豆腐の栄養

「畑の肉」といわれる大豆から作られた豆腐は、おいしいばかりでなく、

高たんぱく質、低カロリーの健康食品です。

豆腐に含まれているさまざまな栄養について調べてみました。

    

豆腐に含まれる主な成分と働き

大豆たんぱく質 コレステロール値や中性脂肪値を下げる作用や、免疫緑を高める作用がある。また、人間のの体内では合成できない9種類の必須アミノ酸がすべて含まれているほか、必須不可欠なアミノ酸が多く含まれている。

 

サポニン 抗酸化作用が強く、老化を促進させる活性酸素の働きを抑える。また、血圧の上昇を抑えたり、動脈硬化を防いだり、がんの発症を抑制したりする。

 

イソフラボン 女性ホルモンと似た働きがある。更年期障害の改善、骨粗しょう症の予防、乳がん、前立腺がんの発症をおさえるはたらきがある。

 

カリウム ナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きがある。細胞の浸透圧をいじしたり、腎臓における老廃物の排泄を促す作用や、筋肉の伸縮を円滑にする作用がある。

 

レシチン 脂質で、新陳代謝に欠かせない物質。コレステロールを溶かし、血液をさらさらにし、血栓や動脈硬化を予防する。また、脳細胞を活性化させ、集中力を 高めたり、脳の老化を防ぐ。

 

脂質 大豆の脂質の約85%は不飽和脂肪酸で、その中のリノール酸とリノレン酸は、血中のコレステロールを下げる働きをする。

 

カルシウム 骨や歯を作るために必要な成分。骨をじょうぶにし、骨粗しょう症を防ぐ。神経の興奮を鎮めて精神を安定させる作用や、血圧を安定させる作用などもある。

 

オリゴ糖 大腸の中でビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のえさになって、これらのきんをふやすはたらきがある。大腸に善玉菌が増えることで大腸菌などの悪玉菌の増殖が抑えられ、免疫力が高まる。

 

ビタミン ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えたり、脳の中枢神経や末梢神経の機能を正常に保つ働きがある。ビタミンB2は、健康的な皮膚を作るほか、動脈硬化や老化を促進させ発がん性もあるといわれる、過酸化脂質ができるのを防ぐ。ビタミンEには、血行促進、老化防止作用がある。

主な豆腐の栄養(100g中の成分 五訂食品成分表より)

(付記 凍り豆腐 エネルギー529kcal カルシウム660mg)

木綿豆腐1丁はおよそ300gほどです。

いろいろな豆腐をさまざまな料理法で味わってみましょう。

揚げだし豆腐