Mount St. Helens


「Lava Dome」は、1980年の噴火の際に出来た溶岩ドームで、
6年間に渡って成長、崩壊を繰り返し、最終的には
直径1kmに達したそうです。
(写真ではわかりにくいのが残念です。)


『ジョンストン・リッジ展望台』からの眺めです。
ここはセント・ヘレンズ火山に最も近い所(火口までの距離約8km)で、
噴火の際にここで観測をしていて犠牲になった火山学者を
偲んで名づけられたそうです。

ここでもフィルムを見ることができます。
日本語説明のトランシーバーの貸し出しがあるので、
利用するといいでしょう。
(もちろん私は借りました。(^ー^;)


この日の天気は良かったもののダストが多く、
セント・ヘレンズ山の眺望はイマイチでした。
それでも、こんなに迫力のある景色を見たのは初めてでした。

荒野ですが、植物が観察できます。
噴火の1年後には、ルビナス(ハウチワマメ)が
発見されたそうです。


『Coldwater Lake』です。
「cold」と言うからには冷たいのか?と旦那が確かめた所・・・
あんまり冷たくなかったそうです。(^ー^;


セント・ヘレンズ山周辺では、シマリスがたくさんいました。
人懐っこく、餌をもらいに近寄ってきます。


帰りに『NORTH FORK SURVIVORS』という
お土産屋さんに寄りました。
この写真にあるお家、1980年の噴火の際に、
1.5m程埋まってしまったそうです。

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セント・へレンズ山周辺は噴火後のそのままの状態を維持しています。
なので、荒野という感じの山がたくさんです。
『ジョンストン・リッジ展望台』に行くまでの間、
思わずB'zの「RUN」(♪荒野を走れ〜 どこまでも♪)を
歌いたくなったほどです。(^ー^;

日本でも富士山の噴火がそろそろでは?と騒がれている中、
セント・ヘレンズ山に行ったことはとても良い経験だったと思います。
私の実家は静岡。
富士山が噴火したら、きっと大打撃を受ける所だと思います。
決して他人事ではないんですよね。

フィルムを見た中で、「山は今でも活きている」
と言うセリフがありました。
噴火後でも噴煙を見たり、植物が息づく姿を見たら、
その通りだと感じました。

ここでの研究が世界各地で役立てられること、そして、
予測などで犠牲になるものが最小限にできたらと思います。

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