「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.54  

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2005/05/21
低脂肪食に大豆、食物繊維、ニンニクなどの追加摂取でさらに効果−−米国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375743
     MedWaveトピックス 2005/05/20 
 米Stanford 大学のChristopher D. Gardner氏らが、Annals of Internal Medicine誌2005年5月3日号に報告したところによれば、低脂肪食に、野菜と果物、豆類、全粒穀類を加えると、総コレステロールおよびLDLコレステロール低下効果が高まることが明らかになったという。
 栄養密度の高い植物性の食物、特に大豆、食物繊維、ニンニク、植物ステロールなどを多く摂ることがそれに貢献したと考えらている。

▼論文の原題は「The Effect of a Plant-Based Diet on Plasma Lipids in Hypercholesterolemic Adults

日本抗加齢医学会、雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊
  専門医・指導士の試験は6月に実施へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376158
     MedWaveトピックス 2005/05/20 
 医師や薬剤師、看護師などの会員約2200人を抱える「抗加齢医学会」が、 2005年5月、雑誌「アンチ・エイジング医学」を創刊した。創刊号は約8000部で、年4回発行する予定。

 また、第1回抗加齢医学専門医・指導士の認定試験を6月12日に行われる。

抗加齢医学会 > 学会雑誌「アンチ・エイジング医学」創刊について  > 創刊号

酢酸の血中コレステロール値低下作用を確認、ミツカンが報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375509
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 ミツカングループ本社中央研究所は、酢酸が血中コレステロール値が高めの人のコレステロール値を低下させる作用があることを明らかにし、第59回日本栄養・食糧学会で発表した。尚、酢酸の高コレステロール血症に対する効果をヒトで確認したのは初めてという。

 ▼ミツカン > ニュースリリース > 2005.05.18
    食酢の主成分『酢酸』による血中コレステロール値の低下作用を確認 〜初のヒト試験での有効性・安全性を学会にて発表〜

【栄養・食糧学会速報】 血圧や脂肪を下げるなら白ネギより青ネギ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375524
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、大阪市立大学大学院生活科学研究科の山本由喜子氏が報告したところによれば、血圧や、総コレステロール、中性脂肪を下げる効果は、白ネギよりも青ネギの方が強い。

 青ネギのどの成分が有効なのかはまだ検討中。今回の研究には凍結乾燥させたネギが用いられたが、生食など摂取の方法によって効果が異なる可能性もあるという。

【栄養・食糧学会速報】 運動習慣によって必須微量元素クロムの排泄が減少する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375529
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、椙山女学園大学生活科学部の三田有紀子氏が発表したところによれば、運動習慣がある人は運動習慣が無い人に比べ、尿中へのクロム排泄量が減少することがわかったという。

 一過性の運動によって、クロムの尿中への排泄量が増加することが以前から分かっており、習慣的な運動によって耐糖能異常を起こす人もいないし、運動習慣は糖尿病の予防や改善に有効とされていることから、三田氏らは、運動習慣がある人では、尿中へのクロム排泄量を抑える何らかの機構が存在すると推察したという。

【日本糖尿病学会2005】 一般市民がよく取る健康食品の第1位は「ビタミン類」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375065
     MedWaveトピックス 2005/05/16 
 和歌山県立医科大学の南條輝志男氏らの研究グループが、5月13日の日本糖尿病学会2005のポスターセッションで調査結果を発表したところによれば、一般の人が日常取っている健康食品のうち最も多いのはビタミン類だという。

▼日常取っている健康食品について尋ねた(複数回答)結果(1234件の回答):

  1. 「特に取っていない」(37.5%)
  2. 「ビタミン類」(22.3%)
  3. 「黒酢」(11.2%)
  4. 「栄養ドリンク」(10.5%)
  5. 「自家製ヨーグルト」(7.3%)
  6. 「青汁」(4.7%)
加齢黄斑変性症は抗酸化ビタミンで減らせる  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374989
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/16 
抗酸化サプリメントに、加齢黄斑変性症の予防効果があるという基礎データは、既に2001年に発表されており、米国ボルティモアにあるジョンズホプキンス大学の研究者らが、 65歳を過ぎたら、ビタミンA、 D、E、それに亜鉛など、抗酸化作用のあるサプリメントを積極的にとれば、加齢黄斑変性症の発病が予防できると提唱している。
前立腺がんの予防、「少し激しい運動」に効果  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050516so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/16 
 米ハーバード大(マサチューセッツ州)の研究チームが、1986年から約47,000人の医療従事者を対象に14年間に及ぶ調査の結果を米医学誌に発表したところによれば、65歳以上の男性で、週に最低3時間以上、活発な運動をする人は、ほとんど運動しない人に比べて前立腺がんで死亡する危険率が70%も低くなることが判ったという。
 死亡率減少と運動量を関連付けたのは、初めて。
植物性油の再加熱によって毒物が発生  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 米ソルトレークシティで開かれた米国油化学会(AOCS)年次会議で、ミネソタ大学食品化学および栄養生化学教授のA. Saari Csallany氏らが発表したところによれば、植物性の食用油を加熱し過ぎたり再加熱したりすると、脂肪酸由来の毒物である4-ヒドロキシ-トランス-2-ノネナール(HNE)が大量に蓄積されることが、明らかにされた。

 HNEは、リノール酸を有する多価不飽和油で特に大量に発生する。HNEの摂取によって心血管疾患、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、肝疾患および癌のリスクが増大する。
 「煙が出る温度まで油を熱しないこと、油の使用は1回のみ」が推奨されるが、油を繰り返し用いるレストラン等での揚げ物の方が懸念されるという。

禁煙による体重増加が肺機能に悪影響  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 英キングス大学公衆衛生学上級講師のDeborah Jarvis博士らが医学誌「Lancet」5月7日号に発表したところによれば、禁煙後の体重増加によって肺機能が阻害される恐れがあるため、禁煙したのち体重が増加しないようにさらに努力する必要があるという。

 禁煙により体重が増えたとしても、そのわずかな悪影響よりも禁煙によって得られるさまざまな有益性の方が明らかに大きいということ理解が必要。


2005/05/15
カスピ海ヨーグルトの粘り成分がストレスからお肌を守る、フジッコが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/374859
     MedWaveトピックス 2005/05/13 
 カスピ海ヨーグルトの乳酸菌であるクレモリスFC株が産生する粘り成分が、ストレスが加わった時の肌の機能障害を予防する作用があるということが、フジッコと静岡県立大学薬学部との共同研究で明らかなり、その研究成果が5月13〜15日に東京で開催される日本栄養・食糧学会大会で発表された。

フジッコ > プレスリリース > 2005.5.10 - 学会発表予定 -

カルシウムが女性の大腸ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/13 
 米ミネソタ大学ガンセンターの研究者たちが、約45,000人の女性を8年間追跡調査した結果を「Journal of Cancer Epidemiology,Biomarkers and Prevention」が報じたところこによれば、毎日の食事でカルシウムをしっかり食べている女性は、大腸ガンになるリスクが小さくなることがわかったという。

 800mg/日を摂取していた女性は、500mg/日以下の人に比べ、大腸がんに罹った率が26%低かった。 又、食事から412mg/日+サプリメントから800mg/日以上摂取していた女性は、530mg/日以下の女性より、大腸ガンにかかった割合が、46%も低かった。
 米国での食事ガイドラインによるカルシウムの所要量は1200mg/日。
大腸がん: 発症急増、「欧米型食事が主因」に疑問 「和食」でも差なく−−厚労省調査 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050513ddm001100121000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/05/13 
 90年から岩手、秋田、長野、沖縄の4県に住む40〜59歳の男女計42,112人のアンケート調査と約10年間の追跡調査による厚生労働省研究班(担当研究者=金美環・元国立がんセンター臨床疫学研究部外来研究員)による大規模調査結果が、国際対がん連合のがん専門誌に12日、掲載されたところによれば、肉や脂肪を多く食べる「欧米型」の食事でも、男性の場合は大腸がんの発症は特に増えないという。

 女性では、「欧米型」や塩漬け食品を多く食べる「伝統型」の食事で大腸がんの一種の結腸がんが増えていたが、大腸がん全体では明確な関連はみられなかった。日本でも大腸がんの急増は「食事の欧米化が主因」と言われてきたが、定説に疑問を投げかける結果となった。

 男性で差が出なかったのは、食事より飲酒や喫煙の影響が大きい可能性があるという。

野菜たくさん食べても 大腸がん予防にならず 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050510so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/10 
 厚生労働省研究班の坪野吉孝・東北大教授(疫学)らによる男女約9万人の約10年間の追跡調査が、9日付の英国のがん専門誌に発表されたところによれば、野菜や果物を沢山食べても大腸がんの予防にはつながらないという。

 研究は、9万人を野菜や果物の摂取量別にそれぞれ4グループに分け、大腸がんの発生率を比較した結果、野菜でも果物でも、最もよく食べるグループと最も少ないグループとの間で、大腸がんの発生率に差はなく、結腸がんと直腸がんに分けて調べても差はなかったというもの。

眠れないお年寄りは、静かな音楽を聴くといい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374207
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/11 
 『Journal of Advanced Nursing』に掲載された報告によると、年を取ると朝早く眼が覚めて、じっくり眠れない人が多くなるろが、ベッドに入った時に、気持ちが静まる音楽を45分程度聴くことで、眠りの質が良くなることがわかったという。
タマネギ、エシャロットは強いにおいほど良い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/373906
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/10 
 野菜類などで匂いが強烈であればあるほど、栄養的にも体に良いということが、タマネギとエシャロットでも確かめられたと、米コーネル大学食品科学部の化学者、リュイ・ハイ・リウ博士(Dr.Rui Hai Liu)が、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )に発表した。

2005/05/08
老化防止に専門医制度 日本抗加齢医学会    http://www.asahi.com/health/news/TKY200505030079.html
     Asahi.com 健康 福祉・高齢 2005/05/03 
 科学的根拠に基づく抗加齢医療を提供しようと、日本抗加齢医学会が専門医の認定制度を発足させる。6月に第1回の認定試験を実施する。 試験は他の学会の「専門医」「認定医」資格を持つ医師や歯科医師らを対象に、加齢による心身の変化の仕組み、予防や治療法など、基礎的な知識を問う。

 ▼日本抗加齢医学会

乳酸菌などを医療応用研究へ…順天堂大    http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050502so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/05/02 
  順天堂大は、人体に有益な働きをする乳酸菌やビフィズス菌などの医療応用を進めるため、ヤクルトからの支援により院内感染などの予防や健康増進効果を科学的に検証する狙いで大学院医学研究科に国内初の「プロバイオティクス研究講座」を4年間開設する。

研究講座の内容:
 〈1〉メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など抗生剤耐性菌による院内感染の予防。
 〈2〉敗血症発症予防――など、プロバイオティクスの臨床効果の検証。

順天堂大学・大学院医学研究科 > What's New >順天堂大学初の寄付講座開設にむけヤクルト鰍ニ共同記者発表(2005.03.24)

加工肉と赤身肉の多量摂取が膵ガンリスク高める    http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050428hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/04/28
 先ごろアナハイムで開かれた米国ガン学会(AACR)で報告されたハワイ大学ガン研究センターのUte Nothlings氏らの今回の報告は、ハワイあるいはロサンゼルス在住の白人、ハワイ原住民、日系など5つの民族グループに属する男女計約20万例を対象として、食事と膵ガン発生率との関係を検討した。
 その結果、ホットドッグやソーセージなどの加工肉のほか、牛肉や豚肉の赤身を多量に摂取すると膵ガンリスクが増大するという。

 膵ガンの原因は、食肉の脂質ないしコレステロール量によるものではなく、食肉の加工過程で生じる何らかの化学反応がガン発生を招く可能性が示唆された。化学反応によって、ヘテロサイクリックアミンまたは多環芳香族炭水化物などの発ガン物質が発生する可能性があるという。
米内科学会、肥満の薬物療法と外科的治療のガイドラインを発表   http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/372452
     MedWaveトピックス 2005/04/28 
 米国内科学会(ACP)のVincenza Snow氏らがAnnals of Internal Medicine誌2005年4月5日号に報告したところの、肥満患者に対する薬物療法および外科的治療のガイドラインは、全患者に食事療法と運動指導の実施を求めており、なお未達成の患者に対する薬物療法の適用を、また BMI=40以上の高度肥満者に対し、一定の条件下で外科的治療の適用を勧告している。

▼本論文の原題:「Pharmacologic and Surgical Management of Obesity in Primary Care: A Clinical Practice Guideline from the American College of Physicians

お年寄りの認知症薬に警告の表示を求める−−米FDA    http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/372765
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/28 
 FDA(米食品医薬品局)は、4月11日、認知症のお年寄りに投与される抗精神病薬が、死を早めている可能性があるとして、抗精神病薬7種に警告を表示するよう指示した。
 認知症のある高齢者に対する偽薬との比較試験の結果、死亡する割合が、1.6〜1.7倍であることが判ったという。
皮膚の老化にアセチルヒドロキシプロリンが有効
 常磐薬品と岡山大、協和発酵の共同研究で確認   http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/372292
     MedWaveトピックス 2005/04/26 
 第30回日本研究皮膚科学会に発表された、岡山大学皮膚科と協和発酵工業との共同研究によれば、アセチルヒドロキシプロリン配合クリームが、細胞の増殖に関わる遺伝子や腫瘍抑制遺伝子などを増加させ、皮膚の老化防止に有用であるという。

 ヒドロキシプロリンは、自然界に存在するアミノ酸で、コラーゲンの形成に必要な成分であり、保湿効果が高いため、化粧品原料として利用されている。

協和発酵工業 > 研究開発 > ニュース&トピックス > ヒドロキシプロリン


2005/04/24
国民健康調査:男40代3人に1人、おなか出っ張りに注意−−厚労省
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050422dde041100021000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/22 
 03年11月、全国の4160世帯を対象にした、たばこや肥満、運動習慣などの調査結果は、体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上で、男性はウエスト85cm以上、女性は90cm以上を「上半身肥満の疑い」として、30〜60歳代男性の約3割が上半身肥満の疑い。

 男性は40代に続いて、30代が29%で多く、30〜60歳代男性の3割以上が肥満。 20歳代女性の2割以上が低体重(やせ)。運動習慣のある人は男女とも60代が最も高かった。

厚生労働省 > 報道発表資料 2005.04.21>平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について

喫煙者はタバコの害に楽天的
  肺癌にかかるリスク低い、かかっても治る確率高いと認識−米国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371494
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 Tobacco Control誌2月号における、米国Rutgers大学のNeil D Weinstein氏らの報告によれば、無作為に選んだ18歳以上の6369人の回答(うち1245人が喫煙者)を得た、電話調査の結果より、喫煙者は肺癌リスクを過小評価しており、禁煙者、非喫煙者に比べ、誤解している人が多いという。

▼論文:「Smokers’ unrealistic optimism about their risk

メラトニンはやっぱり若返りの秘薬?!
  肝臓のアポトーシス(細胞の自殺)を減らす――ラットで確認 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371661
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 メラトニンのサプリメントは、主に睡眠の質の改善や時差ボケ改善に利用されている。 欧州肝臓学会(4月13〜17日)でスペインのレオン大学の研究者たちは、老いたラットにメラトニンを経口摂取させたときの肝臓の若返り効果を発表した。
西洋スタイルの食事が非アルコール性脂肪肝炎の原因?
  飽和脂肪酸が多い食事で、マウスがNASHに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371662
     MedWaveトピックス 2005/04/22 
 欧州肝臓学会(4月13〜17日)で、ベルギーのルーバンカトリック大学の研究者らが発表したところによれば、アルコールを飲まない、または少量しか飲まない人の脂肪肝でも、アルコール性肝障害に似た肝臓の炎症が起こる場合があることが判ったという。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因が、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸などを多く含む“ウエスタン食(西洋スタイルの食事)”にあることを示唆するマウス実験の結果を発表した。
老人性のシミや肝斑に飲んで効くトラネキサム酸配合薬、第一製薬が開発
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371326
     MedWaveトピックス 2005/04/21 
 第一製薬は、市販されている美白剤にトラネキサム酸を加えた製剤(開発コード:DH-4243)を開発し、臨床試験を実施した結果、2カ月間の投与で、肝斑や老人性のシミ(老人性色素斑)、炎症後色素沈着に効果があるという臨床結果を得たので、この研究成果を、日本皮膚科学会総会で4月23日に発表する。

第一製薬プレスリリース[2005/04/19]>「経口投与によるトラネキサム酸配合「しみ」改善薬を開発」>詳細資料 ( PDF)

ヘルシーリポート: 海藻成分で胃を調整 ピロリ菌も減らすフコイダン
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050421ddm010100042000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/21 
 「胃が重い」「胃が痛い」「食欲がわかない」など胃の不定愁訴に海藻の成分の一つの「フコイダン」が効果的なことが分かってきた。胃がんの原因にもつながるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)を減らす作用も注目されている。

▼難治性患者にも効果−−「機能性胃腸症」、改善例多く

     海藻類には、ぬるっとした成分が含まれているが、このネバネバ成分の一つが多糖類のフコイダン。中でもオキナワモズクには、フコイダンが豊富。
     胃腸薬(H2ブロッカーなど)を飲むと副作用の心配がある人にもフコイダンは最適。 日頃から胃の調子がちょっと悪いという人は、フコイダン茶を継続して試してみるのも一つの選択肢。 肝心なのは症状が改善するかどうかです。副作用の心配がないので、気軽に飲める。
ニキビや多毛症引き起こすアンドロゲン作用が弱い低用量ピル、国内でようやく発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371123
     MedWaveトピックス 2005/04/20 
 日本オルガノンは、黄体ホルモンとして多毛症やニキビなどを起こすアンドロゲン作用が少ないデソゲストレルを含有する新タイプの低用量ピルとして国内初の、経口避妊薬「マーベロン21」を発売した。

日本オルガノンプレスリリース[2005/04/19]> 「 低用量経口避妊剤「マーベロンR21」発売のお知らせ

 マーベロン21の概要:

  1. マーベロン21は一相性の低用量経口避妊剤です。
  2. マーベロン21はエストロゲンとしてエチニルエストラジオールを含有し、本邦における既存の経口避妊剤の中で、1サイクルあたりのエチニルエストラジオールの総投与量が最も少ない製剤です。
  3. マーベロン21は黄体ホルモンとしてデソゲストレルを一錠あたり0.15 mg含有。デソゲストレルはアンドロゲン作用を軽減するために開発された新しい黄体ホルモン剤であり、日本における既存の経口避妊剤の中で最もアンドロゲン作用が弱い製剤です。
オリゴ糖:便秘解消や免疫力向上にひと役 「善玉」のビフィズス菌増やす
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050419ddm013100142000c.html
     毎日新聞暮らし 2005/04/19 
 「オリゴ糖」が健康に良いというが、、「オリゴ糖」っていったい何? なぜ、体に良いの? 日本で初めて「フラクトオリゴ糖」というオリゴ糖を開発し、83年に商品化した明治製菓への取材記事。

▼消化・吸収されずに大腸に到達
 人間の大腸の中には沢山の細菌がいて、体に良い働きをする「善玉菌」、悪い影響を与える「悪玉菌」に分けられるが、善玉菌の代表格がビフィズス菌だが、このビフィズス菌がフラクトオリゴ糖を食べて増殖していることが分かり、以来、食品会社や製薬会社によって、さまざまなオリゴ糖が開発されてきた。

    ビフィズス菌の働き:
    1. 腸の運動を活発にして便秘や下痢を防ぐ
    2. 病原菌の増殖を抑え、感染を防ぐ
    3. 腸内の腐敗を抑える
    4. ビタミンを作りだす
    5. 体の免疫力を高める
    6. 発がん物質を分解する
    −−などがある。
 ビフィズス菌は、誰のおなかの中にも存在する。乳児に腸内細菌の大半をビフィズス菌が占めているが加齢と共に減り始め、40代、50代ごろから急激に減り始める。

▼食事からだけでは不十分
 オリゴ糖は、タマネギ、ゴボウ、ニンニク、アスパラガス、バナナ、大豆などに含まれるが、量が少ない。加工食品やファストフードを摂る現代人の普段の食生活では、十分なオリゴ糖を取るのは難しいので、サプリメントなどの需要が生まれた。

 さまざまなオリゴ糖入り食品が市販されているので、ビフィズス菌を増やすヨーグルト(発酵乳)などと一緒に摂ると効果的。

亜鉛は十代の子どもの脳をシャープにする 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/370788
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/19 
 米農務省の農業研究所(Agricultural Research Service )のジェームズ・ペンランド博士が、4月4日開かれた「米栄養科学会」で報告したところによれば、10代の子どもに毎日亜鉛を20mg飲ませると、注意力、記憶力など子どもの頭の働きがアップすることが判った。
動脈硬化 ウエストが警鐘 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050418so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/18 
 食べ過ぎや運動不足などで腹部に内臓脂肪がたまり、肥満や高脂血症などを引き起こし、動脈硬化になりやすい状態になること「メタボリックシンドローム」と呼ぶ。 この病態の診断基準を、日本高血圧学会など日本内科学会傘下の8学会がまとめた。
 この診断基準は、
 ウエストサイズが盛り込まれ、女性で90cm以上、男性で85cm以上あると、内臓脂肪が“危険水域”を超える。
このウエストサイズ以上で、
  1. 中性脂肪150以上かHDLコレステロール40未満
  2. 最大血圧130以上か最小血圧85以上
  3. 空腹時血糖110以上
――の3項目のうち2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断する。
ビタミンDが前立腺ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368946
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/08 
 ボストンのブリガム女性病院とハーバード大学医学部のスタッフの研究によれば、血液中にビタミンDが多く含まれている男性は、前立腺ガンにかかるリスクが、ビタミンDが少ない男性より、はるかに小さいことが判ったという。
コレステロール値が高い人は記憶力、集中力がいい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368098
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/04 
 雑誌「心身医学」 (Psychosomatic Medicine)に報告されたボストン大学での研究結果によれば、とかく悪者扱いされ易いコレステロールだが、血液中のコレステロール値が高い人(200mg/dl以上)は、より低い人と比べると、記憶力、集中力、 物事の抽象化、組織的に系統立てて考える力などの面で、優れていることがわかったという。

2005/04/17
国立健康・栄養研、トクホ184製品のエビデンスを一挙公開/ 栄養指導や薬剤との相互作用確認に最適
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369962
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 独立法人の国立健康・栄養研究所は、4月11日から、特定保健用食品(トクホ)の許可の根拠を製品ごとにまとめたデータベース「『健康食品』の安全性・有効性情報」の一般公開を始めた。

国立健康・栄養研究所最新ニュース(記事一覧)[2005/04/11]>  個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報を公開しました
  「個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報

青年期の深酒はその後の飲酒習慣を左右する、英国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369394
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 英国London大学小児健康研究所のBarbala Jefferis氏らは、Addiction誌2005年4月号に発表したところによれば、大量飲酒の習慣が持続しやすく、青年期の飲酒量はその後の飲酒習慣に影響することを明らかにした。

 この結果は、次のことを示している。

  1. 英国の20代から40代の男女の多くに大量飲酒の習慣がみられること
  2. 大量飲酒の習慣は持続しやすいこと
  3. 未成年の飲酒は、その後の飲酒習慣に重大な影響を及ぼすこと 
▼Addiction誌での概要:「Adolescent drinking level and adult binge drinking in a national birth cohort
にんにく/大腸ポリープの成長を抑制 広島大助教授ら発表
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050414k0000e040033000c.html
     毎日新聞 サイエンス医療 2005/04/17 
 にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が多く含まれていることが知られており、米国で開かれた国際にんにくシンポジウムにて発表された広島大の田中信治助教授(分子病態制御内科学)らの研究によれば、にんにくに含まれる成分に、大腸にできたポリープの成長を抑える効果のあるという。
 大腸ポリープは、直径1センチを超すとがんに移行する場合があり、にんにくが、がん抑制に結びつく可能性があるという。

▼英訳: http://mdn.mainichi.co.jp/news/20050414p2a00m0dm009000c.html

暮らしWORLD:生活習慣病の予防サプリ「L−カルニチン」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050413dde012070055000c.html
     毎日新聞 暮らし健康 2005/04/13 
 評判の「コエンザイムQ10」と同様、体内の脂肪燃焼に係わり、加齢と共に不足がちになるという、「L−カルニチン」という栄養素が注目されている。その「L−カルニチン」についての解説記事。

●羊肉に豊富
 L−カルニチンは、特殊なアミノ酸の一種。肝臓でも作られるが量は少なく、ほとんどを食品から摂取される。肉類に多く含まれる。特に羊肉に豊富。他に赤貝やイカなどにも含まれる。

●脂肪を運搬
L−カルニチンは、脂肪燃焼の“仕掛け人”として分解した脂肪を運搬する役目を持っており、L−カルニチンが不足すると、脂肪は分解されないまま、皮下や内臓に蓄積されてしまう。この分解された脂肪をエネルギーに転換する手助けをするのがコエンザイムQ110。

●100歳以上には多い
 厚生労働省の国民栄養調査(03年)によると、日本人の脂肪摂取量は1950年の約3倍になるが、体内のL−カルニチンは20歳代をピークに減少する。一般的に年を取ると肉類を食べる機会が減るので、200〜300mg/日を目安に意識的なL−カルニチンの摂取が求められるという。
 100歳以上の高齢者の体内には、L−カルニチンが多いというデータがある。

発芽玄米の血中コレステロール低下作用はステロイド類などの排泄促すため/東京農工大とファンケルが解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/368895
     MedWaveトピックス 2005/04/08 
 3月 30日に札幌で開催された日本農芸化学会で報告された、東京農工大学教授の矢ヶ崎一三氏らとファンケルとの共同研究によれば、 発芽玄米が胆汁酸の生成を促進することなどによってコレステロールの排泄を促し、これが血中コレステロール値の改善を実現しているという。

ファンケルニュースリリース(2005/04/06)> 研究発表「発芽玄米のコレステロール低減の作用機構」について(PDF)

「アマニ」は健康にいい! 普及を目指す協会が始動 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/369110
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/04/08 
  アマニは、中央アジア原産の1年草で、カナダが主な生産・輸出国。種子を食用にするが、外観や味はゴマに近く、含まれる脂肪分が健康に良いことが知られている。
 アマニ種子には、n3(オメガ3)系のαリノレン酸が多く含まれ、このαリノレン酸をはじめとするn3系脂肪酸は、生活習慣病やアレルギーの予防効果を期待できる成分だ。
 このアマニやアマニ加工品の普及啓蒙活動を行う有限責任中間法人「日本アマニ(亜麻)協会」が4月6日、活動を開始した。
熟したバナナで免疫力UP 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050402so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/02 
 帝京大薬学部の山崎正利教授らの実験に拠れば、バナナが果物の中でも特に免疫力を高める効果が高いことを明らかにしている中で、見た目は悪く皮が黒いぐらいの、よく熟したバナナの方が、免疫力を高める効果が大きいという。

2005/04/03
キリンビール、アトピー性皮膚炎へのKW乳酸菌の有効性を示唆 ヒト試験を実施、皮疹の面積などが改善
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/367967
     MedWaveトピックス 2005/04/01 
 キリンビールは、同社が開発した「KW乳酸菌」を摂取すると、アトピー性皮膚炎の皮疹面積が縮小し、自覚症状など一部の指標が有意に改善するとした臨床結果を発表した。臨床試験は、総合医科学研究所が実施したもので、体内でのアレルギー反応を示すIgE抗体の値は改善しなかった。

高地の住民は心臓病が少なく長生き−−ギリシヤで調査 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366864
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/28 
 雑誌「疫学と地域健康」(Journal of Epidemiology and Community Health)4月号に掲載されたアテネ大学衛生疫学学部の研究によれば、標高の高いところに住んでいる人の方が、心臓病が少なく、心臓病以外の原因による死亡率も低いという。しかし、血圧、総コレステロール値、中性脂肪値は、いずれも高地の住民の方が高いという。
カキの性欲促進作用に科学的根拠 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米サンディエゴで開かれた米国化学会(ACS)年次集会において、米バリー大学(フロリダ州マイアミショアーズ)化学教授のGeorge Fisher氏らが発表したところによれば、生カキやハマグリ、アサリ、イシガイに限っていえば、テストステロンおよびエストロゲンなど性ホルモンの分泌促進をもたらす物質であるD-アスパラギン酸およびNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)が含まれいて、性欲を促す食物としての特性を裏づける科学的根拠があることを明らかにした。


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