プレゼントあれこれ


 クリスマスもあっという間に過ぎ、すっかり年の瀬となりました。
 少し遅くなったけれど、少々クリスマスネタを・・・

クリスマスのお楽しみといえば、ご馳走、ケーキにプレゼント!
 今年も子供はたくさんのプレゼントをもらいました。
私と夫は12月の初めにプレゼントを買いに行き、早々に開封、組み立て、子供はすでにプレゼントで遊んでおりました。
夫方のおばあちゃんからの軍資金をもとに、車の乗り物。私の方のおじいちゃん、おばあちゃんからは私のリクエストにより、ずっと買ってあげたかったトミカの山道ドライブ。夫と私からはビーズコースター(一番安い・・・)。
どれも子供は大喜びでした。

トミカで遊ぶ悠太 車に乗る光太


本当なら、子供と一緒にプレゼントを選びたいところ。
「サンタさんにお願いするのどれにする?」な〜んて聞いてみたいな。けどそれは不可能。子供たちの夢の国・トイザラスも悠太・光太にとってはしんどい場所。人の声、音、モノがごちゃごちゃで、とても情報処理できないようです。耳をふさぎ、縮こまり必死で耐えています。
ただでさえ辛い場所に、特に人の多いこの時期に連れて行くことはできません。
おもちゃ屋さんで「あれ買ってよー!」とおねだりしてもらうのがささやかな夢なのです。
いつか自分で欲しいものを選べるときがきたらいいね。

私のもとにも、サンタクロースを無理やり来させました(笑)。
お母さんもクリスマスくらいプレゼント欲しい!ご褒美、ご褒美!
ということで、プチペンダントをパパサンタにおねだり、買ってもらいました。

結婚してからというもの、すっかりプレゼントなんてなくなってしまいました。
もともと夫の実家では誕生日やクリスマスのプレゼントなんてのは、小さかった頃は別にしろ、なかったそうです。男二人兄弟で夫のお母さんもあっさりしたものです。
片や、私の実家ではイベントごとのプレゼントは当たり前。カードも花束も当たり前でした。プレゼントって、もらう方もうれしいけれど贈る方も楽しいですよね。相手が喜びそうなものを選んで、喜んでくれるかドキドキしながら相手の顔を思い浮かべて。

そんな夫と私だったので、夫も、イベントごとに盛り上がる私にカルチャーショックを感じていただろうと思います。カードを添えたプレゼントなんて初めてのことだったでしょうし。
 私にしても、黙っているとプレゼントも何もない夫にショックでした。
 子供が生まれて初めてのクリスマス、新生児期で忙しかったとはいえ、スーパーで売っているリボンもなにもかかっていない300円なにがしの切花を渡されて激怒したこともありましたねえ。「私の価値って、こんなスーパーの花なの!?」って。
 ほんと、女心を分かっていない人です。男の人ってこんなもんなんでしょうかねえ。

 黙っていると何もしてくれないので、プレゼントが欲しいときにはちゃんとおねだりするようにしました。おねだりすれば、ニコニコして買ってくれます。ことあるごとにおねだりしているダイヤのネックレスは却下されたままですが・・・
 
 今回のクリスマスプレゼントは自分で選んだものでしたが、10月、私の誕生日には「サプライズプレゼント」をおねだりしました。
「○○が欲しい」と言うのではなく、「私が喜びそうなものを考えて買ってきて」とお願いしました。中身は誕生日当日までナイショです。
「見当つかないよー」と困ったふうの夫に、「ハンカチ一枚でも、本一冊でもCD一枚でもいいんだよ。私が喜びそうなものって何だと思う?」とヒントを出しました。すると、「なんだか楽しくなってきた」と夫も乗り気になってきました。

 果たして会社帰りにショッピングモールに寄り、あれやこれや、一生懸命に探して選んでくれたプレゼントはなんと4つ。それぞれきれいにラッピングしてありました。
 一つ目はマグカップ。・・・・でかいんだ、これが。2杯分入るんじゃないかという大きさ。
 二つ目はニコちゃんの顔が彫ってあるデザートスプーン2本とコーヒースプーン2本のセット。高級な雑貨や服を置いてある店で買ったみたいですが、なぜスプーン?
 三つ目は高野寛のCD。自分も聴きたかったんだな・・・
 四つ目は本。「生涯一鮨職人 すきやばし次郎」・・・・おいしそうなお鮨の写真いっぱいの、江戸前鮨職人・小野二郎さんの自伝でもあり、鮨の指南書でもありあます。
 春の旬のネタはなんだ、シャリはどうした、道具はこれだ、というかなりマニアックな内容。
 確かに私はお鮨が好きなんです。夫とたまに行く外食も回転鮨のことが多い。きれいな写真も大好き。けど・・・なぜこの本なんだ?もしや夫は脱サラして鮨職人になるつもりなのか?

 プレゼントはもちろんとてもうれしかった。夫が私のことを考えて選んでくれたプレゼント。まさにサプライズ。
このとき、今度のクリスマスプレゼントは自分で選ぼうと固く心に誓ったのでした。

夫へのクリスマスプレゼントは名刺入れと「好きなもの買ってね」とお小遣い。ふだんはお小遣いゼロの夫、「こんなにもらっていいのーっ!」と感動しておりました。
いや、全部あなたの稼ぎなんだからね。こんなときくらいは。

家族みんな、思い思いのプレゼントを手にして良いクリスマスになりました。
悠太・光太からお父さんお母さんへのプレゼントは、なんといってもかわいい笑顔!これが一番かな?

もうひとつ、うれしいニュースを。
私たちも応援していた、小腸移植(その後多臓器移植)を望んでいた大橋陽佑ちゃん。24日・クリスマスイブの日にドナーが見つかり、即日手術。手術は成功したということです!
ドナーの臓器の状態もよく、通常10時間程度かかる手術も8時間半で済んだとか。後は拒絶反応の様子を見なければなりませんが、とりあえず命はつながりました。
これ以上のクリスマスプレゼントがあるでしょうか。

私はどうしても欲深で、あれも欲しいこれも欲しいとなってしまいますが、健康こそが、今こうして家族みんなが笑顔で生活していける事実、命あることこそが、何ものにも変えがたい贈り物なのです。
なかなかそれに気付くことなく生活しているのですね。

今年もあとわずか。
こうして無事に1年過ごせたことに感謝することにしましょう。

な〜んて、舌の根が乾かないうちから、年明け、初売り、福袋は・・・なんてすでに欲深モードに入っている私。ダメだなあ!




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