「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.55  

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2005/08/14
健康診断:項目の大半が有効性の証拠薄い 厚労省研究班
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050814k0000m040114000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/14 
 厚生労働省の研究班の一つである、「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長、福井次矢・聖路加国際病院長)が纏めた報告書によれば、自治体や企業に法律で義務付けられ、成人の大半が受ける健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査や心電図測定など16項目は、病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄いという厳しい評価を下した。

 今回の報告で、多くの健診項目が「実施を勧める証拠はない」とされたことで、制度の見直し論議は高まりそうだ。

▼健診が有効とされたのは、下記の6項目のみ。他に2項目が判定保留。

  •  「血圧の測定」と「飲酒」と「喫煙」に関する問診は、効果を示す十分な証拠があった。
  •  「身長・体重の測定」は、減量指導を充実すれば有効。
  •  糖尿病検査の「糖負荷試験」や、「うつ病を調べる問診」は、健診後の指導や治療の体制整備を条件に、有効と評価された。
 これ以外の16項目は、「勧めるだけの根拠はない」「病気予防や悪化防止の証拠はない」とされた。

▼GOTとGPT、γGTPの値を調べる肝機能検査について、
 見つけるべきは脂肪肝だが、放置しても大事に至らない。他に見つけるべきなのは、アルコール性の肝臓病とウイルス性肝炎だが、見落とされる場合が多く、検査するなら飲酒量の問診や直接のウイルス検査のほうが勝る。

 胸部エックス線(レントゲン)検査については、「肺がん検診の有効性を支持する証拠はない」。

 心電図の測定も、心筋梗塞の予防などに役立つとの証拠はない。

◆有効性について厳しい評価をした主な項目◆
・一般的な問診明確な証拠はない
・視力検査勧めるだけの証拠はない
・聴力検査勧めるだけの証拠はない
・身体診察明確な証拠はない
・聴診明確な証拠はない
・腹部診察ほとんど証拠がない
・心電図測定虚血性心疾患の発見には無意味
・胸部X線肺がん発見に有効との証拠なし
・コレステロール検査コレステロール低下には役立つが心筋梗塞予防に有効との証拠なし
・肝機能検査(GOT、GPT、γGTP)実施の意義を再検討すべき
・尿検査糖尿病発見には不適切。腎不全などを防ぐ証拠はない
・血球数など有効性を示唆する十分な証拠はない
・C型肝炎検診判定保留
・B型肝炎検診判定保留

妊婦さん食べ過ぎ注意、クロマグロなど9種追加
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050813ik02.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/08/13 
 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会が12日発表したところによれば、魚介類に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるとして、、妊婦が注意すべき魚介類として、3種類のマグロなど計16種を挙げ、食べ過ぎないための摂取量の試案をまとめた。

 1回の食事で食べる量を約80g(刺し身1人前、切り身一切れ相当)として検討した結果、食べる回数

・2回以下/週に抑えるのが望ましいのは、ミナミマグロやキダイなどの7魚種。
・1回以下/週 は、クロマグロ、メバチマグロ、メカジキなど7魚種とした。
・1回以下/2週間 は、メチル水銀量が比較的多いコビレゴンドウ。
▼厚生労働省>「 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて(平成17年8月現在)

 ・水銀を含有する魚介類等の摂食に関する妊婦等への注意事項の見直しの検討について(概要)(平成16年8月現在)

ビールに放射線防護効果…放射線医学総合研が発表
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050812ik04.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/08/11 
 独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)が11日に発表したところによれば、ビールに放射線から体を守る効果があることを確認したという。

 放射線を浴びると、体内に遺伝子を傷つけるフリーラジカルという反応性が高い分子ができるが、アルコールにはそれを捕捉する働きがあり、放射線防護効果がある。
 ビール大瓶1本を飲んだ人の血液を採取してX線などを当てた場合、飲酒前の血液と比べて染色体異常が顕著に少なくなるが、ノンアルコールビールでは防護効果がなく、アルコール単独よりビールの方が効果が高いことより、ビールの微量成分が複合的に作用していると考えられるという。

レーザー処理済みフル−ツ登場−−産地などが一目  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/391173
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/10 
 産地情報などを表示したシールが果物の一個一個に貼られているが、この情報をフル−ツの表面に刻印したレーザー刻印フル−ツが、近く全米で本格導入されるという。

 刻印には、果物の種類、産地、産地国を始め、必要に応じてIDナンバー、収穫日、賞味期限、有機栽培でつくられたのかどうかなども刻むことが出来、一旦刻んだら、変更できないから、信頼度は高い。安全性は既にFDA(米食品医薬品局)のお墨付きだという。

がんの臨床試験を事前登録…患者に公開、情報共有
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050808ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/08 
 全国42の国立大学付属病院が加盟する「大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)」は、がん治療の有効性を調べる臨床試験を登録し、事前に計画を公開するシステムの運用を開始した。

 発表される臨床試験の結果は、一般に良好な結果だけであり、副作用など研究者や製薬会社に不都合なデータは公表されない傾向が強いため、試験実施者に事前に目的や計画概要の公開を促すとともに、試験参加者の募集も行えるようにし、患者に正確な情報を提供し、医療の質向上を目指すという。

▼事前登録システムのホームページ   http://www.umin.ac.jp/ctrj/

アレルギー持っていて当たり前?/米国民の半数以上がアレルギー有症者、大規模調査で判明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 米国立衛生研究所(NIH)が8月4日に発表したところによれば、米国疾病管理予防センターが1988年から1994年にかけて行った約10,500人を対象にしたthe third National Health and Nutrition Examination Survey(NHANES III)という調査に基づく調査結果より、米国民の半数以上が1つ以上のアレルゲンに陽性であることが、明らかとなったという。アレルギーを持つ人の方が普通である時代が来ているようだとしている。

 この調査結果の詳細は、米国立環境健康科学研究所(NIEHS)と米国立アレルギー感染症研究所のグループにより、Journal of Allergy and Clinical Immunology誌8月号に発表された。

運動中にトマトジュースで疲れ知らず / カゴメと国際医療福祉大が疲労軽減効果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 7月30〜31日に開催された第13回日本運動生理学会において、カゴメ総合研究所と国際医療福祉大学が発表したところによれば、運動の合間にトマトジュースを飲むと、筋肉中に疲労物質の乳酸がたまり難くなり、運動後の疲労を軽減させられる可能性があるという。

▼カゴメのプレスリリース(2005.07.29)
  トマトジュース飲用による運動疲労軽減作用を示唆 −カゴメ、国際医療福祉大学の共同研究−

 カゴメ(株)総合研究所は、国際医療福祉大学(樋渡正夫教授)との共同研究により、運動の合間のトマトジュース飲用が、運動後の疲労を軽減する可能性があることを明らかにしました。
住民が運動をするしないは、お天気次第−−地域別調査で判明 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/390632
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/08 
  エクササイズをする、しないは何で決まるのだろうかを調べた研究が、「健康行動ジャーナル」(Journal of Health Behavior)7〜8月号に掲載された。CDC(米疾病管理予防センター)が電話インタビューで行った調査を、ブリガムヤング大学のレイ・メリル博士らが纏めたもので、中程度の体を動かすエクササイズを、30分間/日、5〜7日間/週 行なう。あるいは、強く体を動かす運動を20分間/日、週に3〜5日間/週 行なうという基準に達している住民全体の何%いるかどうかを調べ たもの。

 上位の州は、モンタナ、ユタ、ウイスコンシン、ニューハンプシャー、バーモントの各州だった。一方、ワースト5は、ハワイ、プエルトリコ、ノースカロライナ、ケンタッキー、ミシシッピの各州と準州であった。 これを各気象台の記録と突き合わせるとベスト5の地域は、乾燥して温和な日が多く、ワースト5の地域は、湿度が高く、蒸し暑い日が多いことがわかり、結論的には、その地域の天候が大きく影響するとのこと。

アロエ食品の取り過ぎに注意…おなか緩くなる可能性
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050806ik02.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/06 
 国民生活センターは5日、キダチアロエを使った健康食品の中に、下剤と同程度の作用がある製品が含まれていると注意を呼びかけた。

▼国民生活センター > 報道発表資料
  キダチアロエを使った「健康食品」(概要)−下剤成分を中心に−


2005/08/07
中国産の冷凍うなぎ蒲焼きから使用禁止の合成抗菌剤を検出
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390118
     MedWaveトピックス 2005/08/05 
 中国産うなぎは、今年1月1日〜8月3日までに、活うなぎとして9289t、蒲焼き、白焼きとして2,6261tが輸入されている。
 厚労省では、中国産スッポンなどから、養殖水産動物への使用が禁止されている合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が検出されたという情報を入手したことから、7月からうなぎ食品などの残留マラカイトグリーンの検査を強化し警戒していた中、中国産の冷凍うなぎ蒲焼きから、「マラカイトグリーン」が検出されたことを、厚生労働省が8月4日明らかにした。

▼厚生労働省のプレスリリース
  「中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出についてのQ&A

赤穂化成、有害金属を排出する飲料「トルトールウォーター」発売 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/389324
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/02 
 食塩やにがりを中心とした無機ミネラルを中心とした商品を製造・販売する赤穂化成株式会社(本社・兵庫県)は、体内の有害金属の排出する解毒(デトックス)に詳しい、銀座サンエスペロ大森クリニック院長の大森隆史医師と、毛髪ミネラル検査などを行う、ら・べるびぃ予防医学研究所らと共同開発した、体内に蓄積した有害金属排出させるための成分を配合した飲料「トルトールウォーター」(ペットボトル500ml、210円)を発売した。
健康サプリメント 取り過ぎで不健康
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050801ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/01 
▼ベータカロチン過剰摂取でがん発生率上昇

 サプリメントの過剰摂取に注意を促す結果について、代表的な例が示されている。

 体内でビタミンAに変わるベータカロチンについて、ヘルシンキ大学などが喫煙者約3万人を対象に行った試験では、20mg/日(日本人の平均摂取量の約10倍)を5〜8年飲み続けると、肺がん発生率が18%上昇、脳血管疾患の死亡率も20%高くなるという。

 ビタミンEについては、米・ジョンズホプキンズ大学の研究者らが、これまで欧米での19の臨床試験(対象者数計136,000人)を分析した結果、400mg/日以上(日本人の平均摂取量の約30倍)摂取すると、死亡率を高める可能性があるという。

 水溶性のビタミンCは、摂取後、数時間で尿と一緒に排せつされるため、摂り過ぎの心配は少ない。

▼バランスいい食事を取ろう

 日本人について、2002年の国民栄養調査の結果を見ると、男女とも若い世代でカルシウムの摂取不足が見られるが、他のビタミンやミネラルは、おおむね必要量を満たしていた。

 サプリメントには栄養素が濃縮されているために、同じ栄養素を含むのに気づかず何種類も併用するために過剰摂取の恐れがあることに気をつけたい。

摂取目安 上限量
ビタミンA 600μgRE 3000μgRE
ビタミンD 5μg 50μg
ビタミンE 8mgα−TE 700mgα−TE
ビタミンB6 1.2mg 60mg
カルシウム 700mg 2300mg
リ ン 900mg 3500mg
亜 鉛 7mg 30mg
葉 酸 240μg 1000μg

タマネギに含まれるケルセチンの投与で骨密度の減少を抑制、動物実験による結果
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388504
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の辻光義氏らが骨代謝学会において、「フラボノイド化合物ケルセチンの骨粗鬆症予防効果とその作用機構」と題したポスター演題の中で発表したところによれば、フラボノイドの一種でタマネギに多く含まれるケルセチンを骨粗鬆症モデルマウスに投与したところ、4週間後、骨密度の減少が有意に抑制したことをうけ、タマネギやホウレンソウ、パセリなど、ケルセチンを含有する野菜を積極的に摂取することが、「イソフラボンとは異なる経路で生体に作用すし骨粗鬆症予防に有効だという。

2005/07/31
ヘルシーリポート:太り過ぎ危険、過食やめ適度な運動を 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050730ddm010100089000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/07/30 
 食べ過ぎて運動をしないと脂肪が燃やされずにどんどん蓄積し、やがて高脂血症や糖尿病などになり、心筋こうそくなどのリスクが高くなるので、体脂肪の高い人は血液中の中性脂肪値も高く、肝臓に大量の中性脂肪が溜まれば、脂肪肝になり易い。茨城キリスト教大学(日立市)の板倉教授(医師)は、10分/日程度の縄跳び、早足で歩くなどを継続実践することが体脂肪の減少につながると日常的な運動を勧めている。
みかんの成分β-クリプトキサンチンは骨形成を促進、ラットにおける実験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388505
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
   β-クリプトキサンチンは、柑橘類や柿に含まれ、温州みかん1個あたり約2mg含まれており、動物実験により大腸がんや皮膚がんの予防効果が報告されている。
 新潟大学農学部農業生産学科の池田紀子氏らが、骨代謝学会での口演セッションで「骨粗鬆症モデルラットにおける温州みかん由来β-クリプトキサンチンの骨密度に及ぼす影響」と題して発表したところによれば、β-クリプトキサンチンは骨吸収を抑制するとともに、骨形成も促進するという。
【骨代謝学会速報】 若い女性の骨を強くするのはビタミンDと運動
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388254
     MedWaveトピックス 2005/07/27 
  骨密度は、加齢と共に低下し、特に閉経後はエストロゲンの減少で、骨密度は顕著に低くなるため若い頃に骨密度を上げておくことが、将来の骨粗鬆症を予防するといわれている。
 東京女子医科大学医学部産婦人科教室の黒田龍彦氏らが、7月23日の骨代謝学会での口演セッションで発表したところによれば、平均20歳の女性を対象にした調査から、食事によるビタミンDの摂取量を増やし、歩行数を増やすことが、血中ビタミンDの濃度を上げ、さらには骨密度を高めるということがわかったという。

 「血中25OH-ビタミンD濃度が25ng/ml以上であれば、高骨密度の獲得につながる」 という。

【やさしい介護学】おなか出て、中性脂肪、血糖値など高めなら・・・メタボリックシンドロームの芽
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050725ik07.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/07/25 
 メタボリック(代謝)とは、脂質や血糖など体に必要な成分を調整する機能のことです。
 「メタボリックシンドローム」とは、肥満とまではいかないが、おなかが出てきた、中性脂肪や血圧、血糖の値が少し高め。これらの条件が重なった状態で、病気とまでは言えないが、数値がやや高い項目が、3〜4項目が重複すると、動脈硬化の危険が一気に高まる状態のこと。

 日本高血圧学会などが、日本人用の診断基準を発表しました。この肥満の基準が、身長と体重から算出するBMIではなく、腹囲になっているのが特徴。

 メタボリックシンドロームから脱するには、内臓脂肪を減らせばいいのですが、どうしたら減らせるか?。減量するには、摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすこと。ダイエットの王道ですが、横浜市大医学部教授の栃久保修さんは無理なく続けられる「体重計ダイエット」を提唱する。
 朝起きて、体重を測ってグラフにつけ、夕食後か寝る前に、もう一度測ってグラフにつける。
ポイントは50g単位で測れる体重計を使うことで、少しの変化が目に見えて励みになる。逆に50g/日以上の減量は、急激過ぎてリバウンドのもとだという。  「50g/日で1か月に1.5Kg。4〜5Kg減れば、体調の良さを実感出来るので、最低3ヵ月を目標に頑張ってみてこと。

▼メタボリックシンドロームの診断基準
  下記の腹囲の条件を含む他の3項目以上が該当したらメタボリックシンドローム

  1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 中性脂肪が150mg/dL以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満
  3. 最高血圧が130以上、または最低血圧が85以上
  4. 空腹時血糖値が110ミmg/dL以上
 
ダークチョコレートは高血圧やインスリン抵抗性を改善する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/387576
     MedWaveトピックス 2005/07/22 
 伊L’Aquila大学のDavide Grassi氏らが、Hypertension誌2005年7月18 日号に報告したところによれば、ポリフェノールの一種であるフラバノールを豊富に含むダークチョコレートの摂取により、健康な人の血圧は下がり、インスリン抵抗性も改善され、更に本態性高血圧(EH)患者にも同様の効果があることという。

 フラボノイドは、果物、野菜、茶、赤ワイン、チョコレートに多く含まれる。このフラボノイドは冠動脈疾患、癌、脳卒中による死のリスクを減らすことを示唆するデータが多い中、フラボノイドの中でも、カテキンなどのフラバノールを多く含む食品には、循環器への効果が予想される。

 研究結果は、摂取カロリーの総量と栄養バランスが崩れないように食事に組み込めば、カカオ由来のフラバノールは健康利益をもたらすことが示されたが、今回用いられたダークチョコレート(日本でも輸入販売されているRitter Sport Halbbitter)と、他のチョコレートやカカオ製品の成分は同じではなく、フラバノール含有量が非常に少ない商品もあると著者たちは指摘している。

▼本論文の原題:「Cocoa Reduces Blood Pressure and Insulin Resistance and Improves Endothelium-Dependent Vasodilation in Hypertensives

IQの高い人が晩年幸福であるとは限らない 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050721hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/21
 英エジンバラ大学のAlan J. Gow博士らが,1921年生まれのスコットランド人550人を追跡調査し、英国医師会誌「BMJ」7月16日号に発表したところによれば、80歳時点での人生への満足度と,11歳あるいは79歳でのIQ(知能指数)の相関関係は統計的に有意でなく,知能が幸福とは関係しないことが示された。

 現代社会では精神的能力が高く評価される中で,この研究結果は驚きかもしれないが,Gow博士は、「人生を乗り切るのに十分な知能さえあれば,それ以上は重要ではないのかもしれない」と述べている。


2005/07/16
大豆に降圧効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050714hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/14
 米国立心肺血液研究所(NHLBI)のJeffrey Cutler博士らが、医学誌「Annals of Internal Medicine」7月5日号に発表したところによれば、 大豆食品の常食が高血圧の予防をもたらすことが明らかなったという。但し、まだ予備試験段階の研究成績であるため、こうした食品の摂取を推奨するには至っていないという。

 大豆食品によって血圧が低下する機序は明らかではないが、大豆蛋白が体内での血糖処理を助け、血管を拡張させることが考えられるという。

▼原文: Soy May Fight High Blood Pressure

1日に6〜7杯のコーヒーで2型糖尿病リスクが2/3に、メタ分析で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/384926
     MedWaveトピックス 2005/07/08 
 オランダAmsterdam自由大学のRob M. van Dam氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年6月6日号に報告したところによれば、コーヒー摂取と2型糖尿病リスクの関係を調べ、1日にドリップ式コーヒー6〜7杯でリスクが35%減少することを示した。

 コーヒーには、グルコース代謝との関係が明らかになっている成分が複数含まれている。コーヒー摂取が2型糖尿病リスク低下をもたらすという報告も増えている中、15件の疫学研究の系統的レビューを試みた結果であるが、 筆者たちは、2型糖尿病の予防にコーヒーの日常的な摂取を推奨するには時機尚早という。

発酵乳の継続飲用で高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)が向上、カルピスが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383808
     MedWaveトピックス 2005/07/04 
 カルピス社の基礎研究フロンティアラボラトリーが、乳酸菌「Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株」発酵乳の継続飲用が、健康な高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)を改善する効果があることを確認したと発表した。
 カルピスは、大阪大学保健センター、大阪大学医学研究科精神医学教室の杉田義郎氏と実施したヒトでの飲用効果に関する共同研究成果を、日本睡眠学会で6月30日に発表した。

カルピスプレスリリース 2005/06
 乳酸菌Lactobacillus helveticus CM4株発酵乳の 継続飲用による睡眠・生活の質の改善効果を確認− 発酵乳の継続飲用効果をヒト試験で科学的に解明 −

ツナ缶は「脳にいい」−−米業界が大キャンペ−ン 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383951
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/04 
 オランダのユトレヒト大学、マ−ストリヒト大学の研究チ−ムが、2004年に雑誌「神経科学」(Neurology )に発表した研究結果によると、 ツナに含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の働きで、記憶力、認知能力など、脳の一般的な働きをアップさせることを受け、業界団体である「米ツナ基金」(USTF、US Tuna Foundation )が、「ツナ缶の消費を増やしてほしい」と、キャンペ−ンを張っている。
バナジウム含む天然水に糖尿病改善に効果、アサヒ飲料などが確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383612
     MedWaveトピックス 2005/07/01 
 アサヒ飲料とアサヒビール、日本薬科大学、東京医科大学による共同研究で、ミネラルの一種であるバナジウムを含む天然水が糖尿病を改善する効果を持つことがマウスを使った試験で確認された。この研究結果は、6月30日から京都で開催される第16回日本微量元素学会で発表される。

 2型糖尿病モデルマウスに、富士山の裾野の地下から採水したバナジウムを含む天然水を3カ月間飲ませたところ、体重の増加が抑制され、脂肪組織のインシュリン受容体数が増加するなど、臓器・組織の病変を改善することが確認された。また、この天然水を長期間摂取しても、バナジウムが特定の臓器に蓄積するような現象は見られず、安全性にも問題ないことが確認されたという。

アサヒビールグループプレスリリース 2005/06/29
  「バナジウム含有天然水の糖尿病改善効果における機能・形態学的考究」について

緑茶に自己免疫疾患の予防効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050626hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/06/26
 緑茶にがんの予防作用のあることは知られてい中、新たな研究で特定の自己免疫疾患を予防する効果もあることが明らかにされた。

 米ジョージア医科大学(アトランタ)歯学部准教授のStephen Hsu氏が、米国関節炎財団主催の関節炎研究会議で6月19日発表したところによれば、緑茶が免疫応答を引き起こす物質として体内で産生される抗原の発現を抑制するという。

 今回の研究は、緑茶に含まれる、炎症を抑制し皮膚および唾液腺細胞に対して効果を有する物質EGCGに着目したもので、EGCGは炎症抑制作用のほか、自己抗原に対する調節作用も有すると推測されている。

▼原文: Green Tea May Protect Against Autoimmune Diseases

エクササイズすると乳ガンの死亡率が下がる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/386250
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/15 
 ハーバード大学医学部のミッシェル・ホルムズ博士らが「JAMA(米医師会雑誌)」に発表したところによれば、1984〜1998年までに乳ガンと診断された女性2987人を調べた結果、ほんの少しでも(1週間に1時間のウォ−キングでも)、定期的に運動をしている乳ガン女性の生存率が高かいことが判ったという。
運動するお年寄りには前立腺ガンが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383126
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/29 
 医療に従事している男性47,620人の医療記録を14年間分調べた結果、65歳以上よく運動する人(週に少なくとも3時間はかなり激しい運動をする人)は、運動をあまりやらない人より、進行前立腺ガンになった割合と死亡した割合の合計が67%低かったという疫学研究結果が「米内科学雑誌」に報告された。 運動が、なぜ前立腺ガンのリスクを減らすのかは、まだわかっていない。
ヘルシーな油でも加熱をくり返すと健康に害 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/384366
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/06 
 米ミネソタ大学の教授、サーリ・ツァラニー博士(食品化学,栄養生化学)が「米油脂化学学会」(American Oil Chemists' Society)の会合で発表したところによれば、大豆油、ひまわり油など植物性の不飽和脂肪油は、コレステロールを下げ心臓病予防に良いとされてきたが、何度も加熱したり、繰り返し使用すると、HNEができて、次にその油で揚げたり、炒めたりした食物に吸収されて、かえって健康に悪いということになるから気をつけたほうがいいと警告している。
たばこ:40年間1日1箱喫煙すると、細胞7.4年分老化 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/07/20050704ddm013100016000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/07/04 
 ロンドンのセントトーマス病院など英米チームが纏めた研究結果によると、たばこを1箱/日・40年間吸い続けると吸わない人に比べ細胞が7・4年分、余計に年をとることになるという。この試算では、喫煙者はたばこを吸わない人に比べ、細胞のDNAレベルでも老化が早いことになる。

2005/06/25
ヘルシーリポート: みそ汁で健康増進 糖尿病に予防効果/発がん物質抑制も 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050625ddm010100125000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/06/25 
 日本の伝統食の象徴とも言えるみそ汁。大豆を発酵・熟成させた「みそ」には、大豆とは異なるヘルシー効果が期待できるという。その一つが褐色の色素「メラノイジン」に、発がん性物質の生成を抑えたり、糖尿病の予防効果などが期待できるという。

 メラノイジンには、がんや動脈硬化などにつながる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある。さらに、人の消化管に入ったとき、消化酵素によって消化されないという性質も備えているために、食物繊維に似た作用が糖尿病の予防効果を期待できる。

運動している女性には卵巣ガンが少ない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/381526
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/24 
 カナダの「慢性病予防管理センター」(Center for Chronic Disease and Control)の所長、ヤング・マオ博士らの研究チームが、「国際ガンジャーナル」(International Journal of Cancer )5月号に発表したところによれば、ウオーキング、ジョッギング、テニス、ゴルフ、ボーリング、ダンスをやっている女性は、ほとんど運動らしいことをたやっていない女性と比べると、卵巣ガンにかかる割合が、30%少ないことが判ったという。
1日1箱40年間の喫煙で女性の身体は7.4年余分に老化する/ 肥満と喫煙はテロメア長の短縮を加速――英国の研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/382143
     MedWaveトピックス 2005/06/23 
 英国St. Thomas病院のAna Valdes氏らが、Lancet誌電子版に2005年6月14日に報告したところによれば、白人女性を対象にした白血球細胞のテロメア長の短縮に肥満と喫煙が細胞レベルの老化を加速していることが示された。

 染色体の末端に存在するテロメアは、染色体の分解や末端どうしの融合の阻止に役割を果たし、テロメア長は、細胞分裂が起こるたびに短縮する。

 BMIに対しては、30歳以上の女性が最も短く、20〜30の女性はそれより長く、20以下の女性はさらに長かった(傾向のp値=0.026)。肥満女性のテロメア長は、痩せた女性に比べ240bp短かったことより、テロメア長を指標とする細胞レベルの老化が8.8年分も早まっていることを意味する。

喫煙については、「喫煙歴無し」・「過去に喫煙」・「現在も喫煙」という順序でテロメア長は短くなり(p=0.02)。1箱・年当たり5bp(18%)余分に短縮することから、1日1箱を40年間吸い続けると、喫煙経験のない人に比べ、細胞レベルの老化は7.4年分進む計算になる。

バランス取れた食事はこれ/生活習慣病予防にガイド発表 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506210342.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/21 
 厚生労働省と農林水産省は21日、生活習慣病の予防などのために、何をどれだけ食べたらいいのかを示した「食事バランスガイド」を発表した。ハンバーグを食べた日は、から揚げは我慢するとかの具体的な料理をもとに1日分の摂取量をイラストで表示しているのが特徴で、肉類は控えて野菜やごはんを中心にした食事を勧めている。

農林水産省 > 報道発表資料 2005.6.21 > 「フードガイド(仮称)の名称及びイラストの決定・公表について

厚生労働省 > 報道発表資料 2005.06.21 > 「 フードガイド(仮称)の名称及びイラストの決定・公表について

はげは母方から遺伝 独の研究チームが有力遺伝子発見 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506130178.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/13 
 ドイツ・ボン大学の研究チームが「はげの遺伝子」の有力候補の一つを発見し、米専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス7月号(電子版)に発表したところによれば、若くしてはげ始めた人は、X染色体にある男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体遺伝子に変異が目立つことから、男性が母親から受け継ぐX染色体上にあるため、母方の祖父の頭髪で自分の将来を占えるかもしれないという。

2005/06/19
CoQ10は、冠動脈の血流速度をアップ /日大医学部が実験で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381227
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 日本大学医学部循環機能検査室の笠巻祐二氏らが、6月10日の第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、コエンザイムQ10(CoQ10)投与により、心臓の冠状動脈の血流速度が上昇することがわかったという。
   これにより、CoQ10は心臓の細胞に酸素や栄養を送る冠動脈の循環を改善し、心臓を保護する作用がある可能性が示唆されたといえる。
高麗ニンジンは皮膚再生を促進、パフィアは肌老化を抑える
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381228
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月 10〜11日)で発表されたところによれば、愛媛大学医学部分子細胞生命科学講座講師の木村善行氏らは、各種サポニンの火傷に対する皮膚再生について、また松浦薬業(名古屋市中区)課長の深谷幸隆氏らは、加齢による老化と、紫外線による光老化に対するパフィアの効果を調べた。

 その結果、高麗ニンジン(紅参=こうじん)のサポニンを火傷をした皮膚に塗ると、低濃度でも皮膚の再生が促進されることがラットの実験で明らかになった。また、南米に自生するヒユ科の植物パフィア(ブラジルニンジン)を服用することで、皮膚中のコラーゲンの合成が促進され、紫外線下で生じる皮膚の肥厚も抑えられることが、ラットやマウスの実験でわかったという。

フォーミュラー食によるカロリー制限でインスリン離脱に成功
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381229
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 埼玉医科大学生化学の篠田雄一氏が、6月10日、第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、生命維持に必要なたんぱく質、糖質、脂肪、ビタミンなどの栄養素を含んだ低エネルギーのフォーミュラー食を利用したカロリー制限によって、糖尿病の薬剤投与量の減少やインスリン注射からの離脱に成功する症例を経験したという。
朝食論争・結論は、朝食は子供の頭のために良い
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/381224
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/17 
 フロリダ大学栄養研究教育学部のゲイル・ランパーサウドさんらが、過去に発表された47編の栄養関係の学術論文を再検討して、朝食の是非について纏め、「米食物学会雑誌」(Journal of American Dietetic Association)に掲載したところによれば、朝食をちゃんと摂る子どもは、とらない子どもと比べて、「頭の働きがいい」「学校の出席率が高い」「学校の成績が良い」ことがわかったという。更に、朝食を摂ると、朝食抜きの子どもと比べると、太り過ぎの子どもが少ないこともわかったという。
シイタケ由来成分に抗アレルギー効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381139
     MedWaveトピックス 2005/06/16 
 第5回日本抗加齢医学会総会において、明治鍼灸大学眼科の山田潤氏が発表したところによれば、シイタケから抽出される「レンチナン」という高分子多糖体のβ-1,3-グルカンは、以前より免疫応答を修復する働きがあるとして、がん免疫療法などに使用されいたが、高分子量なので腸管から吸収され難かったが、レンチナンを微粒子化した経口摂取でも抗アレルギー効果を発揮することが分かったという。
化粧品の防腐剤メチルパラベンに紫外線が当たると皮膚に害がある
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/380969
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/16 
 京都府立医科大学医学部生体安全医学講座の半田修助手らが、第5回日本抗加齢医学会総会(6月10〜11日)で発表したところによれば、化粧品の防腐剤であるメチルパラベンに紫外線が当たると皮膚への毒性が増すというデータが報告された。
サントリー・ウイスキー中に尿酸生成抑制成分を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379744
     MedWaveトピックス 2005/06/15 
 サントリーは、静岡県立大学と聖マリアンナ医科大学との共同研究で、ウイスキー中のオーク樽由来成分の一つであるエグラ酸が尿酸生成抑制をすることを解明したと発表。このエグラ酸は、オーク樽による貯蔵年数と比例してウイスキー中に増えていくという。

▼サントリーのプレスリリース(2005.06.03)
 「ウイスキー中の糖尿病合併症を予防する可能性のある成分の単離に成功
  サントリー・静岡県立大学・福山大学・京都府立医科大学が共同研究日本糖尿病学会で発表」

中国で相次ぐトリインフルエンザによる渡り鳥の大量死 ヒトへの感染拡大が懸念される状況に
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/380613
     MedWaveトピックス 2005/06/14 
 OIE(国際獣疫事務局、Office International des Epizooties)によると、5月21日に中国が発表したところによれば、青海省の青海湖で大量の渡り鳥が死んでいるのが5月4日に発見され、死んだ鳥(総数は519羽)からH5N1型ウイルスが確認されたという。

 WHOが5月に纏めた報告書「Influenza A/H5N1 in Humans in Asia」等で、H5N1ウイルスが、ヒトからヒトに感染しやすいタイプのウイルスに変化しつつある可能性を指摘、警告してきた中で、これを裏付けるかのような渡り鳥の大量死は、警戒を強めなければならないことを意味しているという。

ライオン、女性の薄毛の原因を解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/380445
     MedWaveトピックス 2005/06/14 
 ライオンは6月13日、女性の薄毛を引き起こす原因のひとつとして、発毛を促進するたんぱく質「BMP」(Bone Morphogenetic Protein:骨形成因子)の遺伝子発現の低下が女性ホルモン減少により引き起こされることを発見したと発表した。研究成果は、今年6月15日に東京国際フォーラムで開催される「日本基礎老化学会 第28回大会」で発表される予定。

▼ライオンのプレスリリース(2005.06.13)
 「“女性ホルモン”の減少も「女性の薄毛」の引き金に!〜“女性ホルモン”が減少すると発毛促進シグナル「BMP」の生成が抑制される〜

盆踊りで、筋力維持ができる!
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/380459
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/14 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月10〜11日)で、早稲田大学スポーツ科学学術院の福永教授は、楽しく筋力を鍛えるため、踊りを利用するアイデアを提案した。
妊娠中に過剰節食、太りやすい子に…京大教授ら実験
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050612ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/12 
 京都大学病院産婦人科の藤井信吾教授らが米医学誌「セル・メタボリズム」最新号に発表したところによれば、妊娠中の母親の栄養不足が、子どもの肥満を引き起こしやすくすることが、マウスを使った実験で判明したという。

 ダイエットマウスの子は、食欲やエネルギー消費をつかさどる「レプチン」というホルモンの分泌量が、通常よりも早い時期に増えており、レプチンの分泌時期のずれが、肥満につながっているのではないかと推測される。

温州ミカンで肝機能障害を予防? 静岡の産地で疫学調査 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506090262.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/09 
 果樹研究所(本部・茨城県つくば市)が発表したところによれば、ミカンの産地・静岡県三ケ日町の住民約900人を対象に、町などと合同で03年度に行った疫学調査で、温州ミカンの成分の血中濃度が高いほど肝機能の数値がよく、動脈硬化のリスクも低いというデータを発表した。

 温州ミカンにはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる成分が、オレンジの10倍以上含まれるという。


2005/06/12
タカナシ、血糖上昇を抑えるヨーグルトを発表・ デザートを控えている人に訴求  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379927
     MedWaveトピックス 2005/06/10 
 タカナシ乳業(横浜市)は、トウモロコシ由来の難消化性デキストリンを固形ヨーグルトに含有させた「タカナシ LGGサポートヨーグルト」を開発。「血糖値が気になる方へ」という特定保健用食品(トクホ)の表示許可を得て、7月から発売予定。

 難消化性デキストリン入りヨーグルト(サポートヨーグルト)は、固形ヨーグルトとしては血糖上昇を抑える初めてのトクホ。

 ▼タカナシ乳業

もろみ酢に、血中コレステロール値の改善効果が認められた  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379726
     MedWaveトピックス 2005/06/09 
 ヘリオス酒造は、「もろみ酢」に血中コレステロール値を低下させる効果があることを確認したと発表した。この研究は、日本薬科大学医療薬学科の渡辺泰雄教授(薬理・薬物治療学)との協力で行われ、2005年8月6、7日の第7回応用薬理シンポジウムにて発表される予定。

 血中のコレステロール値が高め(210mg/dL以上)の中高年の男女12人を対象に5週間、1日60mLを飲用した結果、血清中の総コレステロール値が低下し、正常値に近くなり、更に、摂取終了後5週間を経過後も、総コレステロール値が、正常値に近い状態を保ち、尚、LDLコレステロールの減少も確認されている。

 ▼ヘリオス酒造のニュースリリース 2005年6月6日
    「黒麹醪酢」によるコレステロール値改善効果について

瞑想してストレスをほぐすと長生きする   
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/379373
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/08 
 「米心臓学会誌」(American Jouurnal of Cardiology )5月1日号に発表された研究結果によれば、平均年齢72歳で、高血圧気味のお年寄り202人を2グループに分け、健康に役に立つ情報を常時与えて健康に注意するよう指導したグループよりも、超越瞑想(TM)など、ストレスを緩和し血圧を下げるという瞑想法を18年間実行させたグループのほうが、心臓病で死亡した割合が30%も少なく、心臓病以外の原因で死亡した割合も23%少なかった。
5人に1人は65歳以上、ますます高齢化   
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050603ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/03 
 2005年版「高齢社会白書」が6/3に発表された。65歳以上の高齢者人口は2004年10月1日現在、2488万人で、総人口に占める比率(高齢化率)は19.5%となり、ともに過去最高を更新した。
 高齢化率は2015年に26.0%、2040年には33.2%に達すると見込まれている。

内閣府平成17年版「高齢社会白書」閣議決定 > 平成17年版高齢社会白書

牛乳とレモン果汁の同時摂取でカルシウムの吸収率が大幅増に ポッカと静岡県立大が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378155
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 静岡県立大学教授の横越英彦氏とポッカコーポレーションの共同研究によれば、ラットを使った実験で、牛乳とレモンを組み合わせて摂取すると、それらを摂取しないときに比べ、カルシウムの吸収率が約30%以上アップするという。

 これは、レモンに含まれるクエン酸のキレート作用により、カルシウムが水に溶けやすくなり、腸管から吸収され易くなったからと思われる。

テアニンに抗ストレス作用を確認・ 太陽化学と名大が成果を発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378769
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 太陽化学と名古屋大学大学院環境学研究科助教授の大平英樹氏が共同で、5月28日の第23回日本生理心理学会大会で発表した研究成果によれば、緑茶に含まれるうまみ成分で、リラックス効果のあるテアニンに、ストレスを和らげる抗ストレス作用があるということを、人間を対象にした実験で確認した。
ぼけないためには、多様な日常活動をどんどんやろう  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378612
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/03 
 お年寄りがぼけないためには、 「せんたく、皿洗い、そうじ」「庭いじり」「良く外に出て歩く」等、毎日いろいろなことをやって、体を動かすのが一番であると「米疫学雑誌」(American Journal of Epidemiology)4月号に掲載された研究論文が勧めている。

中年男性の64%がカロリー過多を自覚、3カ月以上運動ゼロも62%、花王の調査で判明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378446
     MedWaveトピックス 2005/06/02 
 花王が実施した調査は2004年11〜12月、首都圏在住の30〜50歳代既婚男性サラリーマンを対象に行われ、連続する7日間の日常行動や生活意識について、323人から有効回答を得たもの。

 その結果、全体の60%が食生活や運動習慣から考えて、「太りやすい生活」を自覚。自覚がある人の43%は、最近5年間に体重が増加している。
 食生活については、全体の64%が、カロリーオーバーを認識し、特に太り易い生活を自覚している人では、79%がカロリーオーバーだと考えているが、適正カロリー量を知るのは全体の10%に過ぎない。
 その他、「早食い」を自覚する人が72%、「食事が不規則」が54%、「寝る直前に食べる」が59%に達している。

 運動については、62%は直近3カ月に全く運動をしていない。運動不足を自覚している人は全体の69%に達する。休日も多忙や疲労を口実に、全体の57%が「家でごろごろ」している。

 ▼花王のプレスリリース(2005.5.30)
   『現代サラリーマンの太りやすい生活行動』調査

コレステロールを下げるにはもっと野菜を食べなさい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378351
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/02 
 コレステロール値が高いと、心臓血管系の病気になり易くなるが、野菜など植物性の食物を多く含んだ食事次第でコレステロール値が下がるというデータが「米内科学雑誌(Annals of Internal Medicine )」5月3日号に報告された。
中年太りは、後年、認知症になりやすい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378102
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/01 
 NIH(米国立衛生研究所)の資金により「カイザー・バーマネンテ医学基金の研究者がブリティシュ・メディカル・ジャーナルのオンイン版に発表したところによれば、カリフォルニアの住人たちを、30年近く追跡調査した結果から、40代ごろに肥満、ないし体重オーバーだった人は、年を取ってからアルツハイマー病などの認知症にかかる割合が高いことがわかっという。
犬と散歩するとストレスが和らぐ! 副交感神経が活性化――酪農学園大学が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376758
     MedWaveトピックス 2005/05/25 
 海外では、1980年にFriedmann博士らが、ペットの飼い主は、飼い主でない人よりも、心臓病退院1年後の生存率が高いという研究報告がある。酪農学園大学獣医学部獣医学科の本岡正彦氏のグループが行った研究によれば、、高齢者が犬と過ごすと副交感神経が活性化されることがわかったという。 散歩よりも、犬と家で過ごしたときの副交感神経活性値がより高くなるという。

 犬自身のストレス解消にも散歩が良いといわれているので、犬を飼っている人は、自分の健康のためにも、積極的に一緒に散歩することを勧めている。

ブルーベリーの効用また一つ−−心臓病予防にも  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/376720
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/25 
 米ミシシッピ州オクスフォードにある米農務省の化学者・アグネス・リマンド博士が、発表したところによれば、ブルーベリーには、抗酸化物質が多く含まれており、ガン予防や、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症の症状緩和に有効であることが知られているが、更に悪玉コレステロールを減らして心臓病を予防する効果を、ラットを使った試験で確認したという。
口中細菌が多いと動脈硬化が進む  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/376486
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/24 
 コロンビア大学公衆衛生学部のモイス・ドスバリュ博士らが、雑誌『Circulation』 に発表したところによれば、口の中に細菌が多い人は、動脈硬化になり易く、心臓病や脳卒中にかかるリスクが高いという。
 調べた11種の細菌のうち、歯周病の原因となる4種のバクテリアの測定値が高かった人ほど、頸動脈の肥厚の程度が高かった。


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