2004年、今年もいろいろありました


 おかげさまで、今年もつつがなく1年を終えることができそうです。
 そこで、今年の悠太・光太の成長を思いつくままに振り返ってみたいと思います。
2004年、我が家の重大ニュース!

1. 初めての「お外連れてって」
1月1日、まさに今年初めてのびっくり。
夫の実家に帰っていたとき、暇をもてあました悠太が初めて自分からの意思表示をしてくれました。私の手をぐいぐい引っ張って玄関へ連れて行き、「お外へ行こう」。
初めてのクレーン。このときの感動は忘れることができません。自分の意思を表現することの手段を持たなかった悠太が、ようやく自分以外の誰かに要求を出すことを思いついたのです。その手段はつたないものだけど、ちゃんと伝わりました。
それ以前は子供が「何をして欲しいのか」が分からず、子供も私もしんどい思いをしてきましたが、最低限のコミュニケーションがとれるようになり、随分生活しやすくなりました。
でも、これってたった1年前のことなんですよね。今では二人とも要求の鬼と化しています。えーい、うるさいんじゃーっ!

2.悠太のバナナ事件、ヨーグルト事件
  あれはなんだったのでしょう?一時の気の迷いか?
  結局、今ではバナナもヨーグルトも食べようとしません。
  また来年もいろんなサプライズ、楽しみにしてるよ!

3. いろんな初めての経験
初めての雪遊び、初めての海、初めての電車。
今年はいろんなことにチャレンジしました。悠太・光太も戸惑うことが多かっただろうけど、彼らなりに頑張って楽しんでくれました。
特に電車をクリアしてからは、電車の旅は定期的な彼らの楽しみとなりました。

4. プール通いの日々
水へのこだわり、多動なふたりをもてあましていた私にとって、心身障害者福祉センターのプールはなくてはならない場所になりました。大好きな水遊びをして、二人はいつもニコニコ!二人はいろんな人にかわいがられ、見守られています。心身ともに充実した毎日です。
5. ベビーカー(ほぼ)卒業、手をつないで歩けます!
つないだ手をイヤがり、振り払って走り去っていた二人、今ではすっかり「手をつなぐ」ことを理解しています。まあ、今でも自由に動きたいときは座り込んだり、手を振り払ったりしますが・・・
つないだ手、ちゃんと握り返してくれる小さな手の温かさは格別。幸せを感じるひとときです。

6. K学園との出会い
一人一人のペースで伸び伸びと。子供を引っ張っていくのではなく、子供の芽が育つのを待つことの大切さを教えてくれたK学園の先生たち。数々の悩みにも、的確なアドバイスと心地よいボールを投げ返してくれました。私の育児方針は間違っていなかったのだと自信がもてました。子供にも随分余裕を持って接することができるようになりました。

7. 私の気持ちの変化
1年前は、「育児は苦手。できれば子供に近寄りたくない、子供がかわいいと思うこともあまりない」と豪語していた私。しかし、最近は不覚にも悠太・光太を「かわいいなあ」と思うことが増えてしまいました。一歩退いた場所から子供を見ていた私が、単なる親バカになってしまったのです。
この1年も、悠太・光太と一緒にたくさん楽しい思いを共有しました。それは、夫と二人だけでは到底味わえない、子供がいるからこその楽しみでした。
以前のような「子供がいるから、あれもできない、これもできない」と我が身を嘆くのではなく、子供がいるからあれもできて、これもできる。子供がいることの幸せを感じるようになったのです。
かわいくて、かわいくて・・・そのかわいさ、少々食傷気味でもあります。
たとえて言うなら、1日に100個の生クリームたっぷりのショートケーキを食べている気分です。「おいしいけど、もうたくさん!」それでもケーキはどんどん目の前に出されるのです。う〜ん、これって贅沢?

8. 仲良し家族に
夫と私と悠太と光太。この1年はみんながとっても仲良くなった1年でした。
それぞれが別々の方向を向いて好き勝手なことをしていた(または、無理やり一緒の方向を向こうとしていた)以前の私たちではありません。悠太・光太の背中ばかりを追いかけていた時間は減り、面と向き合う時間が格段に増えました。
とろけそうな笑顔で無心に甘えてくる二人。夫と私に絶大な信頼を寄せてくる二人。子供から「愛されているなあ」という実感はこれほどまでに幸せな気持ちにさせてくれるのか。今更ながらしみじみと感じています。
与えても与えても何も返ってこなかった日々はもはやありません。与えれば、何倍もの笑顔で返ってきます。

悠太と光太、二人の関係はいまいちよく分かりませんが、お互い、空気のような存在のようです。二人で一緒に何かで遊ぶことは皆無ですが、おもちゃの取り合いなどのケンカはしょっちゅう。仲が悪いのかと思えば、一緒の布団に入ってイチャイチャ(?)しているし、「あーっはっはっ」と光太が大笑いしながら悠太の肩を組んでいたりします(悠太は無表情なんですけどね。その絵ヅラが面白い)。

きっと、私たちはゆっくり、ゆっくり家族になっていくんだと思います。私の気持ちも子供の気持ちも、ゆっくりゆっくり向き合って、少しずつ歩調をあわせて。私たち家族のペースで歩んでいけたらいい。それでいいんだと思います。
来年も、もっともっと家族4人、仲良しになりたいな。



このホームページを開設して1年が過ぎました。
身の回りのネタばかりで、ただ、悠太・光太の成長を周りの人たちに知ってもらいたい、と始めた「ゆうた・こうた通信」も、予想以上にたくさんの方に見ていただくことができました。
その中で、数々の出会いもありました。その出会いにどれだけ励まされ、孤独な育児の活力になったことでしょう。
ほんとうにありがとうございました。

悠太・光太も日々、進化しております。
最近も、光太が両足ジャンプをマスターしたようです。足が床から2、3センチ離れてジャンプ、ジャンプ!今、ジャンプが楽しくて仕方がないようです。
悠太は・・・何か変わったことあったかな?うーん・・・ないなあ(笑)。

また来年も、二人の成長を皆様にお伝えできたらと思っています。どうぞ、これからも温かく見守ってやってくださいね。

来年もいい年になりますように・・・




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