「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.34  

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2002/04/14
   http://www.asahi.com/life/health/kenko/020410b.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/04/10 
『魚を食べる回数が多い人ほど、心筋梗塞などの心臓病になりにくいことが、米国の二つの大規模長期調査で確かめられた。ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)など、魚に多い不飽和脂肪酸には動脈硬化を防ぐ効果があるとされているが、それを裏付ける結果だ。 』という記事。

 この最新の記事に依れば、  動脈硬化による心臓病にかかる率は、月に魚を食べる回数が多いほど低くなるというもので、

      1回未満の人たちが最も高く、これを基準にすると
      1月1〜3回なら21%、週1回なら29%、週2〜4回なら31%、週5回以上なら34%、リスクが減るという。
 更に、心臓発作で突然死する危険性は、魚を習慣的に食べることで81%も低くなるという。

 DHAやEPAは、脂がのったマグロやブリなどに多く含まれる。 やはり、肉より魚を食した方が体には良いということになりますね。

≪関連記事≫

魚は心臓病を防ぐ−米国とイタリアの研究より  
     http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/179540
     MedWaveトピックス 2002/04/11 
    『魚を頻繁に食べたり、魚油(ω-3脂肪酸)のサプリメントを服用すると、心臓病を予防できる可能性があることがわかったと、今週発売された医学雑誌2誌に掲載された。』

   http://www.kikkoman.co.jp/homecook/health/1fish.html
   ----キッコーマン > Dr.が語る 健康問答  
サバ、イワシを食べると前立腺ガンの予防になる 
     http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/132525
     ------日経ヘルス・News 2001/06/18 
 サバ、サケ、イワシなど脂ののった魚を良く食べる人は、前立腺ガンになる危険性が、食べない人の半分以下になる、との長期調査の結果をスウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究チームが行った。
   http://www.health-station.com/topic116.htm
   http://www.health-station.com/topic97.html
   http://www.health-station.com/topic85.htm
   ----Health Media > Topics > Back Number 

フィッシュワールド・ 栄養ランキング 
     http://www.fishworld.or.jp/nutrition.html#
     ------(社)大日本水産会おさかな普及協議会  
オリジナルサイトの画像にLinkしています。
 魚に含まれる「EPA」と「DHA」等の栄養素について、これらの成分を多く含む魚のランキングのグラフが見られます。
     http://www.san-iku.co.jp/nakamoto/0111.htm
     ------公衆衛生学修士・米国登録栄養士の仲本桂子氏の穀菜食の町・ ロマリンダからのエアメール 
 魚を食べることは健康に良いという報告がされてはいるが、はたして本当でしょうか?と疑問を呈しているページ。魚が健康に良いというのは、肉食をしている人には効くが、菜食主義の人には魚を食べても効果は無いという。 むしろ近海魚はダイオキシン等の化学物質に汚染されている為に安全性の面から、魚は食べないほうが良いという。

 平成10年度に日本の厚生省によって行われた食品中ダイオキシン類濃度調査結果によると、野菜類等への汚染レベルはとても低いが、魚介類ではかなり高いものがあり、沿岸近くに生息し脂肪含量の高い魚種ほどダイオキシン類濃度が高い傾向を示すしていることを根拠にされております。

 確かに、近海魚は汚染されているとおもいますので、魚の内臓は意識して食べないことが賢明だとおもいます。 近海魚なら採られた場所も考慮するとか、また回遊魚ならその汚染度は低いでしょうから、この辺を目安に魚を選ばれては如何でしょうか。


2002/04/08
コーヒーでは高血圧にならない 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/177848
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/04/02
『コーヒーを飲むと血圧は上がるが、コーヒーを毎日飲み続けても、高血圧になる確率はコーヒーを飲まない人と変わらないことが判明した。 』、という記事。

 カフェインには、昇圧作用があるため高血圧を発症するのではないかと、以前から「コーヒー高血圧誘因説」が議論されていたというが、 米国Johns Hopkins大学医学部の1948年から〜1964年の卒業生1017人(女性を除く)を30年以上追跡した調査結果から判ったことは、コーヒーを飲む習慣がある人は、コーヒを全く飲まない人よりも血圧が高く、1日当たりのコーヒー消費量が1杯増えるごとに、最高血圧は0.19mmHg、最低血圧は0.27mmHg上昇するという。

 しかし、60歳までに高血圧を発症した人の割合は、コーヒーを飲む習慣とは統計学的には差がなかったという。

 でもこの調査では、カフェイン抜きコーヒーだけを飲む人は「コーヒーを飲まない」に分類していたり、ミルクや砂糖をコーヒーに入れるかどうかのカフェイン以外に摂る糖分などに関しては検討されていないので、ブラックで飲む習慣の多い米国人の結果であり、これを即日本人に当てはめるにはどうかかな?ということも知っておく必要があるようです。

 MedWaveの詳細記事のURL
  http://bpscrap.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/go/medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/177788

有害物質を体外排出してくれるおいしい「炭入り食品」が話題に− 
   http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
   ----日経ヘルス FrontLine 日経ヘルス5月号 2002/04/03 
オリジナルサイトの画像にLinkしています。 クリックして拡大できます。
 炭は臭い物質や有毒物質を取り除く能力が高く、脱臭剤や浄水器に使われていますが、食べると有害物質を吸着して体外に排出する作用を利用した、炭入り食品が群馬県や山梨県などで商品化され、話題になっているという。

 炭って食べられたのですね。炭が全て食べられるのかというとそうでもないなく、タールを含まないよう高温で処理したものを微粉末化したものだという。そして食物繊維と同じように有害物質を絡めて排外に排出してくれる作用もあるなんて知らなかったのですが、調べてみると既にいろいろな食品に取り入れられて市販されていました。
 Sonetの既にサービスを停止したサイトである「おやじチャンネル」の情報依れば2000年5月の話題として「コギャルの流行食」として既に取り上げていたのです。今ごろまで知らなかった私はやはり「只のオジさん」だったということです。

 でも、私の身の回りで見かけないのですが・・・・  


   http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/00sibou/index.html
   ---- 厚生労働省トピックス 2002/03/27
 厚生労働省の統計情報部の発表に依ると、

■三大死因別に年齢調整死亡率・・・・

      男性の悪性新生物は25年ぶりに減少。
      男の悪性新生物を除き、すべて低下傾向にあり、特に脳血管疾患は昭和40年をピークに大幅に低下している。。

■年齢調整死亡率とは・・・・

     年齢構成を補正した死亡率。人口10万人に占める死亡者数の割合を単純に示す粗死亡率と異なり、年齢構成の相違を気にせず地域比較や年次比較が出来る。

2002/04/01
     http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200203/27-1.html
     毎日新聞 > 科学環境ニュース > 医療・生殖・生理学  2002/03/27
『適量のビールを毎日飲んでいると、大腸がんの発症が抑えられる可能性のあることが、キリンビールと国立がんセンターのラットを使った共同研究で分かった。 』、という記事が、発表されました。

 これはあくまでもラットを使った動物実験の結果であり、これを体重換算にて単純に人間に当てはめた場合に、「1日ビール大瓶1本で大腸ガン抑止」という表現になるのですが、現実的に40歳過ぎから運動もせずに毎日ビール大瓶1本も飲むような生活をしていたら、肥満・痛風になってしまうと思います。
 この種の情報は、もっと正確に伝えなければなりませんので、早速キリンビールのサイトに立ち寄って、詳しい情報を入手しましたのでご紹介いたします。

キリンビール > 麦酒研究最前線〜カラダとビールのいい関係

発ガンプロセスに対するビールの抑制作用オリジナルサイトの画像にLinkしています。
     最近の疫学的な研究では、アルコールの適量摂取が発がんリスクを低減させるとの報告がされる中で、ビールの発がんプロセスへの効果を調べるために発がん剤投与ラットにビールを摂取させる動物実験を行い、その結果、ビールによってイニシエーション段階(初期段階)、プロモーション段階(促進段階)を経て形成される前がん病変や腫瘍の形成が抑制されることが分かった。
     この抑制効果は、ビール中のホップや麦芽に由来する成分によることも明らかとなった。

     又、肉や魚などの焦げた部分に含まれるヘテロサイクリックアミン(HCA)と総称される発ガン物質によるDNA損傷を、ビールが抑制することが分かった。また、この抑制作用にはホップや麦芽に由来する成分が寄与していることも明らかとなった。

ビールの有する抗酸化作用
     ビールは赤ワインに次ぐ高ポリフェノール飲料である。その作用について、ビールの試験管内での抗酸化活性は、アルコール換算で等量の赤ワインの約1/5分、ポリフェノール含量も約1/2程度でるにも拘わらず、体内に摂取された後の抗酸化活性が同等であるとの結果が、動物実験で得られた。
     又、ビタミンE欠乏食により、酸化ストレスを高めた動物においても、ビールの摂取により、赤ワインと同程度に血液の酸化が抑制されることも明らかにされた。

     これらの結果より、ビール中の何らかの成分が生体内で高い抗酸化活性を示す可能性を示している。 

 上記の情報からは、ビールに含まれるホップや麦芽に由来する成分が有用に作用して、赤ワインにも劣らぬ抗酸化作用を示しているようであり、これからは飲むアルコールをビールからワインへ切り替えることを検討していたビール党の私にとっては、非常に心強い情報となりました。

 アルコールと健康の関係は「Jカーブ」で示されているように、飲まないよりも飲んだほうが良いのですが、いずれに致しましても、ビールもワインも適量を飲むことが前提ですので、定期的に体重を量りながら適正体重を維持しながら、飲みすぎに注意して嗜むことが肝要です。

 痛風気味で尿酸が高い方には、プリン体が多く含まれているビールはお奨めできないのが残念です。
 一旦体内に取り込まれたプリン体は速やかに尿酸となり、なかなか排泄されないで腎臓に大きな負荷を掛けるいうことですので、肝機能を高める腸内細菌の中の善玉菌を増やす食生活する工夫のほかに、肉類、魚類や臓物などプリン体を多く含む食品を控え、野菜果物を増やすことや、水分を沢山とって尿の量を多くする工夫をされることが必要のようです。

≪参考≫
「尿酸値が高め」といわれたらどう考える? << 国立栄養研究所 の 「リンク DE ダイエット
  http://dumpty.nih.go.jp/kiban2/ronbun/nyousan.htm

お酒のJカーブ(適量が良い)  << helthクリック
  http://www2.health.ne.jp/library/0600/w0600034.html

「Jカーブ」が証明する適量飲酒の効用 << キリンビール << お酒と健康 ABC辞典
  http://www.kirin.co.jp/about/knowledge/abc/abc-j.html

Jカーブ効果
  http://www.mercian.co.jp/tekisei/igaku/igaku_j.html


2002/03/24
   http://www.asahi.com/life/food/020321a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 食べる 2002/03/21 
『輸入が増えている冷凍野菜について厚生労働省は20日、残留農薬の検査対象にすることを決めた。昨年に中国から輸入された生鮮野菜の半分は、冷凍。同省が1月に実施した「中国産野菜検査強化月間」では、検査した生鮮野菜2515件中9件の残留農薬違反が見つかっている。 』という記事。

 厚生省の調査に依れば、生鮮野菜2515件中9件と少ないようですが、違反事例の品名は、生鮮オオバ、生鮮パクチョイ、冷凍ニラ、生鮮サイシン、生鮮ケール、生鮮ブロッコリーということですので、敢えてこれらの品目の輸入物の購入は控えたほうが良さそうですね。そして、購入した場合は、長生きするためには、流水で洗ったほう良いと思います。認められた農薬はいずれも殺虫剤であったということです。

≪参考≫

厚生労働省「中国産野菜検査強化月間」の検査結果について 2002/02/14
  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/02/h0213-2.html
     中国産野菜から安全基準を超える残留農薬が検出された旨の報道があり、中国政府に確認したところ、対日輸出野菜については検査等の安全対策を講じているとするものの、中国政府が調査を行った国内流通野菜の50%近くから残留農薬が安全基準値を超え、その結果、多数の中毒患者が発生している等の事実が判明したため、1月4日〜1月31日までを「中国産野菜検査強化月間」として、中国産の野菜について届出毎に100%のモニタリング検査を実施致し、その結果について公表している。
厚生労働省>「食の安全推進アクションプラン」 2002/02/15
  http://www.mhlw.go.jp/topics/0101/tp0118-1.html#no2

Jetroの「規格・規制に関するQ&A」>「食品
  http://www3.jetro.go.jp/se/j/jousa/kikaku/qa/index.html

▼長野県>>「消費生活情報」>「食品の安全に関する意見・要望等と回答」>「意見・要望」「中国産農産物の農薬の残留量について(13年3月)
  http://www.pref.nagano.jp/seikan/seibun/jyouhou/su-nouyaku.htm#13-3-1

   http://www.asahi.com/life/health/kenko/020225a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/02/25 
『90年代の初め頃から赤ワインの健康への効用が大いに言われ出したのは、動物性脂肪を多く摂ると、心筋こうそくなど虚血性の心臓病による死亡率が高くなるのが普通だが、ワインを多く飲むフランス人はこの死亡率が低いという「フレンチ・パラドックス」が、疫学調査で浮かび上がり、これをきっかけに、ワインの効能を調べる研究ラッシュが始まってから。 この10年、健康への効用がさまざまに追究され、優れた老化防止食品の地位を固めてきた。』という記事。

◇効果大きい「赤」

    ワインの効果は、下表に示される。赤ワインの効能は、全体として、老化を防ぐこと。疫学調査より、痴ほう症を抑制する効果があることが判ったという。
◇死亡率にも影響
    ワインを適量飲む人は、飲まない人に比べ、認識障害が少なく、アルツハイマー症の発症率は約4分の1、その他の痴ほう症も約5分の1で、調査期間中の死亡率も約30%低い。
◇ゆっくり味わう
    良いことずくめのようでも、度を超せばマイナス。ワイン党の多くの人は、「食事やおしゃべりとともに、ゆっくり、」と説く。
◇ツウの極意は、 安く良いもの探す 1回0.5〜1本まで

◇調査や実験の結果で確認・想定されるワインの主な効用
    (●は赤ワイン、○は白ワイン)
     悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を防ぐ
     動脈硬化を招くエンドセリンの合成を抑える
     血小板の凝集を抑え、血栓症になるリスクを減らす
     血液の流れをよくし、速度や流量を減らす
     平滑筋細胞の増殖を抑え、動脈硬化の進行を防ぐ可能性
     脂肪の吸収を抑える
     ピロリ菌への殺菌作用があり、胃がんなどを減らす
     ポリフェノールの一種であるリスベラトロールが、がんの細胞死を招き、がんの進行を抑える
     リスベラトロールは脳の細胞同士を結びつけ、記憶などの脳機能を改善する可能性
    神経伝達物質や記憶に関係する物質を分解する酵素の働きを妨げる物質を持つ
    香りに人をリラックスさせる効果がある
    カリウムを多く含み、利尿作用がある
    カルシウムとマグネシウムをバランスよく含み、骨そしょう症を防ぐ可能性
     大腸菌やサルモネラ菌などへの抗菌力が強い
     (当該記事:「ワインの効用 適量なら「若さ」の味方」の記事中の表を転載)
≪とし坊コメント≫
     赤ワインの効能は、今までにもいろいろと言われてきていましたが、老化防止にも効果があるということでは、私もビール党を返上しなければならないかもしれません。でも飲みやすいのでどうしても飲み過ぎてしまって、酔いが足に来るために、いろいろとトラブルを起こしてしまっている反省から、ちびりちびり飲むコツを掴むようにしなければならいようです。(^_^;) 

≪参考≫
ワインと心臓病予防(近藤 和雄 : 現お茶の水女子大学教授)
  http://humpty.nih.go.jp/ronbun/kondou/index.html
  -----国立栄養研究所 の 「リンク DE ダイエット


2002/02/18
   http://www.jafra.gr.jp/tazawa.html
   ----Health Media > Jafra 
 近年、日頃の食管理による健康作りが大きな関心事となってきており、高齢化に伴う老人医療費の負担増が国民に重くのしかかり、将来的に予防医学の重要性が増すことが予想される中で、その中核ともいえる近代栄養学は、はたして国民の健康管理に寄与しているのか?という問題に対して、富山医科薬科大学医学部の田澤 賢次教授へのインタービュー記事。

■「自分の健康は自分で守る」ということで、「食」に対する関心が高まる中で、近代栄養学の欠点を指摘する声もありますが ?

▼近代栄養学は人間の進化のプロセスを全く無視している

▼消化管で行われているのは生命誕生のプロセス

▼人間の免疫を活性化する食べ物はほとんど炭水化物 活性酸素の抑制にも炭水化物がいいといわれますが
     炭水化物からたんぱく質、脂肪という過程は酸化の過程のもの。
    免疫力を賦活する食べ物というのは多糖類。アラビノキシラン、キノコのβ-グルカンがそう。みな炭水化物だ。酸化する前の状態です。人間をサビから守ってくれる構造式が炭水化物にはある。

     人間は酸素を吸って酸化していき、そして、活性酸素を出さざるを得ない。機能性食品を勝手に定義すると、人間に欠けているものを補ってくれるもの、つまり、さびていないものという言い方ができる。

▼人間の進化のプロセスと栄養免疫学とは密接な関係がある
     野菜を食べると、腸管に野菜の葉緑素が入り、その葉緑素からマグネシウムが外れ、そして粘膜のところにイオン化した鉄があれば肝臓でヘモグロビンにくっつく。これは、生命の誕生の際のポルフェリン核に由来するもので、このポルフェリン核は葉緑素から摂るしかなく、貧血を治すには鉄分だけでは駄目で、野菜も食べる必要がある。

     この辺を指導してくれる医者が、ヘモグロビンと葉緑素の関係も知っていて勉強している先生である。

■-食物繊維の役割や腸内環境を整えることの重要性もいわれていますが ?
 今までの栄養学は食物繊維は何の役にも立たず、消化管の負担になり胃の負担になるから、体が弱っている時は摂るなと言っていたが、それは、全くの逆であり、植物の食物繊維は、ビフィズス菌とか乳酸菌を増殖させて善玉菌を増やす。

 善玉菌は腐敗ではなく、物を発酵させるメカニズムを持っていて、腸管を弱酸性に変化させまるので中性で発育する腐敗菌を少なくするので、免疫力を高めることになる。

 従来の病気の時には精のつくものといって動物性たんぱく質を摂ることは、悪玉菌を増やすことになるのである。

▼肝臓が丈夫になれば癌細胞も受け付けない

     肉ばかり食べていると、活性酸素がたくさん出て、それが血液に乗って肝臓に行き、肝臓を弱らせることになる。腸管が何のために存在しているのか?それを考えれば、食物繊維を沢山摂って善玉菌を多くして腸管運動が正常である状態こそが腸管にとっては安静といえる。
     外科の手術後の患者さんも食物繊維を含むものを食べることで、血液がキレイになり、肝臓が丈夫になり、免疫力も高まり、がんの転移も少なくなる。
■活性酸素の抑制にも炭水化物がいいといわれますが
▼抗酸化食品のほとんどが炭水化物
     抗酸化作用のある食べ物は、赤血球をイキイキさせる。抗酸化作用というのは、電気的に相手を還元してくれる物質です。
    マイナスの電気を持っていて、相手を良くして自らは悪くなり、自らはサビるが、すぐまた他から電気をもらい、還元してしまいます。
■穀類にしても食物繊維の多い外皮を削いできたりとか、そうしたことも病気を呼び込む原因になっているわけですね
▼カロリー栄養学ではなく、免疫学を重視した栄養学でないとだめ
     いままで捨てられてきた部分にミネラルとか抗酸化物質が沢山あったわけで、それが、慢性病が増えた元凶だ。
    現在の日本人は玄米をもう少し食べるべき。塩でもミネラルを含んだ自然塩とか。野菜は煮たほうがいい。

     人間は何故がんになるのか。大事なのは食べ物と水と空気。それしかない。
    病気の元を正す医学が必要。今の医学は対処療法。これからの医学部では、カロリー栄養学ではなく,機能を重視し、免疫学を重視したきちんとした栄養学を講義をしないと駄目だ。そして、外科の患者さんの栄養学を変えなければ駄目。

≪とし坊コメント≫

     この記事の中で田澤 賢次教授は、炭水化物、タンパク質、脂肪といった栄養素を単にエネルギーとしての概念でしかとらえていない近代栄養学の抜本的な見直しが必要と説く。
     医食同源という考え方を科学的に裏付けたきちんとした栄養学を構築していって欲しいものです。

     私も50歳に突入し、人間ドックでヘモグロビンが少ないので貧血気味?とのことで鉄分を多く摂るアドバイスが有ったので、食事指導を管理栄養士さんから受けました。そして1週間の食事メニューを記録し数回に渡りチェックしていただきましたが、この記事でも指摘しているような貧血には鉄分のほかに野菜を食べろという指導を受けることは有りませんでした。

     自覚症状として貧血をしたことも無いし、ひじき・ワカメを意識的に摂っていた結果、ただ食品が持つ既存の栄養分類にそって、乳製品が少ないとかの指摘を受けただけでした。

     その時の経験があったので、この記事の内容には共鳴するものがあります。
     現在の医学は、対処療法であり、大半のお医者さんは、薬を処方するだけで本来の病気の原因を治療するアドバイス・治療を行っていないとつくづく感じております。
     今の制度では、薬を沢山出して再診させたほうが儲かるのですから、本当意味での病気を治すという治療はできないのかもしれません。

     でも、この記事のお蔭で、現在実施している乳酸菌&野菜果物のサプリメントを利用した健康策は、間違っていないと確信を深めた次第です。


2002/03/10

 今回は、読者からのお便りで、やせ薬、ガルシニアについての情報を探して欲しいとの依頼のメールが舞い込みました。大学生の娘さんが、やせ薬・ガルシニアを通販で購入し飲んでいるのだが、ニュースで「生殖器官の萎縮の危険がある」と聞いたので、インターネットでこの種の情報を探してみたが見つからなかったということだったのです。

 早速、検索エンジンの「Google」を使って検索しました。 キーワードは、「ガルシニア」だけでは、通販のページしか見当たりませんので、もう一つキーワード「生殖」を加えることで、ほぼ目的の情報を探し当てることが出来ました。 
 この件のお蔭で、私も知りえなかった知識を吸収することが出来ましたし、結果を連絡した読者の方にも喜んでいただき、インターネットの便利さと有益さを実感した最近の出来事をご紹介いたしました。この情報ってすごくホットなものだったのですね。 さすがは、私の読者は健康情報には敏感だったという証拠のような事件だったということです。 その時の成果を、ご紹介いたします。

 ダイエット目的の健康食品は、消費者がダイエット効果を強く期待して、摂取目安量を大幅に超えて摂取する傾向があり、また、カプセル等の形態で高濃度に含有されていることから、容易に大量に摂取できるので、過剰摂取となり易いことが背景にあります。 ガルシニア抽出物を含有するものは、過剰摂取により精巣の機能に影響が出る可能性が高いということで、厚生労働省が通達を出すに到ったようです。

 私の経験から申せば、ダイエットは、摂取するカロリーと消費するカロリーの差により実現できるもので、それを体重計で頻繁にチェックすることと、夜九時過ぎの食事は出来る限り控えて、揚げ物やスナック類の食べ過ぎに注意し、野菜果物をバランス良くたくさん毎日食べて、脂肪が付くのを長期的にコントロールする事に尽きるように思うのです、そうすれば、「やせ薬」は不要です。 特に気をつけたいのは、10代の成長期に太りすぎを気にするあまり、食事を控えることは成長を阻害しますので、朝食を十分に摂って、昼食やおやつと称してスナック菓子やジャンクフードを極力食べない・食べさせないようにして欲しいものです。

   http://www2.shingeneki.com/feature/tokushu_detail.qry?record_id=32841
   ---- 新現役ネット特集(健康)
『厚生労働省は1日、ダイエット目的の健康食品などに使われているガルシニアについて、、取りすぎに注意するよう消費者に呼びかけることを決めた。大量に摂取すると精巣の機能に影響が出る可能性があることが動物実験で分かったため。 』という記事。

「ガルシニア」、精巣に影響も 大量摂取に注意喚起     http://www.asahi.com/life/health/kenko/020302a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/03/02 

ダイエット食品に含まれる「ガルシニア」で精巣委縮?
   http://www.yomiuri.co.jp/04/20020302ic01.htm
   ----Yomiuri Online >社会
   http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/03/tp0307-1.html
   ---- 厚生労働省トピックス 2002/03/07
 厚生労働省の情報に依れば、下記のようになっております。
    1. 過剰摂取を控える旨の注意喚起を、消費者に見やすくわかり易く行うこと。
    2. ホームページ等を通じて、一般の消費者にも過剰摂取を控える旨の注意喚起に努めること。
    3. 摂取目安量は、ヒドロキシクエン酸に換算して1日1人当たり1.5gを超えている場合は、摂取目安量を減少させること。
 ガルシニア抽出物を含有する健康食品は、消費者がダイエット効果を強く期待して、摂取目安量を大幅に超えて摂取することが知られており、また、カプセル等の形態で高濃度に含有されていることから容易に大量に摂取する傾向があるので、過剰摂取となりやすく、その危険が高いことを示している。
   http://www.page.sannet.ne.jp/onai/Papers.html
   ---- おないのホームページ「健康情報の読み方」 1999/06/03
・ガルシニアで痩せることができるか?(無作為化対照試験)
  →ガルシニアには痩せる効果なしと判定されたと、文献情報を掲載しています。
   http://www.drakahige.com/FAMILY/SENIOR/HEALTH/2001/2001071601.shtml
   ---- Dr.赤ひげ.com >家族の健康 >シニアの健康
 『週末だけ運動をする中高年の突然死が報告されている。ガルシニアの効果を高めるためと、いきなり無理な運動を始めては、かえって体の負担になるので、普段からよく体を動かす方が、プラス・アルファ効果を求めるために利用するのが良い。』と、結んでおります。 やはりシニアの知恵ということでしょうか。
   http://www.drakahige.com/FAMILY/SENIOR/HEALTH/2001/2001071601.shtml
   ---- Hotwire / ニュース 2002/03/01 
『カネボウが、ラズベリーを原料にして、脂肪を分解する効果のあるダイエット用サプリメント剤を開発したことを発表した。5月には市場に登場する予定だ。  同社によると、臨床試験に協力した人の70%に、1週間の連用で体重の減少が認められたという。』と、報じている。

ラズベリーの香気成分にダイエット効果を発見
  http://www.kanebo.co.jp/contents/01new/koho/020218.htm
  ----カネボウ > 新着情報&プレスリリース


身長と脳卒中の「不思議な関係」 
     http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/173555
     MedWaveトピックス 2002/03/08 
 イスラエルで行われた調査において、脳卒中と身長とに不思議な関係があり、「身長が5cm低くなると死亡率は1.13倍になる」という公式が成り立つことが判明したという。身長がどうして脳卒中の死亡率と関係するのかは不明だが、研究グループは「身長が子供時代の栄養状態を反映するためでは」と考えているという。調査結果は、Stroke誌3月号に掲載された。

論文のタイトル:「Body Height Is Associated With Decreased Long-Term Stroke but Not Coronary Heart Disease Mortality?
   ----- Stroke誌 3月号

ファイザー、中高年の性の実態調査結果を発表 
     http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/172947
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/03/05
『米国Pfizer社は、世界29カ国の中高年男女約2万6000人を対象とした性の実態調査の結果を発表した。40〜80歳の男女を対象に、性生活に関する行動、態度、信念や満足度を同期間に評価した調査は世界で初めて。』、という記事。

 その結果について、中高年の過半数が「人生においてセックスは重要」と評価。結果には国による差が大きい。パートナーとの 性生活に「満足している」と答えた人の比率は、精神面・肉体面のいずれも、日本人は調査対象国中で最低。

脳の働き高め痴呆を改善するキノコ、リハビリテーション病院で効果実証− 
   http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
   ----日経ヘルス FrontLine 日経ヘルス4月号 2002/03/04 
オリジナルサイトの画像にLinkしています。 クリックして拡大できます。  一見、とても食用キノコとは思えない白い毛むくじゃらのキノコが、痴呆を改善すると判明し、話題になっているという。「ヤマブシタケ」。中国では、胃や神経衰弱に効く薬用キノコとして古くから食べられていたという。静岡大学農学部河岸洋和教授らの研究で、この「ヤマブシタケ」を食べると、神経細胞を保護するNGF(神経成長因子)という体内の成分を増やすことがわかった。そしてこの効果を確認したのが、群馬県桐生市にある宏愛会第二リハビリテーション病院。


2002/03/04

 今回は、栄養補助食品(サプリメント)についての記事が、Asahi-comとYomiuri-Onlineにほぼ同時期に掲載されましたので、私見を述べさせていただきます。

   http://www.asahi.com/life/health/kenko/020226a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/02/26 
オリジナルサイトの画像のリンク表示です。
『医療費の自己負担率の上昇を見込んだ「予防志向」やドラッグストアなどで手軽に買えという背景もあり、ビタミンやミネラルに代表されるサプリメント(栄養補助食品)が伸びている。ただし、サプリメント大国の米国に比べ、効果や効能の表示は薬事法に厳しく制限されており、効能は謳えないまま。とり過ぎ問題とともに、消費者への情報提供が市場拡大の課題とか。 』という記事。

≪関連情報≫
ご存じですか?トクホ/健康に役立つ「お墨付き」 特定保健用食品
  http://www.asahi.com/life/health/kenko/020219a.html


≪とし坊のコメント≫
 医療費の自己負担率の上昇は、消費者心理としては病気になったときの負担が大変だということで、健康食品を求める気持ちはよく判ります。この記事にも掲載されれている様に、市場もすごい勢いで伸びているのですが、薬事法により、健康食品には効能をうたえないという矛盾した問題があり、一体何に効くのかが判り難い状況にあります。

 本当の意味で医療費の削減を言うならば、現在の薬に頼る医療制度を見直し、病気に掛からないような予防措置への制度転換を図るべきだと思うのです。そのためには、「健康食品」にある程度の効能の表示を認め、病気に掛からないないようにすることで、健康人を増やせば自ずと医療費は減ると思うのですが、大手製薬会社や医師会から多額の献金をもらっている政党では、そういう政策を出せないのは自明なことを、賢明なる国民はよく判っているからこそ、健康食品を買おうとするのかもしれません。

 この記事でも指摘しているように、情報不足の為に単一成分の摂り過ぎ高額商品の販売をめぐるトラブル・苦情という面からも、良い商品を選ぶ目を消費者自身が身に付けなければならないことのですので、当サイトの記事が役立つことを祈っております。

 私自身も、長年サプリメント愛用しており、サプリメントを上手に使うことで健康を増進させる経験から「選び方」を披露いたします。

    • 長期間の使用に対して、副作用の無いこと。
    • 自己治癒力を増強するような商品を選ぶこと。
    • 製法も吟味し、成分調整の少ないものを選ぶこと。
    • 自然食品から作られた商品、自然食品から抽出した成分の商品を選ぶこと。
    • 複数成分がバランス良く入っている商品を選ぶこと。
    • 単一成分の効能をうたう商品は、短期の使用とすること。
    • 効能と価格は比例すると思うが、購入において多量に買った方が得という商品は避けたほうが良い。
     http://www.yomiuri.co.jp/iryou/hop/ho222401.htm
     Yomiuri-Onlineからだ/けあ/ホップステップ健康 2000/02/20
オリジナルサイトの画像にリンクしています。クリックすれば拡大できます。
『「そろそろ、がんや心臓病が心配」「外食が多く栄養が偏り気味」。そんな現代人の心を、「病気の予防に効果がある」と銘打った健康食品がくすぐる。数多い健康食品を選ぶ為に、基礎知識を知っておきたい』、という記事。
▼特定保健用食品
    有効成分の働きや安全性のデータを厚生労働省に提出し、一定の効能について承認を受けたものを指し、一定の保健作用の表記も認めた食品。
▼栄養機能食品
    14種類の栄養成分を一定量含む食品で、保健機能の表記認めるが1日の摂取量などの制約を設けたもの。
▼日本健康・栄養食品協会の「JHFAマーク」商品

    業界の自主基準として同協会が健康への効果を認めた51品目について、一定の基準をクリアした商品に表示を許可したもので、基準は原材料や成分量、残留農薬、施設の衛生管理、広告表示等を審査。有効成分を一定量以上含むなど、品質と安全性について審査し、クリアーした商品で品質は保証されている。

≪とし坊のコメント≫
 この記事は、もっと突っ込んで、健康食品についての解説が入っている。
サプリメントは薬のような効果に切れ味の鋭さはなく、効果が表れるには時間がかかり、バランスのとれた食生活がなければ、健康食品の効果も落ちると解説している。

 その通りであり、あくまでも補助食品であり通常の食事を補完するものであるという認識をもって利用することが大切である。

 ここでも、「過剰摂取に注意」というコメントがある。健康食品といえども、欧米では医薬品となる成分もあるので、商品に明記された摂取量を守ることだ。

 サプリメントを上手に使って、健康を維持し、活性酸素による酸化を防止し、肥満を避けて老化を極力遅らせて、健康で長生きすることが、最も大切なことだと思っています。

 老化が始まる30代後半から実践すれば、成人病にも罹らず、きわめて健康に老いて、病気知らずで120歳まで長生きできる思います。そう信じて日々実践あるのみでしょうか。皆さんは如何ですか?


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