Christmas
アメリカではクリスマスは静かに迎えられます。
たいていの公共機関・政府機関・企業は24日の午後または夜から休業となり、
クリスマス当日はほとんどの小売店・レストランが休業。
街中も静まり返り、人や車の通りもほとんどありません。
(中華料理店やアジア系マーケットなどは開いているところもあるようです。)


★クリスマス・ツリー★

アメリカでは、天井まで届くような大きなツリーを飾ります。
ツリーは生木がお店に売っていたり、自分で切りに行くこともできるようです。
感謝祭後には大きなツリーを屋根にのせた車が見られます。
ツリーに飾るオーナメントも豊富で、見ているだけでも楽しくなります。
価格はクリスマスに近づくにつれ安くなり、クリスマスが過ぎると50〜90%OFFで売られているようです。

ちなみにクリスマス・ツリーを片付ける日は、2月2日のキャンドル・マス(聖母マリアの清めの日)となっているそうですが、最近では1月6日の公現節(東方の三博士がキリストを訪問して祝辞を述べたことを記念する日)に片付けてしまうようです。

☆我家の場合☆

滞在期間が1年だけなので、大きなツリーはあきらめました。
その代わり、オルゴール式のミニミニ・ツリーを買いました。
  


★イルミネーション★

日本でもアメリカのクリスマス・イルミネーションは有名ですよね。
感謝祭の翌日から店や街中はクリスマス一色になります。
家庭でも凝ったイルミネーションをする所があり、この時期見てまわるのも楽しいものです。
シアトルでは動物園やセーフコ・フィールドなどでも、イルミネーションの飾りつけをしているようでした。

★シアトルの街中の風景★ ←ご覧になりたい方は、どうぞぉ♪


★Candy Cane Lane★ ←イルミネーションで有名な所です。


☆我家の場合☆

せっかくアメリカにいるのだから!とちょっぴり電飾で飾りつけしてみました。
大きなツリーがあったら最高なのに!?

  


★モール・サンタ、クリスマス・キャロル★

モール・サンタはショッピングモールなどに特別設置されたサンタの小屋で、サンタと一緒に写真を撮ることができます。
サンタのひざに腰を掛けて欲しい物をこっそり耳打ちしてから写真を撮るそうです。
とても人気があり、長蛇の列ができていました。

クリスマス・キャロルはクリスマスを祝う歌で、ショッピングモールや小売店などでイベントとして行われているのを見かけます。
なかなか素敵でした。


★グリーティング・カード★

アメリカではクリスマスにグリーティング・カードを送ります。(日本の年賀状のような感じです。)
人種や宗教によってクリスマスを祝わない人もいることから「Merry Christmas」ではなく、「Happy Holidays」や 「Season's Greetings」などと書きます。
もらったグリーティング・カードは飾ったりするので、早めに送るようです。

ちなみに挨拶も「Merry Christmas」は避け、「Happy Holidays!」と言います。
バスで乗り合わせた知らない人やお店の店員さんなどが「Happy Holidays」と声をかけてくれ、いいものだなぁと思いました。

☆我家の場合☆

今年は年賀状かわりにグリーティング・カードを送ってみました。
日本にかなり早めについたようで(12月初め)、ビックリ!?
私達もたくさんのグリーティング・カードを送って頂き、飾りました。


★プレゼント★

家庭では包装したプレゼントに相手の名前を書き、24日中にクリスマス・ツリーの下に置いておきます。
プレゼントを開けるのは25日の朝または食事の後などで、家庭によって違うようです。
おまけ的なもの(あまり高価でない小物やお菓子など)は、ストッキング(大きな靴下のようなもので、壁や暖炉の縁などにぶらさげる)に入れるようです。
*ギフトを持ってきてくれるサンタクロースのためには、ツリーのそばまたは暖炉のそばにミルクとクッキーを置くようです。


★イブとクリスマス・デイの過ごし方★

クリスチャンは24日夜の11時ころから始まるミサに行きます。
ろうそくが灯る中で讃美歌を歌い、牧師がキリスト誕生について話し聖体拝領などを行うようです。
25日はクリスマス(降誕祭)の本番で、教会では再びミサを行います。

クリスマスの食事は、家族や親戚、親しい友人たちと一緒に食べる習慣になっていて、たいてい昼過ぎからスタートするようです。(日本の正月のように数時間かけて食べたり飲んだりする。)
一般的なメニューは感謝祭の時と同じような感じで、ターキーまたは果物のソースで甘くしたハム、マッシュポテトやサラダ、パン、クランベリーソース、茹でた豆やアスパラガスなどのようです。
ただ、日系の家庭では和食、スウェーデン系の家庭では手作りソーセージやシーフード、中国系の家庭では中華料理を加えるなど、各家庭でそれぞれの伝統や嗜好にあった料理を楽しむようです。
デザートはたいていの家庭で、フルーツ・ケーキやパンプキンパイを食べます。
冷たいアイスクリームを温めたアップルパイに乗せるアップルパイ・ア・ラ・モードやブレッドプディングなども好まれるようです。
飲み物は、ワインやシャンペンが定番。
また、溶き卵とミルク・砂糖をいれたエッグノッグ(Eggnog)はリスマスには欠かせないドリンクだそうです。

☆我家の場合☆

日本の賑やかなクリスマスに慣れ親しんでいるせいか、あまりに街中ひっそりとしていたのでビックリしました。
我家では25日の夕食にスペアリブ、ちょっぴりだけ骨付きチキン(旦那が食べたいと言ったので)、チーズやサラミ、クラッカーなどのアンティパスト、ビーフシチュー、ポテトサラダといったご馳走をワインと共に頂き、お祝いしました。

お互い約束していたストッキングの交換は25日の朝一番で見ました。
旦那のために私が用意したのは左側のストッキングで、お菓子類と身だしなみセットを入れました。
旦那が私のために用意したのは右側で、お菓子ばかりでした・・・。(^_^?

←クリックすると戻ります