続いて空を設定しよう。峡谷とくれば、誰が何と言おうと夕焼けだ(なぜ?(^^;)。ということで、やはり「空と霧」のプリセットの中から選ぶ。普通の夕焼けもあったが、この「インディアンサマーの日暮れ」の方が峡谷に合っていると思うので、これを採用。
もちろん細かい調整はいくらでもできるが、今回はお手軽にCGを作るので、用意されているものをそのまま使ってしまおう。要は、自分が望んだとおりの絵ができあがればいいのだ。
ここまできたら、どんな感じの風景になったか一度見てみたくなるのが人情というもの。
Bryce2には「ナノプレビュー」という非常に便利な機能がある。これは、画面左上に常に表示されているもので、右図のように小さい画面でレンダリングしてくれるのだ。小さいからすぐにレンダリングも終わるし、大まかなイメージもつかめる。基本的にクリックするたびに更新されるが、設定によってはなにか物体を移動・加工したり、カメラ位置を変更するたびに更新するようにもできる。マシンパワーのある環境ならそうしておいてもいいかもしれない。
ナノプレビューではわかりづらいときは、実際にレンダリングしてみよう。といっても、普通にレンダリングしていては時間がかかるし効率も悪い。こういうときは、高速プレビューモードでレンダリングしよう。
画面左下のレンダリングボタンのうち、左から2番目のボタンを「ポチッとな」と押しておくと、高速プレビューモードがONになる。このモードは荒い成分と細かい成分のみレンダリングし、中間成分を使わない。そのぶん高速にレンダリングできるのだ。
このモードをONにしても、レンダリング自体はレイトレーシングで行われる。そのためプレビューといっても少し時間はかかるが、いつでも途中で止められるし、指定した部分だけのレンダリングも可能だ。前述のナノプレビューもうまく活用していこう。
とりあえず、高速プレビューONでレンダリングしてみた。