「おなか健康!不老の秘訣!?」 とし坊 の読んで得する健康情報Back No.33 |
2002/02/241. 20〜40歳代は男女ともに脂肪をとりすぎている
肥満の原因の1つが食べ過ぎ。 「国民栄養調査」のエネルギー摂取の内訳をみてみると、確実に脂肪の摂取量が増えている。このことが、30〜40歳代の肥満の増加の原因となっていることは容易に推測できる。
2. 食物繊維で脂質や糖質の吸収を抑制する
肥満を予防するには、過食を避けるのは当然だが、腸からの脂質や糖質の吸収を抑制することも大切。食べすぎに注意することは自分の意志で出来るが、腸からの吸収を抑制することは意志の力でできるものではないので、食物繊維の力を借りれば、それが出来るのです。
3. サプリメントや特定保健用食品を上手に食生活に取り入れる
特にこんにゃくに含まれるコンニャクマンナンや、りんごや柑橘(かんきつ)類に多く含まれるペクチンなどの水溶性食物繊維は、腸でのコレステロールの吸収を抑制する。
水溶性食物繊維は野菜やきのこ類、海藻類、果物類に多く含まれているが、昼食や夕食を外食ですませてしまうことが多いビジネスマンにとっては、どうしても一番不足しがちな栄養素といえる。
≪関連記事≫ http://health.nikkei.co.jp/mini/i010813_01.cfm
外食では、一品料理を食べる回数をなるべく減らし、定食類でバランスよく栄養をとるように心がけることが大切。また、食物繊維を多く含む海藻サラダや野菜の煮物などを1品足すようにする工夫が必要。それでも不足してしまう人は、サプリメントで補給すること。最近では、とりすぎた脂質や塩分を排せつする働きを備えた機能性飲料や、コレステロールが高めの人や血糖値が気になる人のための特定保健用食品(トクホ)があるから、こうしたものを上手に利用することも必要になってくるのでは。
食物繊維やオリゴ糖などは、腸内にすむビフィズス菌などの善玉菌を増やして、腸の機能を整える作用がある。腸の働きは、体全体の健康のバロメーターですから、腸の調子を整える為にも健康食品を上手に取り入れてみることも必要では。
1. 健康維持には欠かせない腸内細菌
2. 腸内環境を整えてバリアを張る
3. 殺菌作用のある食品で病原菌を排除
4. ココアにも食中毒を防ぐ働きが!
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/845390/96c689u97cd-0-13.html
毎日新聞 2000/10/01『生体の免疫力の指標の一つである「NK活性」が強い人と弱い人では、がんになる率に2倍近くの差が出ることが、埼玉がんセンター研究所の中地敬さん (がん分子疫学)らの研究で分かった。埼玉県の一般住民約3500人を11年間追跡調査した結果で、4日から横浜市で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。免疫力の個人差と発がんリスクとの関係を、一般人の追跡調査で実証したのは世界で初めて。「緑黄色野菜の摂取や適度な運動でNK活性を高めることががん予防につながる」』、という記事を見つけました。≪記事要約≫
NK細胞は、がん細胞や感染細胞などを殺す性質を持つことから、NK活性は、免疫をつかさどるリンパ球のうち、ナチュラルキラー(NK)細胞の働きの強さを表すことになる。
この調査は、1986年に、埼玉県内の40〜80歳の男女約3500人から血液中のNK細胞を採取し、がん細胞と混ぜて、そのNK細胞が何%のがん細胞を殺すかを調べて、各人のNK活性の強さを求めた。調査に参加した人を97年まで11年間追跡調査し、発がんの有無を確かめたもの。
NK活性の強さを、「高」「中」「低」と三つのグループに分けて分析した。
・ 「高」と「中」のグループでは、「がん」に罹ったた率は、女性はいずれも2%、男性 は各7%、6%。
・「低」のグループでは、女性4%、男性9%と明らかに高かった。
さらに年齢や喫煙、食習慣などの影響を取り除くと・・・・
・「低」グループの人は、 「高」「中」グループに比べ、男性で約1・7倍、女性は約2倍、「がん」に罹り易いという結論が出た。
「NK活性」は、緑黄色野菜を多く食べたり、適度な運動で高くなるが、喫煙や肥満で低くなり、生活習慣に影響される。≪関連記事≫
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/845391/96c689u97cd-20-26.html
毎日新聞 2000/01/06高齢者にとって、地域のグループ活動は、余暇の有効活用だけでなく、NK細胞等を活性化させて免疫力を向上させるために健康面の効果も大きいという話題。
やる気が免疫力を高める1. 生きがいをもつことでがんを克服した医師の話
「病は気から」。気が張っていると不思議と病気に罹らないのですが、気が緩むと途端にカゼを引いてしまった、という経験は?。
2. やる気はどこでつくられるのかがわかってきた
東洋医学では、体を巡る目で見ることのできないエネルギーを“気”と呼び、その気が少なくなったり、体のどこかに停滞してしまったときに病気になると考えています。こうした考えは、経験的には認められても科学的には根拠のないものとして片づけられてきたが、最近では疫学的な調査や“やる気”の仕組みが解明されつつあり、「やる気」と「免疫系」に深い関係があることが少しずつわかってきている。
前向きな考え方、言い換えれば「やる気」が病気を治そうとする免疫力を高めて、病を克服することもある。
やる気は脳の側坐(ざ)核と呼ばれるところが関与していると考えられている。側坐核は、交差論理的な思考や抽象的なイメージなどの人間らしい高次情報と、食欲や性欲などの動物的な生存本能にかかわる情報が行き交う場所である、視床下部の近くにあります。
3. 免疫機能が内外の敵と戦って体を守るシステム
また、脳内物質と呼ばれるアドレナリン、ノルアドレナリン、オピオイド、ドーパミン、セロトニンなどがやる気を生み出すプロセスに深くかかわっている。
免疫系は、病原体などの外からの侵入者だけを相手にしているわけではなく、体内では何らかの原因で1日に数千個にのぼる「がん細胞」が発生している、このがん細胞を退治するのも免疫系の仕事であり、NK細胞はその役割も受けもっている。
4. 前向きな考え方が免疫によい影響を与えている
・うつの人は健康な人に比べてドーパミンやセロトニンの量が少ない。また、うつ状態になると免疫機能が低下するという研究報告も数多く発表されている。この2つの事実を結びつけると、やる気に関わるドーパミンやセロトニンの量が減るとうつ状態に陥る可能性があり、免疫力が低下するということになる。
・絶望や悲しみなど後ろ向きの心理状態では免疫力は低下する。物事を前向きに捉えて意欲的に生きようとするプラスの心理状態の時、「やる気」に満ちているときには免疫力が上昇する。間近に迫る「平均年齢100歳社会」の生き方http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/frame-biz.cgi?ID=125326&FORM=biztechnews
BizTech 医療・介護・バイオ 2001/03/12「2029年、日本人の平均寿命が100歳を超える」――日経ビジネスが様々な医学関係者や研究者に取材して独自にシミュレーションした結果が、紹介されている。
医学の発達は、3大死因であるガン、脳卒中、心不全の克服を進める。又、バイオ研究の進展で「老化」を防ぐ道も開かる結果、出現する社会は現在よりさらに進んだ「超高齢社会」だという。
瀬戸内海に浮かぶ周防大島(山口県東和町)は、既に65歳以上の人が総人口の50%を占め、50年後の未来を先取りした街だ。80歳を超えても元気で働く人たちが多くいる反面、町の税収不足や高齢者ドライバーによる交通事故の増加など、様々な問題も生じている。
「超高齢社会」では、収入の確保、健康・医療、年金などの社会保障、結婚や出産といった社会制度など、あらゆる枠組みの見直しが求められることは明らかである。特に、高齢者の再雇用について重要である。高齢者の4割が働くようになれば、平均年齢100歳の社会でも経済成長が維持できるとシミュレーションしている。日本が先んじて、新しい高齢社会の成長モデルを築くべきであると結んでいる。健康長寿(ピン・ピン・コロリ)の里、長野県の秘密http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/frame-biz.cgi?ID=121010&FORM=biztechnews
BizTech 医療・介護・バイオ 2001/01/15山国・長野県は、全国有数の「健康長寿県」としても注目を浴びている。都道府県別平均寿命は男性がトップ、女性が4位(95年調査)。1人当たりの老人医療費は60万円強で全国最低。65歳以上に占める寝たきり老人も割合も全国平均の半分強。元気で長生き(ピン・ピン)、病気になっても長く入院することはない(コロリ)県というということになる。 その訳は、全県的な食生活改善活動の成果、きめ細かい検診活動が奏功、在宅医療の充実、自然に恵まれた食や環境、山坂を歩くことで足腰が鍛えられる…と諸説あるが、学術的な検証はなされておらず、国会は医療費節約の観点から今年視察団を送る予定だという記事。
私の推論は、やはり自然が身近にあり、山にたなびく靄が見える風景は、人の気持ちを落ち着かせることで、ストレスが大いに緩和されること。 山菜や四季折々の食材も変化に富んで、それらを手軽に食べられることで、医食同源を日々から実践できていることではないかと、勝手に思っているのですが、この記事の結論はどうだったのでしょうか?
≪参考≫
■健康長寿 信州
http://www.azumino.matsumoto.nagano.jp/news/long-life.html■PDF File・長野県の健康長寿について
http://www.pref.ibaraki.jp/forum/forum06/4.pdf■団藤保晴の「インターネットで読み解く!」・ 第58回「超長寿時代に介護保険は効くか」
http://dandoweb.com/backno/980924.htmhttp://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/19th/index.html
----厚生労働省 2002/02/15厚生労働省は2月15日、2000年の国勢調査のデータを基に作成した「第19回完全生命表」を公表。平均寿命(0歳における平均余命)は、男性が77.72歳、女性が84.60歳。前年より男性は.62歳、女性は0.61歳長くなっり、過去最長を記録。世界的にも、男女とも最高水準を維持している。
2002/02/18http://www.health-station.com/topic138.html
----Health Media『2001年11月13日(火)、東京国際フォーラムで「野菜フォーラム2001 がんと野菜〜野菜の健康機能を考える」(主催:(財)食生活情報サービスセンター)が開催された。
記念講演として「野菜と健康」(田中平三氏 国立健康・栄養研究所理事長)、「がん予防と野菜の健康機能」の2題が講演された。医療費の負担増が国民に重くのしかかる中、「自己の健康は自己で守る」というセルフプリベンション(自己予防)時代の幕開けを予感させるものとなった。』という、Helth Media の取材記事。
≪記事要約≫
▼がんの原因、食事が35%
ガンのリスクファクター(危険因子)といわれる、喫煙、ウイルス感染、化学物質、紫外線などにより活性酸素が誘発されて、遺伝子DNAが損傷し、正常細胞が、ガン化していく。
▼野菜の機能がセルフプリベンションに貢献
正常細胞が突然、がん細胞に変わるのではなくて、長年掛かるが、遺伝子の傷が6つとか8つとか、場合によっては10くらい積み重なってからガン化する。この遺伝子損傷の35%に「食」生活の生活習慣が関与しているという。→ ヘルスメディア関連記事: 「ヒトはなぜ、がんに罹るのか〜3大原因はタバコ(喫煙)と食事と感染」
「食」における遺伝子損傷の要因は、農薬、合成添加物、焼け焦げなどがある。野菜に含まれる機能性物質が、ガンをはじめ、糖尿病、心臓病、卒中、動脈硬化など各種生活習慣病の予防・改善に有用であるとされる。 これからの時代は、病気を治すということよりも、自己予防という適切な食事でがんも脳卒中も心臓病も予防しようという時代になってきた。
▼野菜や果物を1品でも食事に増やすと心臓病や卒中の死亡率を20%減少野菜に含まれる機能性物質、phytochemicals(植物性化学物質)が紹介されている。
野菜の機能性物質により、各種疾患の危険性が低下することが各国で報告されている事例を報告している。
▼野菜や果物など食物繊維の豊富な食品でがんの発症リスクが半減
野菜や果物を1品でも食事に増やすと、心臓病や卒中の死亡率を20%減少させる。
又、女性の月経前症候群(PMS)についても、低脂肪、野菜だけの食生活で、症状が緩和し、持続期間が短くなる。
世界中の5千の論文を調べた結果、野菜が喉頭がん、食道がん、肺がん、胃がんなどほとんどの部位の予防に役立つことがわかってきた。
▼高齢化で増える前立腺がんにも有効性を発揮
果物や野菜、シリアル、未精白穀類など食物繊維の豊富な食品を多く摂ると、ガンの危険性が半分になるという報告もある。
日本人についても、食生活の欧米化に伴い、大腸がんや乳がんや前立腺がんといった西欧型のがんが増えてきた。野菜の中では特にブロッコリー、キャベツの類が前立腺がんの危険性低下に役立つと報告されている。
▼乳がんに関しては予防効果が不明
果物ではトマトに多く含まれるカロチノイドのリコペンが前立腺がんの予防や改善に有用という報告も多く出ている。
乳がんに関しては予防効果が不明との報告も出ている。
▼焼け焦げは乳がんリスクを高める
直火で長時間焼いた肉が乳がんのリスクを2倍に高める。バーベキューの肉を月に2回以上食べる女性は、乳がんの発生のリスクがを高まるとの報告もある。
▼結腸及び直腸がん予防には疑問符
野菜や果物の摂取はがんや心臓疾患、糖尿病には予防効果を発揮したものの、結腸及び直腸がんについての予防効果は認められなかったという。
▼りんごやガーリックが結腸がんに有用
結腸がんへの予防効果については、りんごやガーリックが有用という報告もある。 生あるいは調理済みのガーリックを定期的に食べると、胃がんの危険性が2分の1、結腸がんでは3分の2低下するという。
▼若年層の間で年々減少する野菜の摂取量
予防医学の観点から野菜および果物の機能性の解明が進んでいるが、若年層の野菜の摂取が年々減っているという。野菜が良いといっても、偏向は避けるべきで、主食とバランスよく色々なものを摂ることが、健康で長生きに繋がる。
≪とし坊のコメント≫ (’02・02・27訂正)
野菜果物をバランスよく食べることは「医食同源」の源であり、それを実践することで成人病を予防する有効な手段であることは、この記事を含め、当サイトに集められた各種サイトレポートからも明らかである。 私は、乳酸菌と併用する形で、それをたやすく実践する手段として野菜果物系の或るサプリメントを愛用して2年余りになるが、いろいろな学術レポートに示すような効果を体感しています。興味ある方は、「私の健康不安」というページを参照頂ければ幸いです。
尚、上記「Health Media」の記事と私が愛用するサプリメントとの関わりは、何らございませんが、「医食同源」という意味において野菜・果物が健康面において多大な影響力をもっているということに通じるものがあるということですので、誤解なきよう、敢えて付け加えさせていただきます。
http://www.comovita.co.jp/closeup_201/conte201e.html
日清サイエンス(株)・「Comovita Club」▼悪玉菌を増やす食事とストレス
悪玉菌を増やすのは、肉食中心の食事とストレスです。私たちの腸には、100種類100兆個もの細菌が棲んでおり、その働きによって善玉菌と悪玉菌に分けらる。悪玉菌の正体は大腸菌、ウェルシュ菌、バクテロイデスという細菌で、加齢と共にじわじわと増え、60歳を過ぎると善玉菌が急激に減少し、悪玉菌がはびこる要因も加わることになります。
ストレスでも悪玉菌が増える例として、「旅行先で便秘になった」「緊張したらお腹がゴロゴロした」という経験のある人は多いのでは?。 悪玉菌を増やさないためには、肉食を控えたバランスのよい食事を摂ることと、過度のストレスがかからないよう注意することが大切!。
▼腸内環境は便の状態でわかる
お腹の中で悪玉菌の暗躍を知らせてくれるものは、毎日の「便」の色と匂いです。善玉菌が優勢で、きれいな腸から出てきた便は、黄褐色でバナナ状をしてる。悪玉菌が優勢な腸から出てきた便は、黒や茶色っぽい色をしている。また、便に悪臭があるなら、悪玉菌が優勢な証拠。
▼ビートオリゴ糖と歯周病の関係は?
悪臭の原因は、悪玉菌が動物性タンパクの分解物。悪玉菌が多い状態が長年続くと、老化やガンなどの原因になるといわれている。
「歯周病」は、歯の表面につく プラーク(歯垢)に住み着くいろいろな種類の細菌が歯と歯ぐきの境目に付いて細菌感染を起こし、歯のまわりが炎症や化膿を起してしまう病気。歯周病の進行は非常にゆるやかで、発症してから最終段階になるまでには数年から数十年掛かる。30歳を過ぎると、歯周病にかかる人が急増。 40歳以上で歯を失う原因の5割以上は、歯周病。 歯周病にならないためには、まず正しく歯を磨いて口の中を清潔に保つことと、免疫力が弱ったときに発症しやすいので、体の抵抗力をつけておくことも必要。
≪関連情報≫善玉菌を増やすオリゴ糖の一つ「ラフィノース」に、歯周病を予防する効果があることが最近の研究でわかってきた。ラフィノースには、腸内の善玉菌を増やすので免疫力を高める効果がある。ラフィノースは砂糖の原料であるビート(甜菜)からできるオリゴ糖の一種。 善玉菌であるビフィズス菌のエサになってビフィズス菌を増殖させるため、毎日摂ると腸内環境を整えることが期待できる。
歯周病研究の第一人者である日本歯科大学の鴨井久一教授が行った研究によると、ラフィノースが人の免疫を強化し、歯周病の予防に効果的であることがわかってきた。≪研究の内容≫:
健康な男女10人に1回3g、1日3回のラフィノースを摂ってもらい、リンパ球の状態を調べた結果、免疫力に大きく関与している「T細胞」のリンパ球が著しく増加することがわかった。T細胞は白血球の一つで、体内に入った細菌などを記憶する細胞。 T細胞が増殖するということは免疫機能が高まることにつながり、細菌感染によって起こる歯周病の予防にも有効ということ。
人によって違うお腹の事情http://www.comovita.co.jp/closeup_021/Tokushu_01.html
日清サイエンス(株)・「Comovita Club」・Vol21 1999とし坊の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/saikin.htm
『 米国で約110万人を対象に睡眠調査をしたところ、1日6〜7時間眠る人の死亡率が最も低く、睡眠時間が長いほど長寿になるわけではなさそうとのことだが、この調査に対し、全米睡眠財団は 「調査対象が対がん協会員らに限られ、平日の睡眠時間しか調べていない。手法に限界があり、死亡率だけで評価するのも乱暴だ。」とのコメントを出している。 』という記事。
『 何となく体がだるい、肩こりや、息切れも――。そんな症状が気になる女性は、「貧血」になっていることが少なくない。その奥に、侮れない病気が隠れていることもあるので、体質のせい、年齢のせいと片づけずに、一度、検査を受けてみることだ。 』という記事。
市販の咳止め薬に「効く根拠なし」、英で調査報告http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/169635
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/02/14
『英国で行われた調査で、薬局で売っている咳止め薬に、「咳が止まる」という効果を示した研究結果がほとんどないことが、明らかになった。この調査結果を受け、英国の国民保健事業(NHS、日本の国民健康保険に相当)の政策が変わる可能性も出てきた。』、という記事。▼British Medical Journal(BMJ)誌2月9日号に掲載された論文:「Systematic review of randomised controlled trials of over the counter cough medicines for acute cough in adults」
市立伊丹病院と花王、「エコナ」は高TG血症を伴う糖尿病の栄養指導に有効http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/166635
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/01/28
『市立伊丹病院(兵庫県)の山本國夫氏らが、花王が酵素技術で製造する食用油「健康エコナ」が、高トリグリセライド(TG)血症を有する糖尿病患者の栄養指導に役立つことを、見いだした。』、という記事。『エキサイト株式会社 は、全国の花粉情報を提供する「エキサイト花粉症特集」を開始する。提供期間は、2002年2月12日〜3月末。』と、報じている。キシリトールの中耳炎予防効果、「定期的な使用」が鍵にhttp://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/168261
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/02/06『風邪を引いた後、細菌が耳の中に入って起こる急性中耳炎は、キシリトール配合ガムを子供にかませると、虫歯だけでなく中耳炎の予 防効果もあることが知られているが、風邪を引いてから与えたのでは効果がなく、予防にはキシリトールを定期的に摂る習慣を付けることが大切という研究結果が、フィンランドOulu大学小児科のTerhi Tapiainen氏らによって発表された。』、という記事。▼Pediatrics誌2月号に掲載された論文:「Xylitol Administered Only During Respiratory Infections Failed to Prevent Acute Otitis Media 」
2002/02/10PCBに汚染された男性は、女の子を授かりにくい
『ミシガン州立大学のウイルフリード・カーマウス氏らは、五大湖周辺に住み、PCBなどに汚染されている魚を食べている101家族を対象に研究を行った結果、環境汚染化学物質の一つであるPCB(ポリ塩化ビフェニール)の血中濃度が高い男性を父親にして生まれた赤ちゃんには男の子が多く、女の子が少ないというデータを発表した。』と、報じている。≪関連情報サイト≫
▼環境ホルモンってなに?
http://www.mainichi.co.jp/edu/wakaru/wakaru-j/0111/01-1.html
--- Mainichi INTERACTIVE 月刊ニュースがわかる▼合成化学物質の環境ホルモン作用を裏付ける事実
http://www.wwf.or.jp/lib/lecture/colborn001028/chap2.htm
--- WWFジャパン
妊娠前から妊娠中にかけてずっと五大湖の魚を食べていた母親は、妊娠がわかってから五大湖の魚を食べるのを止めた母親と比較して、PCBの血中濃度が著しく高まっていた。一方、魚に関する最初の警告書が発行された1984年の時点で五大湖の魚を食べるのを止めていた母親のPCBの血中濃度は、より一層大きく低下していたことを示すデータです。
http://news.lycos.co.jp/topics/business/jt.html?d=07mainichiF0208m108
---- Lycos / ニュース / トピックス / たばこ /2002/02/07『厚生労働省の研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター研究所臨床疫学研究部長)の調査で、中年の喫煙者は、がんや心臓病になり易く、10年間追跡調査すると、吸わない人に比べ死亡率が、男性で1.6倍、女性で1.9倍も高いことが分かった。』と、報じている。▼毎日新聞の全文記事へ
http://www12.mainichi.co.jp/news/search-news/844438/928694N8bi898c8ed2-0-1.html▼がんなどで死亡男性5人に1人 たばこ吸わなければ「防げた」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne220707.htm
---Yomiuri-Online・からだ/けあNews≪関連情報サイト≫
▼「たばこと健康」
http://dir.lycos.co.jp/medical_health/homemedical/smoke_health/
--- Lycos / 医療・健康 / 健康・家庭医学 / たばこと健康▼がんなどで死亡男性5人に1人 たばこ吸わなければ「防げた」
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne220707.htm
---Biglobe くらし 健康 ボランティア
一日の喫煙本数と肺がん死亡リスクの関係を示すデータです。「長生きするためには一刻も早くたばこをやめることが大切」なのです。煙はかなり強烈な肺がんリスクを振りまく毒だということを認識し、周りの方にその危険を振りまかない配慮をして吸うのが愛煙家の最低限のマナーですが、全く意識していない愛煙家が多いのが現実です。
『牛肉の内容表示への不信感の高まりを受けて、小売り業界で牛1頭ずつの情報を来店客に公開する仕組みづくりが始まった。産地から流通経路までの履歴をデータベース化して瞬時に取り出せるようにするもので、高島屋が1月から売り場を開設。スーパーのイオンは3月から実験を始める。 』という記事。
結腸ガン検査に画期的方法−−遺伝子を調べる
『結腸ガンを現在の方法よりも早期から正確に調べる方法が、ジョンズホプキンス大学キンメルガンセンターのバート・ボーゲルスタイン博士らにより開発された。この方法は、便のなかに含まれる結腸ガンの遺伝子を調べるもの。早期の結腸ガンを57%の正確さで判定できたという。しかも、ガンと判定してしまうミスはゼロだった。数年後には、実用化されそうだ。』と、報じている。≪関連情報サイト≫
▼「大腸ガン、大腸ポリープは遺伝するか?、」
http://daichou.com/iden.htm
---大腸.com
ガンには遺伝するガンと遺伝しないガンがあり、同じ消化器のガンでも食道ガン、胃がんは遺伝傾向は強くありませんが大腸がん、ポリープは非常に遺伝傾向が強いガンという説明がなされています。
テレビを長く見る子どもは肥満児になりやすい
『ロンドンで開かれた国際肥満会議において、CDC(米疾病管理・予防センター)の栄養と運動部門の責任者のウイリアム・ディアズ氏が、「テレビを見る時間が長い子供には、肥満が多い。」という報告を行った。世界的に肥満児が増えているのは、テレビと密接に関係しているという。年代的に見て、テレビ視聴時間と肥満傾向の関係は明らかであり、子供のテレビを見る時間について、米国では1969年には毎日平均2時間だったが、90年には5時間以上になった。その間 に、若者の肥満は3倍に、小さな子どもの肥満は2倍となった。原因は、テレビを見ることによる運動不足と、見ながらの間食だ。』と、報じている。≪関連情報サイト≫
▼「生活習慣病 〜 糖尿病を防ごう 〜 」
http://www.health-net.or.jp/club/tonyo/index.html
---(財)健康・体力づくり事業財団の「健康ネット」
運動不足と肥満の関係は明らかなことですが、自動車の普及に伴って人間が如何に体を動かさなくなったかという面白いデータをご紹介いたします。自動車の登録台数と糖尿病総患者数とは、明らかに正比例しているのです。このことからも子供がテレビを見たりやテレビゲームをすることで運動不足になることは当然のことです。それが、今データとして示されただけに過ぎません。
肉食はガンになりやすい
『NCI(米国立ガン研究所)、タフツ大学(ボストン)などの研究チームが、米ネブラスカ州の住民(調査対象:124人ずつの食道ガンと胃ガンの患者、また比較のため健康な人449人を選んだ。)を調査して、肉類や乳製品が中心の食事をしている人は、野菜、果物をたっぷり食べている人と比べると、食道ガンになる割合が3倍、胃ガンになる割合が2倍という結果を出した。』と、報じている。≪関連情報サイト≫
▼あなたの腸が老化している!
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/aruroukaSP/roukaSP3a.htm
---発掘!あるある大事典/#74 老化SP: 腸の老化 1 page
脂肪たっぷりの肉を食べると消化するために胆汁が出ます。この分泌された胆汁酸が便の中に混じっていると、腸内細菌の中の悪玉菌の作用によって二次胆汁酸と呼ばれる発ガン物質に変化し、これが大腸ガンを作ることになるのです。
▼腸の不調が現代病を招く
http://www.best.gr.jp/syukuben.html
---日経ヘルス・1999年7月号
このサイトには、大腸ガンの発生メカニズムを説明するイラストが付いており、必見です。
葉酸をたくさん取ると胃ガン防止の効果が」
『中国の「上海消化器病研究所」のシュン・ドン シャオ博士らは、16匹のビーグル犬を使って、葉酸を大量に取ると胃ガンの発生が抑えられると、発表した。 研究者たちは、「人間については、さらに研究を重ねる必要があるが、おそらく同様の結果になるだろう」と、述べている。 』と、報じている。≪葉酸についての詳しいページ≫
▼「葉酸情報のページ」の「Q&A」
http://www.nih.go.jp/~thidemi/index.html
葉酸は、ほうれん草などの葉ものの野菜や果物、豆類、レバーなどに多く含まれています。細胞の分化に不可欠なビタミンB群の水溶性ビタミンです。このため、細胞の分化の盛んな胎児では、特に葉酸が重要ということで、妊娠している方には重要なビタミンといわれています。
2002/02/03朝日健康フォーラム 悩んでいませんか?花粉症の予防と治療『そろそろやってくる花粉症のシーズン。花粉症は適切な予防と治療で十分にコントロールできる病気で、そう恐れる必要はありません。専門家の先生方に病気の知識や予防策、自分に合った治療法の見つけ方をアドバイスしてもらいました。その紙上採録をお届けします。』と、冒頭にこう記されています。専門の先生の基調講演から始まり、治療方法についての説明がディスカッション形式で掲載されていますから、とても読みやすいと思いますし、大いに参考となるページです。
▼第1部 基調講演 「花粉症の予防と治療について」▼第2部 パネルディスカッション 「あなたに合った治療法を見つける」
東京会場|大阪会場
▼Q&A 〜朝日健康フォーラム「花粉症の予防と治療」より
Q1.アレルギー反応はなぜ鼻で起こりやすいの?
▼花粉症関連ニュース
Q2.小さい頃、花粉を浴びすぎると将来、花粉症になりやすいの?
Q3.緊張すると症状が出にくくなるのはなぜ?
Q4.漢方薬では体質改善もできると聞いたのですが効果はある?
Q5.夏の気候から翌年のスギ花粉の飛散状況が予測できるというのは本当でしょう か。
・自分に合った薬選ぼう
・今春の花粉は平年より多め 都衛生局予測
でも、症状を軽減する治療方法については言及されているのですが、元から治す方法まで言及されていないのは何故なのでしょうか。とても不思議でなりません。治療方法は到って簡単です。人間が持っている自己治癒力の元、免疫力を強くすれば良いのです。そのためには、腸内細菌の中の善玉菌を増やす生活をすることです。私の周りには、私が勧めるサプリメントを花粉が出る半年前ぐらいから愛用し体質を変えることで花粉症の症状が軽減したとか、症状が出なくなった方が結構います。
きっと皆さんにも朗報と思いますので、参考までに紹介いたします。
≪参考情報≫
■とし坊の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」
http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/saikin.htm■「あるサプリメントについて米国で発表された各種論文やデータ等」
http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/JPnews00.htm
日本光電、花粉症に悩む人向けに病医院用マスクを販売http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/166004
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/01/24
『医療機関向けのマスクである「So-Soft」「Care Bear」「PFR95」の3種類を専用サイト「お医者さんも使うマスクやさん」で一般ユーザー向けに、花粉飛散時期にあわせて春期限定で販売。So-Soft」と「Care Bear」は1μm以上の粒子を、「PFR95」は0.1μm以上の粒子を、それぞれ95%以上カットできるため、花粉症対策として有用』、という記事。中国人科学者、細胞の老化の謎を解明=人民網http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/167582
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/02/01『北京大学医学部の童坦君、張宗玉両教授の研究グループは、ヒトの細胞の老化に関係するP16遺伝子が、細胞の老化を制御する上で大きな役割を果たしているとし、細胞の老化の基本的仕組みを明らかにした。』、という記事。
三洋、骨を通して音を伝える「骨伝導電話機」発売http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/167529
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/02/01『三洋電機は2月1日から、頭がい骨を通して音を伝える機能を備えた「骨伝導電話機TEL-KU1」を発売する。通常の電話機では声が聞きとりにくかった高齢者などの利用を想定した製品。相手の声の高さは変えずに、速さだけを約0.75倍に遅くする「ゆっくり通話」機能もある。メーカー希望小売価格は7万円(税別)』、という記事。▼業界初、ゆっくり通話機能搭載の骨伝導電話機を発売 (三洋電機)
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0201news-j/0117-1.html個人所得が自覚的健康度に相関、国民生活基礎調査の分析で判明http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/prom/163913
BizTech 医療・介護・バイオ 2002/01/11『所得が低い人ほど、健康が「よくない」と思いがちであることが、厚生労働省の国民生活基礎調査に基づくデータ分析から明らかになった。この自覚的な健康度には、地域内の所得格差も関与していたが、個人の所得による差の方が地域間の所得格差よりも影響が大きいこともわかった。』、という記事。▼帝京大学医学部衛生学公衆衛生学教授の矢野栄二氏らの研究グループにより、British Medical Journal (BMJ)誌1月5日号に発表された。BMJ 2002;324:16 ( 5 January )
論文:「Individual income, income distribution, and self rated health in Japan: cross sectional analysis of nationally representative sample」http://www.lnet.info/
エルねっとの“エル”は、Lung(肺)、Life(命)、Link(輪)という、 “L”で始まる3つのテーマを表している。エルねっとは、肺がんの標準的治療の確立に取り組む専門医を中心としたグループである 西日本胸部腫瘍臨床研究機構(WJTOG)とアストラゼネカ株式会社の協力により運営されてる。
▼Lungトピックス▼Lifeスクエア
2002/01/28抗生物質を使い過ぎた所為で猛威を振るう耐性菌や恐怖の生物兵器テロにもバクテリオファージなら勝てるかもしれない
http://www.nwj.ne.jp/public/toppage/20011226articles/ST_med.html
------ニューズウィーク日本版 2001年12月26日号 P.60便利な抗生物質を安易に使い過ぎた結果、最近では強力な耐性をもった新型の菌が次々と登場し、死者が出ているが、忘れかけていた「ファジー療法」が、今注目されているという、Newsweekの記事。新しい抗生物質の開発が追いつかない状況になっている中、結核菌やサルモネラ菌、さらには炭疽菌にも対抗できるファージの研究が世界各地で進んでいるという。
ファージは抗生物質に取って代わる特効薬ではないが、従来の治療法にプラスする重要な治療法の一つではあることは確かであり、今のペースで耐性菌が増え続ければ、ファージに頼るしかない患者も増えていくだろうと思われる。専門家に依れば、ファージは細菌を標的にして働くのであって、人間の細胞には影響がないというが、生きたウイルスをそのまま投与することに不安を感じる医師も少なくは無く、普及へのハードルになりそうだ。
≪記事の要約≫
『ジャズ・ミュージシャンのアルフレッド・ガートラー(45)は1997年、コスタリカでハイキング中に転んで足首を骨折。ブドウ球菌に感染し、ひどい炎症を起こした。血流が悪く薬が患部に届かないため抗生物質は効かなかった。足を切断するしかないと宣告された彼は、専門書や雑誌を読みあさり、旧ソ連では数十年の実績があるバクテリオファージ療法を見つけた。 これだと思ったガートラーは2月、グルジアの首都トビリシにあるエリアバ研究所へ飛んだ。バクテリオファージ(特定の病原菌を殺すウイルス)を足首の患部に植えつけると、感染症は3日で完治した。 地球を半周しなくてもバクテリオファージ療法を受けられる日が、遠からず来るかもしれない。』という、書出しで始まる。
- 意外に古くからの歴史
初めて重症の赤痢患者4人にファージが投与されたのは、80年以上も前のパリでのこと(全員が回復)。この治療法が知られるようになったのは、シンクレア・ルイスの小説『ドクターアロースミス』(1925年)がきっかけという。
かつてのドイツ軍やソ連軍の兵士たちは、ファージを詰めたガラス瓶を救急箱に入れて携帯していた。アメリカの製薬会社イーライ・リリーが7種類のファージ調合薬を売り出したが、1940年代に入ると、扱いやすい抗生物質の登場と普及と共に、ファージは忘れられた存在となっていた。
- 副作用のリスクも低い
ファージは、例えればレーザー誘導ミサイルのように、特定の標的を狙い撃ちする特性がある。特定のファージは特定の細菌の特定のサブグループしか殺さない。 一方、抗生物質は大量破壊兵器に似て、一発でさまざまな種類の細菌を殺してしまう。ファージの場合は、処方する前に正確な診断を下す必要がある。
ファージは特定のタイプの細菌に取りついて攻撃するウイルスの一種であり、これが病原細菌に取りつき、ついには細菌細胞を破裂させてしまう。 ファージは攻撃対象が限定されているので、エイズや癌治療で免疫力の低下した患者にも安心して投与できる。抗生物質だと良性の細胞まで攻撃してし、2次感染による死を招き易い欠点がある。
今のところ、ファージ療法でアレルギー反応を起こした患者の報告はない。ファージが土壌や水、植物、人体など、地球上どこにでもいる生物だからだろう。
- 炭疽菌に対抗する薬も
ファージに対しても、細菌が耐性を得ることはあるが、新しい抗生物質の開発には何年もかかるが、効果のある新しいファージを分離するには数日あれば足りる。 新薬として承認されたファージが市場に出回るのは早くても3年先になりそうだ。
エクスポネンシャル・バイオセラピーズは、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対するファージ新薬の臨床試験の第1段階を終えたという。 イントラリティックスも重症の皮膚感染の治療に使うファージばんそうこう「ファゴバイオダーム」の特許も申請中だという。
- ファージはこうして病原菌を攻撃する
ファージは、抗生物質に代わる有効な治療物質かもしれない。
1 宿主となる特定のバクテリアを探しあてたファージは、相手の細胞壁に取りつくと、自分のDNAを注入する
2 DNAの作用でファージが増殖。バクテリア細胞が破裂すると、飛び出した無数のファージは新たな標的を探しに行く
『スーパーやコンビニエンスストアの店頭から、保存料や合成着色料など食品添加物の入った商品が徐々に消えている。これまでメーカーが個々の商品で取り組む例はあったが、流通側でも消費者の健康志向を意識し、拡大し始めた。 』という記事。▼スーパー メーカーと共同で開発
山梨県内に11店舗をもつスーパー「いちやまマート」は、昨年9月から合成着色料を使った食品を置かない方針を打ち出し、店頭にはメーカーと共同開発した無着色の白色魚肉ソーセージやたらこ、天然着色料を使ったシロップ漬けチェリーなどが並ぶ。
▼コンビニ 顧客求める商品づくり
消費者、特に子育て中の母親や高齢者の間で健康に対する関心は高まっており、潜在的な需要はあるという判断し、合成着色料は、色がきれいというだけで使わなくても品質には問題ないとして、タール系色素を中心に除外を決 め,昨年6月に着手、原料をチェックし、無着色や天然着色料を使った商品へ切り替えていった。今後、食品添加物全体にできるだけ広げていくとしており、保存料を使わない珍味といった品も店頭に登場させている。
エーエム・ピーエム・ジャパンは、昨年3月、500人を対象に保存料について調査した。保存料が入っているかどうか気にする人が過半数を占めた。また保存料について「不安」「どちらかというと不安」を合わせると、80%を超えたことを背景として、02年度を目標に、おにぎり、サンドイッチ、ケーキ、総菜から保存料を除く方針だ。すでに保存料を使わない冷凍保存の弁当と米飯サンドを販売しており、さらに品目を拡大させる。
▼生協 独自に使用基準、メーカーに制限もセブン−イレブン・ジャパンは、昨年10月から、オリジナル商品の弁当、調理パン、総菜など約150品目への保存料と合成着色料の使用をやめた。原材料のレベルアップ、工場の製造工程の見直しや配送の温度管理徹底などに取り組み、保存料を使わずに雑菌の発生を抑える態勢を整えた。
日本生活協同組合連合会は、国の評価とは別に、独自に食品添加物の安全性を評価、使用基準を定めている。
▼国際基準、食事情に合わせ判断
毒性上の問題が指摘され、使う必要性も低いと判断した為、着色料の赤色102号、防かび剤のチアベンダゾール(TBZ)など合成添加物20種類と、天然添加物の酸化防止剤・ノルジヒドログアヤレチック酸の計21種類を「不使用品目」とし、これらが含まれる食品は、販売していない。
食品添加物は、食品衛生法に基づき、厚労相が指定した物質以外の使用は禁じられている。例外は、緑茶のようにそれ自体で飲食するものを添加物として使う「一般飲食物添加物」と天然香料。
従来は、指定されるのは合成添加物のみだったが、95年の食品衛生法改正で、すでに使われていた天然添加物489品目を「長い食経験がある」として新たな毒性評価を後回しにして、そのまま使用を認めた。 現在は、合成、天然にかかわらず、新たに指定をしたり使用基準を改正したりする場合は、審査が必要になる。食品に使った場合は、表示が義務づけられている。
<食品添加物の区別> 分類 品目数 例 指定添加物 338 ソルビン酸、キシリトール 既存添加物 489 クチナシ色素、カキタンニン 天然香料 約600 バニラ香料、カニ香料 一般飲食物 約100 イチゴジュース、緑茶 添加物 (まんじゅうの着色などに使用)
▼食品問題研究家、元東京都消費者センター試験研究室長の増尾清さんの話
食品添加物は、表示が義務づけられており、原材料表示を注意してみれば、多くの情報を読みとれる。消費者も勉強し、よい食品を選ぶ力をつけるべき。 ただし安全で健康な食生活は、添加物を注意するといった食品選択ばかりで確保できるわけではない。調理の仕方、栄養バランスなど多くの要因が関係している。幅広い視野で食生活をとらえることが大切。
『 英政府は25日、携帯電話の電磁波が人体に与える影響を明らかにするため、ボランティアに対する実験を含む大規模な専門調査に着手する、と発表した。頭部への影響が懸念されている携帯電話の電磁波については、世界保健機関(WHO)や各国政府が動物実験などをしている。日本でも総務省が昨年、「健康に悪影響を及ぼす確たる証拠はない」との中間研究報告を出しているが、英政府は「安全かどうかをはっきりと国民に示すため、出来るだけ早く科学的に十分な知見を得る必要がある」(保健省)と徹底調査を決めた。 』という記事。
2002/01/20『 高齢者や術後など免疫力の弱った患者を襲う恐怖の菌が、またも猛威をふるった。入院患者7人の死亡が18日明らかになった伊藤脳神経外科病院(東京都世田谷区)。患者らを死に至らしめたセラチア菌は1999年に東京・墨田区の病院で5人の死者を出し、一昨年には大阪・堺市の病院でも7人の感染死を招いた。繰り返される感染死に、どうしたら防げるのか?』、という記事。≪関連記事≫
▼院内感染か7人死亡 24―91歳、10日間でセラチア菌は、自然界に広く存在する細菌で、多くの抗生物質や消毒剤に対して耐性がある。感染しても健康な状態では発症しないが、抵抗力の弱い高齢者や、がんの化学療法を受けている患者、免疫抑制剤を使用している患者では発症の危険がある。 人体に付着していることも多く、常在菌と言える。特に病院では特定の抗生物質に耐性を持ったタイプが広がる傾向がある。抗生物質の使用を抑え、手洗いや消毒を励行するぐらいしか有効な対策は無いというのが実情。
とすれば、いったいどうやって防衛するのか? 私は、人間が持っている自己治癒力に利用することを勧めます。そのためには腸内細菌の善玉菌を意識して取り入れることで、免疫力はかなり向上し、こんな菌に感染する抵抗力を持てるはず。私が長年愛用する一袋1000億個の100%乳酸菌(当サイトの「健康食品のページ」に紹介)は、愛用者なら実感するところだ。
尿路結石の再発予防、動物性蛋白と食塩の制限食が有用『高カルシウム尿症の人は尿路結石を繰り返し発症しやすいことが知られているが、イタリアで行われた臨床試験で、食事中の動物性蛋白と食塩を制限すると、カルシウムを制限する食事療法を受けた人よりも、結石の再発率が5年間で半減することがわかった。ただし、食塩の1日摂取量は2.9gと厳しく制限されており、日本人の平均的な食塩摂取量が12.3gであることを考慮すると、日本人にとってはかなり困難な食事療法といえそうだ。』、という記事。日本人にはかなり困難だという風に結論付けるのではなくて、大いに参考にすべきだと思います。先に紹介した下記の記事をも参考にし、野菜を多く摂るような食生活をすれば、かなり効果的なものになるのではないでしょうか。
▼食塩摂取と高血圧の常識を疑う
http://dandoweb.com/backno/20011129.htm
----団藤保晴の記者コラム・「インターネットで読み解く!」抗酸化作用をうたう健康食品と高脂血症治療薬の併用に注意をhttp://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/163131
MedWave・トピックス (医師も戸惑う健康情報)心筋梗塞後の心室性不整脈が増加すると突然死のリスクが増す。したがって、抗不整脈薬により心筋梗塞後の不整脈を抑制できれば突然死を予防することができるに違いないという理論に基づいてCAST(Cardiac Arrhythmia Suppression Trial)と呼ばれる臨床試験が行われた。ところが、心筋梗塞後、抗不整脈薬(Naチャンネル遮断薬)を投与された群では心室性不整脈が抑制されたものの死亡率はかえって上昇してしまった。
臨床医学の世界ではこのように当初の理論が覆されてしまうことがたびたび起こるが、今回発表された研究もその一つと言える。健康食品の中でも特に抗酸化物質は種々の病気を予防するとしてもてはやされているが、高脂血症治療薬と抗酸化作用をうたう健康食品との併用には注意が必要のようだ。
やはり病気治療のために薬を常用している方は、健康食品の摂取にも注意が必要ということで、「良いもの」でも使用には徐々に時間を掛けて、様子を見ながら、医師とも相談しながら健康食品を摂った方が良いということでしょう。
「代替療法の科学的評価を」、柔道整復師とカイロプラクティックを解説http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/164291
MedWave・トピックス 【かかりつけ医通信】第18号今回は「国民を守るために、代替療法の科学的評価を」と「老人医療について-1-老人医療費と一般医療費の違い」の2テーマを取り上げています。前者では、柔道整復師(整骨、接骨、ほねつぎ)とカイロプラクティックについて説明しています。
http://www.fundely.co.jp/shokuzai/index.htm
----株式会社 ファンデリー業界初の食材・糖尿病食の宅配サービスは、「栄養士が直接お届けする」サービスと銘打っており、 栄養相談等を必要とされている糖尿病の方をはじめ、多くの方の健康にお役に立つサービスと思います。 『栄養士にしかできない、より健康的でより快適なサービス』を目指し宅配サービスと共に、糖尿病食のインターネット販売も行っている。このオンラインショップは、糖尿病食を必要とされている方が気軽にご購入いただけるよう、会員登録の必要はなく、簡単な手続きでご注文でき、翌日配達も可能です。
東京都のスギ・ヒノキ科花粉飛散予測、「前年より少ないが、過去10年間の平均値の最大1.8倍に」『東京都は、「2002年春のスギ・ヒノキ科花粉飛散予測」を公表した。都内におけるスギ・ヒノキ科花粉の飛散数は、過去10年間の平均値より最大1.8倍と多くなるが、昨年よりは若干少なくなると予測している。また、花粉が連続的に観測され始める花粉飛散開始日は昨年より早く、現時点では2月11日〜16日までの間になるとの見通し。』、という記事。『「精神分裂病」の病名変更を検討していた日本精神神経学会は19日、東京都内で理事会を開き、三つに絞られていた新病名案のうちから「統合失調症」を選ぶことを決めた。今年8月に開く同学会総会で正式に決定し、診断書などに新病名を使用できるよう、関係行政機関などに働きかける。 』という記事。▼「精神分裂病」の病名変更へ 精神障害者の家族会が学会を動かす
http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/index.html
学会を動かすきっかけとなったのは、1993年に全国精神障害者家族会連合会(全家連)から提出された意見書だという。
2002/01/13
『フランス人は脂ぎった食事を好むのに、なぜか欧米の人の中で心臓病になりにくい。「フランスの逆説」といわれ、赤ワインの効用だとささやかれてきた。その仕組みを英クイーンメアリー大の研究チームが証明した。 』という記事。この種の研究成果が、又ひとつ付け加わった事になります。赤ワインに含まれる色素の一種ポリフェノールが、動脈硬化に関係した物質で、心臓病の遠因ともいえるエンドセリン1(ET1)に、遺伝子レベルで働きかけて抑えられることを確認した。
≪参考≫
◆ 徹底検証ワインパワー (発掘あるある大事典(フジテレビ))◆ ワインと心臓病予防
-------近藤 和雄(国立健康・栄養研究所 臨床栄養部)氏の論文
アルコール過飲者と共に、アルコールを全く飲まない人も死亡率は高く、適度の飲酒者の死亡率は低く、このアルコール摂取量と死亡率の関係は、J字カーブを示す。この現象については、適度のアルコール摂取が善玉と呼ばれているHDLを増加させるために心臓病を防ぎ、死亡率を減らすと考えられてきたが、「赤ワイン」の心臓病予防作用を理解するためには、動脈硬化とコレステロールの新しい関係を知ることが不可欠であるという・・・・。
国立病院における医療事故報告書の情報開示基準示す、内閣府の情報公開審査会『内閣府の情報公開審査会は、国立病院などにおける医療事故の報告書に関して、患者個人の識別に直結しない医療事故名や事故に関する医療行為名・原因、市販の「職員録」(財務省編)に記載されている主治医や術者の氏名などは開示すべきと答申した。医療事故の公表をめぐる問題は社会的要請と個人の権利利益の保護との両立を十分考慮して議論すべきとしている。情報開示請求を受けていた厚生労働省は、事故報告があったということ以外の情報を開示していなかった。』、という記事。カプセル型内視鏡など「近未来の医療技術の進歩」を特集http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/163157
MedWave・トピックス 【かかりつけ医通信】 第17号
国産のカプセル型内視鏡「NORIKA V3」を医療用カメラメーカーのアールエフ(長野市)が、世界初のバッテリーレス方式のカプセル型内視鏡を発表た。昨年の5月にイスラエルのギブンイメージング社が開発した錠剤サイズのカプセル型カメラ「M2A」の欠点をカバーし、しかも画像の質が鮮明で、操作もしやすく、価格も低く抑えられるというものです。検査の質の向上、また近未来に実用化される程、ほぼ完成に近づいていることなど医療界にとっても驚きです。そしてもう一つの話題は、アメリカで2000年7月に認可された「ロボット手術」に関するものです。
≪参考≫
▼コンピュータ外科(CAS) : 研究と成果 / 日本の医療福祉ロボットの最先端▼医療用カメラメーカーのアールエフの世界初バッテリーレス方式のカプセル型内視鏡
▼内視鏡技術の将来展望と夢
ロボット技術、バーチャルリアリティとカプセル型内視鏡 / オリンパス
コンビニに発芽玄米おにぎりなど、ヘルシーランチ続々
『コンビニご飯」といえば、合成保存料などの食品添加物を多用しているイメージがあり不健康な食事の代名詞と思われているが、調理や流通技術の向上で、最近は保存料などの添加物をあまり使わなくてすむようになってきた。さらに、現代人の食生活に不足しがちな食物繊維やミネラル類を補える玄米、野菜、小魚などをたっぷり使ったメニューも増えている。』、という話題。≪記事の概要≫
保存料、合成着色料不使用の先鞭は、冷凍の弁当を店頭で解凍して売る「am/pm」の「とれたてフローズン弁当」。このシリーズには、白いご飯の代わりに、ミネラル類が豊富な五穀米や麦ご飯などを使ったメニューもある。
セブン-イレブン・ジャパン広報室によれば、2001年10月からは「セブン-イレブン」が、総菜や弁当、調理パンなどから、保存料と合成着色料を完全に排除し、おかずに使うウインナーなどの加工品も、保存料・合成着色料不使用にしているという。また「ミニストップ」も3年前から、弁当や総菜などに合成着色料を使用せず、保存料については、2002年4月までには天然保存料に切り替え予定、将来は怺ョ全不使用を目指すという。ヘルシーコンビニメニューの目玉と目されるのが、健康効果抜群の「発芽玄米」を使った「ローソン」の「発芽米おにぎり 青しそちりめん」。1月8日に発売予定。このほか、わかめちりめん麦ごはんと筑前煮をメーンにした「手作り総菜 弁当」(450円)などもあるという記事。
≪とし坊のコメント≫
ここで気をつけてもらいたいのは、先ず環境ホルモンに対する配慮だ。間違ってもプラスチック材料の包装や容器のままで電子レンジに掛けて温めないこと。 食材は健康素材かもしれないが、レンジの加熱により包装材から環境ホルモンが溶け出てしまったものを毎日口にする訳にはいかない。 環境ホルモンは例え微量でも生殖系に影響を与えるので、将来的に子供が出来難くなる。
そして、次に気をつけたい事は、野菜系の副食を一品程度付けて食事内容のバランスを考えよう。おなかを膨らませるだけでは、決して健康的な食事の内容ではないのだから。それが出来ないなら、野菜果物系のサプリメントを利用するのも良いかもしれない。 当然、私は利用している。≪参考≫
▼日経ヘルス
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html▼野菜果物系のサプリメント・「ジュースプラス」
http://www.mmjp.or.jp/ohji/prod04.htm▼「化学物質まみれの食品」から身を守る法(『週刊読売』) / Health Media
http://www.health-station.com/topic70.htm
2002/01/06身の回りは耐性菌だらけなのだhttp://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/161571
----MedWave・コラム・医師も戸惑う健康情報 2001/12/21『12月9日の朝日新聞に「『第三の耐性菌』広がる」という見出しを見つけた。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に次いで問題となっている多剤耐性のアシネトバクターが病院で広がっているという。しかし、現実的には黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌の6割がMRSA、メチシリン耐性表皮ブドウ球菌(MRSE)であるばかりではなく、肺炎の主要な起炎菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌でもペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、β−ラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性インフルエンザ菌(BLNAR)といった耐性菌が増加しているのである。すでに身の回りは耐性菌だらけなのだ。』と、耐性菌と抗生物質投与の問題を論じています。耐性菌が増えてきた主な原因が抗菌薬の不適切使用にあるが、未だに日本の多くの医師は、ウィルス感染である急性気管支炎などに対し、抗菌薬が効かないのになぜ安易に抗菌薬を処方するのだろうか。
この筆者の場合、或る高齢の患者さんを診察し、軽い咳だけで発熱も無いので、鎮咳薬を処方した所、後日苦情を言われたという。 この患者さんの場合、その後高熱が出て、簡単に再受診できない状態であったので、あの時に抗菌薬を処方してもらえていれば・・・という、不満が出たというもので、このような経験すると予防的な措置として抗菌薬を処方したくなるのが心情かもしれない。
又、患者側にも過去の経験や知人の言葉から抗菌薬を処方してもらうことで、自分はそれなりに重症であったのだという自己満足を得たい人もいる為に、医師の処方行動にも影響を与えるのではないかと分析している。日本感染症学会と日本化学療法学会の編んだ「抗菌薬使用の手引き」の最初の部分には、抗菌薬利用の際には三つの観点が必要であると書かれている。
1.患者を治す−個人防衛
米国での研究によれば、抗菌薬をそのまま処方するよりも抗菌 薬が無効であることなどを丁寧に説明をした方が患者の満足度が高いという。患者さんに正確な情報を与えることも医師の重要な役割であり、これにより医師患者関係はより良いものになるはずだ。
2.耐性菌を増やさない−集団防衛
3.医療資源の有効活用−社会的防衛
日本の場合、抗菌薬が無効であること、抗菌薬が必要なのはどのような場合なのかなど、一つひとつ説明することは、忙しい日常臨床の中では大変であり、効率の面で抗菌剤を処方してしまった方が、患者の満足度も高くなると考える医師が多いのではないか。
このように、医師が抗菌薬を処方するか否かという判断の裏には、様々な意味がこめられている筈なのだ。と、結ばれていますが、耐性菌が蔓延してきている現実を直視するならば、効率を優先し営利主義に走る医師側のモラルに問題がある様に思われます。
医師側に耐性菌を増やさないという集団的防衛且つ社会的防衛に対する責任感の希薄・欠如した方が多い結果の現れがこのような現象を生み出しているというのが、真実なのではないでしょうか。この為にも、自己防衛手段として、腸内細菌の善玉菌を増やし免疫力を高める事により、病気に罹り難い体質を作ることの重要性を説く、お医者さんが身近に現れる事を希望致します。でも、そんなことすれば、商売あがったりですから、無理かもしれませんね。
▼愛知県の病院で第三の耐性菌広がる 全国波及の恐れも(12/9朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/feature/K2001120900060.html▼(財)日本抗生物質学術協議会・医薬業界情報(抗菌薬・感染症)
http://www.antibiotics.or.jp/jara/information_top.htm▼とし坊 の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」
http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/saikin.htm
あなたのダイエットにぴったりの朝食はこれっ! <2001年6月号>
話題のダイエット法で体脂肪撃退! <2001年5月号>
世界が注目する日本の伝統食のダイエット効果 <2001年3月号>
ストレッチ&エクササイズで筋肉をほぐす日曜日は「りんごダイエット」 <2001年1月号>
「なべはダイエットにうってつけの料理!」 <2000年12月号>
倍速ダイエット「運動前のカフェインで体脂肪が2倍燃える!」<2000年11月号>
ダイエット2000-2001「同じように食べても太りやすさに差があるのはなぜ?」 <2000年10月号>http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0106back/toku1.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0105back/toku1.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0103back/toku1.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0101buck/toku2.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0012buck/toku1.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0011buck/toku2.html
http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/0010buck/toku1.html
----日経Health・過去の特集2001年度の日経ヘルスの特集記事における、ダイエット関連の情報を纏めてみました。
それにしても、凄い数ですね。いかにダイエットについて皆さんの興味が集中している事が良く判ります。でもダイエットに対する切り口は違う様に見えますが、よく中身を分析していただければダイエットの基本は同じ所にあります。その基本となるところが何処なのかを見極める事で、自分に合ったダイエット方法を見つけていただければ幸いです。
- 基本は、和食にあり。
- 毎日の生活パターンにおける自分の消費カロリーよりも、摂取するカロリーを多く取らない事。
- その為に、体重計により体重をチェックする事。
- 余分な脂肪をを減らす基本は、野菜・果物・穀物・根菜類を沢山食べること。
- 朝食は抜かないで、3食をきちんと取ること。朝おなかが減った状態にする為に、夕食は早めに取り多く取らない事。
- 清涼飲料水を取る事を止めて、水を沢山飲む事。間食はしない。
『「健康で長生き」はいつの世も変わらぬ願いだが、がんの予防と長寿は、もしかすると両立が難しいかも。米ベイラー医大などのグループが、マウスでのがっかりする実験結果を英科学誌ネイチャー3日号で報告した。 』という記事。≪記事の概要≫
代表的ながん抑制遺伝子p53の働きを大幅に高めた変異マウスを作り出した。がんの発生は大きく減ったが、半面、平均寿命も2割近く短くなった。体重や筋肉量も少なく、背骨が湾曲したり骨がもろかったりして、けがの治りも悪かったという。
p53の主な働きは、細胞分裂を止めたり、DNAが大きく傷ついた細胞を「自殺」させてがん化を防ぐが、p53の機能が過剰になると、皮膚や骨などの組織を補充している幹細胞の分裂まで妨げるためではないか、とみている。
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