自閉症とは?

 自閉症について正確な知識をもっている人は一般的には少ないと思います。
私もその名前から”暗く自分の世界に閉じこもってる人”というイメージを持っていたので、ゆうた・こうたはよく笑うから自閉症ではないと思っていた時期がありました。
以下に私なりに自閉症についてまとめてみました。
(素人が大雑把にまとめているので、正確性に欠けるかと思います。
詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。:あたらしい自閉症の手引き

●原因は?

 脳の機能障害といわれています。脳の中のことなので詳しいことは分かっていないのが現状のようです。
(昔は親の育て方や環境が原因とされたようですが、それは間違いであることははっきりしています。)


●特徴は?
 以下の3つの特徴が3歳までに現れる場合、自閉症と判断されるようです。
・言葉を中心とするコミュニケーションのとりにくさ
・対人関係の薄さ(目が合いにくい、他人に興味がないなど)
・こだわり(特定の物への執着、反復的な行動)
しかし、どこから自閉症と判断するかは難しいようです。上にあげた3つの特徴があっても、一部の特徴が目立たない場合、”自閉傾向がある”と言われることもあります。
2才2ヶ月時点のゆうた・こうたは”こだわり”が薄いため、はっきり自閉症とは診断されていません。自閉症の傾向がある知的発達障害といわれています。しかし、広い意味での自閉症(*自閉症スペクトラム)には十分入っているだろうと判断して、ホームページ内では自閉症という言葉に統一しています。

(*自閉症スペクトラムについてはこちらのページが参考になると思います。
児童精神科医:門 真一郎の落書き帳中の広島県立教育センターでの講演「自閉症児に対する理解と支援」

 また、自閉症といっても一人一人の個性は全く違います。(一卵性の双子のゆうた・こうたでさえずいぶん違います)。知的障害を伴っているケースが多いようですが、知的に正常な人もいます。知的な発達は遅いが自閉傾向は薄いタイプ、知的には高いレベルだが自閉傾向の強いタイプ。抜群の記憶力を持つ人や、音楽や絵画など芸術分野の能力の秀でた人もいるようです。

 自閉症児のいる家庭では、特に母親の負担が大きくなります。他の子供より何倍も丁寧に接しても子供の反応は薄く、子育ての手ごたえが得難いといえます。
(逆にささやかな成長でも得られる喜びは大きいのですが・・・。)
また、ゆうた・こうたのように多動の場合、どこに行くのか分からなく、言葉での制止が難しいので常に安全に気を配らなければいけません。また、見た目には障害があるとは分からないので、知らない人からは”しつけが出来ていない子”と見られてしまいます。

 多くの人に自閉症やいろいろな障害に対する知識が広まって、みんなが暮らしやすい社会になってくれればいいなと思っています。(自分の子供に障害があると分かるまでは考えることもなかった勝手な思いですが・・・)

<2003年12月7日更新>

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