「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.45  

ご意見・感想 を、お待ちしています!
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2003/10/26
カテキンの次は、テアニンがブームに? 太陽化学、睡眠の質を改善する効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/273241
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/24 
 「体脂肪を減らす」「アレルギー症状を軽くする」といった作用で話題の緑茶成分カテキンだが、緑茶のうま味成分であるアミノ酸の一種「テアニン」がこれから注目を集めそうだ。
 テアニンは、脳に作用してリラックスの指標となるα波を引き出すことが、これまでの研究で確認されている。10月25、26日の日本生理人類学会第50回大会で、太陽化学(三重県四日市市)総合研究所主任研究員の小関誠氏は、国立精神・神経センター精神保健研究所と共同で行った、テアニンによる睡眠の質の改善効果を発表した。
 不眠の悩みを抱えているのは5人に一人という調査結果もあり、不眠解消をサポートする商品に対する消費者のニーズは高く、テアニン配合商品の動きは見逃せない。

太陽化学Smile Together>2003.10「テアニン、睡眠自体の質を改善」
 → テアニン粒のご紹介

日清オイリオ > Pucera

【公衆衛生学会速報】コンビニエンスストアのサンドイッチ、4割に黄色ブドウ球菌や大腸菌検出
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/273013
     MedWaveトピックス 2003/10/23 
 公衆衛生学会の22日のポスターセッション「食品衛生・薬事衛生」にて、関越中央病院の樋口幸子氏が報告したところによれば、コンビニエンスストアで販売されているサンドイッチや弁当を、首都圏のコンビニ店で連続買い取り調査をした結果、サンドイッチ21検体中9検体から大腸菌が検出された。
 ただちに危険、不潔という汚染状況ではないが、非加熱食品であるだけに購入後、常温で長時間置くことは避けた方がよさそうだ。
カテキンを多く含む緑茶、「体脂肪が気になる方に」という表示だけで大丈夫か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/272471
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/10/22 
 (多分、花王が発売する「ヘルシア」緑茶の事を指しての記事だと思う。)
 この商品を買う人はどの程度の効果を期待しているのだろうか。カテキンによる体重減少効果はきわめてわずかだが、体脂肪(内臓脂肪の変化)は統計学的に有意に減少したから特定保健用食品として認められたのだろう。  ここで考えなければならないのは、利用する側にとって「体重は減らさないが、体脂肪を減らす」というカテキンの効果がどのような意味を持つかである。
 @体重を減らしたい人には、カテキンを摂取することは無意味かもしれない。
 A体重が減らなくても体脂肪さえ減ればよい人には、意味があるかもしれない。
 Bこの程度の体脂肪減少効果では、意味がないかもしれない。
このように、人により、商品価格により、その判断が変わる。
 インターネットで調べても一部のデータしか明らかにされていない。研究論文を取り寄せることは簡単なことでないし、論文を読んでも研究結果を正確に把握することはさらに困難なのに、一般の人が得られる情報は「体脂肪が気になる方に」という表示だけである。

 これはカテキンに限ったことではなく、特定保健用食品を利用することが自分にとって意味のあるものかどうかを判断する材料として、企業と独立した第三者が研究データを具体的に解説することが必要ではないだろうか。

健康食品宣伝“バイブル本”は誇大広告、30社に指導 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031022so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/22
 健康食品のインターネットでの販売宣伝に、製品とは無関係の「がんが治る」などとうたった書籍を利用するのは誇大広告を禁ずる健康増進法違反にあたるとして、厚生労働省は健康食品の販売業者30社に対し、一斉に改善指導を行った。誇大広告禁止を盛り込んだ改正健康増進法をネット販売に適用したのは初めて。
 対象となった健康食品は、キノコ類やサメの軟骨、海藻の成分などを粉末にしたもので、「医者に行かなくてもガンが治る!」「がん患者に希望が見えた!」などと表紙でうたっている健康食品の“バイブル本”を紹介していた。
重度アルツハイマー用の薬を承認−−米食品医薬品局
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/10/18
 FDA(米食品医薬品局)は10月17日に、中度から重度のアルツハイマー病の症状を改善する新薬「メナンチン」(Menantine )を承認した。これまで軽度から中度の症状に対する薬はあったが、重度の患者向けの薬の認可は初めて。欧州では昨年承認され、日本でも臨床試験が行われている。

2003/10/19
花粉症に効くヨーグルトや乳酸菌飲料が続々登場か
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271909
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/17 
 乳酸菌による花粉症軽減効果の強さは、乳酸菌の種類や株によって異なるため、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が高い株を選び出し、それをヒト試験で効果を検証する研究が盛んになっており、この冬は、花粉症対策の食品に注目が集まりそうだ。
 というのもシーズン到来前から多めに食べておけば体質を改善でき、花粉症の症状が軽くなるということで、キリンやカルピスがヒトでの効果を検証し、アレルギー学会で発表するためだ。

▼キリンは、KW乳酸菌の効果をダブルブラインドで確認

▼カルピス、L-92株の花粉症や通年性アレルギー鼻炎への効果を確認

≪関連情報≫
 ▼カルピスのL-92菌を含む乳酸菌飲料「インターバランスL−92」
キリンビール、アレルギーを抑制する乳酸菌を発見
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271844
     MedWaveトピックス 2003/10/16 
 キリンビールは、10月15日、アレルギー改善効果が高い乳酸菌「KW3110株」を発見し、動物実験とヒトに対する臨床試験の結果、アレルギー改善効果を示唆する成果が得られたと発表した。この研究は、キリンビール基盤技術研究所と小岩井乳業、昭和女子大学との共同研究によるもの。同社ではこの乳酸菌KW3110株を「KW乳酸菌」と命名し、関連製品の商品化を進めるという。このアレルギー改善の研究成果は、岐阜県で開催される日本アレルギー学会(10月23日〜25日)で報告される予定。

▼キリンビールのKW乳酸菌の情報提供ページ

人気の「トクホ」見直し? 「お墨付き」を業界要望
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200310150192.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/15
 「健康に効果あり」と国が認めた「特定保健用食品(トクホ)」は、制度ができて12年がたち、人気商品が次々と生まれているが、このトクホの制度が変わるかもしれないというニュースです。トクホを含む健康食品全体に新しい“お墨付き”の制度をつくるかどうかの議論が、今春から厚生労働省の検討会で進められているからだ。年末までには提言をまとめる予定だが、食品と「健康への効用」をめぐって、業界、医師、消費者の意見は割れている。
 従来からの健康食品業界は中小企業が多く、トクホ取得には金がかかりすぎるということが背景にある。効用の実験データをメーカー自身が集めなければならないため、数千万円から1億円程度の費用がかかるという。トクホ食品の多くは、単一成分の効果を証明したもので、複数成分が相まって効果がある健康食品の場合は、データを集めるのはより難しくなる。医者側からすると「それを飲食してさえいれば血圧などが改善すると過剰な期待をさせる表示も多く、治療が遅れることもあり得る」と、いろいろな意見がある。
日本人女性の半数はビタミンD不足、厚生労働科学研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271181
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/14 
 健康な中高年女性500人を対象とした調査で、半数以上が「ビタミンD不足」状態にあることが明らかになった。血中ビタミンD(25OHD)濃度が極端に低い人では、骨折も多かったという結果が、日本骨粗鬆症学会の10月9日の一般口演で、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝 氏らの研究グループによる厚生労働科学研究の成果としての発表された。

≪筆者コメント≫
 牛乳を飲んでも骨粗しょう症には効果が無いという背景には、このビタミンDの問題があることは、良く云われていることですので、下記の関連の記事も参考にして下さい。

ビタミンDが高齢者の転倒を4割減少、Ca製剤の併用で転倒による骨折も予防
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/271133
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 ビタミンDの効果として骨折予防が云われおり、世界各国で数多くの疫学研究や介入研究が行われてきたが評価が定まっていなかった。1992年にNew England Journal of Medicine誌に掲載された論文によると、高齢者を対象にした試験で、活性型ビタミンD3製剤とカルシウム(Ca)製剤を併用した人では「骨密度の増加はわずかなのに骨折が減った」ことが示された(NEJM;327,1637,1992)。この論文の登場で骨折予防におけるビタミンDの再評価が始まった。さらに、1997年にNEJM誌に掲載された別の研究(NEJM;337,670,1997)においてビタミンD−Ca併用療法が、腕や足など「転倒により骨折しやすい部位」で、特に減少効果が著しかったという。2003年9月の米国骨代謝学会(ASBMR;American Society for Bone and Mineral Research)の報告においては、ビタミンD単独、またはビタミンDとCa製剤との併用で、高齢者の転倒リスクが相対的に41%に減少するという。

 ビタミンD製剤は、転倒を予防できるが、転倒による骨折を予防するには、Ca製剤の併用などにより血中Ca濃度が十分高い必要があるとみられている。ビタミンD製剤を服用すると転倒が減る理由として、「筋力増強作用」があると考えられるという。

 男性ホルモンが直接骨代謝に寄与、マウス実験で解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/271341
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 男性ホルモンの骨代謝に対する作用には、女性ホルモンへの変換を経るルートのほか、直接骨代謝に関わるルートがあると、長らく謎だった「骨代謝における男性ホルモンの役割」が、マウスを使った実験で解明された。この研究は東京大学医学部整形外科の河野博隆氏らが、2003年8月にProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)誌上で発表(PNAS;100,9416,2003)したもので。日本骨粗鬆症学会10月10日のシンポジウム3「男性ホルモンと骨」で、研究の概要を解説した。

2003/10/12
筆者コメントマーク
 牛乳が健康に良くないという一つのデータが明らかになっておりますので、ご紹介致します。栄養が不足した時代には牛乳は多種類の栄養素が含まれていて、良い食品の一つでしたが、飽食の時代とわれる現代人には、従来のイメージを払拭しなければならい時の様ですね。牛乳が骨粗しょう症に効くという問題についても、ビタミンDとの関係でカルシウムの吸収率が変わるので、この種のデータが発表されたときは、詳しくご紹介したいと思っております。
欧米や日本の牛乳を飲むと動脈硬化になりやすい?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270147
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/07 
 牛乳派を良く飲む人にとっては、ちょっとショックな研究結果が10月2日のポスターセッション「Nutrition」で報告された。オーストラリアのQueensland大学バイオメディカル科学校のKristy A.Tailford氏らの研究グループの研究によれば、日本や欧米で飲まれるホルスタイン種の乳牛の牛乳に多く含まれるタンパク質「βカゼインA1」は、動脈硬化を引き起こす性質が強いというもの。

 ウサギにおける実験結果から、βカゼインA1はβカゼインA2に比べて、血清コレステロール濃度や、HDLに対するLDLの比率を増加させる働きがあり、また、動脈硬化の前段階である脂肪線条の面積や厚みをより強く増大させる働きがあることが明らかになった。

 βカゼインA1とA2の割合は、乳牛の種類によって異なる。欧米や日本で最も多く飼育されているホルスタイン種では63%、アイルシャー(エイシャー)種では67%をA1が占める。アフリカなどで飼育されているボスインディカス種(熱帯種)では、A1は1%未満で、98〜100%がA2だという。熱帯種の牛乳や肉をタンパク源としているマサイ族などでは、虚血性心疾患が極めて少ないという。

【機能性食品】中性脂肪が高めの人にいいマヨネーズは花王?キユーピー? 臨床栄養学会と動脈硬化学会で、異なる研究発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270706
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/10 
 マヨネーズは、サラダなどをおいしく食べられる調味料として人気だが、カロリーやコレステロールが気になるところ。そこに一般のマヨネーズと比較して体に脂肪がつきにくい特長を持ったマヨネーズタイプの調味料が登場する。
 花王の「健康エコナ マヨネーズタイプ」は、原料の7割が植物油である一般のマヨネーズに対して、植物油として体脂肪になりにくいジアシルグリセロール(DAG)が主成分の「健康エコナ」を配合した調味料で、9月25日、特定保健用食品(トクホ)としての表示許可を取得した機能性商品。
 これに対して、キユーピーなどが販売する「ハーフ」と呼ばれるマヨネーズタイプ調味料は、通常のマヨネーズに比べて油の配合比率が半分。油が少ないため当然、通常のマヨネーズに比べて食後の血清TG値の上昇が格段に少ないというもの。
 この「食後の血清TG値」において、エコナ等のDAGマヨネーズは、通常のマヨネーズに比べ、食後TG値(血清TG値およびカイロミクロンTG値)が逆に高まるという試験結果を出したのは、お茶の水女子大学教授・生活環境研究センター長の近藤和雄氏で「食後高脂血症の抑制には、摂取する脂肪酸の種類を考慮することに加え、脂肪酸のエネルギー摂取用を控えることも重要であることが示された。」としている。
 単純な比較は難しいが、店頭での実勢価格でみると「ハーフ」は「健康エコナ マヨネーズタイプ」に比べ4割ほど安いという。

≪筆者コメント≫
 価格的な問題もあるが、要は長期的な見地から脂肪が付き難いのかどうかであり、データをどう読むかは消費者の側の問題かもしれない。(^_^;)

ビタミンAの取り過ぎは骨折のリスク? 日本人女性でも相関
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270881
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/10 
 今年1月に発表された、米国人男性2300人を30年間追跡したコホート研究でも、血中ビタミンA濃度が極端に高い人で大腿骨頚部骨折が多いとの報告が出されていた(NEJM;348,287,2003)が、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝氏らの研究グループらの、2000年度の厚生労働科学研究「日本人高齢健常女性の血中脂溶性ビタミン濃度と骨代謝マーカーに関する調査検討事業」の一環として行われた研究において、健康な中高年女性500人を対象に行われた調査で、血中のビタミンA(レチノール)濃度が極めて高い人に、骨折が多いことが判ったと、10月9日の日本骨粗鬆症学会での一般口演で発表された。
 同研究グループは、ビタミンAの適正摂取は骨の健康維持に重要だが、日本人女性でもビタミンAの過剰摂取は骨折の原因となる可能性があるとみている。
ミカンの内皮に減量効果? えひめ飲料と愛媛大が研究
  http://www.asahi.com/health/life/OSK200310080035.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/08
 ポンジュースを製造している「えひめ飲料」(松山市)と愛媛大総合科学研究支援センターの辻田隆広助教授の両者の共同研究によれば、温州ミカンやイヨカンの果肉を包む内皮に、脂肪を分解し、体内への吸収も抑える働きがあることがわかったという。内皮に含まれる食物繊維の一種、ペクチンが作用している可能性があるというもので、えひめ飲料は「ダイエットにもつながる」として、内皮を使った商品開発を目指している。
結婚生活がうまくいかないと健康にも悪影響  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/270442
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/08 
 ピッツバーグ大学のリンダ・ガロ博士らは、40歳代の女性490人について13年間の追跡調査より、結婚と健康との関係明らかにした。
 この調査結果よれば、結婚に満足している女性は、心臓を患うことも少なく、健全なライフスタイルを維持し、運動をよくし、体重オーバーになることもなく、コレステロール値は正常で、精神的、感情的にも落ち着いていて、怒ったり、落ち込んだり、心配症になったりことも少ないが、結婚に満足していない女性は、そのマイナスの面が健康状態にも現れるという。
「携帯」電波 脳腫瘍発生に影響なし 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031011so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/11
 総務省は10日、携帯電話から発生する電波を脳に受けても、脳腫瘍 の発生にはつながらないとする研究結果を発表した。 研究は、ネズミ計500匹を「携帯電話並みの強さの電波を1日1時間半、週5日間当てる」「電波を当てるふりをする」「通常の飼育を続ける」などの5グループに分け、ネズミのほぼ一生に相当する2年間、実験を続けたもの。その結果、脳腫瘍などの発生率に影響しないことが分かったため、総務省は、携帯電話を長期間使っても、脳腫瘍の発生に及ぼす影響はないと結論づけた。

総務省報道資料>「長期にわたる携帯電話の使用が脳腫瘍の発生に及ぼす影響は認められないことを確認


2003/10/05
【注目の商品】 ピロリ菌を減らすココアと鶏卵が登場
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/268698
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/03 
 胃潰瘍や胃ガンの原因になるヘリコバクター・ピロリ菌。このピロリ菌を減らす効果を確かめたココアと鶏卵が 発売された。
 森永製菓は、8月20日に一般のココアのほぼ2倍の値段の粉末ココア「インナーFFAカカオパウダー」を全国発売した。ピロリ菌を減らす働きのあるココア成分「カカオFFA(カカオ遊離脂肪酸)」を、通常のココアの2倍に高めた。1日1杯、1カ月飲み続けるとピロリ菌の活動度が低下することは、北里研究所メディカルセンター病院研究部部長の鈴木達夫氏らがピロリ菌陽性健常者の試験で確認している。

 一方、イセ食品が9月1日に通信販売を始めた1個当たり300円と、普通の卵に比べると値段は一桁高い鶏卵「胃もよろこぶ卵」は、ピロリ菌をくっつけて体外に排出する働きやピロリ菌の増殖を抑制する働きがある、抗ピロリ菌鶏卵抗体(IgY)を含む卵。この「胃もよろこぶ卵」は、ピロリ菌に働きかける特別な性質をもつIgYが黄身に蓄積されるよう、親のニワトリにピロリ菌の成分を注射して産ませた卵。

 ピロリ菌の発見者である西オーストラリア大学のバリー・マーシャル教授曰く、「ピロリ菌がいても胃痛などの症状がなければ、除菌療法を急ぐ必要は無い」。「日ごろから、新鮮な果物や野菜、特にビタミンCの豊富なものを食べていれば、胃ガンになり難い」。


≪参考≫
唐辛子の「カプサイシン」が胃炎抑制 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030930so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/09/30
 熊本大大学院医学薬学研究部の岡島研二助教授らの研究グループが、米国生理学会雑誌電子版に掲載した報告によれば、唐辛子の辛み成分で、体脂肪を燃やすダイエット効果で知られる「カプサイシン」が胃炎を抑制し、胃かいようや胃がんの危険性を下げる可能性もあることを突き止めた。
 カプサイシンによる刺激で、知覚神経が放出した神経ペプチド(CGRP)が骨密度をあげたり、血圧を下げたりする効果もある。カプサイシンを摂ることで、骨粗しょう症や生活習慣病予防も期待できるという。
喫煙者に乳酸菌が“薬効” 免疫機能担う細胞の働き強化−−ヤクルト研と阪大調査
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/30e/024.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/30
 ヤクルト中央研究所と大阪大医学部の研究グループが、日本免疫毒性学会で発表したところによれば、免疫機能を担いがん細胞やウイルス感染細胞などを攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の働きが乳酸菌によって強まることが、喫煙者を対象にした飲用試験で分かった。  NK細胞はリンパ球の一種で、喫煙のほか、ストレスや睡眠不足などの影響で働きが低下することが知られている。
  http://www.lc1.jp/general/index.html
     乳酸菌応用研究会 
 乳酸菌応用研究会とは、乳酸菌研究の助成及びネスレジャパングループとの共同研究を推進して、健康に寄与する食生活を通じて生活の質の向上に貢献するところだそうです。

≪研究報告≫

  • 乳酸菌の新たな可能性と最新研究に対する展望
  • LC1乳酸菌に免疫賦活効果を確認
      LC1乳酸菌入ヨーグルト(120g)を2週間摂取することにより

        1.貪食細胞は加齢や健康状態により、活性状態にある細胞の割合が少なくなり、半数以上が活性状態にないことがよく見受けられる。LC1乳酸菌を摂取することで、全貪食細胞のうち活性化された貪食細胞の割合が全例で75%程度まで上昇し、有意差が確認された。

        2.代表的な抗体であるIgAの量に上昇傾向が認められた。

        3.ビフィズス菌(いわゆる善玉菌)が有意に増加し、腸内フローラが改善された。

        4.免疫賦活のマイナス面として炎症の促進が指摘されているが、LC1乳酸菌の摂取により炎症の指標となる因子に変化が起こらないことを確認した。

      つまりLC1乳酸菌の摂取が、自然免疫と獲得免疫双方の免疫系を刺激し、生体防御力の向上に寄与すると考えられる。
  • LC1 Scientific Dossier(日本語版)

    ≪からだを守る乳酸菌≫

  • 乳酸菌とヨーグルト
  • プロバイオティクス乳酸菌
  • 乳酸菌の機能
  • 新たに判った乳酸菌の機能
  • Q&A おしえて乳酸菌
  • 乳酸菌応用研究の最新の報告
  • ビールに「乳がん抑制効果」あり 人間は1日1本程度−−キリンなどがラットで実験
      http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/26/018.html
         毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25
     名古屋市で開催中の日本癌学会おいてキリンビールと国立がんセンター、岡山大学の研究グループが25日発表したところによると、ビール成分に乳がんの発生を抑える働きがあることが、ラットを使った実験でわかった。ビール原料のホップに含まれる苦味成分のイソフムロン類が関与しているとみられる。アルコールは、乳がんの危険因子との報告もありので「適量の飲酒が肝心」という。
    ナッツに心臓を守る効果
      http://www.asahi.com/health/life/TKY200309290095.html
         Asahi.com健康健康・生活 2003/09/26
     地中海食の要素の一つである、ナッツの持つ油脂の効果が、最近解明されつつある。米国では、「クルミは血中のコレステロールを下げる」「ナッツ類を週に5回食べる人は、ほとんど食べない人に比べて心臓病になり難い」などの調査結果が報告されている。ナッツ類に多く含まれるαリノレン酸という脂肪酸の働きによるものと推測されている。魚の油脂と同じn-3系という型に属し、血小板が集まって血管を詰まらせるのを妨げる作用があるとされる。
     ナッツ類を含む「種実(しゅじつ)類」の摂取量は、日本人で1日当り 平均2g。7Kcal/1g 前後と高カロリーなので、地中海食のように細かく砕いてパスタやサラダに加えるなど、日常の食事の中で味わった方が良い。
     αリノレン酸には、別の効果もある。体内に入ると、魚に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)に変わる。EPA、DHAは共に、心臓病を防ぐ効果が知られているが、取り過ぎは、有害な過酸化脂質ができやすくなったり、出血時に血が止まり難くくなったりする危険があるので、「合計で1日4gまで」として「サプリメント」で補給する場合は注意が必要。
    コーヒーに胆石予防効果か 産業医大グループ発表
      http://www.asahi.com/health/life/TKY200309240296.html
         Asahi.com健康健康・生活 2003/09/24
     産業医科大の産業生態科学研究所グループ(責任者・吉村健清教授)らによれば、動物実験で指摘されていたコーヒーを飲むと胆石症になり難いという効果について、福岡県内の男女約7600人(30〜79歳)を対象にした87〜93年の間の追跡調査による疫学調査より明らかにした。特に男性でこの傾向が顕著だという。

    2003/09/28
    筆者コメントマーク
     市販薬の副作用の疑いによる死亡例が出ていたという記事ですが、因果関係は不明としながらも、私も使っている発毛剤「リアップ」の使用後に死亡した男性が00年には3人いたということや、市販の風邪薬や鼻炎薬や漢方薬「小柴胡湯」を使用して、死亡まで到っていたというのです。最近の薬は、医師用として使われていたものが市販されて効き目が強くなっており、副作用も強くなることが予想されますので、薬を飲むときは、注意書きを良く読んで使用することや、少しでも異常を感じたら、使用を控えるなどの自己防衛が必要なようです。
     女性の肥満と結腸ガンとの関係について、日本女性についての調査結果が出ました。これによると肥満の指標としてBMIが用いられておりますので、判り易くなっており、BMIが28以上では3.4倍もリスクが高まるということですので、是非ご自分の現在のBMIを把握していただきたいと思います。(BMI=体重Kg÷身長m÷身長m、22前後が望ましい。それ以上であれば肥満)
     今週は、25日から名古屋市で開催されるていた日本癌学会での研究発表に関連するニュースが多くありましたので、ご紹介致します。

    市販薬の副作用で10人死亡か 発毛剤、感冒薬でも
      http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309260241.html
         Asahi.com健康医療・病気 2003/09/26
     発毛剤や総合感冒薬、鼻炎薬など一般の市販薬の副作用で亡くなった疑いのある人が、00年春からの3年余で計10人いると製薬会社から厚生労働省に報告されていることが26日、わかった。一般薬が原因と疑われる死亡数が明らかになったのは今回が初めて。
     因果関係は不明だが、発毛剤「リアップ」(成分名・ミノキシジル)を使用後、死亡した男性が00年には、3人いたと大正製薬から報告があった。総合感冒薬や鼻炎薬を使い、アレルギー性の発作のアナフィラキシーショックや、重い皮膚障害を起こして死亡した人は6人。漢方薬「小柴胡湯(しょうさいことう)」を飲み、間質性肺炎を起こして亡くなった例が、1件。 注意書きをよく読んで、不調を感じたら飲むのをやめるのが肝心だ。

    厚生労働省の「報道発表資料」>「医薬品・医療用具等安全性情報193号」2003/09/25 

    ≪関連記事≫

    鼻炎薬副作用で7人脳出血 厚労省が成分切り替え指示
      http://www.asahi.com/health/medical/TKY200308080286.html
         Asahi.com健康医療・病気 2003/08/09
     厚生労働省は8日、市販の鼻炎薬に広く使われる「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)」について脳出血の副作用報告が相次いだとして代替成分への切り替えを製薬業界に指示した。この2カ月で4人の報告があり、2000年に注意を呼びかけて以降計7人になった。PPAは鼻炎薬の8割に配合されているほか、せき止め薬やかぜ薬にも使われている。このうち「ベンザブロック」など6品目が該当する武田薬品工業は、製造販売の中止と代替品への切り替えを発表した。

    厚生労働省の「報道発表資料」>「塩酸フェニルプロパノールアミンを含有する医薬品による脳出血に係る安全対策について」2003/08/08 

    武田薬品工業の「ニュースリリース」>「塩酸フェニルプロパノールアミン含有製品の製造・販売中止について」2003/08/08

    肥満女性、結腸がんの死亡危険性3.41倍−−名大大学院グループ研究
      http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/24e/029.html
         毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/24
     名古屋大大学院の玉腰浩司講師(公衆衛生学)らは、女性は肥満の度合いが高いほど、結腸がんで死亡する危険性が高くなるが、一方、男性では、肥満と結腸がんとの間に明確な相関関係はみられない、との疫学調査結果を纏めた。25日から名古屋市で開催される日本癌(がん)学会で発表される。
     報告内容は、BMIが20〜22未満の女性に比べて、結腸がんで死亡する危険性について、
      @BMIが28以上の場合: 3.41倍。
      ABMIが26〜28の場合: 2.27倍。
      BBMIが24〜26の場合: 2.23倍。
     又、20歳のころBMIが高かった女性や、20歳を過ぎてBMIが大きく増加した女性も、危険性が高まると、いうもの。
    「くまのい」がC型肝硬変からの発癌を抑制か 
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/268649
         MedWaveトピックス 2003/09/26 
     日本癌学会の9月25日のポスターセッションで、神奈川県立がんセンター消化器内科の多羅尾和郎氏らが報告したところによれば、古くから使われてきた利胆薬の「くまのい」(熊の胆)に、C型肝炎ウイルス(HCV)感染による肝硬変からの発癌を予防する効果があるかもしれないという症例対照研究を発表した。「くまのい」の主成分であるウルソデオキシコール酸(UDCA;商品名:ウルソなど)の服用者と非服用者を長期追跡した症例対照研究で、肝臓癌の5年発症率に3倍近い差があることが確認された。
    「体力の向上」が癌死亡の抑制因子に  
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/268650
         MedWaveトピックス 2003/09/26 
     日本癌学会の9月25日の一般口演において、東京ガス健康開発センターの澤田享氏が発表したところによれば、成人男性8000人を17年間追跡した大規模職域コホート研究で、追跡開始前に2回行われた体力テストで体力の向上が認められた群では体力が低いままだった群よりも、癌死亡のリスク が低くなる傾向があることがわかった。「低い体力」が癌死亡の危険因子であることは既に報告されていたが、「体力の変化」が予後因子であることが示唆されたのは初めて。
    便から大腸がん判定 新手法の精度80%、−−国立がんセンター
      http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/25m/101.html
         毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25
    大腸がんの検査法として集団検診で普及している現在の「便潜血法」に比べても高い精度の検査法を、国立がんセンターがん治療開発部の松下尚之医師と松村保広部長が開発した。精度は80%以上が期待できるという。26日、名古屋市で開かれている日本癌学会で発表する。
    抗がん剤の効きめ簡単判定 検査キット、来年にも商品化
      http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309250110.html
         Asahi.com健康医療・病気 2003/09/25
     白血病の治療薬が効くかどうかを患者ごとに予測する「遺伝子検査キット」が、来春にも商品化され、一般病院で採用される見通しとなった。開発したのは東京大医科学研究所の中村祐輔教授や片桐豊雅助手らのチームと大手検査会社エスアールエル(本社・東京)。検査キットの対象は、慢性骨髄性白血病の治療薬グリベック。特定のDNAの断片が入ったキットに患者の血液を注入し、大学病院や検査会社にある遺伝子増幅器で調べ、効果の程度を判別する。
    ビタミンDに大腸ガン予防作用発見 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268459
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/26 
     高脂肪食でなぜ大腸ガンが増えるかを研究している、テキサス・サウスウエスタン大学ハワードヒューズ医学センターのデービッド・マンゲルスドーフ博士らが、米科学誌「サイエンス」で明らかにしたところによれば、体内でカルシウムの吸収を促進することで知られているビタミンDが、大腸ガンの予防にも効果があるという。  高脂肪の食事をすると肝臓から胆汁酸が出る。このうち「リトコール酸」(lithocholic acid)が、腸内で高濃度であると、大腸ガンを起こすが、ビタミンDを与えると大腸ガンは起きなかったという。

    2003/09/21
    筆者コメントマーク
     今週の話題の第一は、「クランベリージュースが脳卒中による脳損傷を防ぐ」という果物の抗酸化作用の強いということがまた明らかになったということでしょう。そして、元気で長生きする条件の一つに運動がありますが、運動を続け筋肉質を維持することで、セックスライフものびて、益々若返るというニュースでしょうか。気掛かりな点としては、「40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者」という話題ですが、老人健康法に基づく受診者の中の割合にしても、高齢になるほど感染率が高くなっている点において、免疫力の強化や肝機能の強化には十分配慮しなければ、長生きが出来ないと感じた次第です。その他に、IT社会の進展と共にパソコン作業により目を酷使するので、ドライアイが増えているのも気掛かりなことですが、コンタクトの使用も背景にあるようですから女性の方は特に気をつけて下さい。

    クランベリージュースが脳卒中による脳損傷を防ぐ 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/266851
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/16 
     マサチューセッツ・ダートマス大学のキャサリン・ネト博士らの報告によれば、クランベリージュースには健康増進のためのさまざまな効用が知られているが、強力な抗酸化作用があって脳卒中の発作によって生じる脳の損傷を防止し、脳の回復を促進する働きがあることがわかったという。
    パソコン作業などの従事者、4人に3人が「ドライアイ」−−眼科医会調査
      http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/19m/059.html
         毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/19
     パソコン端末(VDT)に向かって仕事をしているオフィスワーカーを対象に、日本眼科医会の「IT眼症と環境因子」研究班(班長:京都府立医科大学眼科教授・木下茂氏)がドライアイの有病率や病型を調べた、初めての大規模疫学調査結果となるもの。ドライアイはVDT作業従事者の3人に一人と有病率が高いうえ、「眼の乾き、涙、充血」が3大症状であることも判った。ドライアイは、目が乾いて角膜が露出し、感染症や視力低下を招く症状で、IT(情報技術)の進展と共に増えている。
     結果は、女性40.6%、男性22.9%。コンタクトレンズ使用者に多く、8割以上は、涙の分泌量は正常なのに蒸発量が多かった。涙と共に乾燥を防ぐ油分を分泌する「マイボーム腺」の働きが、女性は弱いために女性にドライアイが多い。

    防止策:
     (1)1時間に15分程度休む
     (2)目に空調が当たらないようにする
     (3)意識的にまばたきする
     (4)コンタクトより眼鏡
     (5)画面の位置を下げて涙の蒸発を抑える

    エクササイズでセックスライフがのびる 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/267475
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/19 
     ハーバード大学公衆衛生学部のエリック・リム助教授らが、53歳〜90歳までの男性3万1742人を対象にアンケート調査を行い分析した研究結果によれば、ジョッギングをする、早足で歩くなど、日常的によく運動をする男性は、運動をしない人よりも、50歳過ぎてのセックスライフが30%長くなるという。更に非常によく運動をする人で、たばこを吸わず、筋肉質で、飲酒は適量という人では、セックスライフが平均より10年も長いこともわかった。
    40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267092
         MedWaveトピックス 2003/09/18 
     厚生労働省が9月12日発表した、2002年4月から実施している老人保健法に基づく40歳以上の肝炎ウイルス検診の実績を発表したところによれば、192万3480人が受診した。C型肝炎ウイルス検診において、感染者率は1.6%にものぼり、約60人に一人が感染している計算になる。また、B型肝炎ウイルス検診では1.3%、およそ80人に一人がHBs抗原検査陽性と判定された。年齢別に見ると、C型肝炎ウイルス検診では、高年齢になるほど感染者率が高かった。都道府県別では大きな差が見られ、C型肝炎ウイルス検診では、節目検診の総平均が1.1%だったのに対し、佐賀県だけが3.9%と飛び抜けて高かった。

    厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年度肝炎ウイルス検診等の実績及び平成15年度肝炎ウイルス検診の実施状況について」2003/09/12

    高血圧と言われたら…家庭で定期的測定を
      http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391701.htm
         Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/17
     高血圧は心臓病や脳卒中の大きな要因で、悪化を防ぐには、血圧を定期的に測ることが欠かせない。医療機関で測る血圧は「白衣高血圧」といい、普段の数値と異なる場合が多い。それは医師や看護師の前で血圧を測った時に、緊張で血圧が大幅に上がるからで、家庭で毎日決まった時間に測る方が格段に正確な情報を得られるので自宅で手軽に測れる家庭用血圧計を上手に利用したほうが、変化が分かり易く、その記録を医師に見せ、アドバイスを受けるのが望ましく、薬の変更や増減など、きめ細かい治療を受けられるようになるという。

     医療機関で測る場合の「正常値」は、最大血圧が130未満かつ最小血圧が85未満。一方、毎日測る家庭での血圧は2000年に、最大血圧125未満かつ最小血圧75未満が正常の目安とされた。
     正確に測るにはどうするかだが、血圧計の種類は、空気で血管を圧迫する腕帯を巻く部位によって「上腕式」と「手首式」があるが、医療用の水銀式血圧計との誤差が少ないのが上腕式。正確に測るには、心臓と同じ高さにすることが必要だ。テーブルや机でひじの高さを調整するか、寝た姿勢であれば、おおむね正確な値になる。

    働いて自ら支える高齢社会に、総務省統計局が高齢者人口と就業状況を発表
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267093
         MedWaveトピックス 2003/09/18 
     総務省統計局が9月14日に発表した資料「高齢者の就業と暮らし」によると、高齢者人口のうち、就業者と完全失業者を合計した労働力人口の比率は日本が20.7%で、主要先進国の中では飛び抜けて高いことが分かった。他の先進国の高齢者労働力人口比率は、米国は13.3%、英国は8.7%、カナダ6.0%、ドイツ2.8%、フランス1.3%などで、1割を超えているのは日米だけ。日本の高齢者の5人に1人は労働力で、日本の社会は既に、自ら働いて支える高齢社会に変貌しつつあるように見える。

    総務省・統計局の「統計トピックス」>「65歳以上人口は過去最高の2431万人」2003/09/14

    全世界の「年間たばこ死」は483万人、心筋 梗塞、肺気腫と肺癌が死因のトップ3に
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/266853
         MedWaveトピックス 2003/09/16 
     米国Harvard大学のMajid Ezzati氏と、オーストラリアQueensland大学のAlan D. Lopez氏の両氏は、世界保健機関(WHO)の2000年版「Global Burden of Disease」(GBD、全世界における疾病負担の計測と将来予測を行う研究)に基づき、地域区分別にたばこによる早死(premature death)率を算出し、先進国と発展途上国に分けて30歳以上の成人の総死亡に与える「たばこ」の影響度を評価した研究結果が、Lancet誌9月13日号に掲載された。
     その研究内容は、全世界で毎年483万人が「たばこ」のために早死にし、その内の8割の384万人は男性という試算。死因のトップ3は、心筋梗塞などの心血管疾患(169万人)、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(97万人)と肺癌(85万人)。30歳以上の成人の場合、男性は5人に一人、女性は20人に一人が「たばこ」で命を落とす計算になる。

     たばこの影響には大きな地域差があることも、今回の研究から判明した。「たばこ死」は先進国の方が倍近く高くなっている。

    ▼論文:「Estimates of global mortality attributable to smoking in 2000」(PDF)


    2003/09/14
    「血液がドロドロ」「血液サラサラ」と医学的な意味
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/265977
         MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/09/12 
     依然と健康情報番組は花盛りである。自分で知覚できない疾病リスクを身近な食品で解消できるという、一見科学的な情報を提供しているのが昨今の健康情報番組である。その情報を得た視聴者は、身近な食品を摂取することで科学的にも健康に良いことをしているという満足感を得て、リスクに対する不安感を解消する。それに応え次から次へと新たなリスクと科学的解消法を提供するという連鎖が今の健康情報番組の隆盛の図式だ。

     健康情報番組の功績(?)の一つとして、目に見えないはずの疾病リスクを見えるかのように表現したことだ。その良い例が「血液サラサラ」という用語があるが、その意味するところは人によって異なっている。或る人は血栓予防、或る人はコレステロールとの関連でこの言葉を使用している。
    「血液サラサラ」という言葉が一般に使われるようになったのは、食品総合研究所の菊池祐二氏らにより開発されたMC-FAN(MicroChannel array Flow ANalyzer)という検査機器で得られた画像が紹介されるようになってからだが、MC-FANで測定された血液がどの程度サラサラになれば、どのような疾病リスクがどの程度低減するのか、実際には未だ判っていない。

    筆者コメントマーク
     確かに小内医師のいわれるように、MC-FANで測定された血液がどの程度サラサラになれば、どのような疾病リスクがどの程度低減するのか、実際には未だ判っていないということですが、血流がサラサラになって悪いことはないと思うのは、素人の私でも感じます。「血液サラサラ」を良いと感ずる健康感を持つことのほうが大事なようにも思います。環境ホルモンのように、因果関係が証明されるまで待っていては、治る病気も治らないかもしれませんから。でも、健康番組の情報の伝えるところの「健康に良いという情報」は、嘘ではなくても誇張する表現は慎むべきでしょうし、その情報をそれなりに租借する見識を身につけることは、視聴者側の問題だと思いますから、その番組をみて直ぐに買いに走るのも、自分の健康を心配してのことでしょうから、それはそれで結構なことだと思います。(^_^;)

    食事制限+運動のダイエット効果はやはり確実、7〜10%の減量を実現
      http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/266570
         MedWaveトピックス 2003/09/12 
     食事制限と運動の継続が基本となる方法で、肥満で運動不足の20代から40代の女性201人を対象として、運動と1日1500kcal以下の食事制限を行った結果、半年後に6〜12%の体重ダウン、1年後でも5〜14%とほぼ減量を維持でき、循環器系にもよいというダイエット法が米国における研究で効果を裏付けられた。研究結果はJournal of American Medical Association(JAMA)誌2003年9月10日号に掲載された。期間中1〜2週間に1度のミーティングと電話連絡が行われのが本研究の成果のカギと思わているという。
    体脂肪がついた場所がわかる−−新装置 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/266471
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/12 
     英科学誌「ニューサイエンティスト」最新号によると、体重計のような台に乗るだけで、スキャナーが全身を探って、脂肪がついている場所や、脂肪の量や落とすために有効なエクササイズの種類まで教えてくれる装置が、英国東部のにある「食品研究所」(institute of Food Research)によって開発されたという。
    筆者コメントマーク
     食事制限と運動の継続が基本となる方法で、肥満で運動不足の20代から40代の女性201人を対象として、運動と1日1500kcal以下の食事制限を行った結果、半年後に6〜12%の体重ダウン、1年後でも5〜14%とほぼ減量を維持でき、循環器系にもよいというダイエット法が、効果があったという背景に、期間中1〜2週間に1度のミーティングと電話連絡が行われたの成功したカギと思わているというのも、うなずけるものがありますね。
     体重計のような台に乗るだけで、脂肪がついている場所や、脂肪の量や落とすために有効なエクササイズの種類まで教えてくれる装置が、英国で開発されたということですから、近い将来、トレーニングジムに通いさえすれば、それなりの効果的なダイエットが出来るようになるのでしょうから、そのときが来ることを信じて、安心して今のままの生活を続けていようと思ったのは、私だけでしょうか・・・(笑)。


    たばこ 変わる警告表示
      http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391001.htm
         Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/10
    たばこの箱の健康への警告表示が、世界的に変わりつつある。大きく、分かりやすく、警告分も「喫煙は人を殺す」「喫煙はあなただけでなく周囲の人々にも深刻な害を及ぼす」と具体的な文章に写真や絵を組み合わせ、視覚的に訴える国も増えてきている。こうした視覚的に目立つ警告表示には、相対的にたばこ製品名を目立たなくさせる狙いもある。
     日本の場合は、“注意表示”も、来年中にも変更される。
    筆者コメントマーク
     5月1日に施行された「健康増進法」において、多数の人が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙防止対策を行う努力義務が課せられたのですが、まだまだ受動喫煙の害に配慮した施設や意識の変化は無いようです。早く、日本の社会も喫煙は「罪」というような意識になることを祈っております。 日常利用する飲食店等において、そのような配慮が浸透するのにどのくらいの時間が掛かるのでしょうか。いきつけの小さなスナックのような、小さな密室空間において、それら意識しない客と従業員の喫煙による伏流煙が充満する中、それを吸って頭痛がしているにも関わらず、長居しているのは別の意味で論外ですね。

    2003/09/07
    筆者コメントマーク
     今回は、従来の栄養学には無い成分で、人体の免疫機能を調整したり、がんの発生を防いだり生活習慣病の予防に関わったりと、さまざまな働きをもつ植物由来の化学物質「ファイトケミカル」にスポットを当ててみました。こんなに健康の為に良いファイトケミカルを補うサプリメントも紹介します。
    【暮らしと健康特集】野菜・果物の健康新常識
      http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/index.html
         Asahi.com健康コラム 2003/08/30
     5大栄養素以外の成分、“ファイトケミカル”が注目されています。人体の免疫機能を調整したり、がんの発生を防いだり生活習慣病の予防に関わったりと、さまざまな働きをもつこの成分の健康パワーが紹介されている。

    ▼野菜や果物には栄養素以外の有効成分が豊富
     http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/030830a.html

       野菜や果物などの植物性食品には、ビタミン、ミネラという栄養素以外にも、従来の栄養学では把握しきれていない1万種類近くの有効成分(非栄養素)が含まれていて、人体に重要なはたらきをしている。英語ではこうした健康に有効な非栄養素のことをファイトケミカル(植物由来の化学物質)と呼んでいる。

      ◎ファイトケミカルの種類:(図1)
        http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/img/zu1.gif

    ▼主なファイトケミカルの働き
     http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/030830b.html
    1. アントシアニン:視野を広くしたり、眼精疲労を改善する。
    2. イソフラボン :更年期症状の改善、骨粗しょう症の予防、女性ホルモンと関わりのあるがんの予防に有効。
    3. カテキン   :活性酸素を除去する抗酸化作用によって、生活習慣病のリスクを軽減。
    4. ルテオリン  :しそに含まれるファイトケミカル。過剰なTNFの産生量を抑え、アレルギーや炎症を抑える。
    5. 含硫化合物質 :抗がん作用のほか、コレステロールや中性脂肪を低下させ、血行促進も。
    6. ルテイン   :加齢黄斑変性症や白内障、網膜色素変性症などの眼病予防に有効。
    7. リコペン   :がんの成長を抑制する作用がある。
    8. βグルカン  :きのこ類に含まれる多糖体。免疫力を強化。がんの発生や進行を阻止する。
    9. フコイダン  :海藻に含まれる多糖体。特有のヌルヌル成分で、がんの進行をくい止める。
    10. ジンゲロール:しょうがに含まれる成分。抗酸化作用のほか、抗アレルギー作用がある。
    11. リグナン  :セサミン、セサミノールなど、数種類のファイトケミカルの総称。抗酸化作用、コレステロールの除去、がんや老化の予防効果がある。
    ▼ファイトケミカルには白血球を増やし活性化させる作用がある
     http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/030830c.html
       免疫細胞の白血球をよい状態にしておくことで生体防御システムの免疫機能が高まります。ファイトケミカルには、白血球の数を増やしたり、活性化する作用があります。一般に免疫系の細胞は異物に対して強く反応するとされているため、動物の仲間である人間は植物由来のファイトケミカルに反応しやすくなっているので、 白血球のはたらきは毎日食べている食品によってコントロールされている。
    ▼白血球を活性化させる力は、淡色野菜のほうが強い
     http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/030830d.html
       白血球を増加させる作用は、野菜のビタミン含有量とは無関係で、緑黄色野菜であっても必ずしも高くはない。キャベツやなす、大根などの淡色野菜に、このサイトカインを誘導する力、すなわち白血球を活性化する作用が高い。
       これまで栄養学的に低い評価を受けてきた大根やきゅうりが、ビタミン・ミネラルなどの従来の栄養素の含有量だけで野菜や果物を序列化できない。従来の栄養学の常識とは別の視点が必要。
       エネルギー源となる栄養素は、きちんと摂取するかどうかによって、1週間、1か月という短期で健康に影響を与えるが、ファイトケミカルは、10年、20年という長期で健康に影響を与えていく、不可欠な成分だ。
    ▼いろいろな野菜や果物を摂ろう!
     http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030830/030830e.html
       健康のために、ファイトケミカルを多く含む野菜を食べることは良いのだが、“特定の野菜”ではなく、“いろいろな野菜、果物をたくさん食べること”が大切で、さまざまな成分が複合することによるメリットがある。ファイトケミカルの成分のみを抽出したサプリメントも販売されているが、あくまでも食べることが主体であり、サプリメントは不足分を補うという考えで使用しよう。
    ファイトケミカルに注目!(食と健康)
      http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030625A/index.htm
          All About Japan >> 「健康・医療」>>「食と健康」>>「おすすめ INDEX」>>「健康と食・安全性情報>>「健康に関する食生活情報
     炭水化物・炭水化物・脂肪、ビタミン、ミネラルの5大栄養素ですが、今まで食べ物のカスで役に立たないと思われていた食物繊維が第6の栄養素として登場しました。ここにきて、食物繊維同様に、栄養素とは考えられていなかった、色素や香り、アクの成分などの植物性食品の化学物質(ファイトケミカル)に、抗酸化作用などの強力なパワーがあることが分かってきました。

    •  緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンなどに代表されるカロテン類、
    •  淡色野菜のイオウ化合物類、
    •  お茶や赤ワインに含まれるカテキンのポリフェノール類、
    •  ブルーベリーの色素のアントシアニン、かんきつ類の苦味や香りの成分のテルペン類など
    これらは、抗酸化作用や免疫力を高める作用が認められ、ガン予防に効果があることが発見されている。
    【暮らしと健康特集】食事には五色が欠かせない
      http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030630/030630c.html
         Asahi.com健康コラム 2003/06/30
     色は、見る、着ることだけでなく、食べることにも深く関わっている。 食事に、赤・黄・緑・黒・白の五色がそろっているかチェックすることで、彩りだけでなく、栄養のバランスもとれることになる。
      http://www.mmjp.or.jp/ohji/
       ----Ohji Inter Health >> 取扱商品 
     新鮮な果物と野菜を食べる事により、抗酸化物質がビタミン、ミネラル、酵素やその他の植物化学物質と共に「丸ごと」吸収されて、我々の細胞を活性酸素の攻撃から守り、免疫細胞のDNAの損傷を修復し、老化現象を抑制し、われわれの生理代謝活動を健全に保ち、様々な病気の原因を取り除く助けをしてくれることは、アメリカ国立ガン研究所と世界ガン研究財団が、それまでの4,500の研究論文を再審査して、この「植物パワー」の力を実証づけたレポートとして1997年に発表し、「食生活とガン予防」、「食生活と生活習慣病に関する予防医学」のバイブルとなっています。

     ▼「Food,Nutrition and the Prevention of Cancer:a global perspective」(食品、栄養とガン予防:世界的展望)

     アメリカ国立がん研究所やアメリか心臓病学会、アメリカ糖尿病学会等がこぞって1日5人前以上の生の果物と野菜を摂りなさいと勧めても、これを実行している人は、ほんの−握りの人しかいないのが現実です。
     ・・フレッシェンモアー”の重要な役割がここにあります。

        11種類の果物+13種類の野菜を丸ごと濃縮した 最強の製品
     商品名:野菜・果物丸ごと濃縮粉末食品「フレッシェンモア」
         (米国農務省所属研究所のORACがその効果を実証!)


    魚介類に含まれる水銀の毒性は騒がれているほど高くない 
      http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030905hj001hj
         NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/08/28
     「塩化メチル水銀」は、細胞毒性が高いが、魚の中には全く存在せず、ヒトの胃で「メチル水銀-システイン化合物」が塩化メチル水銀に変換すると推測し、米国食品医薬品局(FDA)は妊婦にメカジキ、サメ、アマダイ、サワラを摂取しないよう、また他の魚貝類や甲殻類などの摂取をひかえる様に勧告していたが、メカジキ、マグロなどから検出される水銀の形態は、「メチル水銀―システイン又はその近縁の化合物」であり、魚の摂取に注意を促す根拠となる「塩化メチル水銀」よりはるかに毒性が少ないことを示す新しい研究が科学雑誌「Science」の8月29日号に掲載された。
    抗老化のカギになる酵素の働きが見つかった 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/264869
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/03 
     抗老化分野の第一人者、デービッド・シンクレア博士(ハーバード大学)が、8月24日の「ネーチャー」オンライン版で述べたところによると、「サートゥインス」(sirtuins)という名の酵素は、すべての生き物のエイジング(加齢)を事実上制御している酵素で、抗老化の薬剤開発の目標となるという。このサートゥインスという酵素は、飢餓状態による延命効果のプロセスで摂取カロリーを減らして長生きさせる過程に大いに関連しているとして、注目されている。
    長期の服薬 肝障害注意
      http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li390301.htm
         Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/03
     薬の副作用は様々だが、薬の代謝(分解)を担う肝臓は、副作用に直撃され易い。アレルギーの一種で、個人ごとに異なっており、前もって予測することが難しいのも厄介だ。

      ▼薬剤性肝障害予防のために
       1.生活習慣病(糖尿病、高血圧、高尿酸血症など)は、食事や運動など生活習慣の改善から始めること。
       2.薬の効果と副作用をはかり、効果が上回る時に服用する。一方、急な服用中止で症状が悪くなることもあるので、止めるときには医師に相談すること。
       3.服用が長期にわたる場合は、定期的な血液検査を受けること。
       4.だるい、食欲がない、尿の色が濃い、皮膚や白目が黄色い、かゆみや湿しんが出るなどの症状が出たら医師に相談すること。
       5.複数の診療科を受診する時には、飲み合わせによって副作用が強まる可能性があので服用中の薬を医師に知らせること。
        *漢方薬や民間療法にも副作用があるので、上記の注意は変わらない。

      ▼最近、重い肝障害が報告された薬剤(商品名)
       痛風治療薬   :「ベンズブロマロン」(ユリノームなど)
       糖尿病薬    :「アカルボース」(グルコバイ)
       抗生物質    :「クラリスロマイシン」(クラリスなど)
       消炎鎮痛剤   :「ロキソプロフェン」(ロキソニンなど)、「モフェゾラク」(ジソペイン)
       B型肝炎治療薬 :「プロパゲルマニウム」(セロシオン)
       気管支喘息治療薬:「セラトロダスト」(ブロニカ)
       高血圧剤    :「塩酸トドララジン」(アピラコールなど)
       抗血小板薬   :「塩酸チクロピジン」(パナルジンなど)
       前立腺がん治療薬:「フルタミド」(オダイン)
       抗がん剤    :「テガフール・ウラシル」(ユーエフティ)
    米国人はなぜ太るのか、フランスとの比較でわかる 
      http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/263372
       ----日経ヘルス ニュース 2003/09/02 
     グルメと言われるフランス人は、脂肪分も結構多く食べるのに、肥満率はわずか7%に過ぎない。一方、米国人の30%が肥満といわれている。栄養学者の研究チームが、その原因をさぐるために、米仏両国で調査したところ、外食などの一人分の量に相当の差があることが判った。
     店頭で販売されている食品の単位では、仏国は米国より、平均して25%少なく、レストランについては、米国の方が量が多く、キャンディバーは52%、ホットドッグは63%、ヨーグルトは87%、米国の方が量が多かった。


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