出発 | 到着 | 時間 | 路線No. | 列車No. | 種類 | 会社 | 等 | From | To | @(Fr.) | km | 割引 | % | 間隔 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8:00 | 8:06 | 0:06 | 2285 | ゴンドラ | LZ | Zermatt | Furi | 42.00 | SC | 50 | 0:04 | |||
8:10 | 8:19 | 0:09 | ↑ | ロープウェイ | ↑ | Trockener Steg | ↑ | 0:01 | ||||||
8:20 | 8:30 | 0:10 | ↑ | ロープウェイ | ↑ | Klein Matterhorn | ↑ | 3:50 | ||||||
12:20 | 12:30 | 0:10 | ↑ | ↑ | ↑ | Trockener Steg | ↑ | 0:00 | ||||||
12:30 | 12:39 | 0:09 | ↑ | ロープウェイ | ↑ | Furi | ↑ | 0:01 | ||||||
12:40 | 12:46 | 0:06 | ↑ | ゴンドラ | ↑ | Zermatt | ↑ | 0:04 | ||||||
12:50 | 12:56 | 0:06 | ↑ | ↑ | ↑ | Furi | 22.50 | SC | 50 | 0:04 | ||||
13:00 | 13:07 | 0:07 | ↑ | ロープウェイ | ↑ | Fugg | ↑ | 0:03 | ||||||
13:10 | 13:13 | 0:03 | 2281 | 5連ゴンドラ | LZ | Schwarzsee | ↑ | 21:17 |
ZermattからKleinMatterhorn方面に向かうゴンドラ乗り場で山岳ガイドの Mr.Fuxとおちあった。昨日のアイゼンの話が心配だったので 「アイゼンは大丈夫?」と聞くと「大丈夫君の分は確かに持ってきた」 「もう一人の分は?」「そんなの聞いてない」「じゃぁ登れない?」 「大丈夫、大丈夫」とのこと。「軽アイゼンだったら、、、」 「軽アイゼンならあるのか?それでも十分だ」「いや軽アイゼン だったら持ってきてたんだけど、いらないって言われたから Zermattの駅に置いてきた」「、、、OK,OK」。しかしBreithornからの下りはアイゼンなしでは何度も滑りザイルでMr.Fuxに引っ張り あげてもらうことになった。後から登ってきたヨーロッパ人に「オー、ノーアイゼン」と呆れられてしまった。
同行するのは私たち二人とMr.Fuxとドイツ人の
おじさん一人。ドイツ人のおじさんは英語はさっぱりらしかったが、
こちらの「どこから来たの?」というドイツ語の質問には快く答えて
くれたが、それ以上は答えのドイツ語が理解できないという既に
あっちこっちで経験した展開にならぬよう特に話はしなかった。
しかし、こちらの「Hochzeit」という英語の中のドイツ語には
微妙に反応して奥さん(一緒に登ることはしなかった)とともに
私たちを祝福してくれた。
KleinMatterhornからBreithorn頂上まではおよそ登り2時間。
お互いをザイルで結んでから、
KleinMatterhorn付近にあるほとんど平らな夏スキー場
(Tバーあり)
を通り抜けて登り始める。一人だけアイゼンを借りるが、
一人はアイゼンなしの軽登山靴のみ。この装備でBreithornに
登頂できたのだから、先頭を歩いてザイルで引き上げ続けてくれたMr.Fuxに
感謝するほかない。ドイツ人のおじさんはかなり歳らしく、
こちらが「さぁ次の一歩を踏み出すぞ」と思うと
後ろでグィっとザイルを何度か引っ張ることがあった。
びっくりしてみるとぜぇぜぇと息を整えているか、
鼻をかんでいた。悪い人ではなさそうだが、、、
下りはドイツ人のおじさんが先頭になり、登りの汚名を返上すべく 後ろの人たちのことなど考えずにどんどん下っていく。 しばらくして足を引っかけて転倒されたときには次を歩いていた 私が(初めての雪山にも関わらず)ザイルでおじさんを支えるはめに。 雪山登山の雰囲気を味わえたといえばよいかもしれないが、 正直ちょっと迷惑なおじさんだった、、、
Mr.Fuxは思った以上にちゃんとした登山家でEverestも
頂上付近までいったことがあるそうだった。
彼のような登山家であれば「Breithornガイドなどは退屈だろう」
と聞くと「普通は午前と午後と2回登る」そうだ。
Matterhorn登頂などはガイド一人に客一人と書いてあったから
今回のようにガイド一人に客が3人つけばバランスはとれているのかも
しれない。どのくらいの頻度でガイドをするのかと聞くと毎日ということだった。日本人の登山家は8000m峰を登った人でも日本の
低山のガイドをしたりするそうだから、それに比べたら
まだ良いのかもしれない。
次に来たときにはCastorとPolluxまで一緒に行こうと約束をした。