便秘と下痢:3 食物繊維は火を通して

 1994.09.06 朝日新聞 夕刊

 
(著作権の関係上、内容をそのまま全て掲載出来ません。 概要として纏め直して掲載しています。)
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 便秘対策植物繊維を多く含んだ食べ物(ホウレンソウやレンコン、イモ類、それに海草類や黒パン、ミカン、リンゴなど)がいいことは良く知られている。

では、なぜ繊維が便秘にいいのか?。理由は主に三つ。

 (1)腸管を刺激する

 (2)便を固くする

 (3)腸内細菌を育てる、―― 働きがあるから。

さらに、繊維の多い食べ物には、血圧を下げる働きもある。

 胃腸の消化・吸収能力が弱まっている人は、脂肪の多いものは十分消化できない為に便秘を招くことがあるので、控えることが必要。

又、食事はサラダのように生で食べるよりも、火を通すことにより繊維がやわらかくなるので吸収しやすくなる。

 腸の働き、つまり消化・吸収を助ける善玉の細菌である乳酸菌やビフィズス菌を供給する為に、ヨーグルトなど乳酸製品を採ると良い。

 便秘がちの人は、繊維分が少ない加工食品を避けたほうがいい。

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