するというのも
何度も見てきたので、この苦しさ、悔しさをGHCヘビー戦でしっかりと輝きに変えてくれると信じています。
明日、明後日と札幌で、対杉浦&拳王、2連戦!
同じ場所で同カードで戦うというのはあまりないので、できれば頭突きなしで、インパクトをがっつり残してほしいです。
よっさむは、小峠選手を全力応援っっ!

 


 

GHCジュニアタッグと隠れGHCの巻       【18年4月8日】
 
空位となったGHCジュニアタッグ王者決定トーナメントの出場タッグと組み合わせが決定。
 
・HAYATA&YO-HEY vs 大原&熊野
・原田&タダスケ vs Hi69&田中稔
 
この試合に勝ったタッグで決勝戦となります。
 
まず出場タッグについてですが、純太選手、諸橋選手なども出たいと言っていましたが、
今回は見送られ、GHCジュニア戦線に絡む8選手となりました。
RATEL’S、背面砕者達とタッグの組み合わせもそのままで、
Hi69&田中稔も事情はやや複雑ではありますが、今回のGHCジュニアタッグ返上の煽りを一番食らった2人が
出場するのは当然とも言えるわけで、パッと見、変わり映えのないように見えますが、
NOAHジュニア内のことはNOAHジュニアで片付ける、とも捉えられます。
他団体、フリー選手からの挑戦はそれからでも遅くはないとも思います。
 
しかし、原田選手は今回、当事者である小川選手を引っ張り出すことはできませんでした。
ある意味、小川選手にとっては、まだ“その時”ではないということかもしれないし、
返上するつもりが最初からあったかどうかはわかりませんが、
小川選手のGHCジュニアタッグ挑戦は、結果論だとは思いますが、
やはり退団を決意していたであろう石森選手への餞別のように思えます。
きっと石森選手は、小川選手が“動く”ということの重さをわかっていると思いますし、
小川選手がフルスロットルで勝ったことに関しては、
「上には上がいるぞ、まだ満足するな」という意味も込められていたんじゃないかなぁ・・・と
よっさむは勝手に想像しています。
もしよっさむの想像通りだったとしたら、それはNOAHに来て10年、石森選手ががんばってきたってことですよね。
 
でもまぁ、あのフルスロットルな小川選手を見たら、他の選手は味わいたくなるだろうな、とも思います。
そう思うと、フルスロットルな小川選手は、NOAHの隠れたGHCかもしれませんね。
次、その隠れGHCに触れられるのは誰か。
 
さて。
トーナメントに話を戻します。
・HAYATA&YO-HEY vs 大原&熊野
 前GHCジュニアタッグ王者のHAYATA&YO-HEYは、早くも挑戦権が舞い込んできました。
 対して、背面砕者達はGHCジュニアタッグ戦線は大きく後退していた状態であり、
 このチャンスを逃すともう挑戦権は得られないのではないかというぐらい、崖っぷち状態。
 試合内容は評価されてきていますが、結果が出せてない熊野選手。
 やはりまだ勝ち方が身に染みてないという感じがします。
 トーナメントは負ければ終わり。
 何としてもこの1戦を乗り越え、決勝へ進んでもらいたいです。
 
・原田&タダスケ vs Hi69&田中稔
 昨日、大阪で同カードを見ましたが、Hi69&田中稔は、やはりまだ組み始めたばかりというのもあり、
 タッグ力はあまりありませんでしたが、そこらへんは田中稔選手がうまくフォローしてくるでしょう。
 Hi69選手は、スロースターターなんでしょうかね。
 原田選手と田中稔選手が最初からわりと上げてるような感じなんで、余計にそう見えるのかもしれませんが。
 原田&タダスケは、タダスケ選手のタッグ力の高さは大きな強みですね。
 
 
やはり王者決定戦をRATEL’S対決にしてはいけない、とは思います。
ここでRATEL’S対決になってしまうと、もう完全にNOAHジュニアはRATEL’S、1強状態になります。
RATEL’Sの実力を思うと、決勝がRATEL’S対決となってもおかしくないとは思います。
けれど、NOAHジュニアとしては、背面砕者達の奮闘がないといけないと思うんです。
対抗するタッグやユニットがあるからぶつかり合って、熱さを生み出すわけで。
XXがなくなってしまったので、背面砕者達のがんばりが今まで以上に必要です。
 
とゆわけでっっっ!
がんばれっっ!背面砕者達っっっ!
(追記)
今日は大原選手、純太選手のタッグだったようです。
純太選手もこれからどんどんタッグの経験を積んで、GHCジュニアタッグ戦線に入ってきてほしいし、
よっさむ的には、大原&熊野&純太ってのも見てみたい〜。
熊野選手は今まで後輩とのタッグっていう経験があまりないので、いいと思うのですよ〜。
そう思うと、1度見てみたかったなぁ〜、熊野&友寄&海斗。
今なら熊野&海斗&純太、は見れるかもですよね。見たいなぁ〜。
よっさむは早くも今いる練習生たちのデビュー戦の相手は誰になるのかな?とワクワクしとります。
本命はやっぱり熊野選手?海斗選手が後輩とだったらどういう試合をするのかも見てみたい。
後輩と戦うことができるのは、先輩と戦うことと同じように大切だよねぇ、と
NOAHの若い選手たちがいるのを見て、思います。

 


 

大混戦っっ!の巻       【18年4月8日】

NOAHグローバル・タッグリーグ、大阪大会に行ってきましたっっ。
 
第1試合、熊野 vs 純太。
純太選手、全体的にいい意味で落ち着いて試合してたように思いました。
攻撃技もスムーズに出せていたし、前にあったバタバタ感はなくなっていました。
熊野選手は純太選手の攻撃をしっかりと受け止め、厳しい腰攻め。
逆エビ固めがキツいっ。しかし、以前ならここでギブアップしていた純太選手ですが、
何とかロープブレイク。s
アルゼンチン・バックブリーカーを1度、丸め込みで切り返したりと、
成長とがんばりを見せてくれました。
純太選手の成長と共に、熊野選手と頼もしさも感じ、よっさむは嬉しかったです。
試合は熊野選手がアルゼンチン・バックブリーカーで勝利。
時間は8分に届かなかったけど、10分の壁に近づいている。
前に大阪での熊野 vs 純太よりもよかったし、あの時も思ったけれど、
この2人でよく練習してるんだろうなぁ、って思う瞬間があって、
微笑ましいっていうか、嬉しくなります。
たかさむさんも
「熊野選手やから、純太選手も安心してぶつかっていけるんやろうな」
と言っていました。
 
第2試合、3WAY。小川 vs 大原 vs HAYATA。
試合開始早々、大原選手とHAYATA選手がやり合うのを、コーナートップに座り、眺める小川選手。
その姿の威圧感みたいなのがあって、まるでその威圧感も攻撃ように見えました・・・。
小川センセ、おそろしい・・・。
中盤は、小川選手が大原選手、HAYATA選手を交互に攻撃。
ほぼ1対2状態。
さすがに攻め疲れたのか、少し動きの落ちた小川選手を大原選手がムイビエンクラッチで勝利。
HAYATA選手は大原選手に攻撃し、ギアを上げるタイミングで
後ろからすすーっと小川選手が来て攻撃したりするので、なかなか自分のリズムに乗りきれなかった
感じがしました。これが3WAYの難しいところですね。
大原選手は、多彩で華麗なバックブリーカーを見せていました。
よっさむもそうですが、周りの人たちも大原選手がずばりとバックブリーカーを決めると、
「うわぁ」という声と共に仰け反ったり、自分の腰を押さえたり(笑)。
それぐらい大原選手のバックブリーカーに引き込まれてます。
 
第3試合、原田&タダスケ vs Hi69&田中稔。
先日、GHCジュニアタッグ王者決定トーナメントの出場タッグとその組み合わせが決まり、
発表されました(これについてはまた後ほど)。
そのトーナメント1回戦でぶつかる原田&タダスケ、Hi69&田中稔。
まさかのトーナメント前に同カードでの対決。
田中稔選手はタダスケ選手の膝狙い。
そして、原田選手がダイビング・エルボードロップをHi69選手が膝で迎撃し、猛攻開始。
Hi69選手が勝つんじゃないかと思う瞬間が何度も。
しかし、その度にうまくフォローしたのはタダスケ選手。
原田選手が苦しい中、Hi69選手を片山ジャーマンで勝利しましたが、
この勝利を導いたのはタダスケ選手。攻められた足、痛そうにしてましたが
(最近、くいしんぼう仮面さんたちがやってる、痛めた膝を指さすアピールやってたような。笑)。
Hi69&田中稔は、やはりまだ組み始めたというのもあり、がっちりとしたタッグ感は当然なく。
Hi69選手は、XXの時よりややヒールっぽい攻撃をしてましたし、
後半の猛攻から気迫は感じましたが、まだなんか一歩踏み出し切れてない感はありました。
まぁ、それほど時間が経ったわけではないし、石森選手への思い入れも強かっただけに、
すぐに、といういうわけにもなかなかいかないですよね・・・。
しかし、NOAHジュニアの流れはとても早いので、
そうしてる間にどんどん置いて行かれてしまいます。
Hi69選手、ここが勝負所っっ!
 
第4試合、彰俊&雅央 vs コーディ&YO-HEY。
コーディ選手とYO-HEY選手のダブルゲッツからの合体ボディプレス。
あれに全て持っていかれた気がします♪
コーディ&YO-HEY、これからも組まれる機会が増えそうな、いいタッグでした。
面白かったです。
 
第5試合、グローバル・タッグリーグ公式戦。丸藤&小峠 vs マイバッハ&長井。
いやぁ〜、この試合、よっさむは8割以上、両リン予想してました。
場外戦がありそうな席だったので、いつでも逃げられるように荷物もすぐ持てるようにして。
その予想を大きく裏切ったマイバッハ&長井。
とにかく、終始、丸藤&小峠をうまく分断していました。
序盤は丸藤選手を集中攻撃。丸藤選手が早くも虎王で反撃し、小峠選手にタッチするほど。
小峠選手はマイバッハ選手をキルスイッチでフォールすると、長井選手がレフェリーの足を
引っ張り、カウント阻止。
キルスイッチがズバリと決まっていただけに、ここで小峠選手は集中力が切れてしまった感。
しかし、試合は続いています。ならばとムーンサルト・プレスを狙いに行くと、
長井選手がそれを阻止、ここから立ち上がったマイバッハ選手が小峠選手に怒涛の攻め。
長井選手はしっかりと丸藤選手を止めていました。
マイバッハ選手の大技を立て続けに食らい、最後はキレイなマイバッハボム・ツヴァイ。
小峠選手、さすがにこれは返せなかった・・・。
とはいえ、この敗戦は、GHCヘビー挑戦が決まっている小峠選手には痛い・・・。
 
セミファイナル、グローバル・タッグリーグ公式戦。勝彦&北宮 vs ヨネ&ストーム。
いやぁ〜、熱かった。
ヨネ選手のエルボー、ストーム選手のチョップ、勝彦選手のキック、北宮選手のスピアー。
どれも強烈。
最後は北宮選手の見事なサイトースープレックス。
得点状況はジ・アグレッションが苦しいとはいえ、この試合に関しては、
さすがGHCタッグ王者という感じでした。
ヨネ&ストームはがんばっていたけれど、王者に負けてしまったことにより、
GHCタッグ再挑戦のチャンスは優勝しかないですね。
 
メインイベント。グローバル・タッグリーグ公式戦。杉浦&拳王 vs 潮崎&海斗。
決勝進出するためには、もうどちらも負けられない状況。
試合は4者、グラウンドで始まり、静かな立ち上がりながらも、
海斗選手が杉浦選手にエルボーを入れると
「おぅ、どうした?こんなもんかっっ?!」と杉浦選手が挑発したことにより、
試合の熱は一気に上がりました。
もう杉浦選手のエルボーがすごい。
潮崎選手には頭がぐらんぐらん動くエルボーを、
海斗選手にはボディに強烈なエルボー。
ボディへのエルボーは、原田選手がよく出すけれど、
原田選手のはドスンという感じですが、杉浦選手のはぐさっと刺してる感じ。
試合の流れが変わったのは、杉浦選手と潮崎選手が壮絶な打撃戦をやった後。
カウンター気味のラリアットか何かを食らった(よっさむの席からは見えなかった)
杉浦選手が仰向けに倒れたまま。
潮崎選手は海斗選手にタッチし、海斗選手は倒れている杉浦選手に攻撃を加えようとするも、
杉浦選手が全く動かない。レフェリーも様子をチェックする。
それを押しのけ、海斗選手がフォールを奪いに行くと、杉浦選手はカウント2で肩を上げる。
意識が飛んでいるのか、どういう状況なのかはよっさむの席からは全くわからない。
海斗選手は潮崎選手とタッチし、潮崎選手がゆらりと立ち上がった杉浦選手の胸板に
強烈なチョップを何発も入れる。
チョップを食らう杉浦選手の受け方がいつもと全然違う。力が入っていない。
ロープに振られても走りきれず、途中で倒れてしまう。
明らかにおかしい。拳王選手も心配そうに様子を窺う。
そんな杉浦選手を潮崎選手がチョップ連発。
それはまるで杉浦選手の目を覚まさせるかのようでした。
真っ赤になる杉浦選手の胸。エルボーを打ち返すも力が入っていない。
それでも、きちっと1つ返して、拳王選手とようやくタッチ。
この時点で試合時間20分。残り10分。
拳王選手、10分がんばれ!
そう思いました。
さすがに1対2の状況で、勝利できるほど甘くはないです。
しかし、その時、よっさむの頭に浮かんだのは、
昨年1月のGHCタッグ戦(王者・潮崎&マイバッハ vs 挑戦者・拳王&北宮)。
あの時、長い間、拳王選手が潮崎&マイバッハの猛攻を耐えきり、勝利をもぎ取りました。
1人の状況で勝利は難しいかもしれない。ならば、負けなければいい!
そう思いました。
拳王選手が奮闘していると、なんと杉浦選手がコーナーに立ちました。
拳王選手が「いけるのか?」と言わんばかりに指をさすと杉浦選手は大きく頷きました。
タッチした杉浦選手は、まだ完全に状態が戻ったわけではなかそうだったけど、
気迫はものすごく感じました。
残り時間30秒で、杉浦選手が潮崎選手に見事な予選スラム炸裂っっ!
しかし、フォールを取りにいくまではできず、時間切れ引き分け。
ですが、勝敗を越えた試合でした。
すごかった・・・。
まず杉浦選手が動けなくなり、試合を立て直した潮崎選手が、この試合のMVP。
海斗選手は動けなくなった杉浦選手に対し、フォールを取りにいったりしましたが、
若干、戸惑っているのもわかりました。
こういう状況は初めてだったのかもしれません。
拳王選手もそうです。
昔なら動けなくなったパートナーの腕を引っ張って、無理矢理コーナーに戻し、
タッチを成立させるという場面はありましたが、それをしなかったのは、
そういった経験がなかったのかもしれません。
そして、ゴングが鳴るまでキツい状態ながらも“意地”を見せた杉浦選手。
杉浦選手の強烈な予選スラムを食らい、フラフラになりながらも、
手を貸す海斗選手たちの手を振り払い、自分の足で歩いて帰った潮崎選手。
2人の覚悟をしっかりと感じました。
 
 
今回のNOAH大阪大会も面白かったし、楽しかったし、すごかったです。
 
グローバル・タッグリーグは大混戦。
GHCジュニアタッグ王者決定トーナメントに向けて、NOAHジュニアも
熱くなっているし、次の大阪大会ではどんな状況になっているのか。
ワクワクします♪

 


 

四天王の二人の巻       【18年4月6日】
 
先日、小橋さんが恒例のプロデュース大会を発表しましたが、
今年はなんと川田選手もプロデュース大会をすると発表。
記者会見によると、川田選手のプロデュース大会は、短いスパンで行われるとか。
そして、両プロデュース大会とも、対戦カードが発表されましたが、
当然ながら、小橋さんと川田選手の“好み”の違いが出ていて、面白いです。
 
NOAHの選手も両大会に出場が決定。
 
小橋さんの方には、丸藤選手、潮崎選手、勝彦選手、彰俊選手、海斗選手が、
川田選手の方には、潮崎選手、海斗選手、純太選手、そしてトークの相手として丸藤選手。
記者会見では、川田選手は丸藤選手の試合を匂わしていましたが、
丸藤選手はその大会の日は、チャンピオンカーニバルに出場し、終盤戦の頃なので、
コンディション的な部分から配慮されたのかもしれません。
よっさむ的には、丸藤選手と川田選手のトークって、試合するよりもかなりレアだと思いますね。
 
 
川田選手プロデュース大会、NOAHの選手の対戦カードを見てみましょう。
 
第1試合・日高(ZERO1) vs 宮脇純太。
純太選手、初の他団体出撃ですっっ!
相手が、元GHCジュニアタッグ王者でもある日高選手というのもいいですね。
他団体の先輩選手との対戦も“違い”があって、とても貴重だと思います。
がんばれ、純太選手っっ!
 
メインイベント・越中(フリー)&藤原善明(藤原組)&本田多聞 (フリー)vs 潮崎&海斗&樋口(DDT)。
まず驚いたのが、DDT樋口選手。
DDTからの出場は全く予想してませんでした。
よっさむはこの前、丸藤 vs 樋口を見た時、
「樋口選手とNOAHの選手との対戦、見てみたいなぁ」と思ったので、
ナイス人選!と生意気ながら思いました。
今回は、潮崎選手、海斗選手とタッグを組みますが、これがいいきっかけになってほしいなぁ。
あと、久々、多聞選手。
最近、たかさむさんとプロレスの話をする時によく多聞選手の名前が出ます。
「もっとグラウンド重視でやれば、すごいおもしろかったよね」って。
NOAHで見た、杉浦 vs 多聞や青木 vs 多聞の試合は、グラウンドでは多聞選手には勝てないって
思わせるぐらいの強さを感じました。
最近、またグラウンドの攻防に注目が集まってきているので、多聞選手のグラウンドの強さを
見ることができたらいいなぁ。
このカードは、藤原組長もいるし多聞選手もいるので、今の若手選手がどれだけグラウンドができるかを
知りたいという目的があるように思います。
グラウンド・・・いわゆる川田選手からしたら“基本”でしょうか。
この前、川田選手が出演している番組を見たのですが、その時、
「基本(幹)から枝を広げていくのに、今の選手はいきなり枝からやっている」
と言っていたので、NOAHとDDTの若手はその基本を身につけられているかを見たいんだろうな、と。
川田選手は、現在やっている飲食店についても「基本が大事だと思う」と言っていました。
それはプロレスと同じだ、と。
これはある意味、同時にNOAHとDDTの選手育成のやり方を問われてますよね。
そう思うと・・・これ、すごい対戦カードですよね・・・。
 
NOAHの選手以外の試合で、ものすごい興味が湧いたのが、
第2試合・雅央&がばいじいちゃん(九州プロレス) vs バッファロー(魔界)&くいしんぼう仮面(フリー)、
です。
何この、個性が強すぎる面々のカード(笑)。
こんなすごいクセが強い対戦をさばけるのは、今回参戦する吉野レフェリーしかいないでしょ(笑)。
ツッコミどころが満載の試合で右往左往するる西永レフェリーも見てみたい・・・(笑)。
それにしても、楽しい試合を1つ入れてきたのもいいな、と思いました。
楽しい試合というのは、基本ができてこそできることであり、四天王がいた頃の全日本の大切な1面でもあります。
川田選手のプロデュース大会、参戦するレフェリーも発表されたのもいいですよね。
NOAHからは西永さん、全日本から京平さん、魔界からは他団体の試合も多くレフェリングしている
元大阪プロレスレフェリーの吉野さん。
現在、プロレス界の三大レフェリーといってもいいでしょう。
レフェリーもいい試合の大切な存在です。
選手がすごいいい攻防を見せていても、レフェリーが試合をぶち壊すこともありますからね。
 
では、小橋さんプロデュース大会、NOAHの選手の対戦カードを見てみましょう。
 
・北原(CAPTURE)&長井(ドラディション) vs 丸藤&スーパータイガー(リアルジャパン)
 北原選手の引退試合。丸藤選手はスーパータイガージムに通っていたということで、
 対戦相手に選ばれたそうです。
 丸藤選手は初代タイガーマスクのスーパータイガージムに通い、その後、
 二代目タイガーマスクの三沢さんの付け人となったので、2つのタイガーマスクの遺伝志を
 持っているんですよね。
  
・杉浦透(フリーダムス)&野村卓矢(大日本) vs 清宮&吉田綾斗(K-DOJO)
 昨年、海斗 vs 野村卓矢選手との対戦があり、負けてしまった海斗選手。
 今回はぜひ勝ってほしいっっ。
 他団体とはいえ、こういうライバル的な存在がいるのはいいですよね。
 
・火野(フリー)&潮崎&ゼウス(全日本) vs 彰俊&勝彦&佐藤耕平(ZERO1)
 このカードのテーマは、チョップ vs キック、だそうです。
 小橋さん、こういう打ち合い、大好きですもんね。
 よっさむ的にはこの中に、彰俊選手が入っているのはいいと思いました。
 
 
川田選手プロデュース大会、小橋さんプロデュース大会、共に東京で行われるので、
テレビで放送されなければ、よっさむは見ることはできないでしょうねぇ(サムライTVでダイジェストは見られるかなぁ)。
見たいなぁ〜・・・。

 


 

頂に立つのは?の巻       【18年4月6日】
 
NOAHグローバル・タッグリーグ戦も折り返し。
 
現在首位は、コーディ&KAZMA(勝ち点6)。
丸藤&小峠、ヨネ&ストーム、潮崎&海斗が1点差で追っている状況ですが、
コーディ&KAZMAは残り公式戦が1戦。
丸藤&小峠、ヨネ&ストーム、潮崎&海斗は残り3戦あるので、1勝すれば逆転します。
杉浦&拳王、マイバッハ&長井も勝ち点4で残り3戦あるので
十分、首位に躍り出る可能性があります。
 
今回のタッグリーグ戦、一番の驚きは、GHCタッグ王者が、
なんと4戦消化し、勝ち点3。
残り3戦、全勝しないと決勝進出は厳しいという崖っぷち状態。
いやぁ、これはホント、予想外でした。
 
公式戦5戦終え、未勝利の彰俊&雅央。
どこかで番狂わせ的なのがあるかな?と思っていたのですが、
勝利は確実なはずだけど、その慢心の隙を突かれる可能性があると
どのタッグも警戒したようですね。
 
決勝進出のラインは、得点ラインは8点以上、3敗がギリギリかなと思います。
今回のタッグリーグ戦は時間切れ引き分けが2戦あるので、その1点差が
大きく左右するような気もしますねぇ。
 
丸藤&小峠は、丸藤選手はチャンピオンカーニバルも始まります
(明日から6連戦)。
タッグリーグ戦公式戦は、マイバッハ&長井、ヨネ&ストーム、潮崎&海斗。
マイバッハ&長井は両リン狙いを阻止しなければならないですし、
前GHCタッグ王者・ヨネ&ストームは強攻撃、最終公式戦の潮崎&海斗も激しい試合に
なりそうですので、小峠選手の更なる奮闘に期待がかかります。
でも、頭突きはなるべく使わないでほしいです・・・。
 
もう負けられないGHCタッグ王者・勝彦&北宮は、
ヨネ&ストーム、彰俊&雅央、最終公式戦は杉浦&拳王です。
負けられない3連戦の最初が、GHCタッグ戦の再戦というのも、
勝彦&北宮にとって、今回のタッグリーグ戦の苦しさを表しているようですね。
 
潮崎&海斗は、杉浦&拳王、最終公式戦は丸藤&小峠。
これまたキツい2戦ですねぇ。
 
杉浦&拳王は、潮崎&海斗、マイバッハ&長井、最終公式戦は勝彦&北宮。
杉浦&拳王も2敗しているので、結構苦しい状況です。
怖いのはやはりマイバッハ&長井、ですよね。
潮崎&海斗の結果次第では、マイバッハ&長井との公式戦で両リンに持って行かれると、
その時点で決勝進出の可能性がなくなるかもしれません。
最終公式戦までその可能性を繋ぐためにも、潮崎&海斗、マイバッハ&長井には
勝利しておきたいところですね。
 
得点上位のタッグが、マイバッハ&長井との公式戦を残しているのは、
かなり怖いですよね。
マイバッハ&長井は、まだリーグ戦中盤だというのに、
勝彦&北宮を両リンに引きずり込みました。
両リンだと自分たちにも得点は入らないというのに、
いくらGHCタッグ王者とは言え、その手を自分たちもまだ1敗しかしていない状況で、
使ったという点で、マイバッハ&長井・・・いや長井選手は、
結果よりもインパクトを取ったんだと思われ。
マイバッハ&長井は両リン狙いあるぞ、と勝彦&北宮との公式戦で印象付けることには
成功しているわけですから。
こういうタッグは、いろんな意味で本当に怖いです。
 
さぁ、残り3戦。
決勝に進出するタッグは、どのタッグか?!

 


 

春到来の巻       【18年4月6日】

今年の桜は、少し早く咲いて、暖かい日が続き、あっちぅ間に満開になり、
そして今はもう葉桜。
近所のスーパーの近くにある公園の桜を、咲き始めたな〜と思ったら、
次行ったらもう満開で、その次にはもう半分ぐらい散ってた。
きっと次行く時は、あの公園の桜も葉桜だろうな。
今日、雨だし。
 
ここ最近、ぐっと暖かかったけど、今日は雨のせいか、ちょっと肌寒い。
何日かぶりにホットコーヒーにした。
その間、アイスコーヒーを飲んでた。
物書きし始めると、チョコが食べたくなる。
エネルギーを欲してるのかな。
そして、今日もチョコがおいしい。

 

 


 

 

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