
Apache HTTP Server 1.3
(2000/11/4更新)
(内容の更新はほとんどありません)
現在、1.3.14 (2000/10/11)です。
以下で使用したバージョンは、1.3.6です。
ドキュメントAnnouncementには、「この1.3.6を最も良いバージョンと考えており、古いバージョン(特に1.1.x と 1.2.x)を使っているユーザに強く勧める」というような文がありました。(もっとも、1.3.4の時と文は同じですが...)
Apacheが使用するディレクトリに関する事で、以後の説明ではディレクトリをここでの表現を使用します。
例えば、Apache標準構成にしている場合、以後の説明で$PREFIXと記述している部分は/usr/local/apacheに読み替えて下さい。
make
アーカイヴからの展開とmakeは次の通りです。
- $ tar zxpvf apache_1.3.6.tar.gz
- $ cd apache_1.3.6
- $ ./configure
標準構成以外に付属するモジュールもあります
これらを使用する構成にするには、この configure の段階で指定を行う必要があります
詳細は INSTALL や src/README.configure 参照
(または、「Configuration詳細」をご覧下さい)
- $ make
(make時のエラーは、「make時のエラー」をご覧下さい)
- $ su
( root で行います)
- # make install
実行
実行関連の処理は Apache を Control する $PREFIX/bin/apachectl コマンドで行います。
( root で行います)
- 起動
# apachectl start
- 終了
# apachectl stop
- 再起動
# apachectl restart
設定ファイルを修正した場合などに行います。
起動すると httpd という daemon が存在しています。 ps ax などで確かめます。
apachectlの他の機能
- 再起動または起動
# apachectl graceful
httpdが起動していれば再起動、起動していなければ起動します。
- 設定ファイル($PREFIX/conf/*.conf)の構文チェック
# apachectl configtest
設定ファイルを修正した時、これで内容をチェックし、
Syntax OK
の表示がでれば、文法的に間違いはない事が判ります。
この後、起動しているhttpdに内容を反映させるために再起動させましょう。
注意:構文チェックだけなので、存在しないディレクトリ名やパスなどを指定していてもエラーにはなりません。
- 状況表示
# apachectl status
または
# apachectl fullstatus
注意:実行するためには次のものが必要です。
- mod_statusモジュール
- httpd.confの<Location server-status>の設定(Allow from にlocalhostが必要です)
- lynx (テキストベースのWebブラウザ)
マニュアルについて
マニュアルは $DATA/htdocs/manual/ に HTML としてあります。
httpd が動作しているなら Web ブラウザにて http://www.your.domain/manual/ で見ることができます。
httpd が動作していないなら Web ブラウザにて file://$DATA/htdocs/manual/ (Apache標準では file:///usr/local/apache/htdocs/manual/) で見ることができます。
インストール後、設定ファイルを設定する事で、各種の構成や動作を決定する事ができます。
suEXECサポート
suEXEC機能は、CGIプログラムをそのプログラムのuser/group IDで実行する機構です。
通常、CGIプログラムはnobodyユーザとして実行されますが、これで都合が悪い場合があればsuEXEC機能で対応できるでしょう。
Dynamic Shared Object (DSO)サポート
通常使用するmoduleはmake時にhttpdに組み込みを行いますが、httpd実行時にmoduleを組み込みを行う(dynamic load)機能が正式にサポートされました。 この機能により組み込みを行う事が可能なmoduleのファイル形式がshared objectです。
この機能を有効にするためには、次の手順が必要です。
- dynamic loadを実現するmoduleがmod_soです。
したがって、このmoduleは組み込む必要があります。
(configure時に指定する。(指定例))
- dynamic loadするmoduleは、shared objectとして作成する必要があります。
(configure時に指定する。(指定例))
このmoduleは、$LIBEXECDIR内に置かれます。
- dynamic loadするmoduleをhttpd.confにて、LoadModule指定します。
(make install後に設定する。)
module名とmoduleファイル名が少し異なるものがありますので、注意して下さい。
'httpd -l'を実行すると、built-in module(httpdに組み込まれているmodule、つまりsharedではないmodule)の一覧を表示します。
すべてのmoduleをshared指定してhttpdを作成した場合の表示:
# httpd -l
Compiled-in modules:
http_core.c
mod_so.c
mod_so.c
Apacheとmod_perl
ApacheとPHP
DOWNLOAD
Apache HTTP Server 1.3:
[ Apache HTTP Server ]
[ NetBSD/mac68k Topics (Japanese) もくじ ]
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