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4月26日
早朝タクシー
淀川入口までタクシーに乗る(5:00-6:00)。屋久島交通のタクシーだったが
事前の電話連絡で指示されたとおり、明日の白谷雲水峡への
迎えを依頼すると、なんと「こんな時期に宮の浦まで行ったら
儲けがなくなっちゃう」と拒否。そんなことなら事前に宮の浦の
タクシー会社に電話をするのだから結構ひどい話だ。
結局予定を変更して荒川林道から下ったのだから、
そちらを頼めば迎えに来てくれたのかも知れないが、
当初予定してたよりもだいぶ早く荒川側に降りてしまったのでどちらにしてもタクシーを待ちきれなかったかも。
登るときに荒川側にレンタカーを置いて、そこから淀川入り口までタクシーで送ってもらう、というのがお金はかかるが一番賢い手かも知れない。
もちろん予定通りに歩ける自信があれば荒川までタクシーを呼べばすむ。
思った以上に無愛想な運転手で、道路沿いの桜つつじや高さ30mの岩が乗った山をぼそぼそっと紹介してくれたりはするのだが、どうも話しづらい。
本当は朝日を浴びる紀元杉の写真を撮りたかったのだが、車の窓から溜息をもらすだけで我慢した。
今から考えても「勇気をだして頼めばよかったかなぁ」と後悔するほど美しい色の紀元杉だった。
登山道は本州の整備された登山道に比べるとだいぶ歩きにくい。
これでも屋久島の他の登山道に比べるとずっと整備されている
そうだから、他の登山道はどんな感じなのだろうと思ってしまう。
淀川
1時間ほど歩くと淀川小屋に到着(7:03)。 ここのテラスで雨の中寝た人がいるかと思うとテントの必要性を
感じてしまう。屋久島の今回利用した二つの小屋はいずれも ちゃんとしたトイレがあった。
高盤岳展望台で食事をして(8:26)、投石(9:45)、岩屋(9:55)といったいかにも屋久島らしい岩々をかかえた山々が続く。
宮之浦岳が見え始めた頃、遠くの草むらを何かが動いた。
鹿が1頭、また1頭。合計3頭ほどがいるようだ。
鹿は特に逃げる様子もなく岩の上に立ってこちらを見ている。
私たちはこのために担ぎ上げてきたともいえる望遠レンズにテレコンをくっつけて撮影する時間も十分にあった。
ただ、下から彼らを見上げるようなアングルだったのでどうしても逆光になってしまったのがちょっと残念。
そういえば、本に載っている鹿の写真はどれも写りが悪いのが多かったっけ。
鹿はこの後も通りがかりに見えたりもしたが、カメラを準備するほどの時間はなかった。
なんとかコースタイムよりも1時間ほどオーバーして頂上に到着(12:00)。
ここまでで今日15,024歩。12:50まで食事。
ちょっとガスが出始めてきたが雨を覚悟してきた山なので
頂上で晴れているだけで大いに満足。
頂上から新高塚小屋
永田岳方面が曇っていたのでかなりばてていた私たちは心置きなく小屋に向かった。
永田岳に向かう分岐点にはザックカバーもしていないザックが多数デポされていた。往復でそれなりに時間のかかる道なのに雨が降らないとよく確信できるものだ。
15;00に新高塚小屋到着。
小屋はまだ連休が始まっていないからか聞いていたほどは込んでいなかったが、やはり夕方遅くなると夫婦でばらばらのところに寝たり、下駄箱の前に寝たりする人が出始めた。しかし、土間に寝なければいけないほどにはこの日はならなかったようだ。
日が暮れ始めるにしたがってあたりに霧が出始めた。
どちらにしても視界の開けていない小屋なので特に困ることは
なく、かえっていかにも屋久島の雰囲気がでている様な気がした。
翌日の大雨の前ふりだと思うとあまり喜ぶのも変かもしれないが。。。
今日は22,850歩。
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