水遊び三昧の黄金週間


 ゴールデンウィークのしょっぱなから、嘔吐下痢症で一家全員ずっこけた我が家。
残りのお休みは楽しむぞ〜!とはいえ、どこへ行っても人・人・人。
 嘔吐下痢症から回復した初日、5月1日は残念ながら天気は雨。それでも、しばらく家におこもりで外出もままならなかったので、どこかへ行きたい!
 雨の日に遊べるところなんて限られています。やっぱり人が多いだろうなあ・・・と思いつつ、大型ショッピングセンターへ。

 目指すショッピングセンターは子供が遊べる施設も充実しています。お子様の大好きなし○じろうに会える、「しましまタウン」があり、大きなボールプールがあるのが魅力。家族4人で遊ぶと、結構な金額になってしまうのですが、そこは目をつむります。

 以前は悠太・光太、こういったショッピングセンターやデパートへ行っても、子供の遊べるコーナーには目もくれず、ただひたすら店内を走り回るだけでした。楽しそうな遊具やおもちゃも目に入らないようで、エレベーターに固執して何度も乗りたがったり、床の模様に気をとられ、這いつくばって動かなくなったり・・・
 それが、悠太・光太の楽しみ方とはいえ、ちょっと悲しい気持ちになるのも事実でした。

けど最近では、ふたりとも子供のコーナーで楽しく遊べるようになりました。
 たくさんの子供のなかにまじって、ごく普通に、子供が楽しいと思う遊びを楽しんで遊んでくれるのです。それだけで、とってもうれしい!
 いつ遊びに飽きて脱走するかはわからないので、目は離せませんが、それでも、子供が遊んでいる間はひと休憩できます。

 さあ、この日も目指せ、しましまタウンのボールプール!だったのですが・・・
 雨の日の休日、それもゴールデンウィーク。考えることは皆同じだったようで、駐車場へ車をとめるだけで2時間待ち(!)の表示が。
 こりゃー、いかん。あほらし〜、帰ろ、帰ろ。
 結局、ドライブをしただけで帰宅しました。それでもドライブ大好きな子供は満足だったようす。親のほうが不完全燃焼じゃーっ!


 さて、このゴールデンウィーク、キーワードは「水遊び」そして「猛烈な食欲」です。
すべて嘔吐下痢症がことの発端なのですが・・・
 「水遊び」、子供がうんちするたび、お風呂場のシャワーで洗い流してやっていました(夫が)。お水大好き、シャワー大好き!な二人。普段はそこまで風呂場に固執することはないのですが、下痢がなおってからも、「お風呂でシャワーして〜」と日に何度も風呂場へ連れて行き、水遊びをせがみます。
 「だ〜め、さっきも入ったでしょう」と言おうものなら、烈火ごとく怒ります。
 仕方なく浴槽へむけてシャワーのお湯を流しっぱなし。
 朝から3回入浴、なんて日もありました。ま、水遊びをさせている間は大人しいので、親は家事がはかどるのですが・・・それにしても、水道代がこわいです。

 「猛烈な食欲」、結局、嘔吐下痢症で何も食べられなかったので(といっても、絶食していたのは丸1日程度なのですが)そのリバウンドらしいです。
 朝からしっかりごはん。休日の朝なので、時間はのんびり。あわよくば朝昼兼用にしようかな〜と思う私に、9時半ごろ「ごはん!」
 朝、遅かったからお昼も少々遅くてもいいよね〜とのんびり構えていたら、12時になる前から「ごはん!」
 お昼寝して起きて・・・4時、「ごはん!」 そりゃー早すぎじゃー!
 牛乳やお菓子でごまかそうとしても、「ごはんちょーだいって言ってるでしょ!」と号泣です。結局4時半から夕ごはん・・・そしてその食いっぷりといったら。

 もちろん食べてくれるほうがうれしいのですが、食事の支度、当然それなりに時間がかかるのですよ。けど、子供は「ごはん!」と言ったら瞬時にごはんが出てこないといけないわけです。「待っててね」がわからない。
 なので、子供が台所に来るたびに、「欲しいのはミルクか?それともごはんか?」とヒヤヒヤ・ドキドキです。

 どっち?・・・うわーっ、ごはんだー!悠太、まだできてないよー、ごめんね!と言うと「ギャーッ!」とパニック。
「先にお風呂入ろうよ〜」と抱っこしてお風呂に連れ込もうとしても、がしっと柱にしがみつき、必死の抵抗です。なんとかお風呂に入れても、「お風呂じゃない!ごはんなんじゃー!風呂から出せ!出せ!」と泣き叫び続けます。
その間、私は急いで食事のしたく。子供が風呂の扉を開けて出てきた瞬間に、アツアツの出来立て、出来上がりの状態でテーブルに並べなくてはいけません。
もう、修羅場です。
お風呂からあがるとすぐ、裸ん坊の子供がわらわらと台所へやってきます。「今日のごはんは何?なに?」と興味深々で、背伸びをして鍋の中を覗き込もうとします。
いや、いくらなんでも君たちには見えんって・・・


そんなこんなで、元気いっぱいの悠太・光太。
2日にはこのゴールデンウィークのメインイベント、倉敷チボリ公園に行ってきました。
休日の谷間の平日とあって、高速道路もふだんより車は多いものの渋滞もありません。
公園内も混雑はありませんでした。

 前回来たとき乗り物はたくさん乗ったし、今回はのんびり行こう、と思っていたのに・・・
 公園に入るなり、悠太、前回と同じ順番で、真っ先に観覧車に乗りに行こうとします。
もう、やる気満々!
 結局、いろんな乗り物に乗るはめに。

 ここでも、お着替え持参でお水遊びをしました。ちゃ〜んと水遊びスペースがあるのですね。まるで悠太・光太のためにあるような。
 水を得た魚のごとく、この日一番の笑顔です。
 遊び疲れた二人に、水遊びスペースはまるでオアシスのようでした。



 3日は夫方のおばあちゃんが遊びに来てくれて、子供はお留守番。私と夫は久々のデートで、ゆったりランチ。
 は〜、こんなにのんびり食事をとることなんて、子供がいたら不可能だもんなあ。

 というのも、今、我が家の食事風景はえらいことになっています。
 食事は全介助が必要な悠太・光太なので、子供に先にごはんを食べさせてから、親の食事の時間です。少し前までは、子供は満腹でのんびりテレビを見て、それを微笑ましく眺めながら親もゆったりと食事・・・だったのですが。
 最近、親の食べるものにとっても興味がある様子。
 興味を持って、それを食べてくれるのならいいのですが・・・その興味は、食べ物としてではなく、おもちゃとして、なのです。

 親の食事が始まると、わらわらと子供が寄ってきて、夫のひざにすわったり、はたまたテーブルの上に鎮座したり。そして、皿にのっている食べ物を触りまくります。
 コロッケ、餃子、千切りキャベツ、ごはん、食パン・・・
 親の食べるもの、すべてが彼らのおもちゃなのです。
 さわって、つかんで、顔をうずめて、チューして唇で確かめて・・・
 そして、それを少しでも食べようとすると怒る、怒る!それでも食べると、「今食べたものを口から出せ!」とばかりに、口の中に手をつっこんできます。
 とても食事を味わう余裕はありません。

 ただ、この被害にあっているのはもっぱら夫のみ。私も同じように夫のそばで食事をしているのですが、子供は私の皿にはめったに手を伸ばしてきません。そりゃあそうだ。こんなこと私にしたら、雷落ちまくりだもの。子供も賢い。お父さんが怒らないことを良く知っているのです。
 けど、さすがに夫もこれには閉口していて、この連休中は「もーっ!ゆうくん、やめて!ゆうくん、キライ!」な〜んて夫にしては珍しいことをたびたび言っています。けど、子供には全然伝わっていないんですけどね(笑)。子供になめられまくりの父ちゃんです。



 4日、広島県緑化センターの公園に行きました。
 広〜い敷地内に緑がいっぱい!とっても気持ちいい公園でした。
いたるところに渓流があり、当然のごとくここでも水遊び。水遊びをさせるのが目的だったので、子供は水着・お着替え持参です。「歩くのイヤイヤ、抱っこ〜!」の悠太も、水の流れる音を聞きつけると、嬉々とした顔で猛ダッシュ!

滝をバックに光太 渓流をつき進む悠太


5日、自動車のタイヤがパンクしていることに気付き、急遽タイヤ交換。その交換作業の間も、カー用品店のすぐそばの川で水遊び。
結構肌寒い日でしたが、子供は平気(?)なのか、ざぶざぶ水の中に入ります。
付き合う親のほうが大変。でもまあ、これだけ水遊びできれば満足でしょう!

しばらく影をひそめていた水に対する執着が、また一層激しくなってきたようです。せっかく、「水たまりには入りません」と繰り返し教えて、少なくとも私の見ている前では入らなくなってきたと思っていたのに、悠太は気がつくと入水、それも顔を水たまりにうずめて、泥水を飲んでいます。
光太は、家の近くの墓場で、お墓に供えてある花を抜いて、水差しの中の水を飲んでいたりします。
なかなか二人同時には目が届かず、こうした行動をやめさせるのは至難の業です。で、結局あきらめてしまうのですが・・・

6日、長らくお休みだったK学園の通園再開です。
夫は8日までお休みのため、この日は夫も一緒に家族みんなで登園、クラスに参加しました。
見知らぬ男の人がいるのが珍しいらしく、夫、いろんな子供に遊んでもらっていました(笑)。「おじちゃん」と言われてショックを受けていた夫。まだ自分を「お兄ちゃん」だと思っているらしい。二人の子持ちが何を言うか、ずうずうしい!

7日は、今年度初めての個別療育でした。
いつものクラスとは違って、好きなときに好きな遊びを、好きなだけできる!
悠太・光太も自由を満喫!とってもいいお顔でクラスの時の表情とは全く違います。久々にそんな二人の顔を見て、クラスで集団に入るということが(たとえ少人数の集団でも)、どれだけ二人がプレッシャーを感じているか、また、その状況でどれだけ頑張っているかが改めて分かりました。
 前日、夫もクラス参加して、クラスでの二人の顔を見てもらったのも良かった。私から話には聞くものの、実際二人がクラスでどんなふうなのか、やはり見てみないことには分かりません。
 夫も、「全然顔が違ったねえ」と納得した様子でした。

 8日、ゴールデンウィーク最終日は母の日でした。
「カーネーションちょうだい、花束欲しい」という私に(だって、言わなきゃ買ってくれないもん・怒)近所のショッピングセンターへ。
 しかし・・・子連れではお花さえ満足に買えないのです。
 たくさんの人、モノ、音・・・お店の中が怖い二人は抱っこにおんぶに、しがみついて離れません。
 本当は、好きな色の好きな花のブーケが欲しかったのですが、そんな悠長なことを言ってはいられません。あまり長引くと子供がパニックを起こすことは必須。
 出来合いのミニブーケを見つけ、手を打ちました。それでも、やっぱりかわいい、うれしいピンクのカーネーション。だって、私も「母」だも〜ん!
 でも、もう一つリクエストした「フットバス」は買ってもらえなかった・・・(涙)

 しかし・・・自分の母業に忙しくて、実家の母やお姑さんには何もできませんでした。この場を借りてごめんなさい!
 私の実状はよく理解してもらっているとは思うものの・・・本当に時間がないのです。お花屋さんに行く時間も、「母の日ギフトカタログ」を見る時間さえも。
 いつも手弁当で来てもらっては子守ばかりさせて、贈り物ひとつしない嫁でごめんなさい!
 実家の母も・・・「いいよ、いいよ。分かってるからいいよ」と言いながら、ちょっとは期待するのが人情というもの。薄情な娘で本当にごめんなさい!

 この10日間のお休みで、夫もいっぱい子守してくれて感謝!特に母の日は、できるだけ私にラクをさせようと、頑張ってくれました。
 元気で健康な子供に、優しい夫。こんなに幸せなのに、文句を言ったらバチがあたるよなあ、としみじみ。

 子守も家事も夫に押し付けてのんびり過ごしたお休みも終わり。
 明日からはまた、怒涛の日々が始まります。ちゃんとやっていく自信がない。こまった、こまった・・・・




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