仕事でハワイにいっていたので、あんまり読んでない…
ハワイに仕事で行く事になり、ハワイ関係の紀行文を探してみたが結構少ない。単なる旅行ガイドは多いが、ポリネシアン文化や歴史に立ち入ったモノはほとんどない。これは数少ない紀行文の一つ。
「シンラ」に1994年2月から1995年10月に断続連載したもの。現在のハワイが成り立つまでの歴史的な部分が丁寧に説明され、ポリネシアン文化にも深く言及しなかなか面白かった。シニカルな歴史観も好感がもてる。
著者は1950年に渡米、ホノルルで二年間研修医の生活を送り、1974年にハワイ島ヒロで開業医となる。1994年に帰国して現在、神戸海星病院勤務。「ハワイイ紀行」に比べればずっと観光的な話題が多いけど、実際の生活に密着した話題が多く、さすがに住んでいただけある。
「まっかなホント」シリーズは、興味がある国だけ読んでいる。まあ、他の国と同じで、興味があるのである程度は判っているが、それを片っ端から羅列してあるのは面白い。
中華思想、食へのこだわり、家族や友人のネットワークを徹底的に利用するコネ社会、ギャンブル好き、などなど。
「日本人は永遠に中国人を理解できない」は中国文化を理解出来ないものとして解説していて好きじゃないけど、この本は面白い。
オリジナル小説の第5弾。ガン治療のダイマー研究所の焼け跡を警備中のガードマンが、超即効性のウィルスにより体内の臓器が破壊され死亡した。モルダーとスカリーは、関係者の後を追うが…。
このシリーズは最初の2冊は読んでいるが詰まらなかった。これは、まあ読めるレベルではある。新しいモノは無いし、展開も平凡だし、なにより主人公のモルダーとスカリーの人間味が出てない。ナノテクがちょっと面白かったぐらい。
日本語の奥付ではTVの製作者であるクリス・カーターの名前がはいているが、英語の著作権表示には入ってないのは何故か?
「訳者あとがき」はほとんど愚痴ばかり。途中12章分のフロッピーが読み出せなくなって訳し直したらしいけど、バックアップをちゃんと取るなり、プリントしておくなりしないものか?
著者は米国ヨークの元牧師で、1970年にオーストリアの友人から入手した<実在の人物>であるフランケンシュタインの日記を編集整理したのが本書、と主張している。しかし、著者は刊行直後に急逝というのが余計アヤシイ。もちろん、偽書であろうが、まあ、イラストとか凝っているので適度には楽しめるけど。
二谷友里恵との離婚までの経緯など。暴露本でも、誹謗中傷本でもなく、離婚の原因は自分にあるけど未練たらたら、といった内容。後藤久美子との話や、ハワイ旅行中にかかってきた松田聖子の電話など、なんか無意味なエピソードも入っている。もしかして単なる自慢話なのか。
読み終わってみると、こんなバカな本を読んでしまった自分が悲しい。内容もつまらないけど、文章もつまらない。貧困な語意と陳腐な言い回し。最近のタレント本ってホントにタレントが書いているんじゃないかと思わせる程、文章のレベルが低いが、本人が書いているのだろうか?