Taylor Made ICW11 ゴルフを始めて最初に買ったアイアンセットでした。ヘッド内部が中空構造になっていて見た目はマッスルバック、機能はキャビティという優れものでした。しかし、今思えばこのころのクラブはミスの許容範囲が狭く、スポットを外れると距離、方向性とも極端に悪くなるクラブがほとんどでした。そんな中でもこのクラブは、見た目まあまあで、使い勝手もそこそこという感じでした。
MIZUNO MS207 2代目のアイアンは、ミズノのハーフキャビティ。ヘッドの裏側のえぐれは申し訳程度についているだけで、ほとんど機能的にはマッスルバックと変わりません。ただ、打球感はしかっりと手に残り、ナイスショットの感覚は申し分ないアイアンでした。シャフトがDGーR400だったので、今思えば少し重すぎた感じがします。(5アイアンで430gはあったと思います。)
MIZUNO ツアービッグSL305 3代目は、初代ミズノツアービッグアイアン。このクラブの特徴は、顔の感じはPING EYEに良く似ていて、ネックの所がぎゅっと絞ってあり、その分のウェートをヘッドの周囲に持っていきスィートスポットを広げたという点です。また、もう一つの特徴は、、番手ごとの設計です。スコア−ラインの数を変えたり(ショートアイアンはスピンがかかるように数を増やす)、ネックの長さを変えることでスィートスポットの高さを変えたりと、徹底した番手別設計がなされています。それまでのクラブがロングアイアンは重心が高くなりがちだったのですが、このクラブはその点をを初めて解消したクラブでした。(今では当たり前ですが・・)
MIZUNO T−ZOID PRO
4代目はT−ZOID PRO。ツアービッグはやさしいクラブでよかったのですですが、やっぱり、見た目のカッコ良さがいまいちですぐに飽きて、今度はシャープなイメージのT−ZOIDにしました。シャフトはKV−PLUSのRを選択。これは大正解でした。カーボン独特の頼りなさもなく、粘りがあって結構気に入って長く使いました。打感もキャビティ+カーボンの割にはしっかりと手に残る感じのいいクラブでした。ただ、ミスショットをカバーしてくれるやさしさはほとんど感じられませんでした。そこさえ我慢(クリヤー)出来れば、最高のクラブです。
MIZUNO T−ZOID COMP 5代目は、T−ZOID COMPT−ZOIDのアベレージ向けのクラブということで、PROよりひと回りフェースが大きく、低重心、スィートスポットも広く設計されていました。T−ZOIDが気に入ってたのですぐに乗り換えたのですが、私にはシャフトが合いませんでした。62g(R)は軽すぎて、だんだんと手先のスィングになってしまい、ここぞという時に引っ掛けが出てしまい、いまいちの選択でした。
PRGR Data601 、6代目は、PRGR Data601。さすがというかこのクラブはほんとに良く出来たクラブでした。重心高、重心深度、重心距離など、すべて番手別に設計、なおかつその精度もぴか一(私には感じませんでしたが、クラブ評論家はそう言ってました)らしいです。確かに、形はオーソドックスですが、打ちやすさ、ミスの許容範囲も結構広く、とても使いやすかったです。シャフトはDATA M−40で、重量はスチールに近い80gから100g(これも番手別)しっかり振れてなおかつ振りやすいシャフトでした。気に入って長く使ったクラブです。
MIZUNO T−ZOID PRO限定 7代目は、また、T−ZOID PRO。今回のは限定版ですが、普通のものとヘッド性能は全く同じです。メッキの方法と、バックフェースのデザインが若干違うだけです。ただ、シャフトがライフル6.0で、スチールシャフトを使いたかったので選んだクラブがたまたまT−ZOIDだっただけです。相変わらずシャープな打感、狭いスィートスポットに悩まされ、1年くらい使って手放しました。ただ、スチールシャフトの感触は大変よく、手打ちスウィングではうまく振り切れないので、ゆったりと体で振っていくイメージが持てて、好感触でした。
PING EYE 2+ 8代目は、なつかしのPING EYE 2+。発売から10年以上たってもUSツアーではいまだに愛用者が多い名器中の名器。一番早くキャビティ構造を取り入れた画期的なアイアンでした。バックフェース真ん中の赤い点はライ角を表し、ゴルファーの体格やスィングにあったライ角を選べる方式です。オレンジ、赤、青、黒、白の順(まだ他にもありますが)でアップライトになっていきます。標準的な日本人なら赤か黒が丁度いいと思います。これの前にオレンジを使ってみたのですがややフラットすぎました。(身長173cmで)シャフトはオリジナルスチールのRを選択、硬さは丁度よかったです。しかし、スチールシャフトの重量の割りに重心距離が長いので、かなり力がないと気持ちよく振りぬけません。ラウンドの後半はハッキリ言ってしんどかったです。(通常重心距離が長いと、ヘッドを返すのに力が必要。そのため、この手のクラブはカーボンシャフトが多い。)さすが、パワフルなアメリカ人をターゲットに作られたクラブだと思いました。
MIZUNO MS11 9代目は、これまた懐古主義のMS11。ピンアイで経験したとおり、スチールシャフトにはコンパクトヘッドじゃないとシンドイので、バリバリのプロモデルを選択。意外と低重心で球はあがりやすく、シャフトもやわらかめのプレシジョンFMだったので、とても使いやすかったです。(振りやすかった)ジャストミートの手ごたえは、やっぱコンベンショナルにかなうものはなく、多くのUSツアープロが使うのもうなづけます。しかし、ミスはミスとして、飛距離、方向性とも正直に現れますので、練習量が減るととたんに当たらなくなります。ゴルフの技術をアップさせるには最適のクラブです。アベレージゴルファーとしては練習用に持っていたいクラブです。
BRIDGESTONE JOEキャビティUS 10代目現在のセットはJOEキャビティUSスペック。かなりストイックなクラブを使っていたので、ここらでちょっとだけやさしめのキャビティ+カーボンシャフトのアイアンへ変更。ただ、やさしいだけだとすぐに飽きるので、見た目、機能もそこそこのJOEキャビをチョイス。特に際立った特徴はないのですが、MS−11スチールシャフトからの乗換えだけに、ロングアイアンのやさしさはぴかいち。、カーボンシャフト(3,4年ぶりに使ってみたけど)の振りやすさと、スウィートスポットの広さはゴルフを大分楽にしてくれます。芯をはずしても飛距離はあまり落ちないし、練習をさぼってもそこそこの球は打てるのは、ほんと助かります。ゴルフ自体は下手になりそうだけど、アマチュアにはこういうクラブがいいんだということを実感させてくれるクラブです。
私の趣味といえるものの一番は、月並みですがゴルフです。23歳からはじめて、今年でゴルフ歴14年になりますが、
腕前のほうはここ数年横ばい状態で、かろうじて年間平均でボギーペースを維持しているような状態です。
こんな、絵に描いたようなアベレージゴルファーですが、道具やコースに対する興味は人一倍強くて、ちょっと飛ぶクラブ、
真っ直ぐ飛ぶクラブがあれば試してみるのが、最近では本来のゴルフプレーよりも楽しみの一つです。


まあ、違った言い方をすれば、スコア−の悪いのを道具のせいにして、コロコロ買い換えているんですが、
それがまた、ゴルフの楽しみ方のひとつかなあなんて自分に言い聞かせています。
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