「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.36  

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2002/07/14
活性酸素の害を防ぐ [暮らしと健康特集]
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0130a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 暮らしと健康コラム・[暮らしと健康特集]
 からだが老化したり動脈硬化やがんなどの生活習慣病になるもとになっているのは「活性酸素」という物質だという話を耳にしますが、活性酸素って、なんでしょう? なぜ活性酸素が悪さをするのでしょう? その害を防ぐ方法はあるのか?。
 活性酸素の正体をよく知って、老化を遠ざけ病気にかからないように解説したページです。

▼活性酸素ってどんなもの?

     酸素が無ければ生きられないが、その酸素も100%有益に作用しているわけではなく、1〜2%は活性化して強い殺菌力とか破壊力を持つ必ず活性酸素になるために、遺伝子をも傷つける。 良く知られている例として、未熟児網膜症も、保育器の中の酸素濃度が高すぎたことで、活性酸素が網膜を傷つけることが原因で起こった。

     活性酸素の発生は、分子や原子レベルの話になる。「ある物質が酸素と化合すること」が「酸化」ですが、これを分子レベルでいうと、電子が奪われる状態が酸化ということになる。 要は、酸素分子は電子が不足していて元々不安定であり、なんらかの方法でほかの物質の電子を奪って自分が安定になろうとしている物質なので、ほかの物質を酸化させやすく、その過程で活性酸素と呼ばれる非常に電子を奪い易い物質がつくられていく。

▼活性酸素が招く老化やこんな病気
     活性とは「化学反応をおこしやすい状態である」という意味で、活性酸素はほかの物質と化学反応をおこしやすい酸素であり、活性酸素は、さまざまな物質を非常に酸化させ易い物質なのです。
     人のからだの細胞が酸化すると、たとえば皮膚では茶色になったりシミやソバカスができたりします。線維組織が酸化すると、かたくもろくなります。このように、あらゆる器官の細胞が、酸化される可能性がある。

     脳卒中も心臓病も動脈硬化がそのおもな原因であり、動脈硬化を防ぐことは、きわめて重要。この動脈硬化には活性酸素が深くかかわっています。 動脈硬化の最大の危険因子は高コレステロールであり、その中の悪玉コレステロール(LDL)が活性酸素によって変性した変性LDLになると、マクロファージという白血球が、この変性LDLを異物としてどんどん食べて処理していくのですが、多すぎると処理しきれなくなり、マクロファージ自身が変性して、過酸化脂質でおなか一杯の細胞(泡沫細胞)となり、これが増え続けると血管の内皮細胞をもち上げ、やがてパンクしてしまう。この状態での血管壁はコレステロールや泡沫細胞の死骸、血漿などでドロドロとなり、血管壁はもろくなって、血管は弾力を失ってしまい、心筋梗塞や脳卒中のもととなる動脈硬化を起こすことになる。

    オリジナルサイトの画像です。Link切れの判断の為に表示させてもらっております。

▼活性酸素が招く老化やこんな病気(2)
     正常な細胞は、DNAがもっている遺伝情報どおりに再生されが、がん遺伝子が働き出した時や、DNA修復遺伝子が活性酸素によって障害された時に再生エラーがおこり、がんが発生する。
     発がん物質といわれる、煤煙や排気ガスなどに含まれているベンツピレン、紫外線、放射線などは、いずれも活性酸素をつくりだす。  糖尿病等で長い間、糖の多い血液にさらされていると、すべての細胞が糖化された状態になり、きわめて活性酸素の悪影響を受けやすくなる。活性酸素は、糖尿病の発症には直接的な影響はないが、合併症には深く関わっている。
     このほか、リウマチ性関節炎、アトピー性皮膚炎、アルツハイマー型の痴呆、白内障、薬剤性の肝臓病なども、活性酸素とかかわりが深い病気だ。
▼活性酸素の害を防ぐには

     体内にもともと酸素から身を守る物質をもっている。活性酸素の害を防ぐには、この抗酸化物質を活かすことが重要。
     ヒトがもっている抗酸化物質は、以下のようなものです。

       1.酵素=SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼなど
       2.たんぱく質(アルブミン、ビリルビン、アポトランスフェリン、セルロプラスミン)、尿酸など

     体外から食事により取り入れることのできる抗酸化物質もあります。
      ビタミン=ビタミンE、ビタミンC
      ・微量ミネラル=セレン
      色素や苦味成分=カロテノイド(αカロテン、βカロテン、アスタキサンチン、リコピン、ルテイン、カプサイシン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチンなど)、ポリフェノール(カテキン、タンニン、イソフラボン、アントシアニン、エピカテキン、ケルセチンなど)

     活性酸素には4種類あり、それぞれに効果のある抗酸化物質は異なりので、さまざまな抗酸化物質を、さまざまな食品からとることが大切。

     抗酸化物質が豊富でバランスのよい食生活が、活性酸素の害を防ぐ基本だが、日常生活でも注意すべきことは、

      ウォーキングなど軽めの運動を習慣化する 禁煙、せめて節煙 酒はあくまで控えめに できるだけ紫外線やエックス線をさける
2002/07/14
免疫力強める食生活・ビタミンやミネラル含む食品を  
  http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002052205667h8
     いきいき健康 健康アカデミー 元気をプラス日経新聞2002/05/21
『健康維持に重要な体の免疫力を高めようと、食生活に気を配る人が増えている。乳酸菌入り製品で腸の働きを整えたり、ビタミンやミネラルを多く含む食品を食べて体全体の免疫機能を高めるのがポイント。十分な睡眠や運動などと合わせて、積極的に体を強くする手立てとして研究も活発になっている。』という記事。

▼ヨーグルトが花粉症の症状を緩和する

     ヨーグルトの効用について、ヨーグルトに含まれる乳酸菌などが腸管を介して全身の免疫のバランスを整え、アレルギー症状を緩和するから。食べ物を利用して免疫を制御する試みだ。

     アレルギー発症の仕組みは複雑だが、免疫にかかわるリンパ球のT細胞の中の「アレルギー促進型T細胞」が増えて、「アレルギー抑制型T細胞」の働きを抑えるとアレルギー症状が表れる。
     ヨーグルトなどを食べて腸内で乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌を増やせば、この「アレルギー抑制型T細胞」が「アレルギー促進型T細胞」を抑えて優勢となる。結果としてアレルギー症状が緩和される。海外の研究では、健康な小児の腸内では乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌(善玉菌)が多いが、アレルギーの小児は大腸菌やブドウ球菌など有害な細菌が多いことも分かっている。

▼腸内細菌を整えれば全身の免疫力がアップする効果も期待できる

    食品会社の研究では、大腸菌O157に対しても効果あり。 O157に感染したウサギに、有用な乳酸菌の1種を投与して腸内細菌を整えた場合、7日後の腸内のO157の定着菌数は、乳酸菌を投与しなかった場合と比べて3-4割程度少なかった。  膀胱がんに対しても、有効。 膀胱ガンの1種の切除手術をした患者に同じ乳酸菌を投与し、1年後の再発率について、投与しなかった人に比べ、45.1%→20.8%に低下した。有用乳酸菌の成分の一部が全身の免疫力を高めてがんや感染症を抑えたと考えられるう。

▼免疫力を高める、他の食品

    ブラジル原産のサツマイモの一種である白甘藷(しろかんしょ)にも、白血球が有害菌を捕らえて殺す力を高める作用がある。
▼免疫力を高める、食生活は?
    1.乳酸菌飲料などを活用して腸内細菌を整える
    2.良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要
    3.ビタミンEは、免疫系に障害を及ぼす活性酸素を防ぐ働きがあるほか、ビタミンCには抗酸化作用がある。亜鉛やセレンなどのミネラルは、活性酸素を取り除く酵素の働きを助け、間接的に免疫力を高める。
        ビタミンEを含む食品:ナッツ類やカツオ、マグロ
        亜鉛を多く含む食品:牡蠣(カキ)やウナギ
        セレンを多く含む食品:イワシやカレイ、肉類。

     これらをバランスよく食べると免疫力を高められる。


≪「元気をプラス」の気になる記事≫
 ■医師に頼らず健康管理・セルフメディケーションが日本にも波及
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm
 ■酢を取り入れて健康に・高血圧を抑え、疲労回復も
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002062602454h8
 ■厄年と体調異変の関係は?・生活習慣を見直す時期
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002061503737h8
 ■糖尿病食を健康管理に・30品目摂取でき、減量も
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002060304368h8
 ■ミネラル摂取、バランスよく・爪や髪でチェック可能に
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002052501244h8
 ■ラズベリーが脂肪を分解・朝食で取れば、より効果的
   http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002050604539h8

2002/07/09
「切り札の抗菌薬効かないMRSA発見 米CDCが警戒
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002070500619.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 医療・健康ニュース 2002/07/05 
『切り札の抗菌薬バンコマイシンが効かないメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が、世界で初めて米国で見つかり、米疾病対策センター(CDC)は、5日付の週報で警戒を呼びかける。』という記事。

 米疾病対策センターによると、この薬も効かないバンコマイシン高度耐性MRSA(VRSA)が先月、慢性腎不全で透析を受けている男性から見つかった。今回見つかったVRSAは、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が 持つ遺伝子のVanAという耐性遺伝子を持っていた。
 日本でもバンコマイシンの使用量が年々増えており、世界中の医療関係者が懸念していたVRSAがとうとう登場したことに、専門家も強い衝撃を受けている。

筆者コメントマーク
 いよいよ、最強の抗生物質も効かない細菌が出現したということですから、院内感染の可能性もある病院にも入院すら出来ない時代になってきましたね。という事は、やはり免疫力を維持向上させることが、一番大事になったという事です。では、どうすれば免疫力が維持向上出来るのかは、「おなか健康!」で善玉菌を減らさない事です。そして、野菜果物中心の食生活を心掛ける事なのですが、それを実行するのはかなり骨の折れることですので、次の記事に有る免疫力アップのサプリメントをの中でも有効なものを選ぶ目を持つ事ではないでしょうか。 その為に、このHPの情報が役立つ事を祈っております。

薬並みに効くサプリメントが続々、免疫力アップ、生活習慣病対策が人気
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/194171
     ----MedWaveトピックス 2002/07/03 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/2002/08back/saizen1.html
     ----日経ヘルス FrontLine 日経ヘルス8月号  

 今後注目すべき新しいサプリメントは何か。“サプリメント先進国”米国の動向レポート。6月に米国で開催された健康食品の展示会「NNFA MarketPlace2002」では、ガン、肥満、高脂血症といった生活習慣病対策の新製品が目立ったが、一番の人気は、「免疫」。
 免疫力アップ成分の代表格が、「キノコ」。ただし価格帯は1カ月分で数十ドルと、国内製品よりかなり安い。製品のバリエーションも豊富。肥満大国の米国らしく、高脂血症や糖尿病、肥満に伴って重症化する 関節の痛み対策のサプリメントも目立ったというもの。


「Cholesterin」/Country Life社が6月に発売。
  アルファルファ3kg分のサポニン成分が1錠でとれる高脂血症対策サプリメント。
  薬かそれ以上の効果が得られる。
「FlexAgility」/Enzymatic Therapy社が3月に発売。
  2種類のショウガから抽出した成分を使った関節炎対策の新サプリメント。
  247人の変形性ひざ関節炎患者を対象にした試験で有効性が確認されている。

筆者コメントマーク
 日本で開催される同様の展示会と決定的に違うのは、人での効果を確認したデータを示している点だ。日本でのサプリメントは、薬事法で効能はうたってはいけない事になっているから、話はややこしくなる。一種の貿易障害という事になるのだろうが、この時代、インターネットで米国のページが見られるのだから、有名無実の規制になりかけているのかもしれない。

ビタミンEが豊富な食事でアルツハイマー病を予防
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/193909
   ----日経ヘルス ニュース 2002/07/02 
 シカゴの「ラッシュ健康老化研究所」の疫学者、マ−サ・クレア・モリスさんらが行った研究報告に依れば、日頃から、ビタミンEをたっぷり含む食事をとっている人は、アルツハイマー病の発病が70%抑えられるという。 この研究内容は、シカゴ地区に住む65歳以上の815人を対象に、4年間の食習慣について詳しく調べた。調査開始時には、全員 アルツハイマー病の兆候が全くなかったが、この間に131人がアルツ ハイマー病を発病した。ビタミンEの摂取との相関を見たところ、ビタミンE摂取が最も 少ないグループでは発病率14.3%だったのに対して、ビタミンE摂取が最高のグループでは発病率は5.9% と半分以下だった。

携帯電話の電磁波は、人の細胞に影響を与える! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/193073
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/27 
 雑誌「分化」(Differenciation )5月号に掲載された、「フィンランド放射線安全協会」のダリウス・レスジンスキー氏らの研究報告に依れば、携帯電話から出る電磁波には、人間の細胞を変化させる働きがあることを実験で証明されたという。脳にも影響があり得るという。
 この研究報告に依れば、人間の血管壁の細胞を培養し、携帯電話から出る電磁波と同じ量の電磁波を1時間当て結果、細胞内の数百種類のたんぱく質が反応し、生物学的な変化が起きた。この変化によってストレスたんぱく質として知られている「hsp27」も検出されたことを、問題視している。
 このたんぱく質には、脳を外界からの化学物質から守る血液脳関門の機能を低下させる可能性があるためだ。 ただし、直ちに携帯電話の危険性にすぐつながるかは、今後まだ研究を重ねる必要があるようだとしている。

老化の指標を探せ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne270101.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 健康 2002/07/01
『久しぶりに会った友人が、思いのほかに老けていたり、逆に若く見えたりという経験がおありだろう。そんな見かけに惑わされない、体の真の老化度を計る物差しのようなものはあるのだろうか。』という記事。

 私たちが感じる老化は、体力・気力の衰えのほか、皮膚のたるみや白髪といった外見の変化が大半だ。こうした変化は、脂質やたんぱく質、そのもとになるDNAなど分子の変化から始まる。それが細胞の障害に発展し、やがては臓器や組織の機能に影響し、病気や全身の衰えにつながる。老化をめぐる現象は、実に多彩であり、老化の指標は極端な話、学者の数だけあるとらしい。注目は「酸化」「ホルモン」による“錆び”だと云うが・・

筆者コメントマーク
 難しい遺伝子レベルの話は、学問的には重要でも、いざ老化防止の対策となると、具体的な方策が示されていないところが、私には不満なのです。 では、「錆び」→「酸化」ということなのですから、「抗酸化食品」→ 野菜・果物 を 沢山食べること、そしておなかの「善玉菌を減らさない」という事しか思いつきません。

 そのような食生活とサプリメントを摂ること、はや13年。 そのお蔭か? これといった病気にも掛からず、白髪も目立たずに外見は実際の歳よりは若く見えているので、一応満足しているのですが、最近は仕事が多忙を極め、睡眠時間が不足していますので、その効果が目減りしてきているのが気掛かりです。 皆さん、50歳を過ぎたら仕事は程々に、老後を見据えて生活致しましょう。 (^。^) (^_^;) 

善玉コレステロールが多いと痴呆が少なくなる
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/192463
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/24 
 善玉コレステロール(HDL)が血液中に多いと痴呆症が少なくなると、オランダの研究者が雑誌 「神経科学」(Annals of Neurology )6月号に発表した。それによると、85歳以上の561人を対象にした調査結果は、HDLの値が低いグループ (35.9mg/dl)の老人は、一番高いグループ (63.7mg/dl)より、痴呆症の割合が2倍だった。このうち、心臓病や脳卒中の兆候が見られない老人だけについてみると、痴呆症の割合は4倍だった。このことより、善玉コレステロールが高い人は、痴呆症に掛かり難いことになる。しかし、悪玉コレステロールの量や中性脂肪の値と、老人の精神活動との間には特に関係はなかったという。

筆者コメントマーク
 この結果から読み取れるのは、適当に運動をして、美食をせず粗食で野菜果物中心の食生活を送って、適正体重を維持していれば、悪玉コレステロールも高くならないので、ボケないで済むということでしょうか。 勿論、食生活だけではないでしょう。この様にインターネットで健康情報を探るような好奇心を維持し続ければ、脳も使いますので、ボケないとは思うのですが・・・・、その答えは後50年後となると、ちょっと長過ぎますか?

歩けば歩くほど若返る 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/index.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 健康 2002/06/04
『歩けば歩くほど、年齢とは逆に若返っていく。そんな調査結果を九州保健福祉大がまとめ、日本ウオーキング学会で発表した。』という記事。

 調査の対象は
 〈1〉心身共に元気だが、ウオーキングの 習慣のない高齢者----(非ウオーカー)
 〈2〉毎週計20キロ以上を歩く高齢者ウオーカー
 ―― の2グループ計273人。
 特に70歳代後半で「走る」こ とが「できる」と答えた人は、非ウオーカーには1人もいないのに対し、ウオーカーは半数以上が「できる」と回答。 非ウオーカーの場合、すべての項目で年齢層が高くなるほど「できる」の割合が減るのに対し、ウオーカーは半数の項目で、最も高齢の70歳代後半が「できる」と答えた割合が高くなった。これは高齢になるほどウオーキング歴が 長くなり、加齢に反して体力が強化されていることが示されたもの。

筆者コメントマーク
 高齢者になればなるほど、筋力が衰えてくるので、毎週計20Km以上を歩くということは、1日1時間程度のウォーキングは最低でも必要という事で、大げさに言えば、寝たっきりに成りたくなければ、歩き続けろという事のようですね。


女性は27歳から子どもを作る能力が低下する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/183652
   ----日経ヘルス ニュース 2002/05/07 
 米国立環境健康科学研究所(National Institute of Environmental Health Sciences )の生物統計学者デ ービッド・ダンソン氏らの研究報告に依れば、月経1サイクル当たりの妊娠確率という観点から分析すると、子どもを作る能力が衰え始めるのは、女性は27歳からで、35歳から大きく低下するという。排卵の2日前にセックスした場合の妊娠確率は、27歳以下の若い女性では 50%、27歳から34歳までは 40%、35歳以上では 30%に下がるという。

副流煙中の有害物質量はニコチン含有量と相関せ ず、厚生労働省がデータを公表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/194513
     MedWaveトピックス 2002/07/04 
 厚生労働省は7月3日、「1999〜2000年度たばこ煙の成分分析」の結果概要をホームページ上に掲載した。国内で販売されているたばこの内、消費量が多い7銘柄を選んで分析した。 その結果、主流煙に含まれる 有害物質などの量は、ニコチンの含有量が多いたばこだと、増える傾向にあるが、副流煙に含まれる有害物質などの量は、ニコチン含有量と必ずしも相関しない。

▼厚生労働省のたばこと健康に関する情報ページ」 > たばこ煙の成分分析について(概要)

喫煙の影響 → 肺ガンのほか、胃ガン、肝臓ガン、腎臓ガンにも 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/192821
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/26 
 WHO(世界保健機関)の関連機関で12カ国、29人の専門家が集まる「国際ガン研究委員会」(International Agency for Research on Cancer ) の纏めによると、たばこの煙に含まれる化学物質やガスは、肺ガンだけでなく、胃ガン、肝臓ガン、腎臓ガン、子宮頸部ガン、骨髄性白血病の発症とも関連があるという。 たばこの煙が含む4000種以上の化学物質が害の源として挙げられており、、一酸化炭素、アンモニア、フォルムアルデヒド、シアン化水素など毒性の強い物質も多いと指摘している。

「軽い」たばこを調べました / 健康リスク減らす証拠ない
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002052800246.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 医療・健康ニュース 2002/05/28 
『 たばこを止めきれず、軽い銘柄を吸っているつもりでも、その吸い方で、体内に入る タールやニコチンの量が大きく変わることをご存じですか。』という記事。

 厚生労働省が2001年まとめた「たばこ白書」によると、たばこが軽くなると、喫煙者はより多くのニコチンを求めて、吸う頻度を増やしたり、外気を取り入れ煙を薄めるねらいで開けてあるフィルターの通気孔を無意識のうちに塞いだりする「自己調節」と呼ばれる行動をとる。軽いたばこでは、自己調節の結果、吸う頻度は増えることにより、かえって危険度が増えるという。 それは、過去50年間でたばこのタールやニコチンの量が平均で1/3に減ったことと肺がんによる死者の関係を疫学的に分析した結果、米国立がん研究所は2001年11月、「軽いたばこの方が、危険性が低いという証拠はない」という報告書をまとめている。


2002/06/23
有機野菜で作ったスープは心臓にいい
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/191799
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/20 
『有機栽培で育てた野菜のスープには、ガンや心臓病の予防に効果のあるサルチル酸の含有量が多いために、体に良い事が証明されたという。英王立ダムフリー・ギャロウエー診療所の生化学者、ジョン・パターソン氏らは、11種類の有機野菜が原料のスープと、普通の野菜のスープを分析した結果、11種類の有機野菜スープには、サルチル酸が普通のスープよりも6倍も多いことがわかった。サルチル酸は動脈硬化を防ぎ、大腸ガンを予防する効果があることで知られている。』と、報じている。
百歳でも兄弟姉妹みな元気な人がいる−長寿遺伝子のせい! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/191604
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/19 
『6月11日発行の「米国立科学アカデミー紀要」』掲載されたボストン大学医学部のトーマス・パールズ博士らの研究によれば、100歳以上のお年寄りのいる家族の兄弟姉妹とも普通の人よりも長生きしていることが判った。兄弟姉妹も長生きする原因としては、長寿遺伝子の存在が考えられるが、特定する所まで到っていない。』と、報じている。
「高齢者の多様性に応じた政策が必要」/2002年版高齢社会白書
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/191757
     MedWaveトピックス 2002/06/19 
6月14日、高齢社会対策基本法に基づく「2002年版高齢社会白書」が発表された。今回の白書は、「2001年度高齢化の状況及び高齢社会対策の実施の状況に関する年次報告」と「2002年度において講じようとする高齢社会対策」の2部構成。年次報告では、高齢社会対策の方向と高齢化の状況などを取り上げている。それによれば、高齢者も多様化しており、「活動的な高齢者」と「一人暮らし高齢者」、「要介護等の高齢者」のそれぞれのタイプについて、求められている施策の方向性と高齢社会の将来像が示されている。

内閣府の「高齢化対策ページ」の「高齢化白書

米国人の肥満、低年齢化の恐れ=研究◇ロイター 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/191594
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/06/18
『米国人において、1950年代後半生まれよりも1960年代前半に生まのほうが、肥満になりやすい研究結果が、学会誌に発表された。これは、食事や運動といった生活習慣の変化で、若年層ほど肥満になりやすい可能性を示唆するもので、肥満の低年齢化が今後進んだ場合、他の健康上の問題を併発する時期も早まると、専門家は警告している。』、という記事。


「ストレスが乳癌再発のリスクを高める」説に確証なし
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/191249
     MedWaveトピックス 2002/06/17 
ストレスと乳癌の再発には関連性があるとの報告は症例対照研究で複数報あったが、前向き観察コホート研究では逆の結果となり、日常生活でストレスのかかる経験をしても、乳癌の再発には影響しないことが、明らかになった。この研究結果は、British Medical Journal(BMJ)誌6月15日号に発表された。

でんぷんを揚げるとが発ガン物質になる− 欧州で波紋
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/190559
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/13 
『2002年4月に、スウェーデン政府が、「でんぷんを揚げたり、焼いたりすると、アクリルアミド(acrylamide)という発ガン物質が形成されることがある」と発表したが、ノルウェーの国立食品衛生局でも、30品目の食品を調べてスウェーデンの調査結果を確認する結果を得たと6月6日に発表した。このアクリルアミドが加工食品に含まれていることについて、ポテトチップには高い濃度で、フレンチフライには中程度の濃度で、パンには低濃度で含まれているという。このアクリルアミドは、ネズミに対しては、実験ではガンを引き起こすことがわかっているが、人間に発ガン性があるかどうかは確認されていない。 』と、報じている。

≪過去の記事≫

ポテトチップスに高濃度の発がん物質 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/182332
     医療・介護・バイオ 2002/04/25
『ポテトチップスやビスケット、パンなど、世界中で数百万人が日常的に口にしている食べ物に、がんを引き起こすとみられている物質がかなりの分量含まれているとする研究結果が、スウェーデンで発表された。』、という衝撃的な記事。

 発表によると、一般的な分量のポテトチップス1袋に含まれるアクリルアミドの濃度は、世界保健機関(WHO)が飲料水について許容範囲としている濃度の500倍にも及ぶという。これは、炭水化物を焼くか揚げるかした場合に発がん物質の疑いのあるアクリルアミドが高い濃度で生成されることが原因で、ゆでた場合は発生しない。


究極の低カロリー食なら、健康で長生きできる−−NIH
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/190075
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/11 
『サルに必要最低限度までカロリーをカットしたエサを与え続けると長生きすることがNIH(米国立衛生研究所)のマーク・レーン博士らの15年間の研究で明らかになった。この研究における結果として、15年間の死亡率は低カロリーのエサのサルでは14%、普通のカロリーのエサのサルでは22%だった。心臓血管系疾患、糖尿病、じん臓病など高齢にともなう病気にかかったサルの割合も、低カロリーグループのサルでは14%で、普通エサのグループでは32%だった。ここでの低カロリーのエサは人間の食事に換算すると、男性なら1540kcal/日、女性なら1120kcal/日の食事に相当し、基礎代謝といわれる最低カロリーにかなり近い量であった。』と、報じている。

≪過去の記事≫

不老長寿のカギは「粗食」/米国の最新遺伝子研究で新事実 
 http://www.asahi.com/life/health/kenko/1208a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2001/12/08 


2002/06/16
厚生労働省の検討会、分煙効果の判定基準まとめる  
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/191007
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/06/14
『厚生労働省は6月12日、分煙効果判定基準策定検討会がまとめた報告書を同省のホームページに掲載した。公共の場所や職場など分煙を実施する施設は増えてきているものの、その形態は様々で、分煙そのものが実効性を伴う形で行われているかどうか、十分に判定されていない現状を踏まえ、数値的な評価基準について示したもの。』、という記事。

 屋内に設置された現在の空気清浄機については、煙の中に含まれる粒子状物質の除去には有効であるが、ガス状成分の除去には不十分だから、喫煙場所の換気に特段の配慮が必要であるとしている。また、受動喫煙防止の観点からは、屋内に設置された喫煙場所の空気は屋外に排気することが有効と述べている。

筆者コメントマーク
 もっともらしいが、嫌煙者にとっては調べなくても「匂い」と「頭痛の発現の仕方」で、空気清浄機の威力の無さは判っています。早い話が強制換気をしなさいということなのですから、屋外に喫煙場所を設けるのが一番良いという事では?

 この検討報告書において、特筆したいのは「非喫煙場所から喫煙場所方向に一定の空気の流れ(0.2m/s以上)」という記述があることです。要は煙が外に向って流れていれば、室内の空気が汚れる事が無いのですから、是非ともこの基準を満たすような換気設備の導入を促してもらいたいものです。

分煙効果判定基準策定検討会報告書
 ------厚生労働省の「たばこと健康に関する情報ページ

禁煙医師連盟ホームページの「リンク集」/タバコ病に関する論文(サマリー)集


生菌製剤(プロバイオティクス)が、抗菌薬服用による下痢症の予防に有効  
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/190400
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/06/12
『乳酸菌製剤などの生菌製剤(プロバイオティクス)が、抗菌薬服用による下痢症の予防に有効であることが、九つの無作為化二重盲検試験のメタ分析で確認された。』、という記事。

 抗菌薬を服用すると、消化管内の細菌叢バランスが崩れ、5〜30%の人には下痢症が生じる。ここにクロストリディウム菌が二次感染すると、劇症の偽膜性大腸炎に至ることもあり、特に高齢者では深刻な問題になっていた。
「安価で副反応が少ない生菌製剤で抗菌薬下痢症を予防する」との戦略が欧米で見直され始めていたが、これまでに報告された臨床試験は症例数が少なく、抗菌薬下痢症の予防効果に関しては明確な結論が出ていなかった。

筆者コメントマーク
 抗生物質等の薬を飲むと善玉菌が少なくなり腸内細菌叢のバランスが崩れてしまうので、善玉菌を補った方が良いという事が確認されたという事です。風邪の引き始めに、薬よりも乳酸菌類の善玉菌を多量に補給したほうが良いという私の健康法が間違っていなかった様です。

食品アレルギー、“キス”も引き金に 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/190170
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/06/11
New England Journal of Medicine(NEJM)誌6月6日号 に掲載された発表に依れば、特定の食物に対するアレルギーがある人では、その食物を食べた人からキスされただけで、蕁麻疹や呼吸困難 などのアレルギー症状が出ることがあり、食品アレルギーの人の約5%が、こうした「キス によるアレルギー発作」を経験していたという。』、という記事。

 アレルギー源となった食品は、ピーナッツやアーモンドな どのナッツ類が大半。症状の多くは、キスされて1分以内 に、唇やほほ、首などキスされた場所が赤く腫れ、痒くなったという。

糖尿病を予防/イチジクで抗酸化/老いても骨作り/残留農薬を減らす
 成績向上に朝食/キャベツを見直す/ビタミンEはいい/カツオ見逃すな
 野菜を食べよう/注目の色素パワー/太らない食習慣/油脂のとり方
 食べ物のクスリ的働き/突然死を防ぐ/葉酸で胎児の奇形を予防/ヨーグルトの効能
 悪玉をへらす/オレンジジュースの新効果/二日酔いの朝に/ストレスにビタミンC
 免疫力を高める/むせずに おいしく/ざくろは女性の妙薬/若者の食事改革 
 プルーンの抗酸化作用/チーズをダイエットに/歯と顎を健全に/健脳食とは?
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0510a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0410a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0310a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0210a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/0110a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/1210a.html
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/1110a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 暮らしと健康コラム・[上手に食べる]
オリジナルサイトとの画像です。Link切れの識別に利用しています。
フードドクター・東畑朝子氏が連載する健康コラム[上手に食べる]をご紹介致します。
当サイトでも既にレポート致しました話題を含めて、医食同源関連の情報を元に「食餌」の大切さ・有効性を解説したお奨めサイトです。

 タイトルを見ただけでも、気掛かりな項目がずらりと並んでいると思いませんか? 復習を兼ねて上記サイトを是非とも覗いてみて下さい。


2002/06/09
地中海食はリバウンドしにくい、“低インスリンダイエット”の効果も検証 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/189088
     MedWaveトピックス 2002/06/05 
日経ヘルス'02/7号
“肥満大国”米国の4月の米国栄養科学学会で、ダイエットの最新研究が発表された。その発表によると、摂取カロリーを減らせば体重は減が、我慢して食欲を抑えても、いずれリバウンドするという。ドイツ人間栄養研究所のハンス・ツンフト博士によれば、47人を6年間追跡調査結果は、大幅な減量に成功した人ほど、後でリバウンドし易いという。

 これに対し、米ブラウン大学のメアリー・フリン博士は、「地中海食なら減量後もリバウンドし難い。」と発表した。 地中海食には、

    (1)オリーブ油をたっぷり使うのでコクがある
    (2)吸収が緩やかで腹持ちがいい――といった特徴がある。
 だから食事の量を無理なく減らせ、リバウンドし難いと解説している。 またオレイン酸などオリーブ油の成分が心臓病を防ぐといった効果もあり、地中海食は正に健康食なのだろう。 このことより、最近出回っている脂肪を燃焼させやすい油類を料理に積極的に利用したほうが良いという事でしょうね。

 その他にも、リバウンドを防ぐには運動が重要なようだ。テネシー大学のノブコ・ホング博士によれば、満腹感をつかさどるホルモン「レプチン」の働きが、ウォーキング等の運動で正常化するので、食欲が抑えられるて、リバウンドを防ぐ効果が期待出来るとのこと。 運動は単なるカロリー消費だけではなかったという事は、重要な事ですね!。

▼日経ヘルス7月号の記事のURL
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/2002/07back/saizen1.html
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_kako_saizen.html
食品添加物って何? 無認可香料、広がる回収
  http://www.asahi.com/life/food/020607d.html
   ----Asahi.com > 生活 > 食べる 2002/06/07 
『「史上例がない」と言われるほどの種類の食品自主回収に発展した無認可香料問題――。6日、新たに2種類の無認可添加物の使用が明らかになり、消費者の添加物への不安は高まっています。問題の香料は「安全」だったのでしょうか? そもそも、食品添加物って何なのでしょうか?』という記事。
    ○問題の香料って? 国際評価では「安全」
      香料は食品に香りをつけ風味を増すために使われる食品添加物で、化学合成のものと、バニラ香料のような天然のものがある。今回問題になったのは、化学合成香料の原料として使われるアセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ヒマシ油、2メチルブチルアルデヒド、イソプロパノール。国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議の評価では、微量では影響ないとされている
    ○何種類認められているの? 約800品目がリストに
      食品添加物は、食品衛生法に基づいて厚労省が指定した物質が「指定添加物」としてリスト化されており、このリストにないものは使えない。指定を受けるには、厚労省に申請し、審査を受ける。今回のような外国で認められている物質でも、申請がなく、リストに載っていなければ使えない。
    ○無認可混入なぜわからない? 大半は書類確認のみ
      今回の問題では、食品メーカーが商品に合わせた香料の仕様書をつくり、協和香料化学に発注していたケースが多く、香料会社が出した香料の成分表の内容にまでチェックが働かないし、意図的に隠されると、確認のしようがないというか確認していないのが実態。東京都の消費者月間実行委員会の今年3月、都内の食品メーカーを対象にした、トレーサビリティー(追跡可能性)の実施状況のアンケート結果に依れば、回答した88社のうち、「すべて自社で把握している」は1割だったという。
    ○安全性はどう判断する? 国ごとに規格や基準
      厚労省は、動物実験などのデータをもとに、人が一生その食品添加物を毎日食べ続けたとしても健康への影響がみられない量「ADI」を設定、この値を超えないように、食品への使用基準を定めているというが、複数の物質を同時に体の中に入れた場合の影響や、また栄養状態が偏ったり、生活リズムが乱れたりしている場合の影響を測る試験も、行う必要があると、専門家の指摘も有る。
無認可添加物使用で問われる企業の安全意識 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne260701.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 2002/06/07
 問題物質はごくわずかしか食品に含まれず、健康被害の心配はないと思うが、法律で認められていない物質を平気で使うメーカーの姿勢そのものも問題有り。表示制度も問題、微量物質は用途名でOKという現行法。微量物質もすべて表示するよう現制度を改めない限り、同様の事件は再び起こる可能性があると指摘している。

中国ホウレンソウに基準上回る農薬 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne260702.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ > News > 医療 2002/06/07
『味の素冷凍食品(東京都中央区)は6日、同社が中国から輸入、販売している冷凍食品「ほうれん草」(200グラム)から基準値を超える農薬「フェンバレレート」が検出されたと発表した。すでにスーパーや小売店などに出回っている約9万パックを自主回収する。』という記事。

アレルギー増加は寄生虫が減ったせい−−オランダから発表 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/189243
   ----日経ヘルス ニュース 2002/06/06 
『気管支ぜんそくやアレルギ−性鼻炎、じんましんなどアレルギー性の病気が増えている理由として、「衛生状態がよくなりすぎて、体に寄生虫がいなくなったから。」という説がオランダのライデン大学医学センターのマリア・ヤズダンバフス博士の研究グループが米科学誌「サイエンス」に発表した。回虫、ぎょう虫などの扁形動物が人間に寄生すると、特殊なたんぱく質(寄生虫アレルゲン)を少しずつ出す。これがアレルギー発症を防ぐ役割をするという。』と、報じている。

 この説って、いままでにも発表されていたようですが・・・・
≪参考≫
“寄生虫感染者にアレルギー疾患はない。  
     -----日立ハイテクノロジーズ(日製産業)の 「サイエンス広告」(日経サイエンス 1999年1月号掲載)

米国人は100年間で9歳長生きになった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/188091
   ----日経ヘルス ニュース 2002/05/31 
『全米退職者協会は、このほど高齢者の健康に関する調査結果を発表した。それによると、米国の平均寿命は100年前より9歳、20年前より2歳伸びて、50歳の時点で平均して30年以上の余命を持つことになったとのことだが、一方では、慢性病を持つ人の割合も増えている。』と、報じている。
WHO、代替医療を促進する世界戦略をスタート 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/187897
   ----日経ヘルス ニュース 2002/05/30 
『WHOは、5月中旬の理事会で、代替医療の効用と安全性の研究を強化して、代替医療を医療サービスのなかに取り入れることを促進するという基本方針を決定した。 この代替医療として、ヨガ、指圧・マッサ−ジ、はり治療、アロマテラピーなど人体に働きかける実技と、ハーブ、漢方など薬効のある植物の利用、の2方面を考えており、代替医療に使われる有用植物が乱穫されて、絶滅の危機に瀕することのないよう、監視もしていくという。 この決定の背景には、これまでの研究で、風邪、高血圧、心臓病、高コレステロール血症、うつ病、腰痛、さらにマラリア、エイズにまで、代替医療が一定の効果を持つことが証明されている為という。』と、報じている。

2002/06/02
キリンと日本医大、ホップ苦味成分が 糖尿病を改善 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/185686
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/05/17
『キリンビール基盤技術研究所は、ホップの苦味成分(イソフ ムロン類)を経口摂取すると糖尿病の症状を改善できることを、日本医科大学第三内科との共同研究で見いだした。』、という記事。

Kirinのオリジナルサイトの画像です!
▼キリンビールの関連情報: ホップと糖尿病との関連 
  → 学会発表内容:糖尿病モデル動物におけるホップ成分の血糖値上昇抑制作用
 公表された実験結果は、ホップ中の苦味成分であるイソフムロン類が糖尿病モデル動物での糖尿病発症後や発症進行期での血糖値や中性脂肪量の上昇を抑制する効果があることを示しています。

 これでキリンビールが3月に発表したビールと健康に関する研究成果 「ビールの有する抗酸化作用」|と「発がんプロセスに対するビールの抑制作用」|とを合わせて3件となりました。ビール党の私には嬉しいニュースです。

 赤ワインに劣らずビールも中々も結構な働きをするのですね。 でも、飲み過ぎはいけません。 例の米国がん研究財団が食物栄養とがんについての約4500の研究を検討した結果である「がん予防15か条」から推し量っても、毎日飲むなら缶ビール500ml一本程度でしょう。

ピロリ菌退治にブロッコリー効果  
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002052800815.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/05/28 
『野菜のブロッコリーの新芽に多く含まれるに含まれる「スルフォラファン」という物質に、胃潰瘍(かいよう)や胃がんの主な原因と疑われるヘリコバクター・ピロリ菌を殺す作用があることを、米ジョンズホプキンズ大と仏科学研究センターのグループが突き止め、全米科学アカデミー紀要28日号に発表した。但し、ピ ロリ菌を殺す作用は体外の実験によるもので、ブロッコリーをどの程度の量食べれば効果が出るかは、今後の課題という。』という記事。

 胃潰瘍気味な方は、ブロッコリーを食べた方がよいようです。 でも、輸入野菜には農薬が掛かっているという情報もありますので、流水でよく洗って料理するようにして下さいね。

毎日のみそ汁が充実するレシピを公開 するサイト 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/inet/187651
     BizTech インターネット 2002/05/28
『ネオクリエイティ ブが運営する「365日のみそ汁」では、その名の通りみそ汁のレシピを1日一 つ公開している。普段は料理と縁遠い人でも試しにやってみようという 気になる簡単なレシピが多い。レシピのままに作って、十分美 味しいみそ汁で、毎日の食事のメニューを考えるヒントにしてみてはいかが。』、という記事。

ネオクリエイティ ブの365日のみそ汁」へ

 レシピが日替わりで示されるのは嬉しいですね。お味噌汁のレパートリーが増えて、ご家族を喜ばせるお勧めサイトです。 でも好みがあるので、お決まりメニューに陥らないようにするには、あなたの努力次第ですね。

増える食物アレルギー---外食産業の 対応不備に不満も 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/biz/185967
     BizTech 企業・経営 2002/05/20
『 特定の食物にアレルギー反応を起こす、食物アレルギーの人が増えている。1999年の東京都の3歳児対象の調査でも、10%の人が何らかの食物アレルギ ーを持っており、成人しても治らない患者や、微量でも 全身に激しい反応を起こす「アナフィラキシー」などの重症患者も、最近では増加している。こうした状況を踏まえ、厚生労働省は今年4月、容器包装さ れた加工食品には、症状を起こす可能性のある小麦、そば、卵などの原材料表示を義務付けたが、外食店のメニューには対象となっていないため、批判も出 ている。こうした中で日本マクドナルドでは昨年から材料表示を始めた所も有るが、各企業・各店の自助努力の段階であり、業界全体に早急な対策が求められている。』、という記事。

ヤクルト、高脂血症対策トクホの表示 許可取得 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/185974
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/05/20
『 ヤクルトが、食後の血清トリグリセリド(TG)の上昇を抑 える清涼飲料水「レネファ」について特定保健用食品(トクホ) の表示許可を5月1日に取得した。同社の“血糖値が気になる方向けの”「蕃爽麗茶」に次ぐ、生活習慣病対策のトクホだ。』、という記事。

 個人的な意見ですが、この種の商品は確かに売れるとは思いますが、買う側の方に申し上げたいのは、この種の商品を買うよりももっと大事なのは、生活習慣の中の食生活を見直して、その原因となる要素を取り除くことの方が大事だということに、早く気づいて即実行することの方が効果があり、元気で長生きする秘訣なのですが・・・・。

丸善製薬、ゴマペプチドの軽症高血圧 改善効果を確認 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/185684
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/05/17
丸善製薬は、日清食品の特許をもとに事業化を進めている ゴマペプチドが、1日当たり500mgの摂取で、軽症高血圧者の 血圧を下げることを確認した。』、という記事。

▼参考: 「ゴマペプチドに、血圧を下げる働きが。」
  → Health Scramble > 健康知識 > 更年期の部屋 > 【過去の記事 2002年3月分】 


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