ご存知のように、このドラム型の補聴器は、医療系の金物骨董をしている人にはマスト・アイテムと言えましょう。
一見、原始的なドラム型補聴器ですが、中は音響効果を考えた集音のための工夫がされていて、結構良く聴こえます。ラッパ型の補聴器よりシャレてますね。
また底の面の金属の透かし模様も様々なデザインがあって、それぞれに個性的です。
問題は、単純な商品なのに、「結構相場が高い」ということです。特に、写真の機種のように製造メーカーの名前が打ち出してあるものは、さらに値段がグッと上がります。
値段が高いのは、コレクションとしてサイズもちょうど良くて(手のひらに乗るサイズ)、様々なデザインで愛らしいのでマニアックなコレクターが多いのと、意外と数が少ないのが理由でしょうか、、、
この補聴器を手の上に乗せて、形を楽しむというフェティシュな喜びは大きいです。どうです、補聴器、集めてみませんか?
これはロンドンの Lindsey
& Son's 社のもの。
Lindsey & Son's
Old Medical and Dental Instruments by David J. Warren,1994
E
ヤフオクにはまず出ません。eBayには時々現れます。相場は無記名の状態のそれなりのもので、最低100ドル。メーカー名のついたものは400−ドルくらい。造形的に美しく、メーカー名のついたものはかなり高くなります。