月刊がん 2001年11月号( vol.25)の 「私のBOOKマーク」への掲載記事 |
プロフィール30代後半まで慢性便秘に苦しむ。克服方法を模索しているとき、ある乳酸菌に出会い、健康を取り戻した。それ以後10年以上の愛用暦を継続し、老化防止を模索中。
本文
6年前、その経験を公開すべく、ホームページを開設。同時に、これはと思うネット上の長寿の秘訣を記した情報を収集し、整理分類して掲載。加えて自ら実践した健康法をもとに、腸内細菌と食の大事さ、環境汚染の影響から身を守る法など記事を選別、編集加工して、さながら健康情報のデパートのようなホームページ(HP)を構築した。その中にはガン予防と食餌との密接な関係についての記事を満載しているページもある。
薬以外の方法で自己治癒力による健康を手に入れたいと思っている人の目にとまって、一人でも多くの方への健康への援助ができればと願っている。HPを開設して6年、いつの間にか1日のアクセス数が300件を越えるようになり、 メールマガジンも発行する羽目に。
会社勤めでは、40歳後半に味わう窓際族の悲哀を感じながら、定年後の生きがい活動を模索する意味で、「健康生きがいアドバイザー」「生きがい情報士」の資格を取得。99年からは生涯学習ボランティア活動も始め、講演や講座を通じて健康と食餌の大事さをアピールしている。また98年から日刊メルマガ「WebCatch」への健康情報を3年間書き続けた。「パソコン批評」ではソフト批評を約3年間連載。パソコンにも精通している。ネット上の健康情報を集めるようになったのは、慢性の便秘に悩まされていたことが直接のきっかけです。たぶん仕事のストレス等が原因だと思うのですが、ひどいときは1週間に1回くらいしか便通がなく、苦しくてあぶら汗が出るほどでした。母親が卵巣がんで亡くなっていたこともあり、このままでは自分もガンになって死ぬんじゃないか。何かしなければ・・・と思ったのです。
悩みが便通ですから、集める情報は食・腸内細菌に関することが中心です。食と生活習慣病は密接に関係していますので、必然的にその方面の情報も見ることになります。当初は「goo」などの検索エンジンにキーワードを入れて検索していたのですが、ウィンドウズ95の時代でモデムも低速だった為、1時間首っ引きでパソコンに向かって、引出した成果を見て愕然となるくらい効率が悪かったものです。電話代もすごかった。ISDNに乗換えてやっと検索スピードが上がりました。
とは云ってもそれが仕事ではないのですから、毎日、ちょっとずつネットサーフィンをして、気にかかったものをBookマークへ入れておく。週末に溜めておいたものを読み直し、気に入ったものをリポートしてホームページへ入れていくという作業の繰り返しでした。ここ数年は他のメールマガジンの購読を通して情報を入手、その中からベースとなる情報を選んで、不足する分野の情報を検索エンジンで探すという手順に変わってきました。役に立つ記事かそうでない屑記事かは、ページを開いた瞬間に判るようになった。タイトルの付け方、ページ構成の仕方が見分ける基準。繰り返しネットサーフィンをやっていると、なんとなく臭うようになります。情報も蓄積されてきて自分の基礎知識も増えてくるからでしょうね。要は慣れと関心の深さで、誰でも出来る?ようになります。
最近、検索エンジンは「google」を利用します。速度が速いし、検索結果の精度が高い。結果がリンクの重要度によってランク順に出てくるところを利用し、逆検索できるところが面白いですね。意外なところに私の記事が無断で載ってたりして(笑)。
自分の健康の為にと始めたことですが、次第に訪問者も増えてきました。最初の1〜3年は日に数件のアクセスでしたが、翌年は10〜20件、次の年は50〜100件。ここ1年で一気に増えて300〜400件になりました。
今年になってメールマガジンの発行を始めました。以前は投稿する立場だったが、最近は簡単に個人で出せる状況になってきましたので、自分で発刊したのです。
時々メールが舞い込みます。「記事を楽しく拝見しています」とか、「○○のことを書いていただけませんか」といったリクエストも来ますね。そういうメールはやっぱり嬉しいし、励みになります。気が乗ったら調べて記事を書くこともあります。
98年に、健康生きがいつくり開発財団認定の健康生きがいアドバイザーを、翌年には生きがい情報士の資格を取り、生涯学習センターや公立の会場で、「仲間作りを目指して ホームページの作り方」「インターネットによる健康情報の読み方」というような講座も受け持つようになりました。参加者は高齢者が多いのですが、こういった場は私にとっても張り合いのひとつになっています。
★「とし坊」さん自身のサイト
▼「おなか健康!不老の秘訣!?」
★「とし坊」さんのBookマーク
http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/
自分の健康をより一層高めるためのWebレポート集。7年にわたって取捨選択されて洗練されてきたサイトは、健康情報のデパートといった感。情報の利用は自己責 任が伴なうもの。元々病気となるには、長年の食習慣なども災いしているのだから、医食同源という関りを理解してから、このサイトをご利用下さい、と断っている。▼ヘルスメディア
http://www.health-station.com/
日米を中心に世界の健康関連情報をピックアップして発信しているサイト。食に関する情報を筆頭に、テーマ別に時系列で追って紹介しているので、経緯がわかりや すい。編集部が今年の3〜4月にかけて読者に応募を呼びかけて、その結果をもとに出した「健康・医療サイトBEST30」も掲載されている。▼か・ら・だ / け・あ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/
読売新聞に載った医療・介護関連の記事を再録したサイト。「医療ルネサンス」など、定評のある記事が多く、見やすく編集されている。健康関連のサイトでは、数ヶ 月経つと消えてしまう情報が多いなかで、数年前の記事が検索できるのはありがたい。記録性のあるサイトとしても貴重。▼Ohji inter health
http://www.mmjp.or.jp/ohji/
とし坊さん自身が試し、120歳への老化防止?を実践している健康食品を紹介しているサイト。入手方法も案内している。