想ったこと、感想とかいろいろと。

 

 

〜ボクのできること〜  2012年12月

 

ココロの奥にある傷にかさぶたがくっついたまんまで、
言葉にできない想いがいっぱいで。
なのに、声を聞いたら、笑っている自分がいて。
かさぶたが、キレイにはがれたわけでもないけれど。
笑ってる、自分がいた。
 
電話の向こう。
失われた時間、広がった距離。
想いをちゃんとカタチにしてこなかった後悔。
全てがココロから溢れているようで。
聞こえてくる涙声に、ボクは。
 
「ご飯を食べて、笑って」
 
一番、近くにいてくれる人にいつも言われていることを、
ボクは、同じように言ったんだ。
 
いつも、こんな風に、元気づけられていたんだと、改めて感じて。
 
そして、ボクは笑ったんだ。
 
失われた時間。広がった距離。
深く刻まれた傷。
全部、ひっくるめて。
ボクは笑ったんだ。
 
まるで、失われた時間も広がった距離もないように、
いつも通り、に。
 
想いがぐるぐる。
ココロについたかさぶたがキレイにはがれたわけではないけれど。
 
それでも、ボクのできることは、もうこんなことぐらいしかないんだろう。
 
ココロに残る大切なモノの中に、ボクの笑った声も入っていてほしい。

 
 

 

 

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