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下丹田強化
  
 丹田の「丹」は気エネルギ―、「田」は畑を意味します。

 私たち人間の「気を集め耕す内丹田」は眉間奥の上丹田、
 胸の中央にある中丹田、ヘソ下3寸にある下丹田の「3丹田」です。
 
 上丹田は神(しん)を蔵し、中丹田は気を蔵し、下丹田は精を蔵す、
 とされています。 精が充ち、気が壮んになり、神が明るくなる=精
 充気壮神明の原理はよく知られている事実です。

 悟りのためには 先ず下丹田の強化が大事です。

 精の字は米と青=食と呼吸を表します。
 下丹田の気は 食べ物と呼吸を通じて得られる気です。
 下丹田が主に肉体の健康を支えていることが解ります。

 この下丹田にエネルギーを集め、循環させるために大事なことは
 姿勢と呼吸です。
 


 正しい姿勢  ~尾てい骨を巻く~
 私たちの姿勢は普段 上の図のように緩やかなS字曲線を描いて
 います。
 この姿勢は心身を柔軟に使うには適していますが、エネルギーを
 溜める姿勢ではありません。

 蓄
のシステムを作り出すために 骨のS字曲線をJ字の形に創る
 のが効果的です。 蓄気の姿勢を作るには
 1.股関節を十分ほぐす必要があります。
 2.楽な姿勢で立って 股関節を広げて お尻をそのまま落とし
   肛門を閉めると(騎馬姿勢)J字が 創れます。


 
 呼吸法のヒミツ ~空けると満たされる~
 私たちの体内、心のうちには 多くの老廃物、余計な心配や悩み、
 感情がいつのまにか溜まっています。

 食生活や汚染された環境によって もたらされた毒素だけでなく、
 いらない習慣、ストレス、混乱しそうなほどの情報など・・・
 こんな自分の体と心を空っぽにして 本当の自分を見つけることが 
 呼吸法の最高の目的です。 息の仕方は生き方とも言われます。

 不安だから、何かにしがみつこうとしたり、求めようとして
 余計なもので心と体を満たすのではなく 全てを明け渡して
 シンプルになることこそ 健康で輝く生き方を実践する道なのです。



 
 丹田蓄気のエクササイズ

 1.準備
 床に横になり両手の親指をおへその上に当て、中指を下丹田に置きま
 す。尾てい骨を軽くまき、全身をリラックスし 仙骨部位を床にくっ
 つけます。口を開けて吐きだし、体の力を抜きます。
 2.蓄気姿勢
 足を上げて、膝を90度に曲げて、かかとを押し出します。足は両膝
 の間に拳が一つ入るくらいに開き 平行になるようにします。
 仙骨部位は床に触れるようにします。



 3.運気の姿勢
 下図が運気の姿勢です。つま先を頭の上にあげ、床に触れるよう
 にします。かかとを押し出し、つま先を掴みます。
 両膝を伸ばして真直ぐにし、かかとは押し出してつま先を掴みます。
 つま先に触れることができない時足首か膝、太ももを持って下さい。
 尾てい骨は持ちあげますが 頭は上げません。肩と胸はリラックス
 してください。身体で一番長い膀胱経絡が刺激されます。



 4.蓄気の姿勢に戻ります。                
 5.整理の呼吸
 両足を下ろしながら膝をゆっくり曲げて胡坐を組みます。手を下腹部
 において、中指を丹田に置きます。床に仙骨部位をつけ、体をリラッ
 クスします。
 命門から エネルギーが渦を巻いて入り 湧腺から出ていくイメージ
 で自然な丹田呼吸をします。
           
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